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OKKが7月17日~18日の2日間、中部・西日本プライベートショーを開催 

大阪機工(社長=宮島義嗣氏)が7月17日(金)~18日(土)の2日間、同社猪名川製造所で中部・西日本プライベートショーを開催する。

今回の目玉は、新機種のお披露目と、GMC体験コーナー。
実演展示として加工デモを行う。

今回は100周年を記念して、2015年7月~2016年3月納入分の機械を対象に機種プレート“100th Memorial ゴールドプレート”を装着するサービスを期間限定で行う。

日時:7月17日(金)~18日(土)10:00~16:00
場所:猪名川製造所 (兵庫県伊丹市北伊丹8-10) 

DMG森精機が7月22日~25日まで「IGA INNOVATION DAYS2015」を開催! ~世界最大級の展示場へ~

DMG森精機(社長=森 雅彦氏)が7月22日(水)から25日(土)の4日間、同社伊賀事業所で「IGA INNOVATION DAYS2015」を開催する。従来の伊賀ソリューションセンターのフロアスペースを拡大し、世界最大級の展示場に生まれ変わった今回の展示会「IGA INNOVATION DAYS 2015」では、4月から営業を開始したDMG森精機ワシノブランドの新デザインモデル「A-18S」、「G-07」、機能やデザインを一新した「ECOLINEシリーズ」など、世界初出展となる7機種を含む計58台の先進の工作機械を展示し、全ての機械でデモ加工を行う。専任スタッフが豊富な事例やデモ加工を交えた実践的な技術ノウハウを分かりやすく解説し、ユーザーの生産性向上に貢献するソリューションを提案する。展示場内には、「CELOS」 を実際に体験できる108 インチモニタの「BIG CELOS」や、プレミアムパートナーシップを締結したポルシェが、FIA 世界耐久選手権に出場する第2世代の「ポルシェ919 ハイブリッド」も展示。また、アディティブ・マニュファクチャリング、自動車、航空機、自動化、5軸加工機などの各種セミナーを開催し、加工課題や最先端技術情報など、生産現場を最適化する未来志向の技術情報を紹介する。期間中は毎日、JR名古屋駅、JR新大阪駅、大阪国際空港(伊丹)から無料送迎バスを運行する。【日時】2015年7月22日(水)~25日(土)10:00~17:00【場所】DMG森精機 伊賀事業所 (三重県伊賀市御代201)来場登録、詳細については同社webサイトまで↓http://www.dmgmori.co.jp/2015s/

三菱マテリアルが高硬度鋼旋削加工用コーテッドCBN材種「BC8110」のアイテムを追加

三菱マテリアル 加工事業カンパニ-(カンパニ-プレジデント=鶴巻二三男氏)は、このほど高硬度鋼旋削加工用コーテッドCBN材種「BC8110」のアイテムを追加し、販売開始した。

旋削加工用コーテッドCBN材種「BC8110」は、高硬度鋼旋削加工において特殊セラミックスコーティングを新開発・採用することで抜群の耐摩耗性を発揮する材種。特に自動車部品など高硬度鋼の連続的な旋削加工では、工具交換の低減や面粗さの維持による生産効率向上を実現する。

インサートの厚み及びコーナR展開により38アイテムを追加し、全192アイテムのラインナップとなった。

高硬度鋼旋削加工用コーテッドCBN材種「BC8110」の主な特長は、以下の通りです。

① 新開発特殊セラミックスコーティングにより、耐摩耗性と耐チッピング性を向上。

② 新開発“超微粒バインダー”と微粒CBNを分散することで、クラックの進展を抑制し、切削時の突発欠損を防止。

③ 表面は耐溶着性を向上させ、コーティング剝離を抑制。

価格は5,220円~7,470円。
 (代表型番)
・NP-DNGA150604GS2  (BC8110)  5,220円(税込価格  5,638円)
・NP-DNGA150612TS4  (BC8110)  9,920円(税込価格  10,714円)
・NP-VBGW160402FS2 (BC8110) 5,810円(税込価格  6,275円)
        

ヤマザキマザックがシンプル、コンパクト、ハイパフォーマンスを追究したレーザー加工機「OPTIPLEX NEXUS 3015」を新発売

ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏)は、このほど新型レーザ加工機「OPTIPLEX NEXUS 3015(オプティプレックス ネクサス 3015)」を発表し販売を開始した。

