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開催間近! JIMTOF2010
JIMTOF2010(第25回日本工作機械見本市)が来る10月28日から11月2日までの6日間、東京ビッグサイトで開催される。世界有数の同展示会に19カ国・地域から576社の企業や団体が出展し、最先端の製造加工技術を展開する。今回のテーマは、「モノづくり 未来を創る 夢づくり」。トレンドである環境対策をはじめ、コスト削減や高能率加工を求めた顧客のニーズを追求した機械や工具、それに関連した周辺機器がズラリと並ぶ。また、会期中には併催行事として多様な講演会やセミナー等も開催される。開催初日は環境技術の第一人者である小宮山宏・三菱総合研究所理事長が「“課題解決先進国”日本の役割(仮)」と題した基調講演を、最終日には鈴木孝幸・日野自動車技監が「大型車の環境技術開発の方向性にいて」を講師に迎え、特別講演が行われる。11月1日には、現在注目されている航空機産業にスポットをあて、セミナーとパネルディスカッションが開催される。IHIは「航空機用エンジン生産の現状と工作機械」を、富士重工業は「航空機製造におけるCFRP加工」をテーマに航空機産業の製造に関する最新動向を紹介。パネルディスカッションでは、航空機産業への参入を目指す地域クラスターを代表して「アマテラス」および「次世代型航空機部品供給ネットワーク(OWO)」の構成企業が参加して「航空機産業への参入を目指す地域クラスターモノづくり」と題した議論を展開する。
平成22年度超硬工具協会賞決まる
超硬工具工業会(理事長=倉坂克秀)が、このほど平成22年度超硬工具協会賞の受賞者を発表した。
今年度の受賞者は業界功労賞1名、技術功労賞12件、作業・事務・生産技術等の改善賞7件。
【業界功労賞】(1名)
中村 裕 (なかむらゆたか)元協会幹事(元東邦金属取締役社長)
【技術功績賞】
・『マジックドリルDRX型』 の開発 〈京セラ株式会社 機械工具事業本部〉
≪技術の特長≫
低抵抗でスムーズな切削」、「優れた切りくず処理」、「優れた切りくず排出性」、「長寿命、高信頼性」を実現したスローアウェイドリルを提供することで、ユーザーの生産性向上、コスト削減に貢献することを目的とする。
・複合材用ドリル 『コロドリル854および856』 の開発 〈サンドビックコロマント事業部〉
≪技術の特長≫
主に航空機機体部品で、加工比率が増大する複合材(CFRP)加工が注目されている。中でも、ドリリング加工での加工能率改善は顧客にとって必須事項である。CFRP材特有の層間剥離(デラミネーション)、ファイバーブレイクアウト、繊維切れ残りを低減させる刃型設計、アグレッシブなCFRP材での工具寿命延長、そしてメタルとの重ね板加工で安定した加工を実現し、現状よりも生産性と一穴あたりの加工コストを30%以上改善することを目的に開発したものである。多様なCFRP材に対応できるように炭素繊維含有量をベースに2種類の最適化した標準刃型設計をもつ。また材種は、新開発ダイヤモンドコーテッド超硬(材種名N20C)により、一穴あたりの加工コストを低減させることができる。
・刃先交換式ドリル 『SumiDrill WDX型』 の開発 〈住友電工ハードメタル〉
≪技術の開発≫
自動車、鉄鋼、産機、建機等の産業で使用される粗から中仕上げで中径サイズ以上のドリルでは、超硬ソリッドは高価でハイスは加工能率が悪く、チップ交換式ドリルは信頼性が低い等の問題があった。当社はこれらの問題を解決するために、チップ交換式ドリルの加工バランスを徹底的に改善し、加工と寿命の安定性を従来に無いレベルに高めたSumiDrill WDX 型を開発した。
・鋼高速旋削用CVD材種 『エースコートAC810P』 の開発 〈住友電工ハードメタル〉
≪技術の特長≫
本製品は、自動車、産業機械、鉄道、発電などの分野で鋼製部品の機械加工に用いられる旋削用刃先交換式インサートの加工能率と加工コストの改善を図ったものである。特に高速加工用途を目的として、従来製品のAC700Gに対し、スーパーFFコーティングと高強度厚膜アルミナの適用により耐クレーター摩耗性を2倍以上に向上し、寿命を1.5倍以上に向上させることに成功した。
・高能率高精度加工対応 『フィニッシュジェットミル』 の開発 ≪ダイジヱット工業≫
≪技術開発の特長≫
