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アマダマシンツールがデジタル2ポイントサーボプレス「SWE-4025」を新発売

 アマダマシンツール(社長=末岡 愼弘氏)がこのほどデジタル電動サーボプレス 「SWE-4025(4000kN タイプ)」を発売した。「SWE-4025」 は、高剛性ストレートサイドフレームとツインサーボ駆動方式を採用したアマダ独自設計により、超精密な高精度加工に対応。これまで好評だった独自の制御システムにより、多彩なモーションパターンを実現している。また、加工ニーズに合わせ、様々な生産現場に対応するシステムの構築が可能。








SWE-4025 主な特長

1.ツインサーボ駆動
 ・SDE シリーズで実績を培ってきた信頼性の高いクランク、ギアならびに2000kN のサーボモーターを採用。このサーボモーター2基のトルクを同期させることにより、プレスマシンの大型化を実現。このツインサーボ駆動方式により、加圧能力、トルク能力、エネルギー能力の向上が可能となり、加工範囲の拡大を実現。
 ・高生産性・高付加価値成形が可能になることで、幅広い加工ニーズに対応。

2.アマダ独自の制御システム
 ・2基のサーボモーターと2つのメインギアを連結することで、高速化にも対応。各々のメインギアに駆動源としてサーボモーターを用い、DSDD(デジタルサーボ・ダイレクトドライブ)構造を採用することで、spm のアップを実現。
 ・トルク同期を行う独自の技術で、多彩なモーションパターンを搭載。
 ・SDE シリーズのソフトウエアを継承しており、機能性と使いやすさを追求。

3.高剛性フレーム構造
 ・高剛性ストレートサイド型一体フレームと8面ギブガイド方式を採用し、生産時の安定した加工精度を維持。

4.最適な生産システムを構築
 ・NC トランスファ、ロボットライン、コイルラインなど、あらゆるシステムでの活用を想定した「プレス角度同期機能」を搭載。
 ・振り子モーションにも対応。

 同社では、「製造業では現在、IoT やIndustry4.0 への取り組みが盛んとなってきており、自動化に対するニーズも高まりを見せています。本マシンは、NC トランスファ、ロボットライン、コイルラインなど、あらゆるシステムに活用でき、周辺装置も含めたトータルソリューションをご提案していく予定です」としている。

 販売目標台数は年間6 台。販売価格(単体機)は127,000 千円(税別)からとなっている。

米国ケナメタル社のウィディアプロダクツグループと大阪工機がMetal RemovalTMブランドのマスター超硬バー製品の販売に合意

 このほど米国ケナメタル社の100%出資子会社であるケナメタルジャパン(株)(社長=垣原 等氏)のウィディアプロダクツグループは、大阪工機(株)との間で、MRブランドとして市場認知度の高いメタルリムーバルのマスター超硬バーの販売を開始することに合意致した。 定評のある“マスターカットTM”を含むバー製品は、あらゆる被削材に対応するラインナップと製品性能により、作業効率や品質の向上が実現可能。メタルリムーバルのマスター超硬バーは高い生産性と品質をもたらすソリューションとして、世界中で認知されている。

セコ・ツールズが335.25 サイドカッタに新しいチップサイズを加えて拡充

 セコ・ツールズがこのほど好評の 335.25 サイドカッタシリーズに、新しいチップサイズ 2 種類を追加した。これによって、 対応可能切削幅は 13.5 ~ 32mm となり、さらに広範囲の加工用途に最適化して使用できるようになった。

 335.25 サイドカッタは汎用性が高く、溝加工、裏面加工、ヘリカルおよび円弧補間加工、プランジング加工などに利用できる。独自のカッタ設計と 4 枚刃チップ形状を採用することで、切削抵抗を減らし、切り屑の流れを最適にして、信頼性と生産性の高い加工を実現している。また、固定ポケット仕様と刃幅調整式仕様があり、あらゆる生産環境に対応可能となった。

 335.25 のラインナップには、直径が 80 ~ 315mm のものがあり、固定ポケット仕様で 15mm、20mm、25mm の切削幅、刃幅調整式仕様で 13.5mm ~ 32mm の切削幅に対応している。チップは、コーナ R が 0.4 ~ 6mm の 4 サイズがある。さまざまなチップ材種を取りそろえているため、あらゆる被削材に対応する。