このマシンは、シンプルに、コンパクトに、ハイパフォーマンスを追求したCO2レーザ加工機。段取り作業の自動化や加工状況の監視などを機械が行い是正するインテリジェント機能を搭載可能で、生産性向上と高品質な部品加工を実現する。タッチパネル式CNC装置 MAZATROL PREVIEW 3搭載により、レーザ発振指令の応答性向上や最適加減速制御により加工時間を短縮し、さらに、CNC装置に形状簡易入力機能を搭載、簡単な形状のプログラムは規定のパターンから選択するだけで簡単に加工プログラムが作成できる。また、発振器と強電盤を機械本体と一体化したコンパクト設計によりフロアスペースを削減している。ユーザーの生産形態に合わせて、コンパクトマニュファクチャリングセル(多段パレットチェンジャ)やレーザFMSなど自動化への拡張が可能である。

OPTIPLEX NEXUS 3015の特長

1.生産性の向上
(1)NC装置 MAZATROL PREVIEW 3を搭載
高速・高精度制御を実現するために業界最速CPUを搭載し、さらに、最適加減速制御や  レーザ発振指令の応答性向上により加工時間を短縮する。

(2)インテリジェント機能
数々のインテリジェント機能が加工プロセスをサポートし、さらなる生産性向上と高品質な部品加工を実現する。

(a)インテリジェント セットアップ機能
板厚や材質が変わるたびに作業者が都度行う段取り作業や調整作業を自動化し、生産性を向上させる。

①焦点検知機能
焦点距離の測定や補正作業を自動化し、非熟練作業者でも簡単に設定でき、段取り作業における機械の停止時間を最小限する。
②自動焦点位置決め
加工レンズの位置をプログラム指令で上下させる。材質や板厚が変わっても簡単に最適な焦点距離を自動設定できる。中・厚板のピアシング時には焦点距離を徐々に下げていくことで素早いピアシングが可能になる。
③オートキャリブレーション機能(自動倣い設定機能)
ノズルを交換する毎に行なう倣いの設定作業を自動で行なうことができる。
④オートノズルクリーニング機能
プログラム指令により定期的に加工ヘッドをノズル清掃ブラシへ移動させ、ノズルに付着したスパッタなどを除去することでノズルに起因する加工不良や加工停止を未然に防ぐことができる。
⑤自動ノズル交換機能(オプション)
ノズルの交換をプログラム指令で自動的に行なう。最適ノズルや予備ノズルに自動交換し、連続無人化運転に対応する。ノズルは最大8個まで保持できる。

(b)インテリジェント モニタリング機能 (オプション)
作業者に代わり、レーザ加工の状況を監視する。加工ヘッドに搭載したセンサがピアシング貫通や加工異常(バーニング、プラズマ)、加工レンズ自身の異常を検知。異常を感知して是正や加工の一時停止など最適な加工を実現する。

2.操作性の向上
(1)材料の載せ下ろしが容易
機械の側面にドア開閉機構を設け、幅広い開口部を確保することでスケッチ材の載せ下ろしや段取りを容易にしている。
(2)エルゴノミクス(人間工学)を採用したタッチパネル式NC装置MAZATROL PREVIEW 3
・15インチカラー液晶画面とタッチパネルを標準装備。
・エルゴノミクス(人間工学)に基づいた最適なボタン配置。
・シンプルでわかりやすい画面構成やグラフィック表示。
・材質や板厚に最適な加工条件を自動設定し、熟練のノウハウを代行。
(3)形状簡易入力機能
丸、四角、長丸など簡単な形状のプログラムを作成する際に、規定のパターンから選択して数値を入力するだけで簡単に作成できる。また、多数個の穴加工もパターン形状から選択し、簡単にプログラムできる。

3.自動化への拡張性
ユーザーの生産形態に合わせ、コンパクトマニュファクチャリングセル(多段パレットチェンジャ)やレーザFMSなどの自動化への拡張が可能である。

仕様

日本工作機械販売協会 新会長に冨田 薫氏

あいさつする冨田新会長
あいさつする冨田新会長
日本工作機械販売協会が6月9日、都内の第一ホテル東京で第46回通常総会を開き、新会長に冨田 薫 トミタ社長が選任された。

