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ジェイテクトがCNC円筒研削盤 インドで現地生産・販売を開始
ジェイテクト(社長=安形哲夫氏)は、CNC 円筒研削盤をインドの研削盤メーカー最大手であるMICROMATIC GRINDING TECHNOLOGIES 社へ技術供与を行い委託生産を開始、1 月26 日より販売を開始した。
現在、年間約1,800 万台といわれるインドの二輪市場は、2025 年までには約2,300 万
台に迫ると予測されている。二輪車の部品加工に欠かせない高精度の円筒研削盤を現地生産することで、盛り上がるインドの二輪市場を支えていく方針。
販売は、「TOYODA」ブランドの円筒研削盤としてジェイテクトの現地法人( TOYODA
MICROMATIC MACHINERY INDIA)がインド市場に限定して行う。また、主要部品である「といし台」等は日本から供給し、他の構成品(カバーやベッド等)は現地調達する。
なお、同社では目標販売台数を2017 年は10 台、2018 年以降は年間15 台としている。
■MICROMATIC GRINDING TECHNOLOGIES 社 概要
設立:1973 年
所在地:インド ガジアバード
社長:K.DHAND
従業員数:約500 名
事業内容:円筒研削盤、特殊研削盤の製造・販売
インドの研削盤メーカーでは最大手(インド国内での円筒研削盤シェア約50%)
ヤマザキマザックが全世界で80カ所目となるサポート拠点が米国ダラスにオープン!

これまでも同社は米国テキサス州において、オイル産業を中心とした顧客向けに「ヒューストン テクニカルセンタ」を1982年に同州南部に開設、その後1999年に「サウスウエスト テクノロジーセンタ」として機能を拡充し、2011年には施設の拡張や人員増強などサポート体制の充実を行ってきた。
一方、同州北部にも航空機関連をはじめ、自動車、医療、化学製品、半導体関連の巨大企業が集積しており、現在好調のこれら産業の顧客に対し、ビフォア・アフターサービスのニーズが高まっていることから、今回、ダラスに同州で二カ所目のサポート拠点となる「ダラステクニカルセンタ」を開設したとしている。
総延床面積約750㎡の施設には、最新工作機械を展示する約400㎡のショールームの他に、トレーニングルーム、事務所などを備えており、プログラミングトレーニング、加工実演、テストカットなどの実施および新製品・新技術を紹介する定例イベントを開催する。
今回のオープニングに際して、同社米国現地法人Mazak Corporation社長のMr. Dan Janka(ダン・ヤンカ)氏は、「ダラステクニカルセンタの開設により、テキサス州北部地区の航空機、医療、自動車、建設などのお客様に最新の工作機械を直接見て頂き、生産技術、加工アプリケーションなどを速やかに提案することが可能となります。それらの顧客サポートを通じてテキサス州でのマザックのプレゼンスをより高めていきたい」と抱負を述べている。
同社では、「サポート拠点は、顧客の身近な場所で、最新の工作機械による加工実演、加工技術支援や設備合理化の相談などのビフォアセールスと機械購入後の各種トレーニングやアフターサービスを提供する施設。今回新設のダラステクニカルセンタを含めた全世界80カ所のサポート拠点から、世界中のお客様に万全なサポートとソリューションを提供していきます」としている。
■ダラステクニカルセンタの概要
所在地 : 935 South Kimball St. Southlake, Texas , U.S.A.