日立建機が常陽銀行から感謝状 ~「製造業実務研修会」を通じて地域のものづくり企業に貢献~

日立建機 大野常務(左)と常陽銀行 寺門頭取(右)
日立建機 大野常務(左)と常陽銀行 寺門頭取(右)
 日立建機(社長=辻本雄一氏)がこのほど常陽銀行から、「製造業実務研修会」を通じて地域のものづくり企業に貢献してきたことに対して、感謝状が授与された。

「製造業実務研修会」は、常陽銀行グループが、地域のものづくり企業の技術向上を目的に開催している研修会。日立建機は、この取り組みに賛同し、2009 年8 月の第1 回から、今年8 月に行われた第10 回の研修会まで、同社の霞ヶ浦総合研修所をはじめ、土浦工場や常陸那珂臨港工場を会場に、同社の指導員が講師を務めることで協賛していた。

これまでの研修会は、溶接や塗装の技術習得や、製造現場における5S 活動の実践、小集団活動など、多岐にわたるテーマで開催され、延べ165 社、242 名が受講している。

平成27年度 機械工業 生産額(改訂)見通し調査

日本機械工業連合会がこのほどまとめた平成27年度 機械工業生産額(改訂)見通し調査については以下のとおり。

平成27年度の生産動向

日本の機械工業は、一部の業種を除き概ね回復傾向で推移しているが、回復のテンポは鈍化しつつある。今後は企業収益の改善、金融緩和策を始めとする各種政策効果、為替の安定による輸出の継続、原油価格の安定等により、緩やかな回復を辿っていくものと見られるが、引き続き閣内では電力の高値安定、生産拠点の需要地立地の趨勢、原材料・資源を巡る地政学的リスク等のマイナス面を抱えている。また、海外では米国景気は底堅さが継続するとみられ、欧州景気も緩やかな回復が期待される。新興国、中でも中国は景気低迷の不安を抱えていることや、その他の新興国でも米国の金融正常化に向けた動きの影響についても注視が必要である。こうした中で平成27年度の機械工業生産額は前年度比3.3%増の72兆5514億円となる見通しである。

(1)一般機械

一般機械の生産額は、前年度比(以下同様)4.4%増の14兆4350億円となる見通しである。機種別にみると次の通り。「ボイラー・原動機」は、ボイラー・タービンが鉄鋼向けの内需が期待でき、はん用内燃機関はガソリン機関の持ち直しとディーゼル機関の緩やかな伸びが期待され、全体で6.5%増。「土木建設機械」は、輸出が高い水準で推移すると見込まれるものの、国内は一部機関で排出ガス規制前の駆け込み需要反動減があり、0.6%減。「印刷・製本・機工機械」は、国内が生産性向上に寄与する先端設備の需要増、海外は米国や新興国市場向けの増加を見込み、7.4%増。「油空圧機器」は、油圧機器が内外需とも激しく、空気圧機器は一時の急激な伸びはないものの、中国で省力化、自動化を伴う設備投資が続いており、欧米向けも堅調に推移するとみられ、全体で2.9%増。「運搬機械」は、国内の工場、倉庫、港湾施設向けで堅調が見込まれ、5.0%増。「ロボット」は、引き続き伸びが期待でき、国内は自動車、電機向けの好調が見込まれ、11.1%増。「動力伝導装置」は、スチールチェーンが国内は横ばいを見込むものの、輸出が欧米向けで引き続き堅調、歯車は内需が伸び、変速機も内外需ともに生産増加が見込まれ、全体で3.6%増。「農業用機械器具」は、国内が排出ガス規制前の駆け込み需要があるものの、米価低迷の継続により厳しい状況を見込み、海外は北米、アジア向けが期待でき、全体で2.0%増。「金属工作機械」は、中国経済の鈍化に伴い、投資マインドが国内外向け共に様子見となり、需要環境はやや厳しさがあるものの依然として底堅く、高水準の受注残があることから、1.0%増。「第二次金属加工機械」は、省エネルギー補助金効果による設備更新需要により、機械プレス等の増加が見込まれ、5.7%増。「繊維機械」は、化学繊維機械、紡績機械、織機が減少するものの、準備機械、編組機械が増加し、全体では6.6%増。「食品加工機械」は、手控え状態が長期化している食品業界で設備投資が期待され、0.3%増。「包装機械・荷造機械」は、海外が東アジア向けで堅調、国内は設備投資の更新需要が見込まれ、2.7%増。「事務用機械」は、海外での現地生産が進み、国内生産の減少傾向は続くものの、一部に為替の影響による国内回復の動きが見込め、30.7%増。「ミシン」は、工業用ミシンがアジア向けの需要増が見込まれ、4.1%増。「冷凍機・同応用装置」は、冷凍機で減少を見込むものの、冷凍機応用製品等で増加が見込まれ、全体で0.7%増。「半導体製造装置及びEPD製造装置」は、半導体製造装置が引き続きファウンドリや大手ロジックメーカーの底堅い微細化投資に期待でき、FPD製造装置は高精細・中小型パネル用の投資が見込まれ、15.8%増加の見通しである。