総会後の懇親パーティであいさつに立った冨田新会長は、「日工販は日本のものづくりとともに歩んできた長い歴史と実績があり身の引き締まる思いである。協会の発展、ひいては日本のものづくりの発展に貢献する所存である。わが国の工作機械は1990年が最高の年だったと思うが、暦年で受注が1兆4000億円、うち内需が1兆円だった。それからバブルの崩壊や日本の空洞化などがあり、内需は減少し、外需は増加していった。そしてリーマンショックが起きた。2009年に総受注が4100億円まで落ち、内需がうち1600億円になってしまったが、2014年に総受注が1兆5000億円を超えるところまで回復していった。昨年あたりから円安や政府のものづくり補助金、省エネ補助金、設備投資減税等、機械設備需要が盛り上がってきたこともあり、今年度は1兆6000億円超えまでいけそうかな、と期待をしている。さらなる受注拡大のために各会員の販売力が重要である」と述べた。

佐脇経済産業省産業機械課長
佐脇経済産業省産業機械課長
来賓を代表して、佐脇紀代志 経済産業省製造産業局産業機械課長が、「内需が堅調に動いており、今まで設備投資を控えていたお客様も購買意欲が出てきたようだ。日本の設備投資・更新投資需要も含めまだまだ余力があるように感じている。また円安、為替の正常化が国内のものづくり基盤の充実につながっている。とりわけ日本の工作機械は高性能であり、さまざまなものづくりの実力を高めるポテンシャルを十分秘めている。日本のものづくり産業を一歩新しいステージに高めてご活躍いただきたいと思っている」とあいさつをした。

花木日工会会長
花木日工会会長
続いて、花木義麿 日本工作機械工業会会長(オークマ社長)があいさつをした。この中で花木日工会会長は、「1月から5月までの日工会の受注累計は6731億円となった。本年の日工会の受注見通しとしている1兆5500億円に対して進捗が43%であり、大変順調に進んでいる。昨年の日工会の外需は1兆130億円だった。初めて外需が1兆円を超えた。日本の工作機械が世界において高いプレゼンスを示しているといえるだろう。昨年の内需についても堅調に推移し、前年比で24%増の4964億円であった。堅調な回復道を歩んでいる」と工作機械を取り巻く状況を述べた。

「景況感は良い状態」日本金型工業会が総会を開く

あいさつする牧野会長
あいさつする牧野会長
日本金型工業会(会長=牧野俊清 長津製作所会長)が6月5日、名古屋市内のANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で第3回定時総会を開催した。

総会に先立ち牧野会長が、日頃の感謝を述べたあと、「2014年どの金型生産額は前年度より7.2%の上昇、リーマンショック直後の2009年度の121%を得た。本年4月に東京ビッグサイトで開催されたインターモールドでは、正会員71社が出展された。71社というと5社に1社が出展されたことになる。来年4月では同じく大阪でインターモールドが開催されるが、その時もぜひ皆様のご参加を期待したい。平成27年度より日本の金型PR事業の一環として経済産業省推進のJAPANブランドのシンボルマークをベースとして作成した金型バッチは非常にデザイン性の優れたバッチだと思うが、ぜひとも着用していただけたらと思っている」とあいさつした。

平成26年度事業報告の承認を求める件、平成26年度決算報告の承認を求める件並びに監査報告の件、平成27度事業計画案の承認を求める件、平成27年度収支予算案の承認を求める件がそれぞれ承認された。

遠山経産省素形材産業室長
遠山経産省素形材産業室長
遠山 毅 経済産業省製造産業局素形材産業室長が来賓を代表してあいさつをした。
この中で遠山室長は、「素形材産業の中で金型の数字が一番良い数字である。アベノミクスがはじまって2年が経過したが、金型については効果が波及しているように感じている。4月のインターモールドに出席をさせていただいたが、約4万7000人の来場者が足を運んだ。今年は真剣に商談をする姿が多かったと聞いている」と期待を込めた。

トヨタ自動車 車両品質生技部 安松 智 氏が「もっといいクルマづくり」に向けたトヨタの金型造りにおける取り組み」をテーマに講演をしたあと、懇親会が開かれ、会員の交流が図られた。

新しい取り付けシステムにより「Square T4-08 ヘリカルカッタ」の強度と安定性が向上 セコ・ツールズ

セコ・ツールズはこのほど、4 つの切刃に対応するよう設計されたチップ取り付けシステムを新たに 「Square T4-08 ヘリカルフライスカッタ」のラインナップに追加した。この製品ラインナップには、「MS2050」 チップ材種にも追加されている。

