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日本金型工業会が「第38回金型の日」記念式典を開催

 日本金型工業会(会長=上田勝弘氏・大垣精工社長)が11月25日、名古屋・ANAクラウンプラザホテル・グランコート名古屋で第38回「金型の日」記念式典を開催した。

 開催にあたり上田会長が日頃の感謝の意を述べたあと、「今年は予期せぬ大震災の発生から、台風15号、タイの大洪水、トルコ大地震と地球の大変動の年に直面した。災害は忘れたころにやって来るということわざは通用しない。基幹産業である金型産業を衰退していく産業にしてはならない。われわれは海外の競争に負けない企業に成長してく術もある。われわれは人間の叡智絞って切磋琢磨していきたい」と挨拶した。

上田勝弘会長
上田勝弘会長
 また、上田会長は金型の日を迎えるにあたって、「われわれ金型産業は生き延びるため、地球が市場であるという考え方で日本の底力を結集して、ビジネスチャンスの拡大を目指すべきであると思う。差別化技術や特殊技術に叡智を集結して世界の潮流にどううまく対応していくかを業界の皆さまとも考えて実行しましょう」としている。

続いて永年勤続優良従業員表彰が行われた。次いで叙勲受章者(瑞宝単光賞)として小豆畑 征勝氏(大西ライト工業所・技術顧問)、卓越した技能者表彰受賞者の脇坂文男氏(三井ハイテック)のそれぞれに記念品が贈呈された。


伊奈知子経済産業省素形材産業室課長補佐
伊奈知子経済産業省素形材産業室課長補佐
 来賓を代表して伊奈友子経済産業省製造産業局素形材産業室課長補佐が「今年は日本の製造業にとって打撃となることが多い年だった。震災直後には皆様が一致団結して復興支援をした。改めて日本の製造業や日本人の気質の素晴らしさが浮き彫りになったと感じている」とあいさつをしたあと、「日本金型産業の現状と支援政策」をテーマに記念講演を行った。講演会の中で伊奈課長補佐は、①日本製造業の現状と課題、②事業環境の改善のための施策、③外需の撮り込みのための施策、④新規分野開拓のための施策をそれぞれ分かりやすく説明した。

 場所を移して懇親パーティが開催され、宴たけなわのころ散会した。


第38回金型の日永年勤続優良従業員表彰者(支部別 社名50音順、敬称略)


【東部支部関係】
●秋田扶桑精工 ・工藤 修 ・川田和彦
●アジアエンジニアリング ・信末一夫 ・染谷幸男 ・赤荻由一 ・植木悦子 ・上野 修 ・冨田浩一 ・山﨑友和 ・大武昭好
●石川製作所 ・大田 裕
●オギハラ ・稲垣秀美 ・美斉津 守 ・西村一志 ・山崎博基
●キヤノンモールド ・鈴木好男 ・山中 悟 ・隈 武章 ・木名瀬理臣 ・木村 守 ・奥 裕次
●小林工業 ・斎藤 晃 ・小松賢悦 
●精技金型 ・小林幸二 ・大橋和則 
●早川ダット工場 ・村上安雄
●扶桑精工 ・松橋亮浩 ・杉田 茂
●マルスン ・阿部 隆治 ・若森隆治 ・秋山宏樹 ・小川 穣 ・中村英俊 ・小川淳樹 ・篁 章司 ・森田晃史 ・深澤剛寿 ・井上友樹 ・大橋竜也 ・伊藤大介 ・北川靖弘 ・傍島隆之
●三井ハイテック ・有田和廣 ・眞有賢二 ・坂本信明 ・高野浩司 ・梶原義節 ・柴田昌彦 ・堀 千城
●明輝 ・小林慎太郎 ・中村茂雄 ・佐々木健一

中部支部関係
●魚岸精機工業 ・船木悦子 
●大垣精工 安達政人 ・市村寿英 ・大井公法 ・大角啓介 ・近藤美佐 ・高橋秀幸 ・谷 清和 ・寺町裕司 ・中川伸和 ・仲本豊子 ・林 誠司 ・堀 真士 ・森 小賀美
●クリエイトダイス ・谷川敏夫 ・二川辰夫
●小出製作所 ・馬渕 仁
●斎藤金型製作所 ・前田英宏
●正和鉄工所 ・瀧本健一
●高橋精機工業所 ・後藤幸喜 ・長井利男
●名古屋精密金型 ・田村八代子 ・上坂信二 ・坂元正孝 ・吉岡昭宏 ・桝本博文 ・宍戸政夫
●榛原工機 ・松浦 剛
●日嶋精型 ・津田鉄哉
●フジタ ・柴 康俊
●ホーエ ・藤井秀夫 ・畑山良三 ・長田加津子 ・松本 智 ・前田 直
●吉田金型工業 ・水野隆司