(2)電気機械

電気機械の生産額は、前年度比(以下同様)5.7%増の7兆7243億円となる見通しである。機種別にみると以下の通り。「回転電気機械・静止電気機械器具・開閉制御装置」は、輸出が中国を中心としたアジア向けは下期に向けて下振れが懸念されるものの、国内は省エネルギー・合理化を進める機運の継続とともに、各種政策の後押しの効果により堅調を維持すると見込まれ、6.8%増。「民生用電気機械」は、消費者の省エネルギー意識の高まりによる省エネルギー製品への関心の継続、買替を主体とした堅調な需要と消費マインドの回復が期待されるものの、海外生産シフトが引き続き進むとみられ、4.7%減。「電球」は引き続き生産拠点の海外シフトや電球形LEDランプの普及の影響を受け、一般照明用電球、電球形蛍光ランプが減少すると見込まれ、3.4%減。「電気計測器」は、放射線計測器が減少するものの、電気計器、電気測定機、工業用計測制御機器、環境計測器は増加し、全体では16.7%増加の見通しである。

(3)情報通信機械

 情報通信機械の生産額は、前年度比(以下同様)0.4%増の3兆3912億円となる見通しである。 機種別にみると以下のとおり。「民生用電子機器」は、薄型テレビが買替需要に期待するものの上期は厳しく、カーナビゲーションシステムは高機能化による価格上昇を見込み、でデジタルカメラは一眼レフタイプの輸出が堅調なものの、引き続きコンパクトタイプで多機能携帯電話の影響を受け厳しいことから、全体では2.2%減。「通信機器」は、有線通信機器が有線端末機器の落ち込みはやや改善するものの、有線ネットワーク関連機器は通信事業者の投資が一巡し、需要の減少が続き、無線通信機器は多機能携帯電話が初期ユーザーの買替需要が堅調で、通信機器全体では7.8%増。「電子計算機及び関連装置」は、パソコンが前年の旧OSサポート終了による買替需要の反動減の影響を受け、大きく落ち込む上京が続いており、全体で7.2%減少の見通しである。

(4)電子部品・デバイス

 電子部品・デバイスの生産額は、前年度比(以下同様)10.4%増の8兆2778億円となる見通しである。 「電子部品」は、セラミックコンデンサやフィルタ等の受動部品や接続部品等で為替の改善を背景に、海外の多機能携帯電話や自動車の電装化率の増加により自動車向けの需要拡大g編み込め、8.0%増。「電子デバイス」は、半導体が半導体素子で太陽電池セルやLEDの国内需要の伸びに一服感がみられ、集積回路は好調が続くメモリの伸び率にやや鈍さが見られるものの、液晶デバイスは多機能携帯電話向けが高精細を中心に伸びが見込め、薄型テレビ用の大型ディスプレイデバイスも需要増が見込まれることから、11.5%増加の見通しである。

(5)輸送機械

 輸送機械の生産額は、前年度比(以下同様)1.2%増の31兆8438億円となる見通しである。 機種別にみると以下のとおり。「自動車」は、引き続き国内需要の減少が見込まれるものの、堅調な米国市場や回復基調の欧州市場向けの輸出増加が期待され、為替の影響もあり、自動車全体では0.7%増。「自動車部品」は、米国等の海外市場向けや東京モーターショーの開催による自動車生産の伸びによる部品の再三増に期待し、1.0%増。「産業車両」は国内が排ガス規制適合車や電気車の需要が堅調に推移しているものの、輸出は海外生産の拡大による減少もあり、全体では横ばい。「鋼船」は、前年度に手持ち工事が増加し、操業も徐々に回復が見込まれ、3.4%増。「航空機」は、機体、発動機、機体部品、発動機部品、装備品のいずれも増加し、全体で7.7%増加の見通しである。

