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オーエスジーが豊川市のマンホールに広告を掲載! 

 オーエスジー(社長=石川則男氏、本社:愛知県豊川市)が、豊川市のマンホールのふたに企業広告を入れた。

 マンホールの広告デザインは「ロゴマーク」とオーエスジー公式のマスコットキャラクターの「タップくん」の2種類。広告を設置した場所は全国から多くの参拝者が訪れる豊川稲荷のすぐ近く。

 同社広報担当者は、今回、広告の募集に申し込んだ理由について、「全国でも珍しい取り組みのため、チャレンジをモットーとする弊社の社風にぴったりだった。マンホールという公共性の高さのもと、企業広告のコラボレーションは地域活性化にも繋がると思った。また、社員の約半数が豊川市在住であり、社員やその家族に見ていただくことで、モチベーションのアップにつながれば嬉しい。」とコメントしている。

今年国内最大の工作機械見本市「メカトロテックジャパン2019」が過去最多の477社・団体が出展!

あいさつをするニュースダイジェスト社 樋口社長
あいさつをするニュースダイジェスト社 樋口社長
 ニュースダイジェスト社(社長=樋口八郎氏)が主催する工作機械見本市メカトロテックジャパン2019(以下:MECT2019、共催:愛知県機械工具商業協同組合、理事長=水谷隆彦氏)が、10月23日(水)から4日間、名古屋市港区のポートメッセなごやにて開催するにあたり、9月25日、愛知県産業労働センター ウインクあいちで記者発表を開いた。

 会見の席上で、樋口社長は、「今回の出展者数は過去最多となる477社・団体。うち全出展者の12.1%にあたる58社(前回77社)が初出展となる。展示規模はリーマン・ショック前の2007年展の1,953小間に次ぐ1,941小間で、前回展の1,933小間を上回った。これは、今年国内で開催される工作機械見本市としては、最大規模となる。」と説明した。また、企画展示についても触れ、「今回は産業用ロボットにテーマを当てている。数々の企画を用意しているので、この展示会が景気回復の起爆剤となるように頑張っていきたい。」とあいさつをした。

説明をするMECT平野事務局長
説明をするMECT平野事務局長
 平野MECT事務局長によると、「会場内に展示される工作機械は大小含めて270台、鍛圧・板金機械は21台。また、1,426点の新製品(1年以内に発表されたもの)が展示される予定。」だという。(※いずれも9月18日までの集計)。海外からの参加は25カ国・地域を数える。

 また、毎回、世界最先端の技術の実演展示に挑戦する主催者コンセプトゾーン(企画展示)では、人手不足の深刻化や生産性向上への期待から大企業だけでなく中小企業からも関心が高まる「ロボット」にスポットを当て、中小企業に最適な産業用ロボットの活用法や高度化したシステムなどを会場内で紹介し、新たな生産現場の可能性に迫る。また主催者企画のセミナーでは、トヨタ自動車、日産自動車、ボーイングらが、それぞれの分野から、ものづくりの今後について講演する。

愛知県機械工具商業協同組合 水谷理事長
愛知県機械工具商業協同組合 水谷理事長
 協賛の愛知県機械工具商業協同組合、水谷理事長は、「商社の団体であるわれわれは産業界におけるメーカーの流通においてユーザーをつなぐ役目を担っているが、この展示会が情報交換最大の場として提供できることを大変喜ばしく思っている。」と述べた。





概要

【開催期間】2019年10月23日(水)~26日(土)10:00~17:00
※25日(金)は18:00まで、最終日26日(土)は16:00まで
【開催場所】ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
【主催】株式会社ニュースダイジェスト社
【共催】愛知県機械工具商業協同組合
【入場料】大人1人=1,000円、団体10人以上1人=500円
*公式ウェブサイトからの事前登録者、海外来場者、学生は無料
【出展者数】477社・団体(うち58社が初出展)
【展示規模】1,941小間
【主な出展製品】工作機械、鍛圧・板金加工機、射出成形機、3Dプリンター、機械工具、鋸刃、切削工具、工作機器、測定機器、試験機器、研削砥石、研磨材、油圧・空圧・水圧機器、歯車・歯車装置、環境・安全対応機器装置、CAD/CAM/CAE、制御装置・関連ソフトウエア、産業用ロボット、搬送装置、洗浄機械装置、品質管理・安全・試験認証機関、新素材、マイクロマシン、ナノテクノロジー関連など

