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モリテックスと大日本印刷「新たなスマートフォン連携サービスなどが可能な肌センサー」を開発

Triplesense(トリプセンス)は、一台で肌の油分・水分・弾力の3つの指標を測定し、年齢別(5歳ごと)の標準データと比較し利用者の肌状態を判定できる肌センサー。
NFC PLUGの搭載により、スマートフォンをトリプセンスにかざすだけで、日々の肌の油分・水分・弾力などの測定データをスマートフォンで収集し、管理することができる。
DNPはNFC PLUGを本年6月発売予定で、肌センサーの他、各種機器に搭載する等、幅広いサービス活用を目指します。モリテックスは開発したNFC PLUG搭載トリプセンスを
活用し、化粧品メーカー等、新たな肌カウンセリング方式の提案を行っていく。
日立建機がホイールローダ ZW-5シリーズ6機種を発売
日立建機(社長=辻本 雄一氏)は、新型ホイールローダZW-5シリーズとして、ZW220-5B(標準バケット容量3.4m3、運転質量17.3t)、ZW250-5B(同3.7m3、同19.7t)、ZW310-5B(同4.2m3、同23.8t)、ZW330-5B(同4.6m3、同25.4t)、ZW370-5B(同5.6m3、同32.9t) 、ZW550-5B(同6.1m3、同46.2t)の6機種を4月1日から順次発売すると発表した。(ZW370-5B、ZW550-5Bは6月1日から発売。)
本機は、排出ガス規制のオフロード法2011年基準に適合したホイールローダで、同社と株式会社KCMとの共同開発により両社の技術を結集させたニューモデル。現行モデルの良さを踏襲しながら、経済性、作業性能、オペレータの快適性など、ホイールローダに求められるあらゆる点を改良し、ユーザーニーズに応えるとしている。
販売目標は、国内向けに6機種合計で年間150台を見込んでいる。
主な特長は以下の通り。
燃料消費量を10~20%低減
・ZW-5シリーズには、機械の動きを瞬時に判断し、エンジン回転数を制御する「アクティブエンジンコントロールシステム」を採用。これにより、作業中の無駄なアクセルの踏みすぎを補正し、燃料消費量低減を実現した。
・ZW220-5B、ZW250-5B、ZW310-5B、ZW330-5Bは、アクティブエンジンコントロールシステムの採用により、従来機比約10%※1の燃費低減を実現した。
・ZW370-5B、ZW550-5Bは、アクティブエンジンコントロールシステムの他、ロックアップトルクコンバータ、可変容量ポンプなど、最新の技術を採用したことで、従来機比約20%燃費低減を実現した。
時代にマッチした環境性能
・排出ガス規制は、日本のオフロード法2011年基準の他に欧州(Stage ⅢB)、北米(Interim Tier 4)に対応している。
・排出ガスの後処理装置にはPM(粒子状物質)を捕集し燃やすマフラーフィルタを搭載している。
・最適な燃焼を促す可変式ターボチャージャーを搭載している―――など。
2月分工作機械受注総額は808.7億円 日工会
日本工作機械工業会がまとめた2月分の受注実績は以下の通り。2013年月2月分工作機械受注総額は808.7億円(前月比+12.9%・前年同月比△21.5%)となった。受注総額は5カ月ぶりに前月比増加となり、2カ月ぶりの800億円超。【2月分内需】273.3億円(前月比13.8% 前年同月比△11.7%)。■内需総額・前月比3カ月ぶり増加、前年同月比9カ月連続減少。・2カ月ぶりの250億円超。・投資環境は回復に向かうものと期待されるが、足元には弱さが残る。① 一般機械 104.7億円(前月比+3.0% 前年同月比△27.0%) うち金型 12.5億円(前月比△41.2% 前年同月比△34.9%)② 自動車 92.1億円(前月比+29.4% 前年同月比△1.3%) うち部品 53.9億円(前月比+26.3% 前年同月比△18.5%)③ 電気・精密 23.7億円(前月比△15.4% 前年同月比△3.5%)④ 航空機・造船・搬送用機械 13.4億円(前月比+28.6% 前年同月比+44.2%) 【2月分外需】535.4億円(前月比+12.4% 前年同月比△25.7%)。■外需総額・前月比5カ月ぶり増加。前年同月比5カ月連続減少。・2カ月ぶりの500億円超。・主要3極の前月比は欧州が若干減少したがアジア、北米は増加。① アジア:214.7億円(前月比+24.7% 前年同月比△52.6%)・東アジア:137.1億円(前月比+13.3% 前年同月比△56.4%)〈中国〉:105.0億円(前月比+32.1% 前年同月比△62.6%)・その他アジア:77.6億円(前月比+51.6% 前年同月比△44.0%)〈タ イ〉:35.0億円(前月比+58.5% 前年同月比△32.5%)〈インド〉:6.9億円(前月比△13.6% 前年同月比△79.4%)② 欧州:97.6億円(前月比△3.1% 前年同月比+8.0%)〈ドイツ〉:24.4億円(前月比+6.0% 前年同月比△4.6%)③ 北米:214.6億円(前月比+7.3% 前年同月比+29.8%)〈アメリカ〉:201.0億円(前月比+14.1% 前年同月比+34.7%)