西部支部関係
●積水工機製作所 ・南 隆司 
●扶桑精工 ・奥田浩史 ・北原真吾

平成23年度 褒章、叙勲受賞者
・瑞宝単光章 大西ライト工業所 技術顧問 小豆畑征勝

平成23年度 卓越した技能者表彰受賞者
・三井ハイテック 脇坂文夫

イノベーションデー2011“次世代加工機ショー”盛況のうちに閉会 森精機

 森精機製作所が11月17日(木)~19日(土)の3日間、イノベーションデー2011“次世代加工機ショー”を開催した。会期中、約7,000名が来場し、盛況のうちに閉会した。 
 今回は、従来の切削型工作機械に加え、超音波加工機やレーザ加工機など次世代加工機を展示し、幅広いユーザーニーズに応えた展示会となった。

 会場では、次世代の新機種13台を含む計39台の工作機械を展示し、全てでデモ加工を行った。中でも、ギルデマイスター製品は小型機から大型機まで様々な5軸マシニングセンタを展示し、金型、ギヤ、医療部品など多彩なワークのデモ加工が来場者の注目を集めた。また、超音波加工機「ULTRASONIC 20 linear」やレーザ加工機「LASERTEC 40 Shape」など最先端加工機も展示し、難削材加工やシボ加工*の高効率化を提案した。なお、第8回切削加工ドリームコンテストの作品展示コーナーでは応募作品全80点を展示した。

三井精機が中国全土へ販売拡大

三井精機工業(本社 埼玉県比企郡川島町、社長 岩倉幸一)が、自社の100%子会社である三井精機上海の株式を増資し、今までサービス会社であった同社を、販売会社として定款を変更した。これにより、いままで日本から送付していた保守部品を中国に在庫して迅速なサービス対応を行える。また、同時にサービス・セールスも陣容を拡大するとしている。同社では高精度な機械の需要の多い中国全土に対して、上海を拠点として顧客満足度を高める事により、更なる販売拡大を行っていく計画。【会社名】三井精機(上海)設備維修服務有限公司 (MITSUI SEIKI (SHANGHAI) SERVICE CO.,LTD)【住 所】上海市淮海西路432号 凯利大厦 6F-E 200052(432 Huai Hai West Road Shanghai,200052,P.R.China) 

ダイジェット工業豊田営業所が移転・改称

ダイジェット工業の豊田営業所が知立市牛田から安城市三河安城に移転し、併せて名称を三河営業所に改称した。これにより一層の顧客サービスの向上ならびに業務の効率化を図るとしている。〈strong〉■新営業所名三河営業所〈/strong〉【新住所】〒446-0058  愛知県安城市三河安城南町1丁目15番10シティータワー 8F【TEL】 0566-71-0505 【FAX】 0566-74-3717

同時5軸加工に最先端加工機能を融合した新複合加工機  森精機

森精機製作所は、提携先である独国ギルデマイスター社製の5軸制御マシニングセンタ「DMU 65 monoBLOCK®」に超音波加工機能を搭載した「ULTRASONIC 65 monoBLOCK®」とレーザ加工機能を搭載した「LASERTEC 65 Shape」の販売をこのほど開始した。

「DMU 65 monoBLOCK®」はコストパフォーマンスに優れた次世代の「DMU monoBLOCK®」シリーズ。本シリーズ初採用となるトラニオン構造*1の回転傾斜テーブルにより高いテーブル剛性を実現し、最大1,000 kgの大型ワークが加工可能だ。また、本機は所要床面積わずか7.5 m2というコンパクトさと、開口幅1,430 mmの大きなドアがデザイン上の特長である。ドア開口幅が広いことで、作業エリアの拡大と接近性の向上を実現している。クレーンでの作業も容易となり、大型で重量のあるワークの着脱を容易に行うことができる。

ハイパワーシンプルドーム照明「MSDCシリーズ」を発売 モリテックス

マシンビジョンと画像関連機器メーカーのモリテックスは、従来型ドーム照明に比べ、照度を約3倍に高めた低価格高性能ドーム照明「MSDCシリーズ」を開発し、2012年1月より販売開始する。