企画展示コンセプトゾーン

◇テーマ:中小必見!!ロボットで現場が変わる
◇開催場所:ポートメッセなごや1号館内特設会場
◇実施期間:10 月 23 日(水)~ 26 日(土)
◇展示内容

●A:ロボット切削で広がる可能性(協力 トライエンジニアリング、イワタツール、安川電機)

 愛知県のシステムインテグレーター(Sler 、エスアイアー)であるトライエンジニアリングとロボットメーカーの 安川電機による世界初披露の国産高剛性ロボット「MOTOMAN (モートマン GG250 」を使った切削加工システムを展示する。ロボット向けに開発した工具と組み合わせ、複数素材を多方向から加工。ロボットによる最新の切削加工技術を披露する。

●B:軽くて小さいロボットはこう使う(協力:デンソーウェーブ)

 設置面積約200㎠、重量わずか約4kgのデンソーウェーブ製協働ロボット「COBOTTA(コボッタ)」。コボッタによるネジ締めをはじめ、初披露となるラベル貼りや精密部品の組み付け、ロボット化が難しかったFPC(*薄い絶縁材)の組み立てなど、軽くて小さいロボットならではの生産現場に適した具体的な活用例を複数提示する。

●C:重作業を肩代わりする(協力:ファナック)

 作業現場に数多く存在する筋力が必要な「重筋作業」。作業者負担を軽減する解決策の一つとして、協働ロボット最大の可搬質量35kgを誇るファナックが開発した「CR-35iA」を活用し、重さ20kgのロボットアームの組み立て工程を披露する。大きくて安全な協働ロボットの最適な使い方、魅力を紹介する。

D:小型部品を一緒に器用に組み立てる(協力:ABB 体験可)

 高度な自動化を実現するABB製協働型双腕ロボット「YuMi(ユーミィ)」と共に、塗装機部品の組み立て作業を体験できるコーナーを設置。人との真の協働作業が可能となる双腕ロボットの魅力、活用法を提示する。

セミナー

◇開催場所:ポートメッセなごや 交流センター3階会議ホール
◇開催時間:10月23日(水)~25日(金)①13:00~14:00 ②14:20~15:20
◇聴講料金:無料※MECT会場への入場料1,000円は別途必要です
◇申し込み方法:公式ウェブサイト(mect-japan.com)セミナーページから受け付け
◇定員:各セミナーとも400人(先着順)

◇講演内容
●10月23日(水)テーマ「自動車」新時代のクルマづくり
 講演①:13:00~14:00
 「変革期を乗り切る取り組み」
 トヨタ自動車 執行役員 生産企画本部副本部長 ユニット系工場担当 三好・明知工場長 岡田政道氏

 講演②:14:20~15:20
 「日産自動車パワートレイン生産技術開発の取り組み」
 日産自動車アライアンスグローバルVP常務執行役員パワートレイン生産技術開発本部本部長 村田和彦氏

●10月24日(木)テーマ「航空機」航空機製造の最新トレンド
 講演①:13:00~14:00
 「ボーイングと日本のパートナーシップ、航空機産業を取り巻くビジネス環境と最新動向」
 ボーイングリサーチ&テクノロジージャパンディレクター根岸英一氏

 講演②:14:20~15:20
 「先進ものづくりシステム連携研究センター最新の取り組みと航空機用材料の加工における一工夫」
 東京大学生産技術研究所教授先進ものづくりシステム連携研究センターセンター長臼杵年氏

●10月25日(金)テーマ「ロボット」広がるロボットの可能性
 講演①:13:00~14:00
 「Our Mission in Japan:ロボットの可能性を広げるユニークな活動および導入事例」
 ABBロボティクス&ディスクリート・オートメーション事業本部事業本部長中島秀一郎氏

 講演②:14:20~15:20
 「2019年のFA・ロボットシステムインテグレータ協会の取り組みとロボット社会実装」
 FA・ロボットシステムインテグレータ協会会長久保田和雄氏

