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不二越が自動調心ころ軸受の新シリーズを市場投入
不二越(社長=本間博夫氏)は、材料から部品、そして製品までを一貫生産する総合機械メーカーとして、独自性の高いボールねじサポート軸受や薄肉軸受などの高機能な産業機械用軸受の開発・販売をすすめており、自動調心ころ軸受については、減速機や製鉄設備を中心に、世界最高クラスの高負荷容量が評価され、国内シェア約2割を占めている。
このほど同社では新たに自動調心ころ軸受のラインナップとして「EXQシリーズ」と「EXS1シリーズ」の2シリーズを追加した。国内外の産業機械市場における高性能化ニーズに対応し、マーケットシェアの拡大を狙う。今年9月から世界同時発売し、2017年度には自動調心ころ軸受全体で1.3倍(2014年度対比)の売上げ拡大を目指すとしている。
自動調心ころ軸受「EXQシリーズ」
(1)狙いの市場
製紙・製鉄設備、建設・農業・鉱山機械、減速機など、産業機械分野全般。
(2)市場ニーズ
自動調心ころ軸受は、球面形状の軌道ところにより、調心性を有し、他の軸受と比べ高負荷容量、かつ取扱いが容易なことから、幅広い産業機械分野で採用されてきた。近年は、産業機械の高性能化を背景として、更なる高アキシャル荷重(※)と、高速回転への対応ニーズが高まっており、幅広い産業機械分野での高負荷・高速化に応える製品。
(3)特長
●耐アキシャル荷重性の向上
内部形状の最適化により、従来品に対し、耐アキシャル荷重性能を最大25%向上。従来、自動調心ころ軸受の使用が困難とされた高負荷領域での使用を可能にした。
●許容回転速度アップ
ころの回転状態を安定させ、軸受の発熱を小さくしたことで、従来品対比で約10%増の世界最高クラスの許容回転速度を実現、産業機械の高速化・高効率化に対応し、生産性向上に貢献。
●200℃対応
熱安定化処理を標準とし、高温下(200℃まで)での使用環境にも適合。
●高い耐衝撃性能
保持器の耐衝撃性能を大幅に向上させた「EXQ-V仕様」を設定し、鉱山機械をはじめとした過酷な使用環境下にも対応。
(4)ラインナップ
軸受外径52mm から280mm までの109 型番を展開。
【※アキシャル荷重(負荷)とは】軸受の回転軸と平行にかかる荷重。スラスト荷重とも呼ばれる。
(補足)
大型機械設備などの一般産業機械では、軸のたわみが大きく、また構造上、取付誤差が生じやすいことから、回転軸に垂直にかかる荷重(ラジアル荷重)に加え、アキシャル荷重にも対応する自動調心ころ軸受が用いられることが多い。
スラスト自動調心ころ軸受「EXS1シリーズ」
(1)狙いの市場
射出成形機を中心とした産業機械。
(2)市場ニーズ
スラスト自動調心ころ軸受は、射出成形機、竪型ポンプ、船舶のスクリュー部など大きなアキシャル荷重を受ける部位で使用されてきた。射出成形機については、駆動方式の電動化に伴い、消費電力削減、環境負荷低減、メンテナンスフリー化がすすめられ、さらに近年は生産性向上に向けた高速化・急加減速化への動きが高まっていることを背景に、射出成形機の電動化による高速化と、メンテナンスフリー向け。
(3)特長
●許容回転速度のアップ
保持器の形状最適化と表面処理、ころ端面の精度向上により、回転時の抵抗を大幅に低減し、低昇温を実現することで、従来品対比で約30%増の世界最高クラスの許容回転速度を可能にし、射出成型機等の高速化に対応。
●グリース潤滑への適合
保持器形状の最適化などにより、回転時の挙動を安定させるとともに、保持器ガイド部へのグリース供給を円滑にし、低昇温を可能にした。これにより、オイル供給装置などが不要になり、環境対応、メンテナンスフリー化に寄与。
●長寿命
内外輪の軌道及びころ形状を最適化することで、接触面応力を均一化。高サイクルの使用環境においても、従来品に対し約2倍の長寿命化を実現。
(5)ラインナップ
軸受外径130mm から320mm までの14 型番を展開。今後、軸受外径150mm から270mm までの8 型番についても、順次展開予定。