「MSDCシリーズ」は、最新型のハイパワーLEDを採用し、高水準の均一拡散光を実現した高性能ドーム照明。直径156mmタイプと400mmタイプの2つのサイズを開発し、それぞれ「赤」、「緑」、「青」、「白」の4色を取り揃えている。400mmタイプは300mmウェハ検査用の一括照明に用いることも可能だ。156mmタイプは設計段階から徹底した軽量化を図り、さまざまな検査場所での取扱い利便性を高めている。また、間接光照射のためLEDの映り込みが無く、食品、化学、医療品のパッケージ検査や電子部品検査など、光沢のある対象物、曲面形状対象物の検査用途に最適である。

オーエスジーが環境大賞を受賞! 日本工具工業会 

 日本工具工業会(理事長=増田照彦氏)が11月17日、東京・高輪和彊館で「5回環境賞表彰式」を開いた。
 この賞は自主行動計画に基づいて、温暖化対策エネルギー起源二酸化炭素を2004年度に基準年として、絶対量及び生産高原単位を削減する改善活動と、廃棄物の総量削減及びリサイクル率向上活動を基本とし、従来から評価していた教育訓練・社会貢献・情報公開と環境マネジメントについては、環境マネジメントシステム認証以外にも「エコアクション21」のガイドラインにある取り組みなどを評価の対象として、会員各社から提出された2010年度の環境調査結果を厳正に評価したものである。

1. 環境大賞(1社)
●オーエスジー
 高い完成度で維持されている環境マネジメントシステムのもとで環境管理活動が進められ、リーマンショック後の生産縮小およびその後の生産拡大の局面で、環境パフォーマンスの維持向上が困難な状況にあって、廃棄物再資源化率99.9%以上を2007度以後維持し、二酸化炭素原単も前年比にて15%削減率を達成するなど、その環境パフォーマンスとそれを生み出した環境マネジメントシステム、環境管理活動は他社の規範となると評価された。

2. 環境特別賞(2社)
(1)地球温暖化防止
 本年度は該当社なし。

廃棄物対策(.2社)
●トットリレッキス工業
 再資源化のための産業廃棄物処理業者との契約を見直す等、継続的な改善活動の結果、再資源化率が18.3%から2010年度は90%の大台を超え、2011年度は98%以上を達成する見込みまで改善した。その活動は他社の模範となると評価された。

●高周波精密
 再資源化率の高い産業廃棄物処理業者への変更など、再資源化率向上に地道に取り組まれ、その結果6年連続で再資源化率が33.6%から81.7%まで向上した。その着実な活動が、他社の模範となると評価された。

3. 環境貢献賞
(1)エコプロダクト部門
本年度は該当社なし。

(2)エコファクトリー部門
●彌満和プレシジョン会津工場
 切削油給油・戻り配管への遮熱塗料塗布することで、研削油配管の放射熱を抑え、工場内温度上昇の軽減を図ると言う、新しい着想が評価された。

東日本日立ツール特約店会が総会を開く

「第20回東日本日立ツール特約店会総会」(会長=田中七郎埼京工機社長)が11月14日、東京・帝国ホテルで開催された。今回、会員会社相互の合理化を図り、持続的な成長のため、東日本日立ツール特約店の発展的な解散をするとしたが、解散後も講習会の開催、技術サービス、同行販売、キャンペーン、新製品ニュース提供、現特約店制度も継続する。来年以降は、日立ツール主催として、同社の方針、近況報告会として開催していく。開催の案内は日立ツール製品を主力に販売していく販売店に案内を予定している。

市場別営業体制の確立と技術サポート体制の構築に注力し、金型加工用工具でシェアアップを図る

日立ツール 田中啓一社長
日立ツール 田中啓一社長
 幹事会社が紹介されたあと、日立ツール田中啓一社長が同社の説明を行った。この中で、市場別営業体制の確立と技術サポート体制の構築に傾注するとし、技術本部を設立し技術サポート体制を確立しているとした。また、4月に「エポックSUSシリーズ」を発売、7月には「エポックディープエボリューションシリーズ」を投入したと説明した。
 田中社長はこの中で、「工場の生産性品質管理の抜本的改善や価格競争力の獲得、製品性能の向上など、ものづくり基盤の強化に注力する。今後もお客様のニーズに合わせ、特長のある製品をつくりたい。また、今後もお客様の声を開発に反映したい」と述べた。
 続いて同社取締役販売担当の相本和貞氏が営業方針を説明した。同社では、今後、金型加工用工具を強みとして、シェアアップを図るとしている。

東日本日立ツール特約店会長 田中七郎埼京工機社長
東日本日立ツール特約店会長 田中七郎埼京工機社長
 次に総会の議案審議が行われた。議長は埼京工機社長の田中七郎氏。第一号議案・平成22年度事業報告、第二号議案・平成22年度会計報告ならびに同会計監査報告、第三号議案・東日本日立ツール特約店会解散の件、第4号議案・平成23年度事業計画案、第5号議案・同事業予算案が審議され満場一致で承認された。