【動画】牧野フライス精機が会社紹介動画を製作 ~ほぼ全編4Kカメラを使用し映像美にこだわる~

 牧野フライス精機(社長=清水大介氏)が、10月1日から、同社ホームページとyoutubeに会社紹介動画をアップした。▼映像美に注目!(クリックすると動画再生) https://youtu.be/ZYEW2HHccc8 この動画の見どころは、ほぼ全編4Kカメラを使用して撮影し、映像美にこだわったところだ。序盤の研削画面(研削液が飛び散っている場面)はハイスピードカメラを使用して撮影おり、工具研削の躍動感を表現している。 また最後の「Everything is for long lasting trust over decades, will always be your best choice.」には同社の『お客様から“牧野精機の機会を入れて本当に良かった”と10年後も20年後も言ってもらいたい―――』との思いが込められている。

OKKが横形マシニングセンタ「HM6300」を発表

 OKK(社長=宮島義嗣氏)が、このほど、横形マシニングセンタ「HM6300」を発表した。このマシンは、横形マシニングセンタ「HM630/800S」のモデルチェンジであり、旧型は2004年に販売が開始されて依頼、現在までに約500台を超える出荷実績のある人気機種。高生産性と信頼性について高い評価を博している。

 特長は、中大物部品の量産部品などに適した、高速で高能率の加工ができ、対象ワークもアルミから鉄、鋳物まで、材料を問わない加工範囲の広い能力を備えていること。

 顧客からの要望には、仕様性能のアップがあり、それに応えるべく、今回、①主軸端とテーブル旋回中心の寄付き向上、②最大積載ワークのサイズアップ、③最大工具サイズのアップ、④早送り速度のアップ――を実現し性能を充実させている。

機械の主な特長

(1)主軸端とテーブル旋回中心距離短縮
□630:200→50mm (-150mm)
□800:220→50mm (-170mm)

(2)最大積載ワーク拡大
●最大積載ワーク重量
□630:1,300→1,500kg (+100kg)
□800:1,200→1,400kg (+100kg)
●最大積載ワーク高さ
□630:1,220→1,300mm (+80mm)
□800:1,200→1,280mm (+80mm)

(3)標準仕様の早送り速度アップ
X/Z軸:54→75m/min (+21m/min)
(Y軸:54m/min ※Y軸75m/min対応は行わない。<ATC時間への影響はない>)

(4)使用可能最大工具の大幅拡大
●最大工具径φ270mm→φ300mm (+30mm)
●最大工具長500mm→ 600mm (+100mm)
●最大工具重量25kg→ 30kg (+5kg)

(5)Z軸ストロークアップ
 □630:900→1,030mm (+130mm)
□800:880→1,030mm (+150mm)
(主軸端とテーブル旋回中心距離短縮の為、構造上ストロークアップが必要)

(6)2R高トルク主軸仕様の標準化及び、8R超高トルク主軸仕様の追加
●12R仕様(標準)
最高回転数:12,000min-1
駆動:MS駆動
モータ出力:45/30/26kW (25%ED/30分/連続)
最大トルク:623/382/305N・m (15%ED/30分/連続)
ベアリング径:φ100mm
●8R仕様(OP)
最高回転数:8,000min-1
駆動:MS駆動
モータ出力:55/37/30kW (25%ED/30分/連続)
最大トルク:1,202/653/553N・m (10%ED/30分/連続)
ベアリング径:φ120mm

これが本体構造だ!

 従来機と同じように、X軸コラム移動、Z軸テーブル移動形態により、接近性操作性の向上、スムーズな切り屑処理、ATCアームの隔離が可能。X軸直動ガイドの取付部に段差(スラント構造)を採用し剛性アップを図った。

切りくずのトラブルを回避! 

・Z軸シャッタ(主軸側)はパンタグラフ構造、APC側は1枚構造を採用し、切くずの噛み込みによるトラブルをなくし、信頼性を向上させた。
・テーブル左右にコイルコンベヤを標準装備することで、切くずの堆積を防ぎ、速やかに機外に切くずを排出する構造を採用。
・コンベヤのトラフは切くずやクーラントによる熱の影響を遮断し、ベッド本体の熱変位を抑制した。

創業100周年 「ヤマザキマザック工作機械博物館」2019年11月2日(土)に開業!

