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日本機械工具工業会 2025年3月分 会員統計生産額まとまる 

 日本機械工具工業会がこのほどまとめた2025年3月分の機械工具生産額は次のとおり。〈( )内は対前年比〉。■生産額 切削工具 377.1億円(109%)、耐摩耗工具 32.6億円(100%)、総合計 416.9億円(107%)。■ドリル生産額 特殊鋼工具 11.8億円(86%)、超硬工具 42.7億円(118%)、ダイヤ・CBN 0.9億円(113%)、総合計 55.4億円(109%)。■エンドミル生産額 特殊鋼工具 5.3億円(134%)、超硬工具 38.8億円(110%)、ダイヤ・CBN 1.3億円(97%)、総合計 45.4億円(112%)。■カッタ生産額 特殊鋼工具 1.7億円(199%)、超硬工具 5.3億円(104%)、ダイヤ・CBN 0.5億円(128%)、総合計 7.5億円(118%)。■ギヤカッタ生産額 総合計 5.5億円(84%)。■ブローチ生産額 総合計 7.7億円(90%)。■ねじ加工工具生産額 特殊鋼工具 31.8億円(102%)、超硬工具 3.4億円(87%)、総合計 35.1億円(100%)。■バイト生産額 特殊鋼工具 0億円(73%)、超硬工具 8.9億円(105%)、総合計 9億円(105%)。■リーマ生産額 特殊鋼工具 1億円(78%)、超硬工具 2.3億円(110%)、総合計 3.3億円(98%)。■鋸刃カッタ生産額 特殊鋼工具 1.3億円(104%)、超硬工具 0.5億円(99%)、総合計 1.8億円(102%)。■インサート生産額 超硬工具 154.8億円(112%)、ダイヤ・CBN 20億円(107%)、総合計 174.8億円(111%)。■ボディ関係生産額 総合計 17.2億円(108%)。■超硬合金生産額 切削用 123.7億円(102%)、耐摩耐触用 16.3億円(101%)、総合計 141.5億円(102%)。  

経産省・2025年2月度機械統計 機械工具生産動態調査

 経済産業省の2025年2月度 機械工具生産動態調査(機械統計)は以下のとおり。


*機械工具(機械統計)との差はダイヤモンド工具のダイヤモンドドレッサー、グライディングホイール、カッティングソー、セグメント工具、その他ダイヤモンド工具。
 *耐摩工具の一部はその他超硬工具に含まれる。
(表出所:日本機械工具工業会)
 

オーエスジーダイヤモンドツールがダイヤモンド切削工具の教科書を兼ね備えたカタログ「The Diamond Basics」を刊行

 

 オーエスジーのグループ会社であるオーエスジーダイヤモンドツールが、このほど世界に向けた大規模なカタログ「The Diamond Basics」を刊行すると発表した。

 同カタログは製品内容のみでなく、”世界に通用するダイヤモンド切削工具の教科書”として、ダイヤモンド切削工具に携わる世界中の方々に向けて、専門的な知識を網羅した教科書としての役割を果たす内容となる。

 掲載する商品群は約40品目を予定しており、新たにダイヤモンド切削工具の標準品20品目を追加する。総ページ数は100ページを超えるボリュームとなり、オーエスジーダイヤモンドツールのホームページでの公開は、2025年4月中を予定している。

 同社では、製品カタログとしてだけでなく、ダイヤモンド切削工具に携わる全ての方々のディファクトスタンダードとなる冊子にするべく、内容を充実させていく方針。
 

DMG森精機 2025年4月に開所する奈良事業所で自家消費型太陽光発電システム設置完了 ~伊賀・奈良事業所で全量発電開始~

全量発電を開始した奈良事業所 太陽光発電パネル

 

 DMG森精機は、サステナブルな社会の実現を目指し、グローバルで太陽光発電 システムの導入を進めているが、このほど、かねてから段階的に設置を行っていた伊賀事業所と、本年4月に世界最大級の自動化システムソリューション工場として開所する奈良事業所の太陽光発電システムが、全量の発電を開始した。

