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2016年1月分工作機械受注総額は1,002.6億円 日工会
日本工作機械工業会がこのほどまとめた2016年1月分の受注実績は以下の通り。2016年1月分工作機械受注総額は、1,002.6億円(前月比△6.5% 前年同月比Δ17.2%)となった。1月は内外需とも季節的な減少要因により、2カ月連続の1,100億円割れ。1,000億円超は29カ月連続。 内需は395.7億円(前月比△7.0% 前年同月比+2.8%)で、12カ月ぶりに400億円を割るも5カ月ぶりの前年同月比増加。国内需要は堅調持続。外需は606.9億円(前月比△6.1% 前年同月比△26.6%)で主要三極全て前月比減少するも。3カ月連続の600億円超。前年同月比は8カ月連続減少。 内需は堅調ながら引き続き様子見感有り。外需では世界経済やEMS特需について今後の動向を注視。
1月分内需
395.7億円(前月比△7.0% 前年同月比+2.8%)。 ・12カ月ぶりの400億円割れ。 ・前月比2カ月連続減少。前年同月比は5カ月ぶり増加。 ・季節要因に加え、補助金等の政策待ちもあって足元減少するも、堅調持続。 ① 一般機械 133.9億円(前月比△10.8% 前年同月比△16.0%) うち金型 26.8億円(前月比+37.3% 前年同月比+10.1%) ② 自動車 144.7億円(前月比△4.1% 前年同月比+24.4%) うち部品 88.5億円(前月比△17.0% 前年同月比△1.4%) ③ 電気・精密 31.1億円(前月比△12.8% 前年同月比+0.1%) ④ 航空機・造船・搬送用機械 43.2億円(前月比+91.1% 前年同月比+60.1%)
1月分外需
606.9億円(前月比△6.1% 前年同月比△26.6%) ・3カ月連続の600億円超。 ・前月比は2カ月連続。前年同月比は8カ月連続減少。 ・主要三極すべて前月比減少も、欧州・北米は前年並みの水準。 ①ア ジ ア:250.0億円(前月比△5.3% 前年同月比△47.7%) ・東アジア:199.0億円(前月比△8.2% 前年同月比△18.6%) 〈中 国〉144.4億円(前月比△11.4% 前年同月比19.5%) ・その他アジア51.0億円(前月比+8.2% 前年同月比△78.1%) 〈タ イ〉8.9億円(前月比△9.7% 前年同月比△41.7%) 〈ベトナム〉7.3億円(前月比+35.7% 前年同月比△95.8) 〈イ ン ド〉19.6億円(前月比△16.7% 前年同月比+22.1%) ②欧 州:141.7億円(前月比△2.9% 前年同月比+4.7%) 〈ド イ ツ〉41.1億円(前月比+13.5% 前年同月比+37.7%) ③北 米:205.1億円(前月比△7.8% 前年同月比△0.2%) 〈アメリカ〉165.6億円(前月比△15.5% 前年同月比△4.3%) 〈メキシコ〉 31.8億円(前月比+110.6% 前年同月比+39.6%)
12月分超硬工具主要統計
日本機械工具工業会がまとめた2015年12月分超硬工具主要統計は以下の通り。【超硬合金重量】457トン(前年比96.6)。【超硬工具生産額】切削工具190億2700万円(前年比95.3)、耐摩工具30億3100万円(同94.0)、鉱山土木工具6億6200万円(同85.5)、その他工具13億4400万円(同309.0)、焼結体・工具19億3600万円(同98.6)、合計260億100万円(同98.6)。【輸出入】輸出102億5300万円(前年比101.2)、輸入57億400万円(同93.9)。【超硬工具出荷額】切削工具202億9900万円(前年比92.8)、耐摩工具30億8800万円(同96.2)、鉱山土木工具6億9800万円(同79.1)、その他工具14億600万円(同384.2)、焼結体・工具21億9000万円(同96.3)、合計276億8100万円(同96.7)。【刃先交換チップ】生産2668万9000個(前年比100.9)、出荷2727万3000個(同96.9)。
「IoTを取り入れることで日本の強みを証明する」 日本工作機器工業会が賀詞交歓会を開く