日本初!“梱包から包装”へ! ~DMG MORI製品の輸出梱包に自社オリジナルシートを採用~

工場から出荷された工作機械は、海貨事業者の倉庫に搬入され、主に海上輸送に適した梱包を施して船積みされているが、海上輸送に通常多く使われる箱型のドライコンテナに入らない大きさのものも多く、特殊なフラットラックコンテナというコンテナに積載して輸送する。フラットラックコンテナには、屋根と2面の側壁がないため、外部環境から工作機械を守るための鉄製の枠内にいれ、その上から防塵・防滴のためのシートをかけている。
このシートには、一般的にブルーシートが使用されているため、どの貨物も同じような外観になるため、海貨事業者にとっては、どのような製品が中に入っているのか外観から判断することはできず、精密機械といっても他の貨物同様の扱いを受けているのが現状だった。このような背景のもと、同社では、「お客様からご発注いただいた大切なDMG MORI製品を、お客様のお手元まで大切にお届けしたいという思いから、海貨事業者と協議の上、自社シートを製作した」としている。ブランドロゴ「DMG MORI」を掲載するとともに精密機械であることを明確に表示、さらに荷扱上のケアマークを充実させて取扱上の注意を強く喚起するようにした。
自社製シートの対象は現在のところ、日本で生産された工作機械でフラットラックコンテナに積載するサイズのものとなる。このフラットラックコンテナに積載する貨物の梱包シートをメーカー自らがマネジメントすることは日本で初めての取り組み。今後は、ドライコンテナに積載可能な工作機械や、国内のお客様にお届けする工作機械、また、DMG MORIグループが全世界で生産・輸出している工作機械についても、同様の考え方に基づく取り組みを順次導入するとしている。
梱包後の荷姿(従来との比較)
ヤマザキマザックが旋削機能付き同時5軸加工・高精度多面加工マシニングセンタ「VARIAXIS i-1050T」をリリース
ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏)が旋削機能を付加した同時5軸加工・高精度多面加工マシニングセンタ「VARIAXIS i-1050T(ヴァリアクシス)」を発表した。10月5日からイタリアミラノで開催の欧州国際工作機械見本市(EMO MILANO 2015)に出展し販売を開始する。
1999年10月に登場したVARIAXISシリーズは、2011年9月にさらに高速・高精度でエルゴノミクス(人間工学)デザインのVARIAXIS iシリーズに進化し、現在は、テーブルサイズφ500~800mmのVARIAXIS i-500、600、700、800と、旋削機能付のVARIAXIS i-700T、800Tに今回の「VARIAXIS i-1050T」を加え全7モデルとなった。
「VARIAXIS i-1050T」は、高速・高精度ロータリテーブル(C軸)に最大回転速度500min-1の旋削機能を追加し、同時5軸加工・高精度多面加工から旋削加工まで全てを1台で完結し、工程集約を実現する。最大ワーク寸法φ1,250mm×900mm、最大積載質量2,000kgの大物部品加工が可能である。高剛性の両端支持タイプのチルト・ロータリーテーブル、A軸にデュアル・ローラギアカム、C軸にダイレクトドライブモータを採用し、さらにインテリジェント機能も搭載することで高速・高精度加工を実現する。また、タッチパネル式CNC装置MAZATROL SmoothXを搭載し、エルゴノミクスデザインによる操作性・作業性の向上、消費電力削減等の環境負荷の低減も図っている。主たる用途は、航空機部品や各種バルブなどの加工。
主な特長は以下のとおり。
1.高生産性
①旋削加工可能なロータリーテーブル
ロータリテーブル(C軸)にダイレクトドライブモータを採用し最大500min-1の旋削加工が可能。マシニング工程から旋盤工程までの全てを1台のマシンで完結し生産性を向上する。
②剛性の高い両端支持タイプのチルト・ロータリーテーブルにより多面・同時5軸加工