(6)精密機械

 精密機械の生産額は、前年度比(以下同様)4.7%増の1兆4425億円となる見通しである。機種別にみると以下の通り。「計測機器」は、計量機器が上期に設備投資の増加が継続したが、下期は中国経済の不透明さによって横ばいに転じると見込み、分析機器は輸出が為替の影響もあり引き続き堅調、光学計測機は欧州、東南アジア向けで増加を見込み、計量機器は国内が引き続き県境、輸出は為替の影響により伸びを見込み、全体で6.6%増。「光学機械」は、写真機が2.6%増、望遠鏡・顕微鏡は輸出が堅調で生物顕微鏡、工業用顕微鏡の伸びが見込まれ1.3%増、カメラの交換レンズ・付属品が2.9%減、光学器械全体では0.8%減少の見通しである。

(7)金属製品

 金属製品の生産額は、前年度比(以下同様)1.2%の2兆8216億円となる見通しである。機種別にみると以下のとおり。「鉄構物・架線金物」は、0.5%減。「ばね」は、0.2%減。「機械工具」は、特殊鋼工具が2.1%増、超硬工具は輸出が北米向けで引き続き堅調、中国向けは弱含むものの、欧州向けは持ち直しが見込まれ6.6%増。ダイヤモンド工具はダイヤモンドドレッサやダイヤモンド切削工具の伸びが見込まれ3.4%増、機械工具全体で5.2%増。「バルブ・コック・鉄管継手」は、国内が復興需要や五輪に向けて設備投資等の増加を見込み、海外は欧州や中国を始めとする新興国向けで減速が見込まれるものの、米国向けは堅調が見込まれm2.4%増加の見通しである。

鋳鍛造品

 鋳鍛造品の生産額は、前年度比(以下同様)0.4%増の2兆6152億円となる見通しである。機種別にみると以下のとおり。粉末冶金製品は、3.7%減。「鍛工品」は、産業機械、土木建設機械、輸送機械向けが増加するものの、自動車向けが減少し、0.4%減。「銑鉄鋳物」は、横ばい。「可鍛鋳鉄・精密鋳造品」は、1.1%増。「非鉄金属鋳物」は、2.2%増。「ダイカスト」は、自動車向けの伸びを見込み、2.1%増加の見通しである。

DMG森精機が伊賀事業所に最新鋭超大型5軸加工機を2台導入

外観
外観
 DMG森精機が、このほど同社伊賀事業所に最新鋭の大型5軸加工機 「DMC 340 FD」を2台導入した。新たに「DMC 340 FD」を導入した伊賀事業所は、Industry 4.0に対応した生産体制を実現する最新鋭の設備を備えている。「DMC 340 FD」などの大型機と、ツールプリセッタやパレットプールなどの自動化システムを構築する周辺機器との間をネットワークでつなぎ、同社独自開発の組込みソフトウェアで制御して、工具や加工スケジュールなどの情報を一元管理している。

港での荷下ろし
港での荷下ろし
 「DMC 340 FD」は同社のグループ会社のドイツDMG MORI AKTIENGESELLSCHAFTのフロンテン工場で生産しているパレットチェンジャ付の大型5軸加工機で、ダイレクトドライブ技術を搭載した最高回転速度120 min-1のターニングテーブルを搭載しており、旋削とミーリングの複合加工が可能。例えば、5面加工機と立形旋盤を使用して別々に加工していたワークを工程集約し、「DMC 340 FD」 1台だけで完成することができる。

 主軸最高回転速度12,000 min-1*、最大出力52 kW*、最大トルク430 N・m*の主軸を搭載しており、航空機部品や船舶部品、工作機械ベッドなどの大物ワークを高能率に加工する。主軸最高回転速度6,300 min-1、最大出力44 kW、最大トルク1,550 N・m のギヤボックス主軸ユニット「5X-torqueMASTER」*も搭載可能である。

 機械構造には、高剛性の3点支持一体型ベッドを採用している。静的精度の経年劣化を抑制することができるため、5面加工機特有の煩雑なジャッキ調整作業の頻度を削減し、作業者の負担を軽減する。
*=オプション

伊賀事業所 据付の様子
伊賀事業所 据付の様子
 伊賀事業所では、5面加工機を使用していたが、5面加工だけでなく、同時5軸加工による工程集約が可能な「DMC 340 FD」を導入することにより、生産性が大幅に向上する。
従来の5面加工機は、カバー無しの設計で切りくずや折損した工具刃先が飛散する懸念があった。また、小径ロングやアングルタイプのアタッチメント主軸では構造上、最高回転速度の制約もあったが、「DMC 340 FD」は、フルコンプリートカバー設計により、安全面でも向上するとともに、従来機では難しかったセラミック工具を用いての高速主軸による鋳物の高速加工を行うことができるため、実切削時間を短縮できる。また「DMC 340 FD」は、傾斜ミーリングヘッドを有しているため、アタッチメント交換が不要で、60/30/40 m/min(X/Y/Z軸)の早送り速度による高速な工具交換と合わせて、非切削時間を大幅に短縮している。
機械性能の向上と非切削時間の短縮により、従来の5面加工機と比較した場合、トータルの加工時間を約49 %*削減することができた。