壇上に立った寺町会長は日頃の感謝の意を表したあと、「私どもの数字の発表だが、2015年度の最終予想が1840億円で前年度比5.1%増と予想されている。また、2016年度については1870億円の受注予想が出ているが、先日の日工会の発表では1兆5500億円が掲げられており、そういうことならば私どもは1900億円を超えなければならないと思っている。年初の新聞では経営者の皆様の今年の国内GDPの成長率予想は1.5%と出ていた。また、株価も2万2000円から2万3000円くらいと、久方ぶりに安定的に2万円台を超えるのか、と、久しぶりに良い正月を迎えられたな、と思ったところ、すぐさまサウジの問題が出てきた。1月8日は株式市場が大波乱。これは中国経済が非常に良くないということがベースになっている。日本の株式市場も6日連続で下がった。昨日上がって良かったな、と思ったとたんに今日は下がっているという状態で、なかなか難しい時代を迎えた。昨年、わたしはここで、IoTやインダストリー4.0の話をした。当会でもこの件について勉強会が進んでいる。IoTについては、我々日本は積極的にやらなければいけない、という気がしている。情報発信等をどのようにご提供申し上げたらいいのか、ということを考えなければならない。われわれの提供している部品、ユニット、工具、いろいろなものがどういう状況にあるのか、また、このままいくと、どのような変化をおこしていくのか、という情報を提供していくとはハッキリしているが、それ以外にもまだあるのかもしれない。そういうものを探り、情報をしっかり提供していくということは日本にとっても大変重要なことである。日本の特性としていわれている高品質、安全、安心も、残念なことに最近、廃棄しなければならない肉が売られてしまうという問題が起きた。大変残念なことだが、われわれのところはIoTを使って関連的に起こっていくことがデータとして蓄積されていくということは、日本の強みを証明していける1番の強みではないか」と述べた。
「イノベーションをベースとしたものづくりに大きく挑戦」

北川祐治副会長(北川鉄工所社長)の乾杯の発声で開宴した。
宴もたけなわのころ、黒田浩史副会長(黒田精工社長)の中締めで散会した。
2年続けて売上高1000億円を達成! オーエスジーが賀詞交歓会を開く

「2020年には売上高1500億円を目指す!」


新春を祝って、中田 山善社長、村井正夫 東京山勝専務取締役、矢野茂雄 滝川物産社長、山出谷武俊 山勝商会社長、大沢会長、石川社長による鏡開きが行われた。
乾杯の発声は三橋 誠 テヅカ社長が行った。
宴もたけなわのころ、山下隆蔵 山下機械会長兼社長が中締めを行った。大沢伸朗オーエスジー常務の締めのあいさつのあと、散会した。
「グローバル化した社会経済の動きに迅速に対応していく」 日本フルードパワー工業会が賀詞交歓会を開く

梶本会長は、日頃の感謝の意を表したあと、「昨年12月に米国のゼロ金利政策が終了し、その影響が新興国にどのように影響するか各国が見守っている中、今年は年明け早々、サウジアラビアとイランとの国交断絶のニュースが飛び込み、中東地域に一段の緊張が走った。また原油安からの資源国経済の低迷やGDP世界第二位の中国の成長鈍化など新興国景気の減速などを背景にアジアや日・米・欧株が大きく下がるなど波乱含みの状況でスタートした。このような世界情勢の中、新年早々に招集された国会では3.3兆円規模の補正予算、そしてTPP関連、また、GDP600兆円を目指す来年度予算などのわが国経済を大きく左右する多くの重要な審議がされると聞いている。安倍内閣は今年を内外課題に対する挑戦の年、経済最優先の年と位置付けており、デフレ脱却を目指すアベノミクス政策の更なる進化とその果実に期待したい。さて、私たち日本フルードパワー工業会は、今年創立60周年の節目を迎える。もはや戦後ではないといわれた昭和31年に前身である油圧機器工業会、日本自動機器工業会が設立され、お陰様で、今や販売高約7000億円にまで発展した。しかし、周囲の環境は大きく変化をしている。世界経済の一層のグローバル化の進展により様々な地域のリスクなどが世界経済に大きな影響を与える時代である。