延床面積 : 約750㎡ (内、ショールーム約400㎡)
施設概要 : ショールーム、トレーニングルーム、事務所 他
展示機 : 計4台
DMG MORIが独・フロンテンでオープンハウスを開催中

ドイツ・バイエルン州に位置するフロンテン工場では、5軸加工機を中心に金型、航空、宇宙、医療分野で活躍する工作機械を生産している。
今回のオープンハウスでは、「DMG MORI スマートファクトリー」をテーマに、8,500㎡を越えるスペースに欧州初披露のDMU 50 3rd generation、LASERTEC 75 Shapeを含む80台以上の最新鋭工作機械を展示する。また、CELOSやテクノロジーサイクルを用いてDMG MORIの革新的な技術と同社が提案するIoT / Industry 4.0を披露する。
なお、期間中の5日間で全世界から約9,000人の来場を予定している。
フロンテン工場オープンハウスの見どころは以下の通り。
■DMG MORI スマートファクトリー
IoT / Industry 4.0に対応したネットワーク化と デジタル・マニュファクチャリングを提案する。
■最新機種を展示
DMU 50 3rd Generation、 LASERTEC 75 Shapeなど欧州初披露機種を含む、計80台以上を展示する。
■CELOS
独自のオペレーティングシステム「CELOS」により、生産システムおよび自動化ソリューションを統合・管理することで生産ラインが効率よく連携する様子を紹介する。
■自動化システム
Robo2Goを始めとする、自動化生産を実現する統合ソリューションを紹介する。
三菱日立ツールが続々と新製品を投入! 「エポックDスレッドミルPT・NPTねじ用」、「エポックディープボールエボリューションハード-TH3」、「AX2040」
三菱日立ツール(社長=増田照彦氏)が、続々と新製品を投入している。
このほど発表したのは、① 超硬ねじ切りカッタシリーズに管用テーパねじ用として「エポックDスレッドミル PT・NPTねじ用」、②新たに開発した最新コーティング“TH3コーティング”を施した高硬度鋼加工用ボールエンドミル「エポックディープボールエボリューションハード-TH3」、③ ステンレス鋼乾式高速ミーリング加工用インサート材種「AX2040」の3商品。
管用テーパねじ用「エポックDスレッドミルPT・NPTねじ用」
金型の冷却穴には金型の冷却穴には管(くだ)用テーパねじが多く使用されており、その用途から耐密性が求められているが、従来の管用タップは加工面のむしれが発生しやすく、水漏れの発生が問題になっていることを受け、同社では、むしれのない良好な加工面が得られる「エポックDスレッドミルPT・NPTねじ用」を開発した。
従来の超硬タップやハイスタップは寿命が非常に不安定であり、金型材料に用いられる高硬度鋼の加工では、折損によるワークへの折れ込みが問題になっている。現在同社が発売している「超硬ねじ切りカッタシリーズ」は、高硬度鋼を安定して加工することができ、金型製造リードタイム短縮などの効果を得られるとして評価が高い。さらに従来のタップと比較して切りくず排出性に優れることから良好な加工面も得ることができ、好評を博している。
この製品の特長は以下の通り。
(1)金型材料に用いられる高硬度鋼の安定加工を実現する。
(2)従来のタップで発生しやすい、水漏れの要因となる加工面のむしれを低減する。
(3)下穴のない状態やタップよりも小さな下穴径でも加工可能で、工程の集約や短縮を実現する。
(4)管用ねじの加工でご要望の多いPT・NPT規格をラインナップ、幅広いねじ加工に対応することが可能となった。
【仕様】
エポックDスレッドミルPT・NPTねじ用
PT規格用(1/16~1インチ:6アイテム)
NPT規格用(1/16~1インチ:6アイテム)
【価格】
エポックDスレッドミルPT・NPTねじ用¥21,600-~¥87,800-(消費税別)
最新コーティングを施した高硬度鋼加工用ボールエンドミル「エポックディープエボリューションハード-TH3」
近年、金型材料の「高機能化」「高性能化」に伴い、金型材料は高硬度で難削化が進む一方である。精密金型などで求められる精度は年々向上し、顧客の高精度加工の要望は増加しているその一方、高硬度鋼の加工では工具摩耗が激しく工具寿命が短い、ワークの削り残り量が多いなどの課題が存在する。
これらの課題解消を目的として、同社では新たに開発した“TH3コーティング”を施した高硬度鋼加工用ボールエンドミル「エポックディープボールエボリューションハード-TH3」を市場投入した。