 日本国内で、「DMC 340 FD」が稼働しているのは同社の伊賀事業所のみとなり、実際の生産に使用されている設備機であると同時に、高能率・高精度加工を実際に見学できる展示機にもなっている。また、「DMC 340 FD」がドイツから日本に輸送され、伊賀事業所に据付されるまでのドキュメント映像は同社の動画サイトに公開している。

↓動画サイト↓
https://www.youtube.com/user/MORISEIKI

[ ] オプション
*1:DMC 340 Uの場合は10,000 kg
*2:チェーンマガジン工具 60 本収納の場合

ジェイテクトが新製品を続々と開発! ギヤスカイビングセンタ「GS700H」、超大型横形マシニングセンタ「FH1600SW5i」

 ジェイテクト(社長=安形哲夫氏)が、このほど、ユーザーの大型加工のニーズに応えた「ギヤスカイビングセンタGS700H」、クラス最大の工作物サイズを誇る超大型横形マシニングセンタ「FH1600SW5i」をそれぞれ開発したと発表し、早くも注目を集めている。

大径、大モジュールギヤを1台で集約加工! ギヤスカイビングセンタ「GS700H」

 ジェイテクトは、スカイビング加工での量産実績を元にギヤスカイビングセンタ「GS300H」を2013 年に世界で初めて商品化したが、今回、そのスカイビング加工機能を継承し、ユーザーの大型ギヤ加工のニーズに応えるため、『ギヤスカイビングセンタGS700H』を開発した。「GS300H」は工作物外径が最大220mm で主に自動車に使用されるギヤの加工を対象としていたが、今回の開発機は、工作物外径が250~700mmの大型ギヤ加工を可能とし、自動車用を始め、産業ロボットや建設機械、トラックなどに使われるギヤに適したマシンだ。同社は、スカイビング加工に必要な構成要素を独自で開発し、パッケージ化をすることで、設備(要素)・制御・工具・加工技術の全てを提供している。

 今回、「GS700H」を新たにラインナップすることでギヤスカイビングセンタをシリーズ化し、今後需要が見込める大型ギヤ加工市場への販売強化を図っていくとしている。

主な特長は以下のとおり。

①φ700/モジュール 6 大型ギヤ加工を実現する高い切削能力
 (1)高剛性トラ二オン形テーブルの独自開発
 ●ワーク軸(B 軸)
 最高回転数1000min- 1、最大積載φ700/550 ㎏
 大径高精度軸受と高トルクDD モーターにより高速・高剛性を実現
 ●チルト軸(A 軸)
 高剛性クロスローラー軸受、両側ディスクブレーキを採用し、
 テーブル傾斜時の安定性を確保。

 (2)6000 回転高剛性主軸を搭載
 ●φ110mm の当社軸受による高剛性主軸の設計・開発

 (3)当社オリジナルのスカイビング加工工具
 独自の歯車創生理論に基づく加工工具形状を確立

②高精度化技術
 (1)ジェイテクトオリジナル角スライド(GⅡスライド)の採用
 ●高剛性と高減衰・低摩擦を両立し、切削振動を制振しつつ高い追従性を実現
 ●Z 軸移動による浮き上がり量を抑制し軌跡精度(歯すじ精度)を向上

 (2)設備の低熱変位設計による加工精度を安定化

③歯切り工程を 1 台に集約

④ジェイテクトオリジナル CNC 装置:TOYOPUC-GC70 を搭載
 (1)自動プログラミング機能
 ●ギヤ諸元、工具諸元、切削条件データの入力で簡単にプログラムを作成

 (2)主軸とワーク軸の高速同期制御により、高精度なギヤスカイビング加工を実現

 販売価格は1億4000万円。
 目標販売台数は5台/年。

クラス最大の工作物サイズ! 超大型横形マシニングセンタ「FH1600SW5i」

 今回開発したのは、農建機、エネルギー、発電機、航空機などの大型量産部品加工に最適で、従来機横形マシニングセンタ「FH1250SX/FH1250SW」を大きく上回り、クラス最大の工作物サイズを誇る、超大型横形マシニングセンタ「FH1600SW5i」。国内外の大型部品加工分野への販売強化を図っていくのが狙いだ。