フルードパワー業界が今後とも成長発展していくためにはこのようなグローバル化した社会経済の様々な動きに迅速に対応していかなければならない。その意味でも新技術への挑戦、どこにも負けない生産効率の向上、新規市場開拓などの持続的活動が求められる。そのためには学会の先生方をはじめとした多くの学校による産学連携研究開発の推進や工場の革新、そして、女性やシニアの方々の働きやすい環境作りが大切であり、工業会としてもこれらをサポートする活動を強化していきたい。今年は参議院選挙の年である。初めて18歳以上の若者が参政権を得て国政に関与する選挙であり日本の政治も変化する予感がしている。昨年の北陸新幹線の開業に続き、今年3月には北海道新幹線が函館まで開通する。また、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催、2027年のリニア新幹線開業に向けて東京をはじめ国内各地で様々な工事が始まってきており、日本の都市の姿が大きく変わりつつあるが、日本の国民が忘れてはならない東日本大震災から早5年が経とうとしている。交通網などのインフラは計画通りに復旧しているようだが、被災された方々が1日も早くもっと安心して暮らせる街になって欲しいと願っている」とあいさつした。
「経済の好循環の実現を期待」

「お客様の動向を注視思いきった経営を」日本金型工業会東部支部が賀詞交歓会を開く

懇親会では、加藤支部長が「昨年はインダストリー4.0やIoT等が賑やかだった。確かにものづくりにITを活用することは非常に結構なことだと思っている。人間が携わらないでモノが自動的に情報を吸収して分析してまた自動的に発信することによって、だいぶ世の中が便利になった。例えば、スマートフォンは位置情報を発信するが、それを利用して、発信体が時速30キロ以上で動いていればそのルートは交通渋滞ではないということが分かる。ただ、日本人は横文字のお題目に弱いんじゃないか、少し騒ぎすぎじゃないか、という気もしている。ドイツがインダストリー4.0の本場だということで日本のビジネスマンがドイツに押しかけるそうだが、お題目的な要素が強いので、向こうも驚いているという話も耳にしている。いずれにせよ、良いものは活用しなければならないが、単にブームで踊らされることのないようにしたい。話は変わるが、中国に進出している企業は人件費の高騰で悩んでおられるようだ。経済成長率が鈍化しているのになぜ人件費が高騰しているか、というと、生産人口が減っているので、有効求人倍率がどんどん上がり、人件費が上がると聞いている。私どものお客様の中にも国内回帰を考えている会社がある。昨年の中国のGDPも7%を切っているのではないか、といわれているが、実際の発電量のような現実に即したものでみると、もっと低いのではないか、という見方もあるようだ。タイも一昨年ほどから台数も落ち込んで、これもやはり景気の踊り場に来ていると感じている。いずれにしても今年は良い方向にも悪い方向にも大きく変化する年ではないか。われわれもお客様の動向を注視して思いきった経営をしていかなければならないと感じている」と開会のあいさつをした。


新入会員の紹介のあと、牧野二郎牧野フライス製作所社長の発声で乾杯をした。宴もたけなわのころ、森谷長治副支部長(森谷鉄工所社長)の中締めで散会した。
牧野フライス製作所が3 次元CAM システム 「FFCAM 2016」 の販売を開始
牧野フライス製作所(社長=牧野二郎氏)は、3 つのCAM システム(FF/cam、STLCAM、FF/Five)の機能を統合した3 次元CAM システム FFCAM 2016 の販売をこのほど開始した。
従来の「FF/cam」を基本機能として、同時4・5 軸加工機能(FF/Five)、STL モデル加工機能(STLCAM)をオプション化することで、必要に応じて追加できる商品構成としている。また、割り出し加工機能を標準付属し、同時4・5 軸加工機能の価格を下げた。
販売価格は、2,950,000 円 (消費税別)。
(同時4・5 軸加工機能選択 3,950,000 円)、(STL モデル加工機能選択 3,200,000 円)。
DMG森精機 システムソリューション工場稼動!
