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コマツがホイールローダー「WA30-6E0」を新発売

 コマツ(社長=大橋徹二氏)は、国土交通省第3次排出ガス基準に適合したホイールローダー「WA30-6E0」をこのほど発売した。新機種は、NOx(窒素酸化物)とPM(粒子状物質)の排出量を大幅に低減し、国土交通省第3次排出ガス基準に適合した新世代エンジンを新たに搭載している。

 主な特長は以下のとおり。

 1.優れた環境性
 ・国土交通省第3次排出ガス基準適合エンジン搭載。環境に優しいクリーンエンジンを搭載している。

 ・国土交通省超低騒音型建設機械(申請中)。周囲の環境に優しい超低騒音設計。夜間の作業や都市型工事でも安心。(※畜産仕様車は低騒音型建設機械)

 2.簡単操作でパワフルな作業
 ・アクセルワークだけで発進、加減速、停止ができ、どなたでも簡単に運転することができる。

 ・作業にあわせて最大速度を3~15km/h無段階に調整可能。
 ・トラクションコントロールスイッチ(けん引力を以下の3つのモードから選択設定可能)

 Pモード:整地・床堀り・かき上げなど、ここ一番で大きなけん引力が必要な作業に最適。
 Nモード:Vシェイプ・骨材積込み・ロード&キャリーなど積み込み作業に最適。
 Sモード:除雪・畜産などの滑りやすく、軟弱な路面の現場での作業に最適。

 ―――など。

9月分工作機械受注総額は1,097.2億円 日工会 

日本工作機械工業会がまとめた9月分の受注実績は以下の通り。2015年9月分工作機械受注総額は、1,097.2億円(前月比+2.5%・前年同月比Δ19.1%)となった。前月比で4カ月ぶり増加も、2カ月連続の1,100億円割れ。1,000億円超えは25カ月連続。内需は478.8億円(前月比+0.3% 前年同月比△2.6%)で、年度半期の期末月ながら、前月比微増にとどまる。前年同月比は27カ月ぶり減少。外需は618.3億円(前月比+4.3% 前年同月比△28.4%)で、アジア、欧州が前月より増加し、外需総額は前月比6か月ぶりの増加、2カ月ぶりの600億円超。内需は政策効果の谷間の時期で今後の持ち直しに期待。外需では世界経済やVW問題の影響等について今後の動向を注視。

9月分内需

478.8億円(前月比+0.3% 前年同月比△2.6%)。・前月比3カ月ぶり増加、前年同月比27カ月ぶり減少。・年度半期の期末月ながら、政策効果の剥落もあって前月比微増にとどまる。・受注額は比較的高い水準を維持。国内需要は堅調持続。① 一般機械  183.7億円(前月比+1.1% 前年同月比△7.2%)  うち金型   28.8億円(前月比△12.7% 前年同月比+6.4%)② 自動車   159.8億円(前月比Δ5.9% 前年同月比+11.5%)  うち部品   112.1億円(前月比+24.2% 前年同月比+8.5%)③ 電気・精密 36.4億円(前月比+12.2% 前年同月比Δ31.0%)④ 航空機・造船・搬送用機械 28.2億円(前月比△16.1% 前年同月比+15.9%) 

9月分外需

618.3億円(前月比+4.3% 前年同月比△28.4%)・2カ月ぶりの600億円超。・前月比は6カ月ぶり増加。前年同月比は4カ月連続減少。・主要3極は北米のみ減少。①ア ジ ア:285.7億円(前月比+7.8% 前年同月比△33.1%)・東アジア:218.7億円(前月比+10.8% 前年同月比△25.1%)〈中国〉163.0億円(前月比+9.1% 前年同月比△31.0%)・その他アジア67.0億円(前月比△0.4% 前年同月比△50.4%)〈タ  イ〉20.8億円(前月比Δ69.7% 前年同月比△28.3%)〈ベトナム〉4.8億円(前月比+13.1% 前年同月比-)〈イ ン ド〉26.8億円(前月比△12.3% 前年同月比+58.1%)②欧 州:136.7億円(前月比+3.0% 前年同月比Δ7.1%)〈ド イ ツ〉 38.8億円(前月比Δ7.0% 前年同月比△17.1%)③北   米:181.1億円(前月比△2.9% 前年同月比△34.5%)〈アメリカ〉 164.7億円(前月比△3.3% 前年同月比△35.0%)〈メキシコ〉 9.4億円(前月比Δ5.4 % 前年同月比+2.1%)

【注目のマシン】キタムラ機械が5年の月日を費やし開発した大型同時5軸制御立形マシニングセンタ「Mytrunnion―7G」がいよいよ発売! 