「Square T4-08 ヘリカルカッタ」は 2 次元方向のコンタリングフライス加工に最適で、特に鋳鉄、鋼、ステンレス鋼など、難加工材の機械加工で優れた性能を発揮する。強固で信頼性の高いポケットシートに複数刃チップを組み合わせることにより、切削の安定性が最適化され、直角の側面加工が可能になる。チップの最も厚い部分に強い切削力が加わるように、チップがカッタに接線方向に取り付けられており、小径で切り込みが深い用途に強度を発揮する。

「Square T4-08 ヘリカルカッタ」は高い切り屑除去率とコスト効果に優れた加工を実現するほか、汎用性にも優れる。溝加工やコンタリング加工にはノーマルピッチが利用できるほか、コンタリング加工にはクロスピッチも利用できる。「Square T4-08」 には、「M08」 および 「MD08」 チップ形状と、「MP3000」、「MK2050」、「F40M」、新しく加わった 「MS2050」 の 4 種類の材種をご用意している。取り付けタイプは、「Seco-Capto™」、「ウェルドン」、「アーバ」、「Combimaster™」 などの各種ヘッドに対応している。

5月分工作機械受注総額は1385.5億円 日工会 

日本工作機械工業会がまとめた5月分の受注実績は以下の通り。2015年月5月分工作機械受注総額は、1385.5億円(前月比+2.9%・前年同月比+15.0%)となり、4カ月連続の1,300億円超で5月単月の最高額を更新した。(従来:2008年5月 1328.2億円)。1,000億円超えは21カ月連続で堅調持続。内需は528.4億円(前月比+9.0% 前年同月比+43.9%)で、国内市場の堅調さに政策効果が加わり、2カ月ぶりの500億円超。前年同月比は23カ月連続増加。外需は857.1億円(前月比△0.5% 前年同月比+2.3%)で、アジアで特需が継続し、15カ月連続の800億円超。アジア、欧州で減少するも北米が増加。前月比はほぼ横ばい。今後も内需、外需とも回復基調で推移すると見込まれるが、北米の動向やアジアの電気・精密向け特需の動向を注視。

5月分内需

528.4億円(前月比+9.0% 前年同月比+43.9%)。・前月比2カ月ぶり増加、前年同月比23カ月連続増加。・2カ月ぶりの500億円超。・政策効果による一般機械等の更新需要や自動車関連が堅調。高水準の受注を期待。① 一般機械  197.8億円(前月比+17.0% 前年同月比+42.2%)  うち金型   29.8億円(前月比+28.9% 前年同月比+38.7%)② 自動車   164.7億円(前月比△22.4% 前年同月比+19.0%)  うち部品   129.6億円(前月比△18.0% 前年同月比+51.8%)③ 電気・精密 48.3億円(前月比+37.7% 前年同月比+52.0%)④ 航空機・造船・搬送用機械 28.7億円(前月比+25.3% 前年同月比+169.7%) 

5月分外需

857.1億円(前月比△0.5% 前年同月比△2.3%)・前月比は2カ月連続減少、前年同月比は2カ月ぶり増加。・中国を中心にアジアが高水準を維持。外需総額は15カ月連続の800億円超。・アジア、欧州が減少するも北米が増加し、前月からほぼ横ばい。①ア ジ ア:473.6億円(前月比△2.7% 前年同月比+6.6%)・東アジア:410.0億円(前月比+10.4% 前年同月比+5.0%)〈中国〉350.2億円(前月比+16.3% 前年同月比+4.8%)・その他アジア63.5億円(前月比△44.8% 前年同月比+18.5%)〈タ  イ〉22.2億円(前月比△7.6% 前年同月比+21.9%)〈ベトナム〉5.3億円(前月比△91.1% 前年同月比-)〈イ ン ド〉20.9億円(前月比+20.5% 前年同月比+44.3%)②欧 州:141.1億円(前月比△8.8% 前年同月比△14.7%)〈ド イ ツ〉49.4億円(前月比△1.8% 前年同月比+29.4%)③北   米:230.4億円(前月比+9.9% 前年同月比+11.1%)〈アメリカ〉201.2億円(前月比+10.7% 前年同月比+4.8%)〈メキシコ〉 17.3億円(前月比+31.3 % 前年同月比+142.6%)