DMG森精機(社長=森雅彦氏)が、このほど創業地・登記上本社である奈良事業所(奈良県大和郡山市)に新設したシステムソリューション工場の稼動を開始した。
自動車関連の顧客のグローバル展開、及び新興国を中心とした自動車産業の拡大に伴い、顧客に納品後すぐに量産が開始できる、複数台でシステムアップされたターンキーと呼ばれる案件の需要が増えている。同社のシステムソリューション工場は、完成車や自動車部品を中心とした部品加工システムラインが構築可能なターンキー案件専用の工場で、長さ80mの生産システムラインが4本設置でき、また、3次元測定機を始め、真円度測定機、表面粗さ測定機など最新の測定機器を取り揃えており加工ワークの品質を即座に確認することができる。さらに、顧客が発注してから、システム組立~検証を行い、出荷時には専用のトラック搬出スペースから出荷する。これにより、全ての工程をシステムソリューション工場内で完結することができるため、外部からの接触を断ちお客様の大切な機密情報が守られる。
同社では、「システムソリューション工場で、全世界のお客様のターンキーに対するご要望にさらに迅速にお応えし、お客様の近くで最適なソリューションを提供してまいります」としている。
<システムソリューション工場概要>
所在地:奈良県大和郡山市井戸野町345番1 (奈良県大和郡山市:創業地・登記上本社)
敷地面:約9,000㎡(奈良第一工場の敷地面積は、現状の67,000㎡から76,000㎡に増加)
総投資額:約20億円 (奈良事業所全体。第一工場の外壁工事などを含む)
生産内容:自動車関連生産ライン、航空機、エネルギー等多種多様な産業向け工作機械の組立て、システム立ち上げ等
三菱マテリアルが新製品を続々投入! ~「MS plusシリーズ」、「SE高精度ドリルシリーズ」ほか~
三菱マテリアル 加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=鶴巻二三男氏)が、続々と新製品を市場投入させている。今回発表したのは、超硬エンドミル“MS plusエンドミルシリーズ”にステンレス鋼や炭素鋼などの部品加工に高能率加工を実現するスクエアエンドミル「MPMHV」、「MPJHV」を、SE高精度ドリルシリーズ”に溝長の短いショートサイズ「SEPDS」を、荒・中仕上げ加工用ボールエンドミル「SRM2」に積層PVDコーテッド超硬材種の鋼加工用「MP6120」、チタン合金・耐熱合金加工用「MP9120」を追加し、それぞれシリーズの拡充を図る。
超硬エンドミル“MS plusエンドミルシリーズ”を拡大
一般鋼から50HRC程度までの高硬度鋼の金型材や部品加工の幅広い範囲で、安定した寿命を発揮する“MS plusシリーズ”に、ステンレス鋼や炭素鋼などの部品加工に高能率加工を実現するスクエアエンドミル「MPMHV」「MPJHV」を追加した。
超硬エンドミル“MS plusエンドミルシリーズ”「MPMHV」「MPJHV」の主な特長は、以下の通り。
① 「MS+(エムエスプラス)コーティング」を採用。炭素鋼から50HRC程度の高硬度鋼まで、幅広い被削材で優れた耐摩耗性を発揮。
② 異なるねじれ角による不等リード形状により、びびり振動を抑制し、突出しの長い加工での安定した切削が可能となり、特にセミロング刃長の「MPJHV」は、縦壁の仕上げ加工に最適。
③ ミドル刃長の「MPMHV」は、刃長と全長を従来品より長い設定としたことでより高い汎用性を実現。
●型番
「MPMHV」刃径 1mm~13mm 17型番/「MPJHV」刃径 1mm~12mm 19型番
●標準価格
4,240円~24,900円
ハイスミーリングシャンクドリル“SE高精度ドリルシリーズ”に「SEPDS」を追加