 グループ最大の生産拠点である伊賀事業所(三重県伊賀市)では、2022年8月より3期に分けて、工場棟屋根への太陽光パネル設置工事を開始した。本年2月より、パネル設置面積 約130,000㎡、パネル容量 約13,400kWの国内最大級となる自家消費型の太陽光発電システムで全量の発電を開始し、年間発電量は約14百万 kWhで、伊賀事業所の年間電力需要の約30%を賄う。これにより、年間約6,000トンのCO2排出量を削減することができる。

 また、現在改修工事を行っており、世界最大級の自動化システムソリューション工場として本年4月に 開所する奈良事業所(奈良県大和郡山市)にも、伊賀事業所と同様に、テス・エンジニアリング(大阪市淀川区)が提供するオンサイトPPA(PowerPurchaseAgreement:電力販売契約の略)モデルを活用した発電システムを導入し、2024年11月より、パネル設置面積 約29,000㎡、パネル容量 約3,000kW、年間発電量約3百万kWhで、奈良事業所の年間電力需要の約30%を賄う。これにより、年間約1,300トンのCO2排出量を削減することができる。

 同社は、電力需要の変動や燃料問題に左右されない長期にわたる安定電源を確保し、事業の継続と再生 可能エネルギーによるCO2排出量の削減を実現するため、グループ全体への太陽光発電システムの導入を 進めている。2026年にはグループ会社のマグネスケール 奈良事業所(奈良県)、2027年には 新潟県長岡市のグループ会社の新拠点でも、太陽光発電を開始する予定。

 また、伊賀・奈良事業所には、それぞれ、1,000kWh、600kWhの蓄電池を設置し、土・日曜に発電された余剰電力を備蓄する。災害停電時には、災害対策室ほかの主要オフィスの空調・照明用電源や、サーバー用電源などとして、初動対応の約10時間分をカバーする。さらに、伊賀事業所では、既設の自家発電設備をバック アップ電源として活用し、太陽光発電システムとハイブリッド運転することで、平時の約7割の電力負荷で、3日間以上の工場操業に必要な電力を供給し、事業継続することが可能である。なお、伊賀事業所では、2024年6月より、4台のEVやPHEVを導入し、災害停電時には、近隣の避難所まで派遣して、電力供給を行う。

 さらに、本年4月より、新たに15台のクリーンな電力を供給するEV充電器を設置し、利便性を図って マイカー通勤の社員に対するEV導入のサポートも行なっている。

 同社では今後も再生可能エネルギーの活用拡大を図るとともに、CO2排出量削減への取り組みを加速し、サステナブルな社会の実現に貢献していく方針

伊賀事業所 国内最大級の太陽光発電パネル

 

■伊賀事業所 太陽光発電 概要
 設置面積 :約 130,000 ㎡
 パネル容量 :約 13,400kW(13.4MW)
 年間発電量 :約 14 百万 kWh(14,000MWh)/年(伊賀事業所 年間電力需要量の約30%)
 想定CO2削減量 :約 6,000 トン/年

 

■奈良事業所 太陽光発電 概要
 設置面積 :約 29,000m2
 パネル容量 :約 3,000kW(3.0MW)
 年間発電量 :約 3百万kWh(3,000MWh)/年(奈良事業所 年間電力需要量の約30%)
 想定CO2削減量 :約 1,300 トン/年


 

経済産業省素形材産業室 2025年版「素経済産業ビジョン」を策定

 経済産業省素形材産業室では、我が国製造業の競争力維持・強化に向けて、現状維持にとどまらず、前向きな挑戦を行う素形材産業を後押しするため、このほど2025年版「素形材産業ビジョン」を策定し公表した。↓URLはこちら↓https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/sokeizai/sokeizai-…;

【社長訓示】「社員一人ひとりの力が、芝浦機械グループの価値創出の原動力」 芝浦機械(株)取締役社長 坂元 繁友

 新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。

 当社は、1938年に大型工作機械を製造する「芝浦工作機械株式会社」として創業し、1961年に「東芝機械株式会社」と改称、その後2020年に「芝浦機械株式会社」へと社名を変更しました。