新開発の次世代コーティング「TH3」は、現在幅広くユーザーに使われているTHコーティングの第3世代のコーティング。「TH3」は高硬度鋼の加工において優れた耐摩耗性を発揮し、また、高硬度鋼加工に適正化した刃形と高精度加工を追求した工具設計により、長寿命で削り残り量の少ない高精度な加工を行うことが可能になる。高硬度鋼を使用している各種金型(プラスチック金型、鍛造金型、プレス金型など)のリブ溝加工や隅部分の仕上げ加工など小径深彫り加工全般に威力を発揮する。
特長は以下の通り。
(1)新開発の次世代コーティング「TH3」を採用し、高硬度鋼の加工において優れた耐摩耗性を発揮する。
(2)高硬度鋼加工用に適正化したダブルフェイス形状を採用し、工具の摩滅を抑制する。
(3)高精度加工を追求した工具設計により、ワークの削り残り量を低減する。
【仕様】刃先R:R0.05~R6全206アイテム
【価格】¥4,680~¥23,100(消費税別)
(※R1.25~R6、計39アイテムは2017年 5月20日以降に発売予定)
ステンレス鋼乾式高速ミーリング加工用インサート材種「AX2040」
タービンブレードに代表されるステンレス鋼の荒加工は、加工コスト低減を目的として乾式高速加工が用いられているが、ステンレス鋼は、一般鋼や炭素鋼に比べ被削性が悪い傾向にあり、被削材の溶着や加工硬化による工具刃先にチッピングが発生しやすい状況である。また、乾式高速ミーリング加工時では、工具刃先が高温にさらされ工具損傷の進行が速く、工具寿命が低下するという現象が問題とされている。
同社が開発した「AX2040」は、靭性の高い超硬母材に耐摩耗性と耐熱性に優れる窒化アルミニウムチタン(AlTiN)系の主層に加え、上層に高潤滑性に優れる窒化アルミニウム(AlN)系の新CVDコーティング皮膜を採用したことで、ステンレス鋼の乾式高速ミーリング加工で生じる摩耗の進行やチッピングを低減し、工具の長寿命化を可能にしている。まずはタービンブレード加工に適した刃先交換式工具「アルファラジアスミルRV形」に採用しこのほどの発売に至った。
特長は以下の通り。
(1)耐熱性に優れる新コーティング皮膜を採用
Al含有量の高い窒化アルミニウムチタン(AlTiN)系の新CVDコーティング皮膜により、乾式高速切削で生じるヒートクラックの進行を低減した。
(2)高潤滑性に優れる新コーティング皮膜を採用
潤滑性に優れる結晶構造の窒化アルミニウム(AlN)系の新CVDコーティング皮膜を上層に採用したことにより耐溶着性を改善した。
(3)耐欠損性に優れる新コーティング皮膜と超硬母材を採用
耐チッピング性に優れた柱状組織からなる新構造のCVDコーティング皮膜と靭性の高い超硬母材の採用により、耐欠損性を改善した。
(4)寿命
析出硬化型ステンレス鋼(SUS630硬さ30HRC)の乾式高速ミーリング加工において、従来品と比較して2倍の工具寿命を実現した。
【発売件数】
8アイテム(RPMT形、RPHT形2種類)
搭載カッター:アルファラジアスミルRV形
インサート形状:R形状
インサート直径:φ10・φ12
インサート精度:M級・H級
【価格】
¥910~¥1,500(消費税別)
「決めたことを一生懸命やるしかない!」オーエスジーが賀詞交歓会を開く
オーエスジー(社長=石川則男氏)が1月16日、愛知県豊川市のオーエスジーアカデミー内のゲストハウスにて「2017 OSG全国合同賀詞交歓会」を開催した。
新春のあいさつに立った石川社長は、「現在、世間の話題はトランプ新大統領がどんなことをするんだろう、ということだろう。先日行われた記者会見でもマスコミと激しい言い合いになってしまった。NAFTAで北米の自由貿易のあり方が問われそうだ。弊社も昨年、メキシコのグアナフアト州に二つ目の工場を稼働させた。メキシコでの自動車産業の発展に対応していこうと考えていた。メキシコは米国への輸出比率が78%もある。こうした中で、自動車部品はメキシコで造って、農業生産物のようなものは米国からメキシコに出荷されている。今回、トランプ大統領の話を聞いていて、オーエスジーとしては、自分たちの意見をしっかり持たなければいけない、と感じた。われわれがメキシコでどんなことをしていたか、というと、非常に古い工場で従業員は100人ほどだったメキシコのタップメーカーのロイコ社を買収したのが1994年。その後、このロイコ社の業績をみてみると15年間くらいは順調とはいかなくて赤字の年もあった。しかしながら、ここ5年くらいで、オーエスジーのメキシコ事業が一気に花開いて、非常に大きな利益を生む事業に生まれ変わった。それは日本の自動車メーカーを中心とする自動車生産がメキシコで大きく花開いたということ。そこで思ったのは、いろんなことが世の中で起きており、対応していくことはそれなりに重要だが、海外事業のようなものは中長期的に自分たちの意志をもってやらないと、なんともならないものだ、ということ。トランプ氏がどうするかは私には到底計り知れないが、このタイミングで私たちは堂々と決めたことを一生懸命やるしかない」と心境を述べ、2016年11月期の決算内容について触れた。