ハイスミーリングシャンクドリル“SE高精度ドリルシリーズ”は、切れ味が良く、耐溶着性と切りくず排出性を向上させることにより、鋼・鋳鉄・ステンレス鋼から非鉄金属のドリル加工に低コストや良好な仕上げ面と高精度な穴あけ加工を実現し、抜けバリが抑制されるなど、ユーザーから高い評価を得ていることを受け、このほど溝長の短いショートサイズ「SEPDS」を追加し、シリーズの拡充を図る。
ハイスミーリングシャンクドリル“SE高精度ドリルシリーズ”「SEPDS」の主な特長は、以下の通り。
① 歯切工具などで、耐摩耗性を向上させるための表面処理「STH処理」をドリル用に最適化した独自表面処理「D-STH処理」により、ノンコーティングの切れ味を保ちながら、コーティング品並みの耐摩耗性を実現。
② 一般的コーテッドハイスドリルに比べ高精度なドリル径公差を実現。
③ コーテッドハイスドリルに比べて、独自表面処理「D-STH処理」は母材の微小な穴を残すことにより、クーラントの潤滑性が向上。
●型番
「SEPDS」ドリル径 0.5mm~4.0mm 41型番
●標準価格:
708円~1,480円
荒・中仕上げ加工用ボールエンドミル「SRM2」にPVDコーテッド超硬材種を追加
荒・中仕上げ加工用ボールエンドミル「SRM2」は、インサートとボディの中心肉厚に厚みを持たせ、インサートやボディの割損に強く、中・大型金型の加工用の刃先交換式ボールエンドミル。このほど、独自技術TOUGH-Σ(タフ・シグマ)テクノロジーを適用したAl-Ti-Cr-N系積層PVDコーテッド超硬材種の鋼加工用「MP6120」、チタン合金・耐熱合金加工用「MP9120」を追加したことで、シリーズの拡充を図る。
PVDコーテッド超硬材種「MP6120」「MP9120」の主な特長は、以下の通り。
① 独自技術TOUGH-Σテクノロジーは、Al含有量を高め高温下での耐摩耗性・耐溶着性を向上したベース層と、被削材別の最適被膜を積層構造にすることにより、クラック進展を阻止し耐欠損性も大幅に向上。
② 鋼加工用「MP6120」には、(Al,Cr)N系コーティング層を採用し、熱の膨張と収縮により発生する熱亀裂を抑制。
③ チタン合金・耐熱合金加工用「MP9120」には、CrN系コーティング層を採用し、刃こぼれの原因である溶着による構成刃先を抑制。
●型番
「MP6120」20型番/「MP9120」20型番
●標準価格
1,950円~5,690円
タンガロイが2 コーナ多機能溝入れ加工用工具 TungCut(タングカット)新汎用PVD 材種『AH7025』を新発売
タンガロイ(社長=木下 聡氏)が2 コーナ多機能溝入れ加工用工具『TungCut』(タングカット)に汎用PVD 材種『AH7025』を拡充し、このほど発売を開始した。
2 コーナ多機能溝入れ加工用工具TungCut は、独自のインサートクランプ方式により、インサートのクランプ剛性が高く、安定した長寿命を提供する。また、小物加工向けから一般加工向けまで幅広くカバーし、あらゆる溝入れ加工に対応する。
『AH7025』は新被膜と新母材の組み合わせにより、耐摩耗性と耐チッピング性をより高次元で両立させた新汎用PVD 材種で、新たなメイン種として位置づけられる。適用可能な被削材は鋼やステンレスを中心に耐熱鋼までをカバーし、多様な被削材に幅広く対応するうえ、溝入れや横送り加工だけでなく、突切りまであらゆる溝入れ加工に幅広く適用できる。
■主な特長
●高Al 含有の高強度・高密着性の積層被膜により耐摩耗性と耐チッピング性を大幅に改善
●適用被削材は鋼、ステンレス鋼から耐熱鋼まで幅広くカバー
●溝入れ、横送りから突切りまですべての加工に対応