 ヤマザキマザック株式会社(社長=山崎高嗣氏)は、創業100周年記念事業としてかねてから準備を進めていた「ヤマザキマザック工作機械博物館」の開業日を2019年11月2日に決定したと発表した。

 この博物館は、18世紀から現代に至るまでの工作機械の進化の歴史を見ることができる世界的にも珍しい、工作機械に特化した博物館。地表から約11メートルの深さに開設され、年間を通じて温度変化が少ない地熱を空調に活用する環境にやさしい省エネ地下博物館となる。同博物館では多くの工作機械を実際に動く状態で動態展示するとともに、蒸気機関車や自動車、航空機などの工作機械によって作られた代表的な工業製品を展示する。

 AR(拡張現実)を活用した展示も行い、マザーマシンとしての工作機械の役割をわかりやすく紹介する。また、体験教育型の博物館として、子どもでも楽しみながら工作機械の原理を学ぶことができる体験コーナーも設けている。

 現代の工作機械で構成された自動加工ラインも併設し、工作機械部品の生産を行う。これまでの工作機械の歴史とともに、IoTを活用した近未来的な自動加工ラインを見学することで、工作機械の進化と先進性を来館者に実感できる博物館となっている。

■ヤマザキマザック工作機械博物館の概要

開 業 日:2019年11月2日(土)
所 在 地:岐阜県美濃加茂市前平町3-1-2
延床面積:約10,000m2(自動加工エリア含む)
展示品数:約:200点
休 館 日:月曜及び、年末年始
開館時間:午前10時~午後4時半
入 館 料:大人500円、小中学生200円(学校からの団体予約の場合は無料)

タンガロイが高能率加工と経済性を両立する革新的工具「TurnTen-Feed」(ターン・テン・フィード)に「AH8000シリーズ」の拡充発売

 タンガロイ(社長=木下 聡氏)は、このほど、中~重切削旋削加工において、高能率加工と高い経済性を両立した革新的工具「TurnTen-Feed」(ターン・テン・フィード)に耐熱合金およびステンレス鋼加工用「AH8000シリーズ」のAH8015を拡充し、販売を開始した。

 「TurnTen-Feed」は、両面10コーナ仕様およびダブテイル機構を採用し、高い経済性とともに高い信頼性で安定加工を実現する。さらに、TurnTen-Feed専用のMNWチップブレーカにより、優れた切りくず処理性を提供する。また、刃先に設けたワイパー仕様により、最大送り2 mm/revの高送り加工を可能とし、圧倒的な高能率加工を実現する。

 ホルダは、最大切込み量7.0 mmまで加工可能な高切り込み用ホルダHDタイプと最大送り2.0 mmを実現可能とする高送り用ホルダHFタイプの2種類を設定しており、設備や用途に合わせて最適なホルダを選択可能である。これら2種類のホルダにはインサートを共用で使用可能である。

 発売以来好評を博している「AH8000シリーズ」のAH8015は、高いAl積層被膜技術採用により、驚異的な耐摩耗性と耐欠損性を両立した材種であり、耐熱合金およびステンレス鋼加工において安定加工を実現し、難削材の大型部品や金属除去量が多い部品加工において、大幅な生産性能向上を実現する。

主な特長
 ■「AH8000シリーズ」により、難削材の高能率加工を実現
■両面10コーナ仕様、ダブテイル機構により高い経済性および安定加工を実現
■中~重切削加工用MNWチップブレーカにより、優れた切りくず処理性を実現
■ワイパー仕様により高送り加工でも優れた加工面を実現可能
■2種類のホルダにより広範囲の加工領域に対応可能

主な型番と標準価格
 ●インサート
 ・POMG110612-MNW AH8015:2,210円
 ・POMG130612-MNW AH8015:2,810円
(*いずれも税抜き価格)

三菱マテリアルが刃先交換式“サイドカッタシリーズ”に幅狭部加工用「VAS300」を追加

 三菱マテリアル 加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=中村伸一氏)は、刃先交換式“サイドカッタシリーズ”に幅狭部加工用「VAS300」を追加し、販売を開始した。

 刃先交換式“サイドカッタシリーズ”は、シリンダーブロックなどをはじめとする自動車部品の溝部や側面部加工用転削工具として、低抵抗と強固なクランプ力によりびびり振動を抑制したサイドカッタ。幅狭部加工用「VAS300」を発売することで、使用用途の拡大を図る。

 搭載インサート コーナR0.4―4.0mm 16アイテム。カッタ本体については特殊設計対応となる。

主な特長は
 ① 高度なシミュレーション技術を用い、鋼加工や幅狭部加工に最適な低抵抗形インサートを実現。
 ② 広い着座面を確保することにより強固なクランプを実現。
 ③ 理想的な切れ刃曲線を持つコーナR形状は、加工後被削材の隅R形状を高精度に成形。