田中七郎氏が幹事代表としてあいさつを述べた。この中で「われわれは日立ツールと一体なんだ、という形で進めて行きたいと思っている。今後、日立ツールの特約店会という名前は改称される。どういう名称になるか不明だが今後も日立製品の販売をいただければ幸いである」とした。
 
 続いて優秀特約店表彰が行われたあと、場所を移して懇親パーティが開かれ宴たけなわのころ散会した。

注目! ダイジェット工業のサーメタル「CT500」 

絞りダイス。これでアルミ缶をつくる。
絞りダイス。これでアルミ缶をつくる。
 超硬合金といえば硬くて耐摩耗性に優れているので、切削工具や金型などに採用される重要な材料だが、近年、超硬の材料である希少金属のタングステンが高騰しており、超硬=高価である――という側面を持っている。そこで超硬合金やセラミックスと同じ硬さと耐摩耗性を誇る材料があれば製造現場のコスト削減に貢献できると考えたダイジェット工業(社長=生悦住 歩氏)の新素材のサーメタル「CT500」に注目したい。

 同社が昨年発売したこの素材は、ステンレス鋼・アルミニウムの絞り加工・しごき加工、耐熱合金の精密熱間鍛造金型や高温環境化で使用される部品・型ならびにこれら加工・工具に最適な新しい炭窒化チタン系複合材料である。



 

高温化における耐酸化性に優位! 900℃でも質量はほとんど変化せず!

写真上の劣化した超硬合金に比べ、下にあるサーメタルは高温下における耐酸化性による劣化がほとんどない。
写真上の劣化した超硬合金に比べ、下にあるサーメタルは高温下における耐酸化性による劣化がほとんどない。
 サーメタル「CT500」は、HV硬さ13.5GPa、破壊靭性値10.0MPaと超硬合金、セラミックスと同じレベルであり、さらに耐摩耗性と耐欠損性のバランスが良いという大きな特長を持つ。ステンレス鋼やアルミニウム合金との摩擦が低く、焼付きの発生を抑制。900℃の大気中においても耐酸化性を維持し、高温条件でも安定使用が可能なのだ。700度以上の高温大気雰囲気において硬さ、曲げ強度の低下が小さいのも魅力である。炭窒化チタンが主成分であるため比重は5.6.これは超硬合金の1/3程度と非常に軽量であり、低熱伝導であるため、高温の被加工材の冷却を抑制し、セラミックスでは製作困難な複雑形状製品にも独自技術で対応できる優れモノなのだ。
 
 コストパフォーマンスをお考えの方は、サーメタル「CT500」を試してみるのも一案だろう。

双葉電子のロボット用コマンド式サーボは容易に制御可能!

 シリアル通信で簡単に制御可能な双葉電子工業のロボット用コマンド式が注目されている。この製品はDCモータ、減速機、各種センサやシリアル通信回路を一体化したモジュールで、PCから簡単に移動特性の変更を指示したり、内蔵されたセンサ情報を読み取ったりすることが可能な製品である。
 コマンド方式サーボは全て同じ書式のコマンドで制御されるので、同じ目標角度と移動時間を指示すれば性能の異なるサーボでも同じタイミングで動作させることができる。また、サーボ出力に弾力性を持たせるコンプライアンス機能により、出力軸にバネを組み込んだような柔軟な動きを行わせることもできる。コマンド方式サーボは角度センサや温度センサ、負荷センサを内蔵しており、それらの情報を自由に読み取ることが可能だ。また内部が高温になったときは、自動的に出力をカットして破損を防ぐ温度リミット機能を備えている。

コマンド方式だからできること

この技術はデンソーの教育用ロボットにも採用されている
この技術はデンソーの教育用ロボットにも採用されている
 この製品の一番の特長は、PCとUSB-RS485変換器、コマンド方式サーボと電源を接続するだけで、サーボの制御はもちろんのこと、サーボに内蔵されたセンサの情報取得まで自由にできる。双方通信機能を備えたこの製品は、目標角度と移動時間を指示されたサーボは自動的にそのとおりに動作するので、サーボと常時通信し続ける心配はない。また、一回の指令で複数のサーボに異なる動作を指示することができるので、小型で安価なPCでも多数のサーボの同期制御を行うことができる。研究用人型ロボットや業務用の自動機器からUSBガジェットまで用途が広がるのが魅力の製品だ。