通常のX、Y、Zの3軸に加え、テーブル回転のC軸と“揺りかご”の様にチルティングするA軸を持つ両端支持タイプのチルト・ロータリーテーブルを搭載し、加工物上面、側面及び任意の角度からの多面・同時5軸加工が可能。A軸にはデュアル・ローラギアカムを採用し、高剛性を実現。
③インテリジェント機能を搭載し、生産性向上とオペレータへの負荷を軽減
・干渉防止機能:「インテリジェント セイフティシールド」
・音声ナビゲーション機能:「マザックボイスアドバイザ」
・主軸監視機能:「インテリジェント パフォーマンス スピンドル」
・保守監視機能:「インテリジェント メンテナンスサポート」
④無人加工システム(FMS)の構築が加工
ユーザーの生産形態に合わせて、横形マシニングセンタとの組み合わせによる無人加工システム(FMS)の構築が可能。
2.高精度
①FEM解析により安定した加工精度
FEM解析(コンピュータによる構造解析)により、高加減速時の振動を抑え、安定した加工精度と長期間の高精度維持を可能にした。
②インテリジェント機能により高精度加工を実現
・振動防止制御機能:「アクティブ バイブレーション コントロール」
・熱変位制御機能:「インテリジェント サーマルシールド」
・5軸高精度チューニング機能:「インテリジェント マザチェック」
3. 操作性・作業性の向上
①エルゴノミクスデザインにより操作性と作業性の向上
・大きなドア開口部と天井カバー自動開閉による良好なクレーンアクセス
・優れたテーブルへの接近性
・バルブや潤滑装置など保守ユニットを集中配置し日常点検が容易
・旋回式操作パネルにより作業効率向上
4.環境負荷低減
①消費電力量と潤滑油消費量を削減
機内照明にはLEDライトを採用し、さらに、チップコンベア(オプション)のサイクル運転終了後の運転自動停止システム、消費電力モニタ(オプション)を採用している。また、オイル潤滑とグリース潤滑の各長所を取り込んだ潤滑油を使用し消費量を削減する。
仕様
同社では20台/年を販売目標としており、10月5日からのEMO MILANO 2015に出展し、日本でも同時に販売を開始する。
ヤマザキマザックが#50番主軸搭載の省スペース横形マシニングセンタ「HCN-5000/50」をリリース!
ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏)が、#50番主軸を搭載して省スペースを実現した横形マシニングセンタ「HCN-5000/50」を10月5日からイタリアミラノで開催の欧州国際工作機械見本市(EMO MILANO 2015)に出展・発表する。
HCNシリーズは、安定した品質と精度、顧客ニーズに合致した機能性が評価され、自動車産業を 中心として幅広い業種で使用されている。今回発表の「HCN-5000/50」は、新開発の#50番主軸を搭載しているが、同シリーズHCN-5000の#40番主軸機HCN-5000/40と同等のフロアスペースに抑えることで、自動車産業など量産部品加工ラインの構築が容易なコンパクトマシンとなった。主軸は、低慣性な構造設計により#40主軸並の高加減速を実現しながら、アルミダイキャストや鋳鉄の中小物部品を大径フライスで加工することが可能であり、特に量産分野で求められる性能を両立している。テーブル上面のフロアからの高さは#40番仕様と同一のため、HCN-5000シリーズの#40番と#50番の両機種混成による加工ライン構築も可能。テーブルは、通常の2パレットチェンジャ仕様HCN-5000/50に加え、量産加工ライン用のシングルテーブル仕様HCN-5000/50Sも取り揃え、ユーザーの加工用途に合わせて選択可能である。高い操作性と高速・高精度制御を可能にするMAZATROL SmoothCを搭載し、エルゴノミクスデザインによる快適な操作性および環境に配慮した省エネマシンとなった。さらに、同社独自の自動化システム“モジュラテックシステム”との組合せにより長時間の無人運転が可能で、システム導入後も生産量に応じて容易に増設することが出来る。
