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小径深彫り加工用エンドミル『エポックディープエボリューションシリーズ』新発売 日立ツール
日立ツールがこのほど小径深彫り加工をターゲットとしたエンドミルシリーズ『エポックディープエボリューションシリーズ』を発売した。エポックディープエボリューションシリーズ』の刃形はボールタイプおよびスクエアタイプであり、それぞれPNコート・ATHコートの2種類を新発売する。また首下部分はストレートネック形状となっている。
小径加工分野では、高精度加工・安定加工・耐折損性などが求められている。これらのニーズに対応するため、小径加工で問題となるビビリ振動を抑制できる形状とチッピングが起こりにくい刃形、また耐摩耗性を向上させたコーティングを採用している。この効果で工具たわみによる加工誤差量が半分以下に抑えられ、放電加工で行っていた領域で安定した直彫りがさらに可能になった。さらに従来からあるエポックディープボール・エポックディープスクエアよりもラインナップを拡充し、今までよりもより加工形状に最適な寸法で工具選定ができる。2種類のコーティングによって、銅電極のような軟鋼材から60HRCを超える高硬度材の直彫りまで幅広く安定加工が可能になる。
●特長●
①ビビリ振動を抑制できる形状を採用しているため形状誤差量が少なく高精度加工が可能。
②刃先強度重視の刃形により、高硬度材切削においても耐チッピング性が向上。
③コーティングは2種類から選定できるため、幅広い被削材に対応。
④ ボール、スクエアでトータル608アイテムとアイテム数が多く、加工形状に最適な寸法が選択可能。
●用途●
各種金型や電極にあるリブ溝や隅部分の仕上げ加工などの小径深彫り加工全般
●基本使用●
①エポックディープボールエボリューションPN/ATHコート(EPDBE-PN/ATH)(R0.05~R3:ボールタイプ ストレートネック)。
②エポックディープスクエアエボリューションPN/ATHコート(EPDSE-PN/ATH)φ0.1~φ6:スクエアタイプ ストレートネック)。
●価格●
①エポックディープボールエボリューション(EPDBE-PN/ATH):希望小売価格(消費税込み)4,158円~18,480円。
②エポックディープスクエアエボリューション(EPDSE-PN/ATH):希望小売価格(消費税込み)3,812円~20,475円。
年間6億円の売り上げを見込む。
Xクラス『NVX5000シリーズ』に50番テーパ主軸が登場! 森精機
森精機製作所は、高精度立形マシニングセンタNVX5000シリーズの50番テーパ主軸仕様の受注を7月19日から開始する。
NVX5000シリーズは、累計8,000台以上の販売実績を持つNV5000シリーズのオプション装備とアプリケーションを継承した機械剛性、熱変位対策、省エネへの対応などを実現したプレミアムマシン。既に好評中の40番テーパ主軸仕様に引き続き、新たに50番テーパ主軸仕様を投入し、ラインアップを拡充している。
■高精度■
NVX5000シリーズの主軸は熱変位を抑える熱対称設計となっている。加えてオプションで用意している、コラムとベッドの鋳物内部にクーラントを循環させる“機体クーラント循環機能”を搭載することで、8度の室温変化に対して、熱変位量を7 µm以下に抑えることができる。熱変位量を半分以下に抑え、かつ微少送りの応答性を高めたことで、従来機に比べ加工精度2倍を実現。これにより50番テーパの高剛性な機械でありながら、高精度を要求される微細加工の精度を100%アップしている。様々な被削材・加工シーンで加工可能な機械となった。
■高剛性■
NVX5000シリーズの案内には全軸摺動面を採用し、機械剛性を高めている。今回受注を開始する50番テーパ主軸仕様は、出力30/22 kW(25%ED/連続)の高出力モータを搭載している。また、主軸の軸受内径をクラス最大のφ120 mmに大径化することで、より高い主軸剛性を実現している。高い機械剛性と高出力・高剛性な主軸により、重切削能力を30%向上している。
■加工バリエーションの拡大■X軸ストロークは600 mm、800 mm、1050 mmの3種類を用意。ワークサイズに応じた最適な仕様が選択できる。また、重切削能力の向上により、工具最大径φ240 mmまでの大径工具が使用可能となった。
■省エネルギー■
環境への負荷低減とランニングコストの削減を考慮して、機械停止時には主軸やサーボモータ、制御盤内のファンなど主要な動力をカットしている。また省電力機器の使用により総電気容量も抑えることで、電力消費量をトータルで30%削減している。
■MAPPSIV+ESPRIT■
操作パネルには、新型高性能オペレーティングシステム「MAPPSⅣ」を搭載している。自動プログラミングソフトウェアに加え、オプションでCAMソフトウェア「ESPRIT」が選択可能。加工ワークにあわせて、難易度の高い加工プログラムにも対応ができる。また機械の遠隔保守や稼働状況の確認が可能なMORI-NETを標準装備している。
■高い投資価値■
従来機に比べ切削能力、精度、製品品質を大幅に高めながら、同等の価格を実現した。