 キタムラ機械(社長=北村彰浩氏)が、創業1933年以来、80年以上の工作機械製造の集大成として、このほど5年間の開発期間を費やした新製品・大型同事5軸立形マシニングセンタ『Mytrunnion(マイトラニオン)―7G』の販売を開始した。

 「マイトラニオンは1、3、4G、5と4機種ありますが、今回開発した『Mytrunnion―7G』はテーブル径が1000mm。従来テーブルが630mmだったのが一気に1000mmになりました。ワーク最大径は1170mm。大きくても動きが遅いわけではなく、高速軸送りを可能にした新しいテーブル機構も採用しました。フルストロークで位置決め精度がプラスマイナス2µ、繰り返しが±1µ、これをフルストロークでやるという画期的なマシンです」と北村社長。

 同社が1984年に発売して以降、今日までFMCとして最大の800セット以上の納入実績がある同時5軸制御横形多面加工FMC『Mytrunnion(スーパーセル)』シリーズといえば世界中の顧客から高い評価を博しているが、2002年に発売を開始した同時5軸制御立形マシニングセンタ『Mytrunnion』シリーズは、テーブル径がφ120mmの『Mytrunnion―1』、同305mm角の『Mytrunnion―3』、同φ400mmの『Mytrunnion―4G』、同φ630mmの『Mytrunnion―5』に続き、今回発売するテーブル径φ1000mmの『Mytrunnion―7G』を加えたことにより、キタムラ機械の5軸制御マシニングセンタは全9モデルとなった。

大型同時5軸制御では稀な“全軸フルストローク”! クラス最大級の高剛性トラニオンテーブルでワーク最大径φ1170mm、最大重量2000kgを誇る

クラス最大級のトラニオンテーブル
クラス最大級のトラニオンテーブル

 30年以上にわたる5軸マシニングセンタの開発の歴史で培ったノウハウを集結して開発したこのマシンは、オーバーハングの少ない門形構造と5軸制御の傾斜軸を両端で支持するクラス最大のφ1000mmの高剛性トラニオンテーブルにより、ワーク最大径はφ1170mm、最大重量2000kgを誇る。大型加工物を5軸加工で高速、高精度、重切削加工を図りたい航空宇宙やエネルギー関連、大型金型など幅広い産業向けに開発したとのことだ。

 摩擦係数が小さく高加減速性に優れた高剛性摺動面構造は、大型機械では最高速の毎分50mの高速早送りを実現し、傾斜軸、旋回軸の5軸制御駆動部には、バックラッシが無く俊敏な高速軸送りを可能にした新しいテーブル機構を採用した。最大の特長は、大型同時5軸制御機では稀な“全軸フルストローク”において位置決め精度±2µ、繰り返し速度±1µを実現したこと。

 北村社長は、「切削工具も全部の角度で最適ではない。最適な角度で削るためにはテーブルで動くタイプが有利なんですよ。長時間にわたる高速高精度微細加工はもちろん、クラス最大出力の40kw、最大切削トルクN・mの主軸電動機と同社独自の4段変速ギヤ主軸による毎分12000回転の高速・高剛性主軸とで、アルミの高速加工からチタン、インコネルの難削材の大型加工物の複雑形状加工や高速重切削加工を実現します」と話した。

 新しいアイデアにも注目したい。作業性、操作性、接近性を図るため、正面、操作面、天井部の3方向が開放できるフレームレス自動開閉天井カバーにより、大型加工物の段取りが容易になり作業者の負担を大幅に軽減でき安全性を高めている。切削油を使うので、大抵の工作機械は密封され天井は開かないように出来ているが、大物ワークをテーブルに載せやすくするために上からもモノが入れられるように、という配慮があるのだ。

 また、制御装置には、『Machining Challenges―Simplified』(マシニングセンタを誰でも使えるものにする)使いやすさを追究し、演算処理能力を従来の25万倍、クラウド操作にも対応した、同社独自開発の第4世代CNC装置『Arumatik―Mi』を搭載し、従来にない大型5軸マシニングセンタの俊敏性を高めている。