 創業の1938年からは87年を迎えます。創業以来、社会の発展と人々の豊かな暮らしの実現に貢献し続けています。

 当社は、2024年4月より新中期経営計画である『中計2026』をスタートし、ここで一年が経ちました。2030年度に売上高3,000億円規模の企業になることを目指し、『中計2026』では、2026年度までの3年間で、まずは売上高2,000億円規模を安定的に出せる会社になるという計画であり、攻めと守りのメリハリの効いた戦略推進による高収益企業へのステップアップの期間と位置付けています。

 2024年度は、売上高については過去最高を計画しており、“従業員一人当たりの売上高”も過去最高の数値となります。一方、今年度はEV需要の変化もあり、厳しい環境となります。環境変化への向き合い方についてはこの後お話いたします。

 皆さんには当社の経営理念である「わたしたちは、世界中でお客様の価値最大化に貢献していきます。」を実践し、「モノづくりを通じて、社会に貢献することで、進化を続けてきたDNA」と「お客様と共に、更なる進化を遂げていく」との思いを受け継いでいただき、一緒にこれからの芝浦機械グループを創り上げていきましょう。

 さて、皆さんの入社にあたり、「三つの話」をさせていただきます。

 一つ目は、『世の中の変化についていく』について
 二つ目は、『世界に目を向ける』について
 三つ目は、『仕事への取り組み方』について

 まず、一つ目は、『世の中の変化についていく』についてです。

 当社CMの中で「まだこの世界にないモノを、つくるマシーンを、つくる。」というメッセージを発信しています。刻々と変化する世の中は新たなモノ、サービスを必要としますが、その変化のスピードがかつてない速さで進んでいます。つい数年前から自動車は内燃機関車からEVへ一挙に変わるような勢いがありましたが、今は一旦踊り場的様相です。社会やお客様の課題解決に貢献していくことを使命としている我々はその変化、スピードについていき、さらにはその先を見据えた行動が大切です。

 二つ目は『世界に目を向ける』です。現在、当社は海外に3工場を含む約40拠点を有しており、海外売上高の比率も70%以上となっています。皆さんには、ぜひ海外勤務や海外との業務の関わりを通して「世界に伍してグローバルで活躍する人材」に成長して欲しいと思います。

 三つ目は、『仕事への取り組み方』です。新しいモノを生み出していくにはルール通り画一的な仕事への取組みでは創造的なモノを生み出すことはできません。是非、自由闊達に業務に臨んでいただきたいと思いますし、どんどんチャレンジしてください。失敗した時も、何故失敗したのかを突き詰めてください。そして絶対に嘘はつかない。悩みもがきながらも創意工夫することに汗をかき実践を通して常識という感性を磨いて欲しいです。その磨かれた常識という感性が将来皆さんの軸となり、自信にあふれた正しい判断、成果に繋がります。又、社内外に多くの人脈を作り、その常識をぶつけながら自らを一層磨いて欲しいと思います。

 結びになりますが、皆さんには芝浦機械グループの一員として、若い想像力を遺憾なく発揮し、世の中の変化に対応できるよう皆さん自身もさらなる進化を遂げていただくことを期待しています。

 社員一人ひとりの力が、芝浦機械グループの価値創出の原動力となります。
皆さん一人ひとりが、これからさまざまな経験を積み、成長することで、新しい力となってくれることを期待しています。

 

【社長訓示】「グローバル・ワンを目指す」 DMG森精機(株) 代表取締役社長 森 雅彦

 新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。これから皆さんとともに働き、一緒に成長していけることを嬉しく思います。

 当社の経営理念にもある「グローバル・ワンを目指す」という言葉は、当社の工作機械を長年使用されるお客様が、買い替えの際や機械加工で課題をお持ちの際に、まずDMG MORIに相談してみよう、と頼っていただける世界中でお客様のパートナーであるいう意味です。また、工作機械業界において、技術、サービス、社員への待遇の良さ、株主からの評価、それぞれで一番となることです。さらに、世界中の61国籍・約13,500人の社員の内5,000人が営業、フィールドサービスエンジニア、アプリケーションエンジニアとして、日々1人でお客様を訪問しています。その人たちが孤独を感じないようにデジタルで繋がり、本社や工場がバックアップし、一体となって前進することもグローバル・ワンです。