定価は 15,800,000円。 (NVX5080/50) (M730BM)。
生産台数は月15台。
6月分工作機械受注総額は1285.8億円 日工会
日本工作機械工業会がまとめた6月分の受注実績は以下の通り。2011年5¥6月分工作機械受注総額は1285.8億円(前月比+19.0%・前年同月比+53.5%)となった。【6月分内需】416.9億円(前月比+29.1% 前年同月比+42.5%)① 一般機械 198.5億円(前月比+24.1% 前年同月比+62.9%) うち金型 19.5億円(前月比+24.2% 前年同月比+33.0%)② 自動車 112.6億円(前月比+35.3% 前年同月比△45.1%) うち部品 71.5億円(前月比+16.8% 前年同月比+36.6%)③ 電気・精密 49.9億円(前月比+70.5% 前年同月比+22.8%)④ 航空機・造船・搬送用機械 9.0億円(前月比△47.3% 前年同月比△49.0%) 【6月分外需】868.9億円(前月比+14.7% 前年同月比+59.4%)①アジア:523.6億円(前月比+23.4% 前年同月比+53.7%)・東アジア:402.1億円(前月比+28.8% 前年同月比+49.6%)〈韓国〉:29.2億円(前月比△11.7% 前年同月比△45.4%)〈中国〉:358.5億円(前月比+35.2% 前年同月比+79.8%)・その他アジア:121.5億円(前月比+8.4% 前年同月比+69.1%)〈インド〉:49.7億円(前月比+33.7% 前年同月比+239.5%)②欧州:140.0億円(前月比△6.9% 前年同月比+86.4%)〈ドイツ〉:51.5億円(前月比+11.1% 前年同月比+105.4%)③北米:185.1億円(前月比+4.4% 前年同月比+53.8%)〈アメリカ〉:162.7億円(前月比+9.6% 前年同月比+49.2%)
5月分超硬工具主要統計
超硬工具協会がまとめた5月分超硬工具主要統計は以下の通り。【超硬合金重量】481トン(前年比116.5)。【超硬工具生産額】切削工具176億4300万円(前年比108.3)、耐摩工具30億420万円(同107.4)、鉱山土木工具6億6200万円(同97.5)、その他工具億1300万円(同173.7)、焼結体・工具16億5100万円(同116.87)、合計236億1100万円(同109.5)。【輸出入】輸出67億4100万円(前年比107.6)、輸入35億9900万円(同94.9)。【超硬工具出荷額】切削工具170億9700万円(前年比107.3)、耐摩工具29億3700万円(同107.3)、鉱山土木工具7億900万円(同99.0)、その他工具3億5100万円(同100.3)、焼結体・工具16億9400万円(同115.0)、合計227億8800万円(同107.5)。【刃先交換チップ】生産2391万5000個(前年比112.5)、出荷2384万3000個(同110.4)。
5月分産業機械受注状況および輸出契約状況
産業機械工業会がこのほどまとめた平成23年5月分の産業機械受注状況および輸出契約状況は以下のとおり。5月の受注は2739億7600万円、前年同月比133.4%となった。・内需内需は1779億900万円、前年同月比139.3%となった。内需のうち、製造業向けは前年同月比149.3%、非製造業向けは同132.8%、官公需向けは同151.3%、代理店向けは同112.5%であった。増加した機種は、ボイラ・原動機(160.6%)、鉱山機械(103.8%)、化学機械(139.8%)、タンク(474.0%)、ポンプ(130.1%)、圧縮機(115.0%)、送風機(142.3%)、運搬機械(118.3%)、変速機(113.2%)、金属加工機械(423.1%)、その他機械(119.8%)の11機種であり、減少した機種は、プラスチック加工機械(97.0%)の1機種であった(括弧の数字は前年同月比)・外需外需は、960億6700万円、前年同月比123.7%となった。プラントは4件、104億900万円となった(前年同月の受注金額がマイナスのため、比率を形状できず。増加した機種は、ボイラ・原動機(131.5%)、プラスチック加工機械(100.5%)、ポンプ(159.7%)、圧縮機(185.9%)、圧縮機(185.9%)、送風機(114.1%)、金属加工機械(818.5%【約8倍】)の6機種であり、減少した機種は、鉱山機械(5月の受注金額がマイナスのため比率を計上できず)、化学機械(82.7%)、タンク(43.0%)、運搬機械(56.7%)、変速機(96.7%)、その他機械(66.1%)の6機種であった(括弧の数字は前年同月比)。●3月分産業機械輸出契約状況は以下のとおり。5月の主要約70社の輸出契約高は、876億4900万円、前年同月比126.5%となった。プラントは4件、104億900万円となった(前年同月比は、前年同月に案件がなかったため比率を計上できず)。単体は772億4000万円、前年同月比111.5%となった。地域別構成比は、アジア68.1%、北アメリカ15.7%、ヨーロッパ8.8%、中東2.9%、オセアニア1.9%、アフリカ1.3%となっている。
研究開発に最適な技術がここにある!