 この俊敏性は、従来比5倍の演算処理速度と最大で従来比25万倍以上の512GBハードディスクドライブにある。プログラム加工時間が100時間を越す大容量のプログラムでも分割せずに一括処理が可能となるうえ、USBメモリーからも同様の直接運転も可能だ。また、クラウドからのプログラミング導入や複数台の同時稼動などインダストリー4.0にも対応し、生産設備のフル活用を可能にするという、まさに期待の制御装置なのだ。

ラクラク簡単操を説明する北村社長
ラクラク簡単操を説明する北村社長
 最新知能化技術である熱変位補正機能『IAC(インテリジェントアドバンスコントロール)』(2001年特許取得済)、加工の最適条件を探る切削監視機能『キタムラモニタリングシステム』、作業者が安心して5軸操作を可能にする衝突防止機能などを搭載し、スマホ感覚のラクラク簡単操作が実現したのも魅力的である。

 工作機械はどんどん進化している!

三菱マテリアルが「重切削加工用インサートシリーズ」や溝入れ旋削工具「GYシリーズ」にコーテッドCBN材種「BC8110」を追加販売!

 三菱マテリアル(株)加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=鶴巻二三男氏)が、このほど「重切削加工用インサートシリーズ」や溝入れ旋削工具「GYシリーズ」にコーテッドCBN材種「BC8110」の追加販売を開始した。

重切削旋削加工用インサートシリーズのアイテムを追加

 鉄道や船舶・エネルギー産業の部品加工には、ステンレス鋼から硬鋼までの重切削旋削加工用として使用される片面ネガブレーカインサートが用いられているが、CVDコーティング材種「MC6025」「US735」の材種と鋼旋削加工用ブレーカ及びステンレス鋼・軟鋼旋削加工ブレーカを追加し、重切削旋削加工の選択肢を大幅に拡大するべく追加発売した。

 重切削旋削加工用インサートの追加アイテムの主な特長は、以下の通り。

 ① 一般鋼と合金鋼の加工において、刃先強度を優先し高送り、高切込みでも切りくず排出がよい「HRブレーカ」を追加。

 ② 軟鋼やステンレス鋼の加工において、低抵抗で高い切りくず分断性を実現した第一推奨「HLブレーカ」と刃先強度と切れ味のバランスをもたせた「HMブレーカ」を追加。

 ③ 安定した寿命として好評をいただいているCVDコーテッド超硬材種「MC6025」は鋼加工用として、「US735」はステンレス鋼加工用としてシリーズ追加。

 ・標準価格 :750円~4,620円 

溝入れ旋削工具「GYシリーズ」にコーテッドCBN材種を追加

 溝入れ旋削工具として発売している「GYシリーズ」は、“TRI-LOCK(トライロック)システム”の採用により、モジュラー型工具においても本体剛性を大幅に高め、高能率加工が可能な工具として発売開始以降ユーザーより高い評価を得ていることを受け、高硬度鋼旋削加工用に刃先の異常損傷を抑制し、寿命の安定を実現したコーテッドCBN材種「BC8110」を追加発売した。

 高硬度鋼旋削加工用コーテッドCBN材種「BC8110」の主な特長は、以下の通りです。
 ① 新開発特殊PVDセラミックスコーティングにより、耐摩耗性と耐チッピング性を向上。
 ② 新開発“超微粒バインダー”と微粒CBNを分散することで、クラックの進展を抑制し、切削時の突発欠損を防止。
 ③ 表面は耐溶着性を向上させ、コーティング剝離を抑制。

 ・標準価格 :12,300円~18,700円

ヤマザキマザックが高いコストパフォーマンスを追求したファイバーレーザ加工機のエントリーモデル「OPTIPLEX NEXUS 3015 FIBER」を新発売

 ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏)は、新型ファイバーレーザ加工機「OPTIPLEX NEXUS 3015 FIBER(オプティプレックス ネクサス 3015 ファイバー)」を新発売し、10月21日からポートメッセなごやで開催される「メカトロテックジャパン2015」 に出展する。

