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建築家の田中裕也氏がオーエスジーを訪問

豊橋の市制100周年の記念事業の縁で大沢会長との交流が始まり、その後もバルセロナを訪問するなどして親交を深めていた。田中氏が製作したガウディ「エルカプリチョ」の建物図を同社が一昨年より預かっている。
この日は、書道家の浜野龍峰氏と彫刻家の三澤憲司氏も加わり、OSGの大沢会長を囲み懇親を深めた。
写真左から三澤氏、浜野氏、大沢会長、田中氏
DMG森精機 企業統合加速し企業価値向上!

同社第1四半期の売上収益は960億65百万円、となり、その他の収益には、AG社グループが連結対象となったことに伴い、AG社株式等の取得に係る差益372億96百万円が計上されている。営業利益は339億65百万円、税引前四半期利益は336億円78百万円となり、親会社の所有者に帰属する四半期利益は323億18百万円となった。
受注環境は、国内の受注が好調に推移したほか、中国、アジア地域も健闘した。米州は
通貨安の影響もあり高原横ばい圏で推移した。一方、欧州全体としては停滞したがイタリア、スペインなど一部地域で回復してきた。
同社は、世界市場でのプレゼンスをさらに高めるため、展示会、テクノロジーセンタ、ソリューションセンタの充実に力を注いだ。4月に北京で開催された「中国国際工作機械見本市(CIMT)2015」では最大のブースを確保し、革新的な新オペレーティングシステム「SELOS」を搭載した、計33台の最新鋭工作機械を展示した。6月には「DMG MORIプレミアムパートナー2015」を、ポルシェカスタマーセンター・ライプツィヒで開催した。イノベーションとグローバルな生産体制やインダストリー4.0の革新的な生産ラインアップを紹介した。
7月には、伊賀事業所において「Innovation Days 伊賀 2015」を開催し、旋削・ミーリング加工にレーザ金属積層造形を融合し、5軸でのレーザ金属積層造形を可能にする「LASERTEC 4300 3D」など、世界初出展となるWorld Premiam7台を含む計58台を展示した。
今後についても、主に自動車、航空機関連向けのソリューション提案に備え、奈良事業所にターンキー工場の建設も計画どおり進行している。また、韓国ソウルに新テクノロジーセンタの建設に着手した。開発製品では、2主軸2刃物台を備え、2工程を同時に加工可能な正面加工並行2スピンドル・タレット旋盤「NRX2000」を発表、またECOLINEシリーズの新たなラインアップである立形マシニングセンタecoMill Vシリーズ「ecoMill 600V」「ecoMill 800V」「ecoMill 1100V」の3機種を開発した。さらにワシノブランドの複合加工機「A-18S」および超高精度旋盤「G-07」のデザインを一新し、DMG MORIグループの統一デザインとして、生まれ変わった。
今後とも、顧客ニーズに応える、より高機能で信頼性の高い、投資価値のある製品を市場投入していくとしている。
セコ・ツールズが、X4 製品ラインをリーチの短い溝加工と突っ切り加工用に拡張
セコ・ツールズがリーチの短い溝加工と突っ切り加工システムをさらに広範な用途で活用できるようにするためX4 製品ラインを拡張しているが、このラインにこのほど大径、角度のあるチップ、TGH 1050 材種のチップが 新たに追加された。
X4 複数刃システムは、狭い切れ刃幅で業界の溝加工と突っ切り加工に対する需要に応えるものであり、交換式チップと安定性の高いクランプ設計で構成されている。頑丈で信頼性の高いシステム構成により、様々な一般被削材でできた小型部品、細いバーやチューブの溝加工や突っ切り加工で、高い精度、繰り返し精度、生産性、仕上げ面精度の向上を実現している。
現在のコーナーR0.1 ~ 0.15mm に加え、幅 1.5 ~ 3mmでコーナーR 0.2 ~ 0.3mm 、 CP500 材種チップ 8 種も新たに追加した。さらに従来よりも小さいRで1.5mm のチップ 2 種も新たに加わった。
拡張された X4 ラインには、超微粒子母材と新しい PVD コーティングを備えた独自の TGH 1050 材種も用意しており焼き入れ鋼を効率的に切削する。新しい材種には MC および FG 形状の幅0.5 ~ 3mmの6種類が用意されている。TGH 1050 は、焼き入れ被削材向けに設計されているが、超合金/耐熱合金の加工にも最適である。