1月分超硬工具主要統計
超硬工具協会がまとめた1月分超硬工具主要統計は以下の通り。【超硬合金重量】371トン(前年比82.4)。【超硬工具生産額】切削工具145億4700万円(前年比83.8)、耐摩工具25億900万円(同87.4)、鉱山土木工具6億4300万円(同115.2)、その他工具4億5200万円(同102.7)、焼結体・工具13億8000万円(同89.6)、合計195億3100万円(同85.7)。【輸出入】輸出61億9100万円(前年比110.5)、輸入41億100万円(同107.1)。【超硬工具出荷額】切削工具152億4700万円(前年比88.4)、耐摩工具24億9000万円(同89.0)、鉱山土木工具7億400万円(同116.0)、その他工具3億3200万円(同162.0)、焼結体・工具16億4300万円(同97.4)、合計204億1600万円(同90.6)。【刃先交換チップ】生産2273万2000個(前年比82.5)、出荷2223万7000個(同86.1)。
森精機が東京・潮見に「DMG MORI SEIKI東京ソリューションセンタ」を建設

現在の品川駅前にある東京支社を移転させ、また、5階事務所には、資本・業務提携をしているドイツ ギルデマイスター社との協業販売を推進する部門も設置する予定。
●DMG MORI SEIKI東京ソリューションセンタ概要
場 所: 東京都江東区潮見2丁目2番105 (JR京葉線 潮見駅徒歩2分)。
*東京駅より電車で約7分。羽田空港より車で20分。成田空港より車で60分。
敷地面積: 3,570㎡
建 物: 5階建て ・1階(+2階):展示場、3階:会議室、応接室、NCスクール。
・4階、5階:事務室 合計建物面積: 7,510㎡。
スケジュール: 2013年5月着工予定、2014年3月完成・引渡し予定。
大径、長尺ワーク対応のCNC円テーブルを発売 ユキワ精工
ユキワ精工株式会社(社長=酒巻和男氏)は、このほど中心貫通穴径φ160のCNC円テーブル BNC320を発売した。
今回の開発にあたり、広報担当者は「CNC円テーブルは、専用コントローラや搭載機械のNC装置により、ワークの角度割出を行う為の機器です。新製品のBNC320は、大径の中心貫通穴を設け、大径ワーク、長尺ワーク等、今までの円テーブルでは対応出来なかったようなワークに対応することが出来ます。BNC320は多くの特徴を持ち合わせ、様々な加工において省力化が可能となります」と述べている。
製品の特長は以下のとおり。
1.ビッグボア
中心貫通穴がφ160と大きく、大径ワークや長尺ワーク等、多彩なワークに対応が可能。
2.強力クランプ・高剛性
クラス最大 3,000N・mのクランプ力を実現(クランプ力 同社比4倍)。また、テーブル軸を大径軸受で支持しているため、高剛性である。高クランプ力・高剛性の為、重切削に対応可能(円周方向荷重で、当社比4倍)。
3.精密割出
耐久性に優れた特殊合金ウォームホイールを採用しているので精密な割出が可能。累積割出精度は、20秒以内を誇る。
4.油圧ユニット不要
円テーブル本体にエアハイドロ機構を内蔵しており、エアを供給するだけで、円テーブルのクランプが可能であり、円テーブルの為に、油圧ユニットを用意する必要がない。
5.かんたん接続
制御は同社製CNC円テーブル専用コントローラAC3-90を用意している。相手機械から1つのスタート信号(M信号)を受け、コントローラのプログラム 1ブロックを実行する。また、マシニングセンタのNC装置で制御可能なサーボモータを顧客より支給すると搭載することが可能(付加軸仕様)。
「WorkNC V21」のマイナーバージョンアップ版をリリース セスクワ
セスクワ(東京都港区)がこのほど主要製品であるWorkNC V21のマイナーバージョンアップ版をリリースした。WorkNCは、最新版のV21 よりマルチコア計算によるマルチコアCPUの活用や64bit OS対応による大容量メモリーの利用でCAMリードタイム(計算時間)の大幅な短縮を実現しているが、 マイナーバージョンアップしたWorkNC V21.07.1では、以下の機能が追加されている。
●複雑なチップ形状での対応