特長は以下のとおり。
1.自動車産業などの量産部品加工ライン構築に最適なコンパクトマシン
同シリーズの#40番主軸機と同等のフロアスペースに抑えたコンパクトなマシン。
2.#40番と#50番の両機種混成による加工ライン構築も可能
テーブル上面のフロアからの高さは、#40番主軸機と同一のため、#40番と#50番の両機種混成による加工ラインの構築も可能。
3.#40番主軸並みの高加減速を実現しながら大径フライス加工可能な#50番主軸
新開発の#50番主軸は、低慣性な構造設計により#40主軸並の高加減速を実現しながら、アルミダイキャストや鋳鉄の中小物部品を大径フライスで加工することが可能であり、特に量産分野で求められる性能を両立している。
4.2パレットチェンジャ仕様 又は シングルテーブル仕様の選択が可能
シングルテーブル仕様も選択可能で、生産量に応じた加工ラインの構築が容易。
5.高い操作性と高速・高精度制御のCNC装置MAZATROL SnoothCを搭載
19インチのタッチパネル式CNC装置MAZATROL SmoothGがオプションで搭載可能。
6.長時間の無人運転が可能
独自の自動化システム“モジュラテックシステム”との組合せにより、長時間の無人運転が可能で、システム導入後も生産量に応じて容易に増設することが出来る。
7.限りある資源の有効活用と環境保護を両立した地球に優しい省エネマシン
例えば油圧ユニットの間欠運転(アキュムレータ使用)による消費電力の削減(約90%削減)、LED照明採用によるランニングコストの削減(約70%の節電)など。(同社従来機比)
仕様
販売目標は15台/月。
10月5日~のEMO MILANO 2015に出展し、日本では10月末より販売を開始する。
タンガロイが小物部品加工用新PVDコーティング材種『SH725』、ホルダ『DoMiniTurn/External Line』(ドゥ-ミニターンエクスターナルライン)拡充
タンガロイ(社長=木下 聡氏)は、このほど小型旋盤加工に対応する新PVDコーティング材種“SH725”を外径加工用工具として市場で好評を得ている“DoMiniTurn/External Line”(ドゥ-ミニターンエクスターナルライン)と組み合わせ、発売を開始した。
自動盤や小型CNC旋盤の小物部品加工では、切れ味に優れ低抵抗なインサートが求められている。同社の新PVDコーティング材種“SH725”は、シャープエッジに最適な材種で、コーティング膜と母材の密着強度を高め、高い被膜硬度と刃立ち性を両立させた新コーティング技術。これにより、高い耐摩耗性を維持しつつ優れた切れ味と耐チッピング性の向上を実現した。また“DoMiniTurn/ExternalLine”は、ポジインサートと同等の低抵抗を維持しながら両面仕様を実現したシリーズ。新たにぬすみや倣い加工に適したV形インサート(VXGU09タイプ)用外径ホルダを拡充した。
さらに、加工中の切りくずの噛込みを抑制し仕上げ加工が容易となるネックダウン形ホルダや、タレット型自動盤に対応する20角ホルダの販売も開始した。
主な特長
●新PVDコーティング材種“SH725”は、シャープな切れ刃の維持、かつ優れた耐摩耗性と耐チッピング性を兼ね備え、加工品位の向上と大幅な工具寿命の改善を実現。
●“DoMiniTurn/External Line”にぬすみや倣い加工に適したV形インサート(VXGUタイプ4コーナ仕様)用外径ホルダを拡充。V形インサートでも4コーナ仕様を実現。
●外径加工用DoMiniTurnに自動盤ブッシュから切れ刃位置をオフセットさせたネックダウン形ホルダを追加。ワークの寸法精度が高い粗仕上げ加工では、仕上げ加工時にワークがガイドブッシュから外れることがないため、高精度な加工が可能となり、ブッシュへの切りくずやバリの噛込みを回避。
●シャンクサイズ20角のDoMiniTurnホルダを追加し、タレット型自動盤での適用範囲を拡大。
【学生限定】産学連携特別企画「工作機械トップセミナー」がメカトロテックジャパンの会期中に開催 参加無料!