その中で石川社長は、「残念ながら、為替の影響により7年ぶりに減収減益という決算になった」と説明、売上高55億6100万円(前年度比△5.7%)、営業利益182億4600万円(同△15.5%)、経常利益178億1300万円(同△17.2%)、親会社に帰属する当期純利益は101億3400万円(同△19%)となった。
今期については、「本日お集まりの皆様の力添えをいただきながら、もう一度史上最高の売上げを目指したい」と力強く述べ、次の3つを重点政策とした。
① Aブランドの製品をさらに拡充させる。
② 世界のグローバルセンター(テクニカルセンター)によってローカルへの大手ユーザーへのアプリケーション対応力を強め、開拓する。
③ ここ2年でM&Aを加速させたが、シナジー効果を高める活動に注力する。
2017年度は売上高1165億円、営業利益195億円、親会社に帰属する当期純利益115億円を目指す、とした。
「リスクのあるところにチャンスあり」
卸売代行店・特約代理店を代表して、山本政美 山善 副社長が、「主力の代理店が参加されているが私どもも皆様方と一緒になって今年もオーエスジー製品の拡販に最大限の努力をしていく。石川社長より決算の報告がされたが、要因は上期の急激な円高によるものと推測される。今期は国内も回復してくると思われる。また、海外も為替が円安に振れており、今まで苦戦した中国、ASEAN地域も底を打ち、上昇の期待ができる。今期の目標をぜひ達成していただき、新記録を期待している。私どもも目標達成のため最大限の努力をする所存である。今期も目標達成のための拡販企画をどんどんお願い申しあげる。トランプ氏はどのようなカードを切ってくるか、まったく予測不能だが、一喜一憂しても仕方がない。リスクが懸念されるが、その一方で、リスクのあるところにはチャンスがある」とあいさつした。
石川社長、大沢伸朗 常務、山本 山善副社長、村井正夫 東京山勝社長、矢野茂雄 滝川物産社長、山出谷武俊 山勝商会社長の活況ある鏡開きが行われたあと、三橋 誠 テヅカ社長が乾杯の発声を行った。
余興のなまはげ太鼓の音色とパフォーマンスに会場内は賑わった。宴もたけなわのころ、山下隆蔵 山下機械会長が中締めを、〆のあいさつを大沢常務が行い散会した。
タンガロイが高能率加工用新旋削用ワイパーシリーズ「FW & SW ブレーカ」アイテムを拡充
タンガロイ(社長=木下聡氏)が、一般的な旋削加工で求められる生産性向上を目的として、高送りによる高能率加工と優れた加工面品位の実現を同時に可能とする新旋削用ワイパーシリーズ「FW &SW ブレーカ」にポジティブタイプインサート「SW ブレーカ」を拡充し、このほど発売を開始した。
一般旋削加工で使用されるインサートの最大送り量は、インサートコーナ半径の半分が一般的である。最大送り量で加工した場合の加工面品位は著しく悪化するため、高送りによる高能率加工には限界がある。
新旋削用ワイパーシリーズ「FW & SW ブレーカ」は、独自のワイパー形状により、高送り加工でも加工面品位を悪化させることなく高能率加工の実現が可能。また、通常インサートに対して2倍の送り量でも加工面粗度が半分以下となり、高能率加工と加工面品位向上の両立を可能とした。
ポジティブタイプインサート「SWブレーカ」は、仕上げ~中切削用として特長的なブレーカ形状を採用し、特に内径加工における切りくず処理性を大幅に向上させた。今回の拡充により、ネガティブタイプインサート「FWブレーカ& SWブレーカ」と、ポジティブタイプインサート「SWブレーカ」を用いる事で、高能率なトータルツーリング提案を可能とし、お客様の高生産性に大きく貢献する。
ポジティブタイプインサート『SWブレーカ』のインサート材種には、鋼旋削用CVD材種「T9100シリーズ」と耐熱衝撃性に優れたサーメット材種「NS9530」を設定し、多様な被削材に対応する。
主な特長
● 独自のワイパー形状により、高送りによる高能率加工と加工面品位の向上を実現し、生産性を向上させる。
● ネガティブタイプとポジティブタイプのワイパーインサートを用いて、高能率・高生産性のトータルツーリングが可能。
主な形番と標準価格
●インサート
CCMT060204-SWT9115:700円
CCMT060208-SWNS9530:550円
CCMT09T304-SW T9125:970円
CCMT09T308-SW NS9530:740円
(いずれも税抜き価格)
【注目の研修】三菱マテリアル「切削アカデミー2017」が今年も開催!