「第15回機械要素技術展(M-Tech)」、「第22回設計・製造ソリューション展(DMS)」、「第2回メディカルテクノロジーEXPO」、「第19回3Dバーチャルリアリティ展(IVR)」が、6月22日~24日までの3日間、東京ビッグサイトで開催された。製品の研究開発のために最適な機械要素や加工技術を効率的に導入・比較検討することを目的に製造業の設計者、開発者、生産技術者、購買担当者、経営者を中心とした多数のユーザーや専門家が訪れた。
オーエスジーは“トータルコーディネート”で加工の悩みを解決!
成長市場であるアジアを重点地域と位置づけている同社。現地で製品開発から生産、営業、アフターサービスまでを一貫して行う体制を整え、現在、受注力の拡大を図っているが、既存のソリッド工具に加え、インデキサブル工具(刃先交換式工具)等の新たな製品を市場投入するため、製品ラインを拡充中だ。
「Phoenix PFB」は、インデキサブルタイプのボールエンドミル。高いボディ取り付け制度が良好な加工面、超寿命を可能にする。特長は以下のとおり。
PFB-SP
・幅広い秘策材をカバーするスパイラル刃形。
・耐熱、耐摩耗性に優れた超硬質コーティングを採用、スパイラル刃形との組み合わせにより、幅広い被削材料で高速仕上げ加工が可能。
・優れたインサートR制度(±6μm)。
この製品は、耐摩耗性と耐欠損性のバランスに優れた“XP3320”超硬材種を使用している。酸化開始温度は1300℃、皮膜硬度は3500HVを誇る。高速、高能率切削において超寿命を実現している。
PFB-D
・切れ味抜群なスパイラル刃形を採用。
・グラファイト、銅、アルミニウム、MMC、炭素繊維複合材料などの加工において驚異的な耐久を実現するダイヤモンドコーティング。
ダイヤモンドコーティング専用材種“XC4505”。高度な切削技術と最先端技術よるダイヤモンドコーティングの組合せにより、シャープエッジを実現している。
なお、ボディの特長だが、「超硬ボディ」が、びびりを抑制し、突き出しの長い加工においても良好な加工面を得ることができ、また、高速加工時においても高精度、超寿命加工を可能にする。「銅ボディ」は、比較的突き出しの短い加工において高いコストパフォーマンスを発揮する。
皮膜技術は日々進化!