鋳鉄製プレス金型に代表される大型金型構造部の底面などの基準面仕上げ加工において、十分な仕上げ面あらさを得るためには、荒加工、中仕上げ加工、仕上げ加工と多くの工程を必要とし、多大な時間とコストを費やしている。 本カッタは、高送り可能な荒刃と独自形状の仕上げ刃を交互に組み合わせることにより、高能率加工条件で、中仕上げ加工を省く1発仕上げ加工にて、高精度加工を実現した。
・鋼・ステンレス鋼加工用材種 『AH725』 の開発 〈タンガロイ〉
≪技術の特長≫
本開発は、鋼・ステンレス鋼の内径旋削加工工具よび刃先交換式穴あけ加工工具における工具寿命の安定長寿命化による加工コストの低減および高能率加工による生産性の向上を目的とした。前記目的を達成する為の技術的特徴は、・高い被膜密着性と溶着抑制被膜によるチッピングの抑制、・硬質PVD被膜による耐摩耗性の向上、・被膜平滑化技術による切り屑形状の安定化である。
・ 窒化珪素工具新材種 『SX6』 の開発 〈日本特殊陶業〉
≪技術の特長≫
自動車部品をはじめとした鋳鉄加工の高能率加工には、セラミック工具が主に使用されている。近年、更なる高能率加工への要求が強まっているものの、従来のセラミック工具では現状以上の高速加工は困難な状況にあった。「SX6」は粒界制御により、高速加工に必要な耐摩耗性と耐熱衝撃性を大幅に改善。鋳鉄の高速加工において、DRY・WET、旋削・転削、粗・仕上げのほぼすべての用途において従来のセラミック工具を上回る性能を実現した。
・超高能率加工用エンドミル 『エポックミルスシリーズ』 の開発 〈日立ツール〉
≪技術の特長≫
部品加工や金型加工における荒加工の超高能率加工に貢献することを狙った切削工具である。今までにない『高切り込み・高送り』をコンセプトにビビリ振動を極限まで抑制できる弊社独自のアンイコールフェーズを採用し、底刃は2段ギャッシュ形状としたため、縦・横・斜めへの切り込みで高能率加工が可能となった。
・ミーリング加工用 『厚膜PVDコーティングJS』 の開発 〈日立ツール〉
≪技術の特長≫
ミーリング加工での高能率加工による低コスト化と、高速乾式加工による環境対策を目的とした切削工具である。その目的を達成すべく、PVD法により膜密着性の高い膜厚6μmの厚膜皮膜の量産技術を開発した。これを用いて、耐摩耗性と耐クレーター摩耗性及び耐ヒートクラック性に優れた高寿命のコーティングインサート工具の量産供給を開始した。
・サポート装置付アングルヘッドの開発 〈富士精工〉
≪技術の特長≫
3軸制御のマシニングセンタにおいて、スピンドル軸芯に対して斜め又は90°曲げた方向への穴加工や面削り加工を行う場合は、アングルヘッドを用いることは少なくない。 しかし、フライス加工ともなると切削負荷が高くなりビビリが発生し易いため送り(f)を落としたり、切込み量を減らしてパス回数を増やすなどの工夫が必要となる。 本品は、それらの課題に対してホルダの剛性を確保し、加工効率を大幅に落とすことなく加工する目的でホルダの根元にサポート用の足を設けるタイプを準備している。
・フジロイポーラス合金工具の開発 〈冨士ダイス〉
≪技術の特長≫
本開発工具は、紙成形用金型において、適度な潤滑油供給を容易に実現する為、細粒体と粗粒体および結合金属粉末を組み合わせることで、平均孔径と多孔質量を適切に選択できるようにし、さらに、細粒体としてリユース粉末を使用可能であることも可能にしたポーラス合金製造技術。
・マルチクーラントホール付エンドミル 『CoolStar』 の開発 〈三菱マテリアル〉
≪技術の特長≫
耐熱合金など難削材の加工においては、切れ刃溶着や切り屑詰まりが発生しやすいため、切削油剤を加工ポイントに適切に供給することが重要となる。超硬合金素材に工夫を加えるエンドミルの各切れ刃側面に複数のクーラント供給穴を配置したマルチクーラントホール方式のエンドミルを商品化した。マルチクーラントホール方式により、加工ポイントへダイレクトに給油することが可能となったため、冷却効果および切り屑排出性が向上し、難削材加工で高能率・長寿命を実現した。
【作業、事務、生産技術等の改善賞】
・「S10000 運動」 〈住友電工ハードメタル〉
・「形状測定治具の考案による検査効率の向上」 〈ダイジヱット工業〉
・「コーティング工程における作業改善による品質歩留向上」 〈日本特殊陶業〉