7月分工作機械受注総額は1,299.4億円 日工会
日本工作機械工業会がまとめた7月分の受注実績は以下の通り。2015年月7月分工作機械受注総額は、1,299.4億円(前月比△4.5%・前年同月比+1.7%)となり、内需は堅調も、外需が減少。6カ月ぶりの1,300円割れ。1,000億円超えは23カ月連続で堅調持続。内需は598.4億円(前月比△0.8% 前年同月比+39.9%)で、自動車関連が堅調に推移したほか、省エネ補助金効果が一部継続。微減ながら前月並みの高水準。前年同月比は25カ月連続増加。外需は701.0億円(前月比△7.5% 前年同月比△17.6%)で、中国での電気機械向け特需がさらに縮小も、欧州・北米は堅調に推移。前月比は4カ月連続減少ながら700億円超は維持。今後も内需、欧米は堅調に推移すると見込まれるが、中国の電気・精密向け特需や世界経済の動向を注視。
7月分内需
598.4億円(前月比△0.8% 前年同月比+39.9%)。・前月比3カ月ぶり減少、前年同月比25カ月連続増加。・リーマンショック以降では前月(603.0億円)に次ぐ、2番目の高水準。・旺盛な設備投資意欲に政策効果が加わり、高水準の受注が継続。① 一般機械 236.7億円(前月比△8.7% 前年同月比+25.6%) うち金型 33.9億円(前月比△9.5% 前年同月比+31.9%)② 自動車 202.3億円(前月比+6.8% 前年同月比+49.6%) うち部品 142.9億円(前月比+7.1% 前年同月比+64.5%)③ 電気・精密 55.7億円(前月比△0.2% 前年同月比+19.5%)④ 航空機・造船・搬送用機械 21.4億円(前月比△15.4% 前年同月比+29.7%)
7月分外需
701.0億円(前月比△7.5% 前年同月比△17.6%)・前月比は4カ月連続減少、前年同月比は2カ月連続減少。・中国での電気機械向け特需がさらに縮小。・アジアが前月比減少するも欧州は増加。北米は200億円台を維持。①ア ジ ア:303.4億円(前月比△14.5% 前年同月比△32.9%)・東アジア:244.8億円(前月比△18.2% 前年同月比△27.1%)〈中国〉189.7億円(前月比△17.7% 前年同月比△32.1%)・その他アジア58.7億円(前月比+5.2% 前年同月比△49.8%)〈タ イ〉19.2億円(前月比+37.8% 前年同月比△42.1%)〈ベトナム〉5.0億円(前月比△0.6% 前年同月比-)〈イ ン ド〉19.6億円(前月比+63.6% 前年同月比△19.3%)②欧 州:174.7億円(前月比+7.4% 前年同月比+2.7%)〈ド イ ツ〉 48.6億円(前月比+29.0% 前年同月比△8.9%)③北 米:214.8億円(前月比△3.4% 前年同月比△0.7%)〈アメリカ〉 180.2億円(前月比△10.8% 前年同月比△3.2%)〈メキシコ〉 16.5億円(前月比+55.3 % 前年同月比△19.8%)
6月分超硬工具主要統計
超硬工具協会がまとめた2015年6月分超硬工具主要統計は以下の通り。【超硬合金重量】530トン(前年比103.1)。【超硬工具生産額】切削工具230億6600万円(前年比110.7)、耐摩工具33億8700万円(同105.6)、鉱山土木工具10億5600万円(同130.0)、その他工具5億1600万円(同103.8)、焼結体・工具21億8000万円(同105.4)、合計301億5200万円(同110.1)。【輸出入】輸出107億9500万円(前年比113.5)、輸入65億2400万円(同110.9)。【超硬工具出荷額】切削工具235億4600万円(前年比108.7)、耐摩工具32億5200万円(同102.3)、鉱山土木工具11億2700万円(同137.9)、その他工具4億1100万円(同93.3)、焼結体・工具25億5300万円(同108.8)、合計308億8900万円(同108.6)。【刃先交換チップ】生産3112万3000個(前年比104.4)、出荷3064万5000個(同102.3)。
「JIMTOF2016第28回日本国際工作機械見本市」がいよいよ始動! ~過去最大規模での開催~
日本工作機械工業会(会長=花木義麿氏)、東京ビッグサイト(社長=竹花 豊氏)は、2016年11月17日(木)から22日(火)の6日間、東京ビッグサイトで「JIMTOF2016 第28回日本国際工作機械見本市」を開催するにあたり、7月31日に都内のメルパルク東京で記者発表を開催した。「JIMTOF2016」は2016年10月に竣工予定の東新展示棟(建築主=東京ビッグサイト)が使用可能となったことを受け、過去最大規模での開催となる。「JIMTOF2016」ではこの東新展示棟を主に海外出展者の展示会場として利用する。