ステンレスの美しい金属感を出すため、従来の化学発色法の欠点であった色の再現性を格段に向上させる電解発色法を川崎製鉄と共同で開発・製品化した同社だが、さらに色の均一性も飛躍的に向上させ、溶接の伴う加工物でも均一に発色可能な「スーパーブラック」の開発・製品化に成功。これはステンレス製品に電気化学的処理を施し、表面上に黒色酸化皮膜を精製させ機能性と意匠性を付与させる微細加工技術なのだ。
微細が得意な日進工具は世界最小で勝負
同社が今回展示していたのは、世界最小の「めねじ」と「おねじ」。被削材はSUS304、純チタン。使用工具は同社開発品ネジ切り工具S0.1。恐ろしく微細である。
これらの製品の数々は、今後、開発が進むであろう医療分野を視野に入れての展示である。
医療分野は認可の問題等まだ課題が多いが、日本が得意とする微細加工の分野では世界から注目を浴びること間違いない。
大昭和精機は生産加工のIT化を推進
「次加工の予定を把握できない」、「人手が足りない」、「段取り作業に手がかかる」、「段取ミスで不良が発生する」、「工具購入費が多い」、「機械稼働状況や工具の状態がわからない」といった製造現場の問題を解決するため『Factory Manager(ファクトリー・マネージャー)』の導入によるIT化を推進していた。
多品種少量生産、変種変量生産では加工前の段取作業が頻繁に発生する。生産性向上のカギはまさしく加工前の段取時間の短縮であろう。熟練者の技能に依存してきた段取作業も、PCを用いて情報管理することで、熟練者以外でもできるようになる。結果、稼働率もアップし、生産性の向上につながるというわけだ。
同社の「Factory Manager」は製造現場における情報を一元管理。作業に必要な機械やNCデータ・図面などを作業マスタで管理する。スケジュールを利用し、簡単な工程管理や進捗管理をすることも可能である。NC装置とNCデータの送受信もできる。工具種マスタで標準工具を管理することで、工具研削時間の短縮・加工ミスの防止に役立つ。
「同時5軸NC切削加工シミュレーション」を発売 森精機
森精機製作所が、パソコン上で同時5軸加工をシミュレーションできるソフトウェア、「同時5軸NC切削加工シミュレーション」を開発した。このソフトウェアは同社の5軸制御立形マシニングセンタ、NMVシリーズ専用の切削加工シミュレーションソフト。
このソフトウェアは、同社の機械のオペレーティングシステムMAPPSに標準搭載の対話機能や、パソコン上の対話機能MORI-APから出力されたNCプログラムのシミュレーションが可能。さらに様々なCAMシステムから出力されたNCプログラムや、手入力されたNCプログラムの確認にも利用できる。また、機械搭載型の一般的な干渉チェック機能では不可能だった、素材が削り取られていく様子も確認可能である。機械を作動させないオフラインの状態で、セットアップから干渉・動作の確認まで、一連の加工シミュレーションができる。同時5軸NC切削加工シミュレーションにより、パソコン上で複雑な5軸加工用のNCプログラムを事前に検証し、プログラムを最適化することで生産効率が向上する。
面倒なセットアップを簡略化して、段取り時間を短縮
ソフトウェアには、あらかじめ森精機が用意した正確な機械モデルが登録されており、使用前のモデル作成やセットアップなど面倒な設定を省くことができる。正確な機械パラメータも登録されているため、タイムスタディにおいても正確な結果が得られる。今回、複雑になりがちな工具登録も設定画面をシンプルにし、工具モデルの作成を簡単にした。またNMVシリーズに標準搭載のMAPPS対話機能やESPRIT(CAMソフトウェア)に登録された工具データを読み込んでそのまま使用することもできる。三次元CAD上で作成したワーク素材や治具のデータについても、STLなどのファイルフォーマットを変更せずにそのまま取り込むことができ、設定を簡略化する。
シンプルな画面設計で操作性を向上
ソフトウェアの画面は顧客にその機能を最大限活用できるよう、シンプルな設計となっている。パソコン画面上に表示される操作パネルは実機と同じデザインのため、オペレーターは実機の使用前にパソコン上で機械操作のトレーニングをすることができる。またシミュレーション画面は2分割表示することも可能で、別々の視点から加工シミュレーションを確認できる。機内の加工シミュレーション映像とワークの素材除去シミュレーション映像を同時に表示することにより、確実な確認作業が可能だ。なお、 工具オフセットについても操作性を向上しました。ソフトウェア上にデータとして登録されている工具の長さや径の値を用いての検証はもちろん、工具オフセット登録画面に入力された値を使うこともでき、柔軟な操作性を実現しています。
定価は159万円。
「WorkNC Dental」で医療分野の拡販狙う セスクワ
セスクワ(本社、フランス・マコン市)が6月24日、ブルーノ・マルコ社長の来日に伴い、東京・港区の青山ロビンズクラブで「セスクワカンファレンス&懇親会」を開催した。
冒頭、ブルーノ・マルコ社長が、「今回の来日の目的は、震災で被害に遭われた地域のために日本赤十字社に寄付することと成長著しい東南アジアへの拡販、そしてデータデザインの協力のもと新しい製品であるWorkNCデンタルの紹介をしています。われわれのコンセプトはオートマティック。自動化を意識した開発を行っています」とあいさつし、活動状況、今後の展開などを話した。