三菱マテリアル 加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=鶴巻二三男氏)は、切削工具ユーザーにむけて、技術者育成を目的とした切削工具メーカーならではの体系的な研修を開催している。 昨年開催された“切削アカデミー2016”は初心者から熟練技術者延べ200名以上に受講され、高い評価を博した。切削加工の実務経験がある人も受講された後に、「切削の全体像が見え工具選定や条件設定の幅が広がった」、「課題解決のヒントを得られ有意義な時間になった」などの声が多数上がった。 同社では、「切削加工に関する全般的な知識を深め、さらなる切削加工マスターを目指す方にはご注目いただきたい研修です」と、参加を呼びかけている。 2017年度より、埼玉県にある加工技術センターと岐阜県に開設される中部テクニカルセンターの2施設で、初心者・基礎・応用およびトラブルシューティングの一般コースと、難削材加工や切削抵抗解析などの専門コースといった、切削加工の技術者の悩みに応える多彩なコースを実施する。
コースおよび開催日程
*( )内は場所を示す。加技C=加工技術センター、中部TC=中部テクニカルセンター。 ●初心者コース(1日)切削加工の種類、切削工具の呼称など、切削加工職場で使われる言葉を学ぶ。・5月19日(加技C)・5月26日(加技C)●基礎コース(2日)切削加工の種類、被削材と切削工具の基礎知識を学び、切削条件の計算式を習得する。・4月13、14日(加技C)・7月20、21日(中部TC)・8月24、25日(加技C)●応用ターニングコース(1日)旋削加工の詳しい知識や工具選定について学ぶ。切削作業職場で適切に工具が使用されているか判断する能力、一般的な工具損傷の基礎知識とその対策を身に付ける。・4月21日(加技C)・9月8日(中部TC)●応用ミーリング・ドリリングコース(2日)転削加工の詳しい知識を体系的に学ぶ。切削作業職場で適切に工具が使用されているか判断する能力、一般的な工具損傷の基礎知識とその対策を身に付ける。・6月8、9日(加技C)●ターニング トラブルシューティングコース(1日)旋削加工のトラブルシューティングを集中して学ぶ。 ・6月16日(加技C)●ミーリング トラブルシューティングコース(1日)転削加工のトラブルシューティングを集中して学ぶ。・7月28日(加技C)●ドリリング トラブルシューティングコース(1日)穴あけ加工のトラブルシューティングを集中して学ぶ。・9月22日(加技C)●難削材加工コース(1日)難削材加工の基本的な考え方と、実用的な加工を学ぶ。・8月4日(加技C)●切削抵抗解析コース(1日)切削抵抗測定と測定結果の理解、不安定切削の状態を学ぶ。・9月29日(加技C)受講対象者:切削加工の実務者、生産技術者受講料:コースごとに設定申し込み方法:▼下記のWEBサイトより申し込むこと▼http://carbide.mmc.co.jp/solution/purpose/education/training/academy■加工技術センター 埼玉県さいたま市大宮区北袋町1丁目297番地■中部テクニカルセンター 岐阜県安八郡神戸町横井1528-1(岐阜製作所内)
「大きな転換期を迎えている」日本歯車工業会が賀詞交歓会を開く
日本歯車工業会(会長=澤田 豊氏)が1月13日、東京都千代田区内にある東海大学校友会館で新年賀詞交歓会並びに新春特別記念講演会を開催した。
第一部の賀詞交歓会で新年のあいさつに立った澤田会長は、「75才までは高齢者ではなく、准高齢者となっている。私もこの度高齢者から准高齢者となった。皆さん元気で頑張っていこうよ、という国民へのメッセージと捉えている。トランプ氏の動き等を心配する前に、工業会としてはやるべきことをしっかりやっていこうと考えている。技術革新と人材育成に注力する。歯車は完成された技術と見られているが、現在大きな転換期を迎えている。加工法が進化し、汎用機で歯車加工ができるようになった。また、高速の3次元計測によって歯車の出来映えが速く正確に分かるようになった。これは、生産性等に関して画期的に向上する。生産ラインが変わってくると思っている。鋼材の評価法についても、これからのことだが大きな転化点になるのではないか」と述べた。