 従来、大型部品加工では、門形マシニングセンタや横中ぐり盤などを使用して、大径深穴加工や中ぐり加工を行っていたが、この開発機は、パレットチェンジャーと高速性能、高剛性クイル主軸により高い生産性を実現した。また、門形マシニングセンタと横中ぐり盤の2台を必要とした加工工程を1 台に集約が可能となり、段取り時間を削減し生産効率の向上とともに、ワンクランプ加工による加工精度の向上も図ることができる。

 主な特長は以下のとおり。

① クラス※最大の工作物サイズ(クラス※を超えたサイズの工作物を加工可能)
 ●振りφ3200mm、高さ2200mm、質量8000kg の工作物積載が可能
 ●クラス※最長のX 軸移動量(3000mm)とクイル軸(W 軸:750mm)により、広い加工範囲を実現
 ※1600mm パレットサイズ リニアガイド横形マシニングセンタにおいて

②切削能力を高めた各機能
 (1)高剛性クイル主軸
 ●φ150mm の大径クイル、クイル主軸移動(W 軸)にデュアルボールねじ駆動を採用することによりW 軸の送り剛性を高め、安定した切削能力を実現
 ●主軸軸受は、当社軸受事業本部と協業で開発した大径高剛性軸受を採用し、剛性を向上
 ●工作物内加工部位への接近性を向上

 (2)高剛性プラットフォーム
 ●Y、Z 軸デュアルボールねじ駆動を採用し、加工時の揺動や振動を抑制し安定した加工を実現
 ●X、Y、Z 軸に大径ボールねじ、大型円筒ころスライドを採用し、軸送り剛性を高め、かつ従来機に比べ送り速度を向上

 販売価格は2億円。
 目標販売台数は7台/年。

三菱マテリアルが超硬エンドミル「MS plusエンドミルシリーズ」、「鋳鉄旋削加工用インサートシリーズ」をそれぞれ拡大!

 三菱マテリアル 加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=鶴巻二三男氏)は、超硬エンドミル「MS plusエンドミルシリーズ」に型番を、また、「鋳鉄旋削加工用インサートシリーズ」にアイテムをそれぞれ追加し、このほど販売を開始した。

超硬エンドミル「MS plusエンドミルシリーズ」を拡大

 一般鋼から50HRC程度までの高硬度鋼の金型材や部品加工の幅広い範囲で、安定した寿命を発揮する「MS plusシリーズ」に、40-50HRCの鍛造金型の深堀り荒加工や中荒加工に最適なボールエンドミル「MP3XB」をこのほど追加し、シリーズの拡充を図る。

 超硬エンドミル「MS plusエンドミルシリーズ,MP3XB」の主な特長は、以下のとおり。

 ① 「MS+(エムエスプラス)コーティング」を採用。炭素鋼から50HRC程度の高硬度鋼まで、幅広い被削材で優れた耐摩耗性を発揮。
 ② 強ねじれ刃設計により、刃先強度が高く、工具寿命と切りくず排出性のバランスに優れる。
 ③ 深堀り加工の荒加工や、中荒加工などの高負荷の条件において、安定した工具寿命を実現。

 ●標準価格 : 6,500~51,200円
(代表型番)MP3XBR0050N008T05:6,500円/MP3XBR0600N100T10:51,200円/MP3XBR0150N030T10:10,500円(いずれも税抜価格)

鋳鉄旋削加工用インサートシリーズを拡大

 鋳鉄旋削加工用インサートシリーズのCVDコーテッド超硬材種「MC5005」は切削速度600m/minというCVD材種枠を超え、セラミックス材種をしのぐ、広範囲な適用領域により、高速高能率加工を可能とした。また、「MC5005」「MC5015」は切れ刃の信頼性向上による長寿命化で、加工費削減効果を実現する工具としてユーザーから高い評価を得ていることを受け、このほどより幅広い加工に対応すべく、コーナRや内接円展開を含む72型番を追加した。

 鋳鉄旋削加工用CVDコーテッド超硬材種「MC5005」「MC5015」の主な特長は、以下のとおり。

 ①「MC5005」は独自新技術による超厚膜Al2O3を採用し、圧倒的な耐摩耗性を実現。
 ② 特許技術“ナノテクスチャーテクノロジー”は、コーティングの結晶成長を最も硬い方向に制御し、かつ微細組織を形成することにより、優れた耐摩耗性と耐チッピング性を実現。
 ③ 特許技術“TOUGH(タフ)グリップテクノロジーは、コーティング層間の密着度を極限まで高めることにより、はがれにくい被膜強靭化を実現。
 ④ 鋳鉄旋削加工用ブレーカには、白皮ワークおよび低剛性ワーク加工用として切れ味優先のブレーカから、刃先強度を優先する断続加工、黒皮付きワークの加工用ブレーカまで幅広い領域に適用。