4月分超硬工具主要統計

超硬工具協会がまとめた2015年4月分超硬工具主要統計は以下の通り。【超硬合金重量】517トン(前年比106.0)。【超硬工具生産額】切削工具221億1500万円(前年比110.8 )、耐摩工具33億7600万円(同107.9)、鉱山土木工具9億6700万円(同106.1 )、その他工具4億4100万円(同93.7)、焼結体・工具21億7700万円(同112.5 )、合計209億7600万円(同110.1)。【輸出入】輸出102億7200万円(前年比116.3)、輸入65億3000万円(同121.2)。【超硬工具出荷額】切削工具228億3200万円(前年比110.1)、耐摩工具31億5000万円(同106.3)、鉱山土木工具10億5500万円(同108.8)、その他工具4億3200万円(同96.9)、焼結体・工具24億9000万円(同111.1)、合計299億5900万円(同109.7)。【刃先交換チップ】生産2964万9000個(前年比104.9)、出荷3066万1000個(同108.0)。

初代会長に本間博夫不二越社長 日本機械工具工業会

日本機械工具工業会創立総会が6月3日、都内のTKPガーデンシティ品川で開催され、初代会長に本間博夫氏(不二越社長)が就任した。なお、英文名称は「Japan Cutting & Wear-resistant Tool Association」。略称「JTA」。

副会長は、牛島 望氏(住友電気工業常務)、石川則男氏(オーエスジー社長)、木下徳彦氏(冨士ダイス社長)、渡邊芳男氏(彌満和製作所社長)が就任した。また、専務理事は、日下部裕次氏(旧日本工具工業会専務理事)と関口紳一郎氏(旧超硬工具協会専務理事)の2名となった。

設立総会は増田照彦 旧超硬工具協会理事長(三菱日立ツール社長)が議長となり議事を審議し、定款の承認を行った。なお、新工業界の会員数は、正会員77社、賛助会員45社、計122社となった。

日本機械工具工業会は、コンプライアンス、総務、業務、技術、環境、国際、工業会選考の7つの委員会と、製品別部会、地区会員連絡会で構成される。

「異榻同夢」で67年の歴史の中で培ってきた力を新しい工業会のもとに結集

あいさつする本間新会長
あいさつする本間新会長

発足に当たって本間新会長があいさつをした。
あいさつの概要は次のとおり。

本日設立された日本機械工具工業会の会長職を拝命し、大変光栄に感じるとともにその責任の重さに身の引き締まる思いである。皆様方のお力添えを賜り、新しい会と会員の皆様の発展に努めていく所存である。“異榻同夢”という言葉がある。場所や環境が違っても同じ夢、目標を持つ者という意味だそうだが、まさに同じ夢を持つ二つの工業会が一つになるということは、非常に大きなインパクトがあると思っている。

設立以来67年の歴史の中で培ってきた両工業会の力と財産を新しい会のもとに結集、結束し、大きなパワーとしてものづくりの発展に貢献していかなければならないと強く思っている。

切削工具は産業のコメ、ものづくりの礎である。われわれの商品は日本の生産技術を一層強化し、圧倒的な生産性の確立、イノベーションの取り組みで世界のものづくりをリードする役目を担っている。

日本機械工業会の設立、今回の統合こそ、その実現に向けた第一歩である。統合の相乗効果によってさらにスパイラルアップしていくことが求められていると感じている。一方で市場のグローバル化、海外大手メーカーの伸長、新興国メーカーのキャッチアップ、さらには資源・環境問題、規格標準化、コンプライアンスなど課題は山積しているが、会員全員が協力し合って一つ一つ解決していかなければならないと思っている。

わたしは日頃から社内で申し上げていることがある。それは“日本で売れないものは海外でも売れない”、“日本でつくれないものは海外でもつくれない”ということ。言い換えると、日本の生産技術力は世界のどこへ行ってでも通用し勝負ができると感じている。

日本機械工具工業会は、統合により売上げ規模は4500億円、会員数122社という非常に大きな有力団体となった。この存在感を活かして今こそ、他の関連した工業会も巻き込んで、ものづくりの改革、生産技術革新の原動力として大きなうねりになる時が来たと強く感じている。