宮沢洋一 参議院議員 自由民主党税制調査会長が、「昨年の秋から暮れにかけて税制改正を決めさせてもらった。皆様にも関係ある研究開発を徹底的に応援する税制、また中小企業ということであれば中小企業の投資を促進する税制についてもかなり拡充をしたのでぜひとも皆様方には研究開発を進めていただきたい。また、その成果を投資に結びつけて、アベノミクスの好循環を実現していただくためにもぜひお願いしたい」とあいさつした。続いて、中川俊直 経済産業大臣政務官があいさつをしたあと、乾杯の発声を松波俊宣 副会長が行った。
宴もたけなわの頃、上田昌克 副会長が中締めを行った。
第二部の新春特別記念講演会は、久保愛三京都大学名誉教授・応用化学研究所 常務理事「歯車技術の現状と問題」をテーマにして、技術の現状を、材料、設計、損傷鯨飲の理解、熟練技術者の喪失等の点から講演をした。
「AIやIoTが身近な存在に」日本金型工業会東部支部が新年懇親会を開催
日本金型工業会東部支部(支部長=加藤忠郎氏)が、1月20日に東京台東区の上野精養軒で新年懇親会を開催した。
第一部は、徳川記念財団理事で政治経済評論家、翻訳家、作家としても活躍している徳川家広氏を講師に迎え講演会が行われた。
第二部の新年懇親会であいさつに立った加藤支部長は、「昨年は難民の問題が深刻化し、米国はトランプ新大統領、韓国では大統領が弾劾されたりするなど激変の年だった。今年も厳しい年になるだろう。今年の干支は丁酉だが、丁というのは草木が伸び盛るという意味があるそうだが、酉はサンズイがあると酒になる。器の中で熟するという意味がある。まったく違う意味のようだが、それが一緒になると、非常に矛盾した状態になるそうだ。60年前の同じ丁酉の年にどんなことがあったのか、と調べてみたところ、ソ連が初めての人工衛星を打ち上げた。東海村の日本原子力研究所では日本ではじめて核分裂状態の臨界を達成した。トヨタは米国へ自動車の輸出を開始したなど発展的な動きがあった年となったようだ」と述べ、金型業界については、「AIやIoT等など、すぐには関係ないと思っていたが、最近、センサーの発達等、かなり身近な存在になってきている。インターネットを金型ビジネスに応用することを考えていかなければならない」との見解を示した。
来賓を代表して、蘆田和也 経済産業省製造産業局 素形材産業室室長が、「素形材産業について、ものづくり産業の基盤産業だと思っている。個人的なことだが、私自身、昨年の6月まで4年間、JETRO上海事務所に駐在していたが、その時、現地ではまだまだ日本企業の生産管理や技術力に対するニーズは高いなと実感した。また、中国製造2025は、中国は製造大国になったが製造強国にはなっていないので、今後は製造強国を目指すんだ、という政策なのだが、そのターゲットはドイツでありアメリカであり、日本である。日本に戻ってから、素形材産業の皆様と交流をさせていただいている中で、企業規模問わず、わが国の素形材産業は極めて高いものづくり力である」とあいさつをした。
続いて金型業界を代表して、牧野俊清 日本金型工業会会長が、「機械統計は11月までがでているが、大きな流れとして金型産業は少しずつではあるが上がっている。素形材全体として去年の前半はあまり良くなかったが、昨年の9、10、11月のデーターをみると、自動車の生産台数が増加している要因もあると思われるが上昇に変化している。今年は11月に日本金型工業会は60周年を迎える。現在、マスター認定制度を勧めているが、その実行をする。皆様のお力を借りて、良い年になっていけば良いと思っている」と、あいさつをした。
平成28年卓越した技能者発表受賞者(現代の名工)の表彰が行われ、キヤノンモールドの植武春彦氏が表彰されたあと、新入会員の紹介が行われた。
乾杯の発声は井上真一 牧野フライス製作所社長が行った。宴もたけなわのころ、森谷長治副部会長の閉会のあいさつで散会した。
遊びのオリンピック「2017ワザワングランプリ」が過去最高来場者数を記録
遊びのオリンピック「2017ワザワングランプリ」(主催=WAZA-One GP実行委員会)が去る1月29日(日)、広島県立ふくやま産業交流館ビッグ・ローズで開催された。今回の来場者数は約2500名となり過去最高となった。
競技参加対象者は小学生。大会競技種目は、①ビー玉、②ベーゴマ、③めんこ、④紙とんぼ、⑤折り紙ヒコーキ、の5種目。子ども達の真剣勝負が繰り広げられた。