 このマシンは、高いコストパフォーマンスを追求したファイバーレーザ加工機のエントリーモデルで、CO2レーザ加工機では切削が困難であった銅・真鍮・アルミなどの高反射材も安定して加工することができる。新開発の「マルチコントロールトーチ」と段取り作業の自動化や加工状況の監視などを機械が行い是正する各種「インテリジェント機能」を標準搭載し(一部オプション)、生産性の向上と高品質な部品加工を実現する。エルゴノミクス(人間工学)を採用したタッチパネル式CNC装置「MAZATROL PREVIEW 3」は、業界最速のCPUを搭載し、レーザ発振指令の応答性向上や最適加減速制御により加工時間を短縮する。さらに、「形状簡易入力機能」により、簡単な形状のプログラムは規定のパターンから選択するだけで簡単に加工プログラムが作成できる、また、ユーザーの生産形態に合わせて、コンパクトマニュファクチャリングセル(多段パレットチェンジャ)やレーザFMSなど自動化への拡張が可能である。

特長

 1.生産性の向上
 (1)CNC装置「MAZATROL PREVIEW 3」を搭載
 高速・高精度制御を実現するために業界最速CPUを搭載し、さらに、最適加減速制御や  レーザ発振指令の応答性向上により加工時間を短縮する。

 (2)新開発「マルチコントロールトーチ」とインテリジェント機能により生産性向上と高品質な加工
 1)マルチコントロールトーチ
厚板から薄板へと材質が変わってもビーム径や焦点距離を設定可能な自動段取り機能を搭載し、高速・高精度な加工が可能です。

 2)インテリジェント機能
インテリジェントセットアップ機能とインテリジェントモニタリング機能により加工プロセスを サポートし、さらなる生産性向上と高品質な加工を実現する。
  a)インテリジェント セットアップ機能
板厚や材質が変わるたびに作業者が都度行う段取り作業や調整作業を自動化し、生産性を向上させる。

 ①自動焦点位置決め
加工レンズの位置をプログラム指令で上下させ、各種素材の材質や板厚に最適な焦点距離や焦点位置を自動設定します。中・厚板のピアシング時には、焦点距離を徐々に下げていくことで素早いピアシングが可能になる。

 ②ビーム径変更機能
各材質、板厚ごとに最適なビーム径を自動変更し、薄板では加工速度が向上し、厚板では安定加工を実現する。

 ③オートキャリブレーション機能(自動倣い設定機能)
ノズル交換毎に行なう倣いの設定作業を自動で行なう。

 ④オートノズルクリーニング機能
プログラム指令により、定期的にノズルに付着したスパッタなどを除去し、加工不良や加工停止を未然に防ぐ。
      
 ⑤自動ノズル交換機能(オプション)
ノズルの交換をプログラム指令で自動的に行ない、連続無人化運転に対応する。ノズルは最大8個まで収納可能。

 ⑥焦点検知機能(オプション)
焦点距離測定や補正作業を自動化し、段取り時の機械停止時間を最小限にする。

  b)インテリジェント モニタリング機能 (オプション)
作業者に代わり、加工の状況を自動監視する。加工ヘッドに搭載したセンサがピアシング貫通や加工異常(バーニング、プラズマ)を検知し、是正や加工の一時停止など最適な加工を実現する。

 2.操作性の向上
 1)エルゴノミクス(人間工学)を採用したタッチパネル式CNC装置MAZATROL PREVIEW 3
 ・15インチカラー液晶画面とタッチパネルを標準装備。
 ・エルゴノミクス(人間工学)に基づいた最適なボタン配置。
 ・シンプルでわかりやすい画面構成やグラフィック表示。
 ・材質や板厚に最適な加工条件を自動設定し、熟練のノウハウを代行。
 
  2)形状簡易入力機能
 丸、四角、長丸など簡単な形状のプログラムを作成する際に、規定のパターンから選択して数値を入力するだけで簡単に作成できる。また、多数個の穴加工もパターン形状から選択し、簡単にプログラムできる。