特別ゲストとして、マルコ社長の30年来の友人であるフランス・マコン市長・代議士のGérard Voisin 氏、国会議員で弁護士の丸山和也氏がそれぞれあいさつした。
田澤聡森精機製作所千葉事業所エンジニアリング加工事業部マネージャー、新田宏日立ツール営業センター主任部員がそれぞれプレゼンテーションを行った。
岡村隆徳データデザイン社長が「セスクワさんとの付き合いは今年で17年目になります。このソフトを販売するにあたって、お客様に“痒いところに手が届くというより掻きむしってしまうほど良いソフト”と称賛されたことが印象的でした。現在、日本の中小企業が遅れているのはコスト管理が出来ていない点が挙げられています。まさしく“見える化”ができていない、という現状なのですが、この現状を打破するためには中小企業の適したシステムが必要になってきます。われわれは、セスクワさんとよきビジネスパートナー、よき友人として今後も良い関係を続けて行く次第です」とあいさつした。
会場を移して、本田宏一 本田技研研究所四輪R&Dセンター主任研究員の乾杯の発声で和やかな懇談が始まった。
歯科模型スキャナ/デンタルCADと連携し、あらゆる切削加工機に対応
今回、セスクワが拡販に注力する製品は「WorkNC Dental」。この製品は、市販されている歯科模型スキャナ/デンタルCADシステムと連携し、あらゆる切削加工機に対応した加工プログラムを高精度かつ短時間で確実に生成することができる自動CAMソフトウェアである。
デンタルCADシステムで作成したSTLデータだけでなく、特定の歯科模型スキャナ専用フォーマットの読み込みに対応し、また歯科業界や他産業で導入されているあらゆる汎用加工機に対応することができるポストプロセッサ機能を持ち合わせているため、センターラボ運用や技工所運用など、用途に合わせたシステムコーディネートが可能。
特別なCAMトレーニングを必要とせず、歯科技工専門知識を持たれている方であれば誰でも簡単に、セラミック、ジルコニア、チタン、コバルトクロムなどの歯科治療用素材から、アンレイ/オンレイ、クラウン、ブリッジ、コーピング、デンチャー、インプラント上部構造体/アバットメント/フィクスチャなどを削り出す加工プログラムを生成することが可能だ。
「オープン・イノベーションマッチングin大田」開催
大田区がオープンイノベーションをテーマにした商談会を10月に開催するが、それに先立ち8月4日、5日の両日に、大田区産業プラザ1階大展示ホールで大手企業との取引促進を目的としたイベントを開催する。入場は無料。■平成23年8月4日(木)開催■『2011年KRP-KIRイノベーションマッチング会 自動車部品メーカーのニーズとシーズのマッチング』自動車部品メーカーの事業・技術ニーズの紹介と質疑を行う。【対象】・大学・研究機関、産業支援機関のコーディネータ。・コーディネータ紹介の大手企業との連携に興味を持つ企業。【開催概要】日時:平成23年8月4日(木)13:30~17:45。会場:大田区産業プラザ1階大展示ホール。定員:100名(先着)参加企業(順不同):パナソニック、三菱電機、住友電工焼結合金。内容:上記企業に関する、事業・技術ニーズに関する情報ならびに10月に開催する商談会の説明。■平静23年8月5日(金)開催■『2011 オープン・イノベーションマッチングin大田 シンポジウム』大手企業や中小企業がそれぞれの立場からオープン・イノベーションに対する取り組みを紹介する。【対象】・大学・研究機関、産業支援機関ならびに大手企業との連携に興味を持つ中小企業。【開催概要】日時:平成23年8月5日(金)13:00~17:30。会場:大田区産業プラザ1階大展示ホール定員:150名(先着)参加企業(順不同):パナソニック ホームアプライアンス社、日立製作所、三菱電機、ハタダ、フルハートジャパン。内容:(1)「プレゼンテーション」 上記企業によるオープン・イノベーションに関連したプレゼンテーションを実施する。(2)パネルディスカッションを実施(コーディネータ・清水 洋一橋大学イノベーション研究センター准教授)。(3)10月に開催する商談会の説明。このほか、「ものづくり系企業活性化の事例と提案」をテーマに橋本洋志産業技術大学院大学教授を講師にプレセミナーの開催を予定している。
「DMG/MORI SEIKI奨学基金」を設立
森精機製作所は、業務・資本提携先であるドイツ・ギルデマイスター社の「日本の製造業の復興に向けた人材支援を行いたい」との要請を受け、賛同した同社は、ギルデマイスター社とともに震災支援の一環として、将来の日本の製造業を担う被災地の国立高等学校専門学校生に対する就学支援を目的として、「DMG/MORI SEIKI奨学基金」を設立し、支給することを、このほど国立高等専門学校機構と基本合意した。奨学金概要【目的】東日本大震災で被災した国立高等専門学校生に対する就学支援【名称】DMG/MORI SEIKI奨学基金【支給総額】3億円【支給期間】10年間【支給金額】1人5万円(年間60万円)【対象者】東日本大震災で被災した高等専門学校の学生【運営】国立高等専門学校機構