10月21日(水)~24日の4日間、ポートメッセなごやで「メカトロテックジャパン2015」の開催に伴い、日本工作機械工業会(会長=花木義麿 オークマ社長)が10月24日(土)、25日(日)の両日、学生限定の「工作機械トップセミナー」を開催する。セミナーでは、工作機械メーカーの経営者や、月面探査を目指して極限状態でも活躍可能なロボットの研究に挑戦する大学研究者、生産技術の革新を追究し続ける自動車メーカーのエンジニアなどを講師に迎え、ものづくりと工作機械について幅広い視点から分かりやすく紹介する。また、工作機械メーカーにおける技術者の仕事や将来像について語り合う、パネルディスカッションも行う予定。10月24日(土)にはセミナーに先立ち、最新の工作機械に触れることを目的として、メカトロテックジャパン2015の見学も予定している。花木会長は「工作機械の魅力を感じ取っていただけるまたとない機会です。皆様のご参加をお待ちしています」とコメントしている。↓詳しくは日本工作機械工業会ホームページまで↓http://www.jmtba.or.jp/
ケナメタルがボッシュグローバルサプライヤーアワードを受賞
ケナメタルは、このほどテクノロジーおよびサービスの世界トップクラスのサプライヤーであるRobert Bosch GmbH(「ボッシュ」)よりボッシュグローバルサプライヤーアワード2015を授与されたことを発表した。この賞は、2年に1回、製品またはサービスの製造および供給において、とりわけ品質、コスト、ロジスティクス、およびイノベーションの分野で特に優れたパフォーマンスを示した企業に贈られる。「一工具メーカーとしてボッシュより認められ、グローバルサプライヤーアワードを授与されたことは、大変光栄なことです」と、ケナメタルの社長兼CEOであるDon Nolan氏。「今回の受賞は、革新的な製品、優れた品質、卓越したパフォーマンスを毎日絶えることなくお客様にお届けすることに努めているケナメタルのグローバルチームが認められたことを示すものです」とコメントしている。「ボッシュグローバルサプライヤーアワードは、ボッシュの成功に重要な役割を果たしているトップサプライヤーを賞賛するためのものです」と、ボッシュの役員会の会長であるVolkmar Denner博士は述べている。
日立建機が振動ローラ4 機種をモデルチェンジ

従来機を踏襲した安全性能に加え、作業性・整備性を向上させた。国土交通省排出ガス対策型建設機械3 次基準値をクリア、また国土交通省指定の超低騒音型建設機械の基準値もクリアした、道路機械で、道路工事など様々な現場における転圧作業での活躍が期待される。
販売目標は、国内向けに4 機種合計で年間600 台を見込んでいる。
主な特長は以下のとおり。
1.環境対応
・排出ガス対策型建設機械3 次基準に適合。(指定申請中)
・国土交通省指定の、超低騒音型建設機械の基準に適合。(指定申請中)
・直噴式エンジン搭載により大幅な燃費低減を実現。
・鉛フリーの配線やアルミラジエータ、アルミオイルクーラを採用。
2.優れた安全性能
・停車時や作業時など、周囲への意思表示として有効なハザードランプを標準装備。
・前後進レバーの中立だけでなく、駐車ブレーキが掛かっていなければエンジン始動できないシステムを採用。
3.整備性の向上
・定格出力18.2kW の直噴式エンジンの採用により、マフラフィルタが不要で、メンテナンスも不要。
・フルオープンエンジンカバーを採用し、点検・整備箇所へのアクセスをさらに向上。
・ヒューズボックスに工具不要の専用カバーを設け、交換作業性を向上―――など。
8月分工作機械受注総額は1,070.4億円 日工会