 MX(マシニング・トランスフォーメーション)を推進し、現在全世界で稼働する500万台の工作機械を高度な同時5軸・複合加工機を用いて工程集約し、2050年までに100万台に置き換えることが当社のミッションです。 グローバルの工作機械業界全体における5軸・複合加工機のシェアは約20~30%、業界全体の生産能力は 年間推定2~3万台のため、新しく100万台を生産するには50年程かかります。その間も設備更新が続くため、非常にサステナブルな商売です。

 当社はメーカー・商社・エンジニアリング会社などと分けることはできず、全世界で直接販売・直接サービス・直接エンジニアリングを行っている、職商人の会社です。お客様の生産性向上のために、メンテナンス・リペア・オーバーホール・エンジニアリングビジネスを強化していきます。全世界で稼働する当社機30万台は、財産であり責任です。当社は、一度進出した地域、技術分野から逃げないことが重要と考え、統合した会社の商品も引き受け、スペアパーツやアフターサービスを提供しています。また、近年加速している自動化により、機械の稼働時間が長くなり、より一層の品質と耐久性が求められています。当社グループ最大の生産拠点である伊賀事業所の2024年度デミング賞受賞など、設計・製造の改善改良と品質向上に取り組んでいます。20年前と比べて事業環境は大きく変わっていますが、お客様の規模別構成比は変わっていません。お客様の規模に依らず、同じ工作機械を使う人という目線で、1つ1つのお客様と真摯に向き合うことが非常に重要です。

 過去に学ぶことは今の仕事につながります。約60年前の創刊以来全ての社内報を社内Webで読むことができます。統合報告書等のアーカイブも含めて一読することをお勧めします。工作機械は資本財であり、平均で20年以上、皆さんが新卒で入社して定年退職するまでと同じくらいの期間、動き続ける工作機械もあるほど息の長い商売です。過去の歴史と、長期にわたりお使いいただくという時間感を学んで欲しいと考えています。そして、インターネットやAIの時代において、基本的なリテラシーに加えて、理解する力、自分の言葉で伝える力がますます重要になっています。データの活用をはじめ、最新技術の使いこなし、各要素という面においても、デジタルネイティブの皆さんには大変期待しています。感度を高めて、興味関心の幅を広げてもらえればと思います。経営理念に掲げているように、よく遊び、よく学び、よく働き、仕事を通して人生を豊かなものにし、充実した人生を送ってください。
 

【社長訓示】「グローバルチームの一員として 共に挑戦する価値観を大切に」コマツ 代表取締役社長 兼 CEO 今吉 琢也

 入社おめでとうございます。今日から、私たちの仲間になったことを心から歓迎します。 皆さん一人ひとりには、コマツの一員として何よりも安全、健康、コンプライアンスが全てに優先することを常に意識し、社会人としての人生を歩んで行ってもらいたいと思います。 皆さんには、コマツグループの社員が大切にしている4つの価値観、「挑戦する」、「共に創る」、「やり抜く」、「誠実に取り組む」の理解をまずは深めてほしい。そして、特に「挑戦する」ことを心掛けてください。コマツの価値観としての「挑戦する」を英語にすると「Ambition(大志を抱く)」です。コマツの歴史は、困難に直面しても、 それを成長のチャンスと捉え、高い目標を掲げて挑戦し続けてきた歴史といえます。 新入社員の皆さんは、まずは、「Try(何か新しいことを始める)」からはじめてみてください。そして、徐々に、より大きな課題に挑戦していけばよいと思います。何かに「挑戦」し続けることで、結果的に実り多い社会生活が送れると思います。 「挑戦」を成功させるために大切な要素は以下の3つです。 ①  コミュニケーション力 ②  現場力(3現主義※に基づくFact Finding) ※現場、現実、現物 ③ 広い視野と客観的な分析(過去、現在、将来) コマツが、世界中のお客さまのパートナーとして選ばれ、進化し続けるために、各部門、社員一人ひとりが、常識にとらわれない思考で挑戦し、主体的に変革を推進することを期待します。 皆さんは今日からコマツのグローバルチームの一員です。世界中の社員と共に挑戦していきましょう。 