昨年のJIMTOFは海外からの来場者がはじめて1万超えを果たした。今後も「国際化の向上を築き、図っていきたい」としている。また、併催行事や企画展示の充実も図るとし、社会一般の方々の工作機械に対する理解を深めることに注力する旨を話した。
「少子高齢化が進む中で、優れた人材を工作機械関連産業に誘致し確保する、という観点から技術の伝承、発展に繋げていきたいと考えている」(石丸 日工会専務理事)
キービジュアルは「工作機械業界における国内外の繋がりと発展」

「日本のものづくりを日本から動かす!」JIMTOF2016概要
JIMTOFには国内外のトップメーカーが集い、競い合うように新製品や新技術を発表している。来場する世界中のユーザー・バイヤーからは最新鋭・高性能の工作機械や周辺機器が最も早く発表される見本市として高い評価がある。また景気に左右されることなく、近年では継続的に10万人以上の来場者が足を運んでおり、高く安定した集客力にも定評がある。
「JIMTOF2016」の特長
①東新展示棟を最大限に活用し、海外出展者の拡充を目指す。
②最先端の技術をいち早く披露する技術ショーとしての魅力向上
③来場者誘致のさらなる拡充と出展企業との商談サポートを強化
④快適で充実した来場者サービスの提供
⑤魅力溢れる併催イベント・企画展示の立案
⑥有為な人材確保・育成にも資する企画の強化
出展募集スケジュール
・主催者・協賛団体会員 2015年10月1日(木)~10月31日(土)
・海外工業会会員 2015念10月1日(木)~10月31日(土)
・海外・国内一般 2015年11月1日(日)~11月30日(月)
開催概要
[会 期]2016年11月17日(木)~11月22日(火)
[会 場]東京ビッグサイト 全館
[主 催]一般社団法人日本工作機械工業会/株式会社東京ビッグサイト
[出展対象]工作機械/鍛圧機会/工作機器/特殊鋼工具/超硬工具/ダイヤモンド・CBN工具/研削砥石/歯車・歯車装置/油圧・空気圧・水圧機器/精密測定機器/光学測定機器/試験機器/制御装置および関連ソフトウェア(CAD、CAM等)/その他工作機械に関する環境対応機器装置・機器・資材・製品・技術および情報
出展の申込に関する問合せ先
(株)東京ビッグサイト JIMTOF事務局
↓WEB↓
www.jimtof.org
↓E-mail↓
jimtof@tokyo-bigsight.co.jp
TEL:03-5530-1333
オーエスジーと牧野フライス製作所が共催で「a40」発表会と技術セミナーを開催
牧野フライス製作所とオーエスジーが、7月30日(木)~31日(金)の2日間、オーエスジーアカデミー内展示場(愛知県豊川市)で、「新製品 横形マシニングセンタa40発表会」と合わせて、「最新アルミ高能率加工を実現するための技術セミナー」を開催した。
今回は、特に東三河~静岡県西部地区の顧客を中心にしたこの展示会は、6月に牧野フライス製作所から発表されたばかりの最新横形マシニングセンタ「a40」の実機を使用して、アルミダイカスト部品加工の超高能率加工を行った。
自動車部品などのアルミダイカスト部品加工の問題点は、溶着を生じやすい点が挙げられるが、タップ加工の要着によるトラブルと対策や、品質、生産性、コストなどの解決策を最新・最先端の加工を用いて来場者に説明をした。
↓関連記事はコチラ↓
http://seizougenba.com/node/6174
また、オーエスジー・ハイマーの「焼ばめ装置」について説明があった。この製品の特長は、13kWという非常に強い出力で加熱することができること。ボタンひとつで12ミリシャンクでも5秒で加熱が完了する。冷却装置は中で冷却水が回っている仕組みで、エアータイプよりも早く冷却することが可能である。
ダイジェット工業が続々と新製品を発表「QMシリーズチップDH102」、「QMマックスPLチップ」
ダイジェット工業がこのほど続々と新製品を発表している。
ひとつは高能率刃交換式エンドミルのQMシリーズに高硬度材用新PVDコーティングの「DH102」を追加発売し、もうひとつは高能率刃先交換式エンドミル「QMマックス」に中仕上げ~仕上げに対応した肩削り用チップを追加発売した。
新DHコートシリーズ第3弾 QMシリーズ用チップに「DH102」が登場!