日本工作機械工業会がまとめた8月分の受注実績は以下の通り。2015年8月分工作機械受注総額は、1,070.4億円(前月比△17.6%・前年同月比Δ16.5%)となった。18カ月ぶりの1,200円割れ。前年同月比は23カ月ぶり減少。1,000億円超えは24カ月連続。内需は477.3億円(前月比△20.2% 前年同月比+13.8%)で、政策効果の剥落や夏期休暇の影響もあって前月比減少するも、前年同月比は26カ月連続増加と堅調持続。外需は593.1億円(前月比△15.4% 前年同月比△31.2%)で、中国での電気機械向け特需の剥落や、夏期休暇の影響もあって、23カ月ぶりの600億円割れ。8月は、政策効果や特需の剥落による影響により減少。基調変化の判断は、現時点では難しく、今後の動向を注視。
8月分内需
477.3億円(前月比△20.2% 前年同月比+13.8%)。・前月比2カ月連続減少、前年同月比26カ月連続増加。・政策効果の剥落や夏期休暇の影響で前月比減少。・前年同月比は26カ月連続増加。国内需要は堅調持続。① 一般機械 181.7億円(前月比△23.2% 前年同月比+3.4%) うち金型 33.0億円(前月比△2.7% 前年同月比+61.6%)② 自動車 169.8億円(前月比Δ16.1% 前年同月比+19.6%) うち部品 90.3億円(前月比Δ36.8% 前年同月比Δ16.5%)③ 電気・精密 32.5億円(前月比△41.7% 前年同月比Δ1.7%)④ 航空機・造船・搬送用機械 33.6億円(前月比+56.9% 前年同月比+269.9%)
8月分外需
593.1億円(前月比△15.4% 前年同月比△31.2%)・23カ月ぶりの600億円割れ。主要3極はすべて前月比減少。・前月比は5カ月連続減少。前年同月比は3カ月連続減少。・中国の電気機械向け特需の剥落や夏期休暇が影響。①ア ジ ア:264.9億円(前月比△12.7% 前年同月比△45.6%)・東アジア:197.7億円(前月比△19.2% 前年同月比△51.4%)〈中国〉149.5億円(前月比△21.2% 前年同月比△55.9%)・その他アジア67.2億円(前月比+14.6% 前年同月比△16.4%)〈タ イ〉12.3億円(前月比Δ36.3% 前年同月比△44.6%)〈ベトナム〉4.2億円(前月比△15.8% 前年同月比-)〈イ ン ド〉30.5億円(前月比+56.1% 前年同月比+120.5%)②欧 州:132.7億円(前月比Δ24.1% 前年同月比Δ5.8%)〈ド イ ツ〉 41.8億円(前月比Δ14.1% 前年同月比△17.4%)③北 米:186.6億円(前月比△13.1% 前年同月比△16.7%)〈アメリカ〉 170.3億円(前月比△5.5% 前年同月比△11.5%)〈メキシコ〉 9.9億円(前月比Δ39.9 % 前年同月比△58.5%)
7月分超硬工具主要統計
【超硬合金重量】529トン(前年比101.5)。【超硬工具生産額】切削工具234億2700万円(前年比110.2)、耐摩工具32億3700万円(同96.7)、鉱山土木工具8億2300万円(同107.2)、その他工具5億3300万円(同109.7)、焼結体・工具23億4900万円(同112.0)、合計303億6900万円(同108.6)。【輸出入】輸出115億1100万円(前年比115.1)、輸入71億9200万円(同118.3)。【超硬工具出荷額】切削工具241億8900万円(前年比108.7)、耐摩工具31億9800万円(同97.1)、鉱山土木工具9億5100万円(同115.3)、その他工具4億4700万円(同114.6)、焼結体・工具26億1800万円(同106.6)、合計314億300万円(同107.4)。【刃先交換チップ】生産3216万6000個(前年比103.3)、出荷3175万5000個(同102.8)。