【社長訓示】「基本と正道」「Kenkijinスピリット」 日立建機(株) 執行役社長兼COO 先崎 正文

(要旨)

 新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。
皆さんが人生の重要な節目として、日立建機グループと共に歩むことを選んでいただき感謝申し上げます。

 まず皆さんには、日立建機グループのビジョン「豊かな大地豊かな街を未来へ 安全で持続可能な社会の実現に貢献します」をご理解いただきたいと思います。建設機械は大地を耕し、河川や道路を整備し、水道管を埋設し、世界各国・地域を発展させ、人々の生活を豊かにしています。またひとたび災害が起これば、その復旧に貢献します。鉱山機械は、人々の生活や世界経済に必要な鉱物を掘り、運び、豊かな街づくりをサポートしています。

 私たちの企業活動はまさにこのビジョンを体現していることを皆さんに自覚していただくとともに、一人ひとりが安全で持続可能な社会の実現に貢献している誇りと責任感を持って、日々の業務に取り組んでいただくようお願いします。

 本日皆さんは日立建機の社員としてのキャリアをスタートされました。これから皆さんに心掛けていただきたいことを、2点お伝えします。

 第一は「基本と正道」です。仕事には「基本」があります。確固たる基本を身につけていれば、いかなる環境下においてもチカラを発揮することができ、自分を見失うことなく適切に対応できるはずです。そして「正道」、これは正しい道を歩んで事業活動をするということです。では何が基本であり正道か。それは私たちのビジョンに沿っているのかを問うてYesの道を進むことです。さらに「自分中心の考えではなく、お客さまや代理店、取引先のためになるのか」、「社会のためになるのか」、「自部署・自部門の利益に固執することなく、グローバル連結にとって最適な判断であるか」にYesであることです。最後に全ての判断がコンプライアンスに沿っていること、これが基本であり、正道です。

 第二に、「Kenkijinスピリット」です。これは、全世界の日立建機グループ28,000名以上の社員に共通する価値基準・行動規範で、3つのC「Challenge」、「Customer」、「Communication」で表現されます。このKenkijinスピリットと同時に、我々は今もこれからもメーカーであること、オープンで自由な会社であることを意識してください。お客さまや社会のニーズに応えるべく、チャレンジや努力を重視しながら、真摯に先進的なモノを開発し、造り、コトと言われるソリューションと共にお客さまに届ける、そしてアフターサービスを徹底してお客さまに安心感を届ける、これが我々の使命です。時にはうまくいかないこともあります。その時は、Kenkijinスピリットと「基本」と「正道」の中で解決策を見つけ出すのです。これが我々の貴重で重要な文化です。新入社員の皆さんにも常に心掛け、大事にしてほしいと思います。

 私は昨年、「最前線にすべての企業活動の源泉がある」という信念のもと、世界中の建設機械の稼働現場や製造・販売・サービス拠点に足を運び、各地の人々と対話してきました。そして、ニューコンセプト「LANDCROS」の周知も推進してきました。先進的な製品と革新的なソリューションを提供し課題を解決する方向性、そして、社外のパートナーと連携してオープンに進めるスタイルについて、「LANDCROS」と共にステークホルダーの皆さんの賛同を実感できたことは大きな成果です。

 私の皆さんへの期待は、日立建機グループの進化の担い手になっていただきたいということです。皆さん一人ひとりがグローバルな視点の中、斬新な発想で、スピード感を持って価値のある新たな施策やソリューションを生み出すこと、まさに「LANDCROS」の体現者になっていただきたいと思います。
 

経産省・2025年1月度機械統計 機械工具生産動態調査

 経済産業省の2025年1月度 機械工具生産動態調査(機械統計)は以下のとおり。


*機械工具(機械統計)との差はダイヤモンド工具のダイヤモンドドレッサー、グライディングホイール、カッティングソー、セグメント工具、その他ダイヤモンド工具。
 *耐摩工具の一部はその他超硬工具に含まれる。
(表出所:日本機械工具工業会)