 3.自動化への拡張性
顧客の生産形態に合わせ、コンパクトマニュファクチャリングセル(多段パレットチェンジャ)やレーザFMSなどの自動化への拡張が可能。

仕様

【速報】三井精機工業の「MTF2016」のスケジュールが決まる

 毎年恒例の三井精機工業が開催するプライベートショー「MTF2016」のスケジュールが決まった。今回注目したいのは名古屋会場で、ポートメッセなごやで華やかに開催する予定だ。来場者にじっくり見学して欲しいとの狙いがある。 ●本社会場 ・2016年1月26日(火) 10:30~16:00 ・2016年1月27日(水) 10:00~16:00 【場所】三井精機工業(株)本社工場(埼玉県比企郡川島町八幡6-13) *問合せ先* 東京センター TEL:03-5833-2590 北関東センター TEL:049-297-9388 ●大阪会場 ・2016年2月 9日(火)10:30~16:30 ・2016年2月10日(水)10:00~16:00 【場所】花博記念公園鶴見緑地「水の館」(ハナミズキホール) 大阪府大阪市鶴見区緑地公園2-163 *問合せ先* 大阪センター TEL:06-6380-2301 ●名古屋会場 ・2016年2月16日(火)10:30~17:00 ・2016年2月17日(水)10:00~16:00 【場所】愛知県名古屋市港区金城ふ頭2-2 *問合せ先* 名古屋センター TEL:052-773-1030

セコ・ツールズがPrecimaster Plus™ システム拡張により高精度のリーマ加工を実現

 セコ・ツールズがこのほど高精度の交換可能ヘッドリーマ加工システムの Precimaster Plus を拡張して、フロートと調整機能を組み込んだシャンクを新たに追加した。新たなオプション追加に伴い、専用工具ホルダを使用しなくても、振れを抑えてずれを修正できるため、穴形状と表面仕上げが向上し、システムの利点がさらに強化される。

 新製品の PMX-FL および PMX-AD シャンクには、コンパクトな内部システムが追加され、フロートや調整機能に対応する。従来、こうした機能には専用工具ホルダが必要だったが、この構成に比べて機械のスピンドルノーズの近くにリーマを配置できるため、突き出し部が最小限で済む。

 この独自の内蔵フローティングシステムは、静的および旋削機のいずれのリーマ加工用途に対応し、機械的にシンプルに作動するため、同等の性能実現を目指して他の市販工具で採用されているゴム/エラストマを使った技術に比べて、高い安定性を実現する。さらに、PMX-AD には、回転用途用の機械的な調整機能が組み込まれており、6 ねじによってスピンドルの径振れを高い精度で修正して 0.005mm 未満に抑える。

エッジキャムが「Edgecamバージョン2015 R2」並びに「Part Modelerバージョン2015 R2」をリリース

写真はEdgecamバージョン
写真はEdgecamバージョン
 エッジキャムが統合CAM(コンピュータ加工支援)ソフトウェア「Edgecam」の新バージョンである「Edgecamバージョン2015 R2」並びに「Part Modelerバージョン2015 R2」をこのほどリリースした。

 Edgecamは年2回のバージョンアップにより、新機能の導入をはじめ、加工機能やインタフェースといった各種機能の強化を図っているが、「Edgecam 2015 R2」では、リボンバータイプのインタフェースが標準化された。これに伴い、より分かりやすい操作性とデザインの拡張がされた。テーマを変更することで、画面のイメージを変更することも簡単になった。

 オペレーションシステムを64ビットに限定することで、よりパワフルで計算速度や反応速度の向上を行い、加工面においては、時代の流れに合わせ、複合加工機やサブスピンドルからの加工や、ワークを引き出しての加工など、複合旋盤加工機に特化したコマンドの強化を行った。これにより、より使いやすくコントロールすることが可能になり、サブスピンドルのX軸がずれている機体にも対応できるようになった。マシニングベースの旋盤加工可能な機械にも対応することで、1台のCAMで様々な機械に対応できるうえ、5軸加工においても 新たにUltimate 5AXISを追加し、同時5軸加工の幅を広げた。

 一方の、 3次元ソリッドCAD(コンピュータ設計支援)ソフトウェア「Part Modeler(パートモデラー)」の新バージョンである「Part Modelerバージョン2015R2」は、モデリングのカーネルに、世界的に広く使用されているParasolid(パラソリッド)を使用しているので、他社のCAD/CAMとの互換性にも優れている。他のファイル形式の読み込みにも、幅広く対応。バージョンアップは、Edgecamと同じダイミングで、年2回行なわれ、新機能の導入や機能拡張、使い勝手の向上等、常に進化を遂げている。今回のバージョンでは、マウスの動きを、Edegcamの動きと同じにするメニューが増え、また、IGESの読み込みに機能を強化し、ヒーリングパターンを強化した。