 ●標準価格:690~2,400円
 (代表型番) DNMG110408-MK MC5005:970円/SNMG150612-RK MC5015: 2,090円/CCMH060204-MV MC5015:690円(いずれも税抜価格)

ダイジェット工業が人気の座ぐり加工用ドリル「タイラードリル」が寸法拡張! 「ワンカットボール」も新登場!

 ダイジェット工業(社長=生悦住 歩氏)が、続々と新製品をリリースしている。
 
 11月25日からは、好評発売中の座ぐり加工用ドリル「タイラードリル」に、φ3~φ12までの0.1ミリとびサイズを、また、70HRCの高硬度材まで加工可能な4枚刃ソリッドボールエンドミル「ワンカットボール70」は、12月1日から発売すると発表した。

「タイラードリル」はニーズに応えて寸法拡張!

 炭素鋼、プリハードン鋼、工具鋼、ステンレス鋼、鋳鉄、アルミ合金の座ぐり、穴あけ加工に威力を発揮する「タイラードリル」が寸法を拡張する。

この製品は傾斜面への穴あけ・座ぐり加工や交差穴加工において、下穴なしでも安定した加工が可能であり、広い溝形状のため切り粉処理性に優れ、また先端角を180°フラットにすることによりエンドミルでの座ぐり加工に比べ安定かつ高精度な加工が可能という特長を持つ。薄板の穴あけ加工において通常のドリルよりバリの発生が少ないことや、他社品比、切削抵抗を約2割低減し、加えてプリハードン鋼の加工でも長寿命を実現した製品である。

 追加サイズは、 現在φ3~φ14まで29型番に、今回φ12まで0.1ミリとびの66型番を追加、全95型番と大幅寸法拡張。加工深さは工具径×2倍までとなっている。
 
 標準価格は、 φ3.1:5,670円~(税抜き)。
 初年度販売目標を3,000万円(全サイズ)としている。

70HRCの高硬度材まで加工可能な「ワンカットボール70」が登場!

 金型加工におけるコスト削減とリードタイム短縮を実現するために、高硬度材の直彫り加工が進む中、より高能率・高精度な加工が可能で、かつ長寿命な工具が求められていることを受け、同社ではこの要求に応えるため、70HRCの高硬度材まで加工可能な4枚刃ソリッドボールエンドミル「ワンカットボール70」を開発し、12月1日より販売を開始する。

 70HRCまでの高硬度材の曲面加工、ポケット加工、ヘリカル加工、溝削り加工に威力を発揮する「ワンカットボール70」の特長は以下のとおり。

●4枚刃と多刃化したことにより加工の高能率化が可能。高い工具剛性と不等分割の採用で加工時のびびりを低減。
●ねじれ角は45°で低抵抗、良好な切削性能を実現。
●刃先中心部に独自の刃形状を採用することにより、切粉詰まりを起こしやすい工具先端部の加工においても良好な切粉排出性を実現。安定した加工が行える。
●R公差は±8μmと高精度、荒加工から仕上げ加工まで幅広く使用が可能。
●高硬度材・高速加工向け新PVD被膜「新DH(ダイジェットハード)コート」と高硬度材用超微粒子超硬合金の組合せによる新材種「DH102」を採用し、安定した長寿命化を実現。

サイズはφ6(R3)~φ12(R6.0)の4型番。
標準価格…φ6:12,200円~φ12:30,400円(税抜き)
初年度の販売目標は3,000万円としている。

大澤科学技術振興財団が「平成27年度助成費贈呈式」を開催

 公益財団法人大澤科学技術振興財団(理事長・大澤輝秀オーエスジー(株)代表取締役会長)が、10月26日、オーエスジー(株)ゲストハウス内(豊川市一宮町)で、「平成27年度助成費贈呈式」を開いた。日本のモノづくりを支える科学技術の振興に寄与したいという趣旨から、平成3年7月18日に設立され、国内の大学・研究所等、非営利の研究機関に所属する研究者に助成を行っている。

本年度は、19件の研究開発助成および、10件の国際交流助成を行い、
助成金の合計は3千5百18万円となった。また、設立来25年間の研究開発助成は300課題、国際交流助成も241件にのぼり、助成累計額は5億7千2百13万9千円に達している。