・「 タングステン粉還元工程の改善」 〈日本新金属〉
・「 窒素添加サーメット研削用ダイヤ砥石の低消耗化」 〈冨士ダイス〉
・「空調設備改善による環境負荷低減と省エネ化」 〈三菱マテリアル〉
・「 超硬の研削スクラップの有効活用について」 〈矢野金属〉
第27回ニューメンブレンテクノロジーシンポジウム ~地球資源創生に貢献する膜技術~
日本能率協会(JMA、会長=山口範雄)は、日本膜学会と共同し、11月29日(月)~12月2日(木)まで東京港区・三田NNホールで「第27回ニューメンブレンテクノロジーシンポジウム2010」を開催する。本年は海外水ビジネスの最前線として、膜利用水ビジネスの海外展開、中東における水事業展開など国内外でもビジネス事例や、エネルギー創製と環境負荷低減への挑戦として、新エネルギー・省エネルギー関連する無機分離膜の最新技術が紹介されるセッションが設けている。【プログラム】●11月29日(月)10:00~13:00「エネルギー創製と環境負荷低減への挑戦」広島大学 都留稔了/(株)ノリタケカンパニーリミテッド 宮嶋圭太●11月29日(月)14:00~17:00「膜によるCO₂回収と環境負荷低減への挑戦」山口大学 喜多英敏/地球環境産業技術研究機構 風間伸吾●11月30日(火)10:00~13:00「実績を重ねる膜浄水システムの最前線」荏原エンジニアリングサービス(株)/(社)膜分離技術振興協会 田村真紀夫●11月30日(火)14:00~17:00「新規膜造水・浄化システムへの挑戦」水道機工(株)橋本暢之/大山・面部連・システムズ(株)中塚修志●12月1日(水)10:00~13:00「RO・NF膜システムの最前線」栗田工業(株)川勝孝博/オルガノ(株)佐藤祐也●12月1日(水)14:00~17:00「海外水ビジネスの最前線」日東電工(株)岩堀 博/(株)日立プラントテクノロジー●12月2日(木)10:00~13:00「MBRの最前線」日本下水道事業団 村上孝雄/東レ(株)豊原大樹●12月2日(金)14:00~17:00「水・資源の回収・再利用への挑戦」東京都市大学 長岡祐/メタウォーター(株)米川 均問い合わせ先(社)日本能率協会 ものづくり支援事業ユニット電話03-3434-1410 E-Mail :tech-con@jma.or.jp
9月分工作機械受注統計 日工会
日本工作機械工業会がまとめた9月分の受注実績は以下の通り。2010年9月分工作機械受注総額は920億円(前月比+7.2%・前年同月比△+113.6%)となった。【9月分内需】271億円(前月比△5.3%・前年同月比+38.7%)① 一般機械 115億円(前月比△11.7% 前年同月比+21.9%) うち金型 20億円(前月比+50.8% 前年同月比+38.3%)② 自動車 64億円(前月比△16.0% 前年同月比+76.4倍) うち部品 45億円(前月比△15.3% 前年同月比約2.3倍)③ 電気・精密 36億円(前月比△7.3% 前年同月比+93.1%)④ 航空機・造船・搬送用機械 11億円(前月比+90.4% 前年同月比△27.2%) 【4月分外需】649億円(前月比+13.4%・前年同月比+175.9%)①アジア:362億円(前月比△2.0% 前年同月比約2.5倍)・東アジア:298億円(前月比+6.0% 前年同月比約2.8倍%)・その他アジア:64億円(前月比△27.6% 前年同月比+61.3%)②欧州:94億円(前月比+30.9% 前年同月比 約2.3倍)③北米:177億円(前月比プラス54.5% 前年同月比約4.1倍)
深穴加工用「トグロン®ハードロングドリル」を追加! イワタツール
イワタツールがHRC40~70の焼入れ鋼に穴があくトグロン®ハードシリーズに、20D以上の貫通穴加工が可能な新製品、深穴加工用「トグロン®ハードロングドリル」を追加発表した。同社では、10月28日(木)~11月2日(火)、東京ビッグサイトで開催される「JIMTOF2010」(西1ホールW1079)にて、世界最速 1穴0.25秒で20000穴以上加工可能な新製品「GPドリル」や売れ筋No.1の「SPセンター」の他、人気急上昇中の面取り工具「トグロン®シャープSP」など、切れ味、面粗度、精度など、仕上がりの美しさにこだわった製品を展示する。 なお、同社では展示会開催中に以下のワークショップを開く。テーマ:「焼入れ鋼への深穴加工」と「超高速穴あけ加工」について日 時:2010/10/28(木) 13:00~14:00場 所:東京ビッグサイト会議棟6F 605会議室【加工実演】碌々産業株式会社の加工機「CEGAⅡ-542」にて、「トグロン®ハードロングドリル」を使用し、HRC60の焼入れ鋼にφ2㎜深さ40㎜以上の貫通穴加工を実演。【秘密の部屋】 参考出品製品を、お得意ユーザーだけに紹介する。