8月分超硬工具主要統計

 超硬工具協会がまとめた2015年8月分超硬工具主要統計は以下の通り。 【超硬合金重量】472トン(前年比100.8)。 【超硬工具生産額】切削工具200億3100万円(前年比105.9)、耐摩工具27億7500万円(同93.3)、鉱山土木工具7億8700万円(同109.3)、その他工具3億9600万円(同86.1)、焼結体・工具19億200万円(同106.4)、合計258億9100万円(同104.2)。  【輸出入】輸出95億9900万円(前年比106.8)、輸入60億1300万円(同103.8)。 【超硬工具出荷額】切削工具202億6800万円(前年比104.3)、耐摩工具27億4000万円(同93.1)、鉱山土木工具8億8300万円(同110.4)、その他工具3億9500万円(同99.7)、焼結体・工具20億76万円(同103.9)、合計263億6200万円(同103.1)。 【刃先交換チップ】生産2675万個(前年比102.6)、出荷2660万2000個(同99.6)。

不二越が高性能SGタップシリーズに新ラインナップを追加

タップシリーズ
タップシリーズ
不二越(社長=本間博夫氏)が、タップ市場の拡大を受け、このほど高性能SGタップシリーズに新ラインナップを追加した。

自動車、電機・電子、航空機産業などの世界的な需要の拡大に伴い、タップの世界市場は2010 年対比で約1.3 倍の成長を示し、今後も、さらなる伸張が見込まれている。一方、加工現場では、コスト削減に向けたタップの長寿命化や、生産効率アップを目的としたサイクルタイム短縮など、多様なニーズが高まっている。このような背景のもと、同社ではタップ新シリーズの市場投入をした。

これまで同社は、高精度で高効率な穴加工を実現する超硬ドリル「アクアドリルEXシリーズ」を拡充し、高い評価を受け、ドリルのマーケットシェアを拡大してきた。ユーザーからは、穴加工の次工程となる“めねじ”加工でも、新たなタップの開発ニーズが高まり、当社は、今年3 月に、タップ新シリーズとして、高級粉末ハイスとSGコーティングを施工した高性能「SGタップシリーズ」と高バナジウムハイスと高剛性設計を採用したコストパフォーマンスに優れた汎用長寿命「Nタップシリーズ」を市場投入、好評を博している。

また、薄肉止まり穴加工など、有効ねじ長を確保したい用途に対応するため、新たなラインナップとして、「SGスパイラルタップ ショートチャンファ※」を新たに発売。これまで、加工が難しいとされてきた薄肉止まり穴へのねじ加工を容易にすることで、加工現場の生産性向上とコストダウンに貢献していくとしている。

※ショートチャンファとは
タップ先端の斜めに切り取った部分(チャンファ/食付き)を短くしたもの。一般的なタップの食付きが、ねじ2.5~5 山分なのに対し、ショートチャンファは1.5 山分。薄肉(ねじ穴底部に余裕がない場合)などに用いられる。

新製品の概要

(1)狙いの市場
自動車・自動車部品、航空機など、量産加工、難削材加工ユーザー。

(2)特長
① 薄肉厚と有効ねじ長の確保の両立
アクアドリルEXフラットと併用することで、薄肉止まり穴加工時の肉厚部を最小限に抑えつつ、SGスパイラルタップ ショートチャンファで有効ねじ長を最大限にし、薄肉厚と有効ねじ長の確保を両立。部品の軽量化などに貢献するとともに、従来、ドリルによる下穴加工後に必要だったエンドミルによる座ぐり加工を省略することで、工程集約・コストダウンを実現。

② 最高峰の長寿命
不二越独自の高級粉末ハイスとSGコーティング、および食付き形状の最適化により、切削抵抗が大きくなるショートチャンファでも、他社同等品に対して、加工穴数が約1.3~1.6 倍となり、長寿命化を実現。

③ ねじ加工の安定化
刃先、溝形状の最適化により、高剛性と切りくず排出性を両立。切削速度の変化による加工状態・切りくず形状の変化が少なく、安定加工を実現。被削材、加工機械、広範囲な切削条件で、優れた性能を発揮。

タイプと寸法範囲・価格>
寸法範囲:M2~M24 全26サイズ
参考価格:代表型番 M6(並目) 全長 62mm 2,440 円/本(税抜)
代表型番 M24(並目) 全長 120mm 24,400 円/本(税抜)

同社では2016年度のタップ全体売上高 12億円を目指すとしている。