・標準価格  : LNGU090604PNER-M VP15TF:1,830円
 (代表型番) LNGU090604PNEL-M VP15TF: 1,830円
    LNGU090640PNER-M VP15TF:1,830円
 *いずれも税抜価格

日本工具工業会第6代理事長 小柳和郎氏が死去

 切削工具業界で活躍した日本工具工業会第6代理事長 小柳和郎氏(元(株)神戸製鋼所 常務取締役工具事業部長) が9月21日に死去した。享年84歳。葬儀・告別式は近親者のみで執り行った。 小柳和郎 元理事長は平成5年6月、第6代日本工具工業会理事長に就任。バブル崩壊後の会費見直し、事務局体制の見直しなど工業会財務の立て直しに寄与した。また、理事長会社を原則1期2年の持ち回り制にするなど近代化に尽力した。その功績から、統合した平成27年度『日本機械工具工業会賞』の『業界功労賞』を受賞している。

日立建機が道路工事現場の安全性向上に寄与するタイヤローラ向けオプションを発売

 日立建機(社長=平野耕太郎氏)は、「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律(以下、オフロード法)」2014年基準に適合したタイヤローラZC220P-6のオプションとして、作業中に障害物を検知した際に、車体速度と物体までの距離に応じて段階的に衝突被害の軽減を支援する装置(以下、衝突被害軽減アシスト装置)を日本国内向けに発売した。

 また、従来、鉱山用ダンプトラックや油圧ショベル向けに提供してきた周囲環境視認装置「Aerial Angle®(エアリアルアングル)」を建設機械業界で初めてタイヤローラにもオプションで適用する。

 締固め機械は作業時に車体周辺に作業者が多く、接触による事故発生リスクが高いことから、建設・土木業界において「安全性の向上」が課題となっていることを受け、同社では、衝突被害軽減アシスト装置は道路工事現場での安全性向上のため、車体速度と物体までの距離に応じ、モニター表示や回転灯、ブザー音でオペレーターや周囲の作業者に警告したり、エンジンの回転数やブレーキを自動制御して、車体を減速、停止するなど、3段階で衝突を回避したり、衝突被害の軽減を支援する。

 周囲環境視認装置「Aerial Angle®」は、車体を上空から見下ろしたような映像をモニターに表示することで、オペレーターが周辺状況を早期に把握し、接触事故の発生を減らすことに寄与する。

 販売目標は、衝突被害軽減アシスト装置が年間50台、タイヤローラ向け「Aerial Angle®」が年間30台を見込んでいる。

2019年8月分工作機械受注総額は884.9億円 日工会 

 日本工作機械工業会がこのほどまとめた2019年8月分の受注実績は以下の通り。
2019年8月分工作機械受注総額は、884.9億円(前月比△12.6% 前年同月比△37.0%)となった。受注総額は、2013年4月(819.6億円)以来、76カ月ぶりの900億円割れ。米中貿易摩擦による設備投資環境の悪化が国内外で進行。

 内需は375.4億円(前月比△8.8% 前年同月比△39.8%)で、ものづくり補助金案件が見られたものの、夏季休暇に加え、先行き不透明感による手控え感がマシ、2カ月ぶりの400億円割れ。  

 外需は509.5億円(前月比△15.2% 前年同月比△34.7%)で、31カ月ぶりに200億円を下回った北米をはじめ、主要3極全てで前月比減少。外需総額は2016年10月(525.3億円)以来、34カ月ぶりの600億円割れ。

 米中貿易摩擦により、内外需とも設備投資に対し慎重姿勢が増す。今後も通商問題や、中国経済の回復動向を注視。

8月分内需

375.4億円(前月比△8.8% 前年同月比△39.8%)。

・2カ月ぶりの400億円割れ。
・前月比2カ月ぶり減少。前年同月比9カ月連続減少。
・受注環境が下降傾向にある中、16年ほどの補助金による押し上げは見られず。


(出所:日本工作機械工業会)

8月分外需

509.5億円(前月比△15.2% 前年同月比△34.7%)

・2016年10月(525.3億円)以来、34カ月ぶりの600億円割れ。
・前月比3カ月連続減少。前年同月比11カ月連続減少。
・主要3極が全て前月比減少。夏季休暇の影響もあるが、受注環境悪化が主因。


(出所:日本工作機械工業会)