研究開発助成

1.「回動ワイヤガイドを用いたワイヤ放電ミーリング法による機能性セラミックスの形状加工」
筑波技術大学・産業技術学部 助教 後藤啓光

2.「電場を利用した酸化物セラミックスの低温・高速超塑性加工技術の開発」
物質・材料研究機構・セラミックス材料グループ 主幹研究員 吉田英弘

3.「ナノ多結晶ダイヤモンド工具によるSiC製ガラス成形金型加工の研究」
理化学研究所・大森素形材工学研究室 専任研究員 片平和俊

4.「PCDエンドミル工具による冷間鍛造用超硬金型の直彫り加工に関する研究」
日本工業大学・工学部 准教授 二ノ宮進一

5.「超硬合金への赤外線加熱ラジカル窒化処理」
千葉工業大学・工学部 教授 坂本幸弘

6.「逐次成形法の知見を統合するための知的な複合加工機の開発」
木更津工業高等専門学校・電子制御工学科 助教 関口明生

7.「機械加工材の表面残留応力および塑性ひずみのマイクロスケール分解能分布計測技術の開発」
中央大学・理工学部 准教授 米津明生

8.「マイクロスケール医療機器開発のためのチタニウム合金微細加工技術の開発」
新潟大学・工学部 教授 安部隆

9.「レアメタルフリー超硬質ナノ複相構造膜の創製」
富山大学・芸術文化学部 教授 野瀬正照

10.「ダイヤモンドの超高速成長技術の開発」
金沢大学・理工研究域 准教授 徳田規夫

11.「骨に近い低弾性率を有する超弾塑性ベータ型チタニウム合金の微細・高品位加工技術の構築に関する研究」
金沢工業大学・工学部 教授 加藤秀治

12.「不均一被覆の残留膜ひずみを利用したナノベルトのゼンマイ形成」
名古屋大学・工学研究科 助教 徳悠葵

13.「水素フリーDLCオーバーコートによるダイヤモンドコート工具の性能向上」
豊橋技術科学大学・電気・電子情報工学系 教授 滝川浩史

14.「転動体を用いた軸受・案内要素における接触熱抵抗に関する研究」
豊田工業大学・機械システム分野 教授 武野計二

15.「高耐酸性部分導電皮膜を有する電着工具用ダイヤモンド砥粒の開発」
立命館大学・総合科学技術総合研究部 准教授 張宇

16.「大気圧プラズマプロセスをベースとしたパワーデバイス用大口径単結晶ダイヤモンド基板の高能率ダメージフリー平坦化・平滑化プロセスの開発」
大阪大学・附属超精密科学研究センター 准教授 山村和也

17.「超ナノ微結晶ダイヤモンド膜の切削工具への応用」
九州大学・総合理工学研究院 准教授 吉武剛

18.「立方晶AIBNナノ微結晶膜の成長とハードコーティングへの応用」
久留米工業高等専門学校・電気電子工学科 助教 吉田智博

19.「石英板を用いたCBN工具性能の高度化技術の開発」
熊本大学・先進マグネシウム国際研究センター 教授 峠睦

国際交流助成

K-1.「第17回機械、航空および生産技術に関する国際会議(イギリス)」
奈良工業高等専門学校・機械工学科 教授 和田任弘

K-2.「第17回材料の強度に関する国際会議(チェコ共和国)」
豊橋技術科学大学・工学部 教授 福本昌宏

K-3.「第13回チタンに関する国際会議(アメリカ)」
神戸大学・工学研究科 助教 菊池将一

K-4.「光学部品加工会議2015(アメリカ)」
千葉工業大学・工学部 教授 瀧野日出雄

K-5.「第4回ナノトゥディ会議(アラブ首長国連邦)」
北海道大学・工学研究院 教授 米澤徹

K-6.「第7回高強度低合金鋼に関する国際会議(中国)」
長野工業高等専門学校・機械工学科 教授 長坂明彦

K-7.「第65回国際生産加工アカデミー総会(南アフリカ)」
金沢大学・理工研究域 助教 小谷野智広

K-8.「国際先端砥粒加工シンポジウム2015(韓国)」
防衛大学校・システム工学群 教授 由井明紀

K-9.「国際先端砥粒加工シンポジウム2015(韓国)」
一関工業高等専門学校・機械工学科 准教授 原圭祐

K-10.「国際先端砥粒加工シンポジウム2015(韓国)」
岐阜大学・複合材料研究センター 特任教授 深川仁