新製品名称>
①QMミル用・ハードチップEOHW060210ZTR形新材種DH102/EOHW060220ZTR形新材種DH102
②QMマックス用・ハードチップEPHW100316ZTR形新材種DH102
③QMマックス用・ミラーチップYPHW100308ZER-15形新材種DH102/YPHW100320ZER-24形新材種DH102。
60HRC以上の高硬度材加工において安定かつ長寿命化が可能な新材種を採用したことが開発のコンセプト。特長は以下のとおり。
・高硬度材加工向け新PVD被膜『新DH(ダイジェットハード)コート』と高硬度材用超微粒子超硬合金の組合せによる、新材種『DH102』を採用(全て)
・高硬度材の高速・高能率荒加工に最適な刃先諸元を採用(①及び②)
・幅広いワイパー部と側面ストレート部により高精度な底面・側面仕上げ加工が可能。通常の横送りに加え、上下往復加工による側面仕上げにも対応。また、コーナR2.0タイプは等高線加工にも対応。(③のみ)
主な用途は、①・②高硬度材の平面、ポケット、肩削り、曲面荒加工。③高硬度材の底面・側面仕上げ加工、及び等高線加工。
価格>
①EOHW0602~ 材種DH1021,240円
②EPHW1003~ 材種DH1021,490円
③YPHW1003~ 材種DH1021,490円
*価格は全て標準価格、税抜き。
QMマックスに新チップをラインナップ
黒皮級でありながら、中仕上げ~仕上げ加工まで対応できる肩削り用チップが開発のコンセプト。特長は以下のとおり。
・チップの切れ刃形状を最適化することにより、ピックの重なり部が滑らかになり(目立たなくなり)、且つ、側面たおれ量0.01mm以下を実現(被削材S50C、Zピック3mm加工時)
・S50C加工にて加工面粗さ(底面)Ra=0.13μm、Rz=0.72μmを達成(チップ材種JC8015使用時)
・チップ材種は、一般鋼やステンレス鋼、鋳鉄と幅広く使用できる汎用PVDコーティング材種「JC8015」の他、一般鋼の乾式加工用にサーメット「CX75」、高硬度材用には新PVDコーティング材種「DH102」をラインナップ
主な用途は、炭素鋼、工具鋼、プリハードン鋼、焼入れ鋼、鋳鉄、ステンレス鋼などの肩削り、平面削り加工。
価格>
・ZPMT100308ZER-PL材種JC8015・DH102910円
・ZPMT100308ZER-PL材種CX75 830円
【MF-Tokyoで見た!】製品加工に差をつける! アマダブース
プロセス・イノベーションを全面に押し出したアマダブース。
新製品のデジタル電動サーボプレス「SDE8018」を展示していた。独自の高剛性ストレート再度フレームにより、安定した高精度加工をサポートする製品で、デモ加工では、ハイテン材などの難加工材にも威力を発揮し、来場者に訴求していた。また、DSDD(デジタルサーボ・ダイレクトドライブ)にて多彩なモーション設定ができ、高付加価値成形を実現する「SDE2025」も展示。このマシンのデモ加工では輸送機器用減ギアを、従来の10工程から2工程への大幅な工程短縮を見せつけていた。
ソフトウエアもプログラム作成の外段取り化によりマシンの停止時間を削減し稼働率が向上する「SMAPS」や、稼動、生産履歴のほか、保守情報を管理。汎用プレスからサーボプレスまでのネットワーク化を実現する「APINES」を紹介していた。
同社ではプレス工場の見える化を推進しており、会期中、アマダ社製のマシンを置いている他社ブースとも繋がっている様子を来場者に見せていた。タブレットやスマートフォンでも稼動情報や保全情報なども見ることができた。
また、板金加工の技術が盛り込まれたサンプルも展示しており、形鋼から板金加工への工法転換による治具レス・溶接段取りを削減した手法など、経済効果を高める加工技術が展開されていた。
SDE8018
【MF-Tokyoで見た】革新的な生産性の向上を見せつけたヤマザキマザック

「OPTIPLEX3015 FIBERⅡ」の特長は、自在なビーム径によって厚板でも薄板でも材質が変わっても最適な加工が可能であり、X、Y軸早送り120m/minの高い駆動性が生産性を実現していること。また、先進のMAZATROL PREVIEW3タッチパネル式新CNCを搭載し、操作性も向上している。
一方、「3D FABRI GEAR220Ⅱ」では、丸・四角・長方形等長尺パイプのほか、H・I・Lなど形鋼の3次元レーザ加工が可能であり、ローディングステーションにより、素材の搬入から加工、切断部材の搬出まで自動で完了する特長を持つ。タッピングユニット(オプション)を搭載すれば、3次元レーザ加工からタップ加工まで一台で完結。さまざまな分野で活躍するマシンである。
繊細なマザックタワーはOPTIPLEX3015で製作