長い突きだし量で高能率加工! 日立ツール
日立ツールは、大型機械部品加工、大型金型加工及び工作機械製造分野でのL/D=6以上の突き出し長さの加工において問題となるビビリ振動を抑制し、大幅な加工能率向上が図れる防振アーバーの開発に成功した。
従来、L/D=6以上の突き出し長さの加工ではビビリ振動が生じ易いため、切り込み量及び送り速度を小さく設定せざるを得ず、能率の低い加工になっていたが、同社ではこの課題を解決するため、長い突き出し長さで高能率加工が可能な防振アーバー『AVアーバー』(φ40~φ63用)を発売する。
1.特 長
ダンパー(動吸振器)を内蔵
アーバー本体内にダンパーを内蔵することにより、減衰比が通常アーバーの約6倍になっている。
従来工具ではビビリ振動を発生する切込み量でも高能率加工が可能となり、安定した 加工状態のためインサートの寿命が大幅に向上する。
AVアーバーは従来アーバーに比べて加工能率2.5倍、工具寿命10倍(φ50×L400mm時)の性能が得られる。
西日本最大のものづくり専門店が10月6日(水)より開催
第13回 関西 設計・製造ソリューション展/第13回 関西 機械要素技術展/第2回 新エネルギーEXPO 大阪/第1回 医療機器 開発・製造技術EXPO 大阪が、来る2010年10月6日(水)~8日(金)までの3日間、上記の展示会がインテックス大阪で開催される。同展示会は、モノづくりの最先端技術が一堂に集まる西日本最大の専門展として、西日本ユーザーにとって欠かせない場として定着しており、例年多数の専門家、ユーザーが来場している。また本年は、『医療機器 開発・製造技術 EXPO 大阪』が新規開催されることとなり、大きな注目を集めている。なお、展示会招待券(無料)は展示会ホームページ( http://www.reedexpo.co.jp/DMK/ )にて受付けているとのこと。
“Xクラス”に高精度・高効率複合加工機 “NTX1000”が登場
森精機製作所は、このたび「Xクラス」を発表した。今回、複合加工機モデル「NTX1000」の受注を2010年9月14日から開始した。
「NTX1000」は、複雑形状の高精度加工や高能率加工が求められる医療機器や計測器などの小型精密部品加工に最適な複合加工機。①独自技術、②高い操作性、③省スペース、④熱変位対策、⑤MAPPSⅣ+ESPRIT、⑥豊富なバリエーション――など多くのニーズに幅広く応える。
【特長】
①独自技術
機械構造には当社独自技術の“DDM(ダイレクト・ドライブ方式モータ)”、“ORC(オクタゴナルラム)”、“BMT(ビルトインモータ・タレット)”を採用、小型精密部品の高精度な完品加工を実現。
②高い操作性
機械カバーは丸みを持たせたXクラス共通デザインを採用、またキーボードに傾斜を設けることで、操作性の向上を図っている。
③省スペース
設置面積が当社従来機比で約40%削減。単位面積あたりの生産性が飛躍的に向上した。
④熱変位対策
第1主軸にはゼロ芯主軸構造を採用、主軸台正面形状をX軸方向、Y軸方向共に対称形にすることで、熱による主軸中心の変位を防ぐ。またORC(オクタゴナルラム)は対角線上にある摺動面が発熱に対して対称に変位するため、互いの変位量を相殺します。これにより可動体の中心を一定に保つことができ、高速高精度加工を可能にした。
⑤MAPPSⅣ+ESPRIT
操作パネルには新型高性能オペレーティングシステム「MAPPSⅣ」を搭載。自動プラミングソフトウェア(標準)とCAMソフトウェア「ESPRIT」(標準)により、難易度の高い加工プログラムにも、お客様の使用環境にあわせた対応が可能。さらに3次元干渉チェック機能(標準)により主軸、ワーク、生爪、工具、ホルダ、刃物台などの干渉を3次元でチェック。自動・手動の運転モードで干渉を検出した場合、機械を停止させることで、世界最高レベルの安全性を実現した。
問い合わせ先は users@moriseiki.co.jp まで