一般的な高送り工具は複雑なチップ形状となっているため、WorkNC内ではその形状を近似(疑似)Rとして設定していたが、その違いが更新されたストックモデルと実加工後の素材形状との差になっていた。WorkNC V21.07.1は、工具プロファイルとしてチップ形状を設定し、ストックモデルの更新時に使用できるようになった。これにより、WorkNC 内のストックモデルと実際の素材形状を近づけることが可能になった。
また、「工具プロファイル」機能を新たにサポートすることで、中荒加工工程において工具に優しい加工を行うことができるようになり、工具寿命延長等の効果が期待できる。
NSKが大型ギヤボックス用「高負荷容量円筒ころ軸受」を開発 ~風力発電機など大型のギヤボックスの信頼性向上に貢献~
日本精工(社長=大塚 紀男)は、従来品に比べ負荷容量を高めることで、長寿命化を実現した大型ギヤボックス用「高負荷容量円筒ころ軸受」を開発した。同社では風力発電機などの重荷重下で使用される大型のギヤボックス向けに本製品を拡販し、売上として2015年にグローバルで10億円/年を目指す。
風力発電機や鉱山機械などの大型産業機械のギヤボックスでは、重荷重を支えるために円筒ころ軸受が広く使用されているが近年、風力発電機では、発電量を増やすため大型化が進んでいる。また、鉱山機械は、新興国の発展に伴い、365日24時間稼動など、過酷な条件下で使用されており、これらの大型ギヤボックスに用いられる軸受には高い信頼性が求められる。これらのニーズを受け、同社では大型ギヤボックス用として負荷容量を高め、高い信頼性を備えた円筒ころ軸受を開発した。
本製品の特長
(1)ころ数増による寿命の延長
軸受のころ数を増すことにより、ころとリングの接触部の面圧を低減させることで負荷容量を大きくさせ、寿命を延長した。
(2)保持器形状の最適化による保持器応力の低減
ころ数を増すと保持器の肉厚が薄くなり保持器強度には不利になるが、保持器形状の最適化により柱部への応力の集中を抑制し、充分な強度を持つ保持器を実現した。
タンガロイが新ラジアスカッタ 『FixRMill』(フィックスアールミル)発売
タンガロイ(社長:上原好人氏)は、新世代のラジアスカッタ『FixRMill』(フィックスアールミル)をこのほど発売した。
『FixRMill』は、近年増加している複雑形状部品の荒加工に最適な丸駒インサートを使用したラジアスカッタ。
複雑形状部品を5 軸加工機や複合加工機で加工する場合、工具と加工物の相対位置を自由に選べる反面、切込みが変動しやすいので、丸駒インサートを使用するラジアスカッタが適しているが、このような加工方法では、工具と加工物の位置関係によっては、切削抵抗がインサートの締め付けねじを緩める方向に作用する場合があり、『FixRMill』は、これを防止するために独自の回転防止機構を採用している。
この新機構はインサートの底面に星形の凹部と、カッタボディのインサート座面に設けた独自形状の凸部とを組み合わせることで、インサートを確実に保持する。さらにこの新機構は、加工時の切削力をインサートを保持する方向に変換しているので、インサート保持力が向上し安定した加工を実現している。
また、このインサートは切込みの少ない一般加工の場合は6 コーナ使用可能で、前述のような複雑形状部品の加工でも3 コーナの使用が可能である。インサート材種には、新開発のPVD コーティング膜、表面平滑化技術「PremiumTec」(プレミアムテック)を採用し、二相ステンレス鋼など難削材の加工に最適なAH4035 をはじめ、実績のあるAH725、AH130 の3 種類を設定し、鋼、ステンレス鋼、鋳鉄、耐熱合金など多種多様な被削材に対応する。
■主な特長
●切削力をインサート保持力に変換する独自の機構を採用。
●回転防止機構により、ねじの緩みを防ぎ安定した加工を実現。
●ボディはシャンクタイプとボアタイプで、φ32mm~63mm の6 アイテムをラインナップ。
●インサート材種には、以下の3 種類を設定。
・二相ステンレス鋼のような難削材に適した新材種「AH4035」。
・幅広い被削材に対応する汎用の「AH725」。
・一般的なステンレス鋼に最適な「AH130」。
●すべてのインサート材種に表面平滑化技術「PremiumTec」を採用し、安定した長寿命を実現。
■主な形番と標準価格
●ボディ
ERP12R032M32.0-03 38,300 円 (税込み 40,215 円)。
TRP12R050M22.0E05 54,100 円 (税込み 56,805 円)。
全アイテム: 6 形番。
●インサート
RPMT1204EN-MJ AH725 1,250 円 (税込み 1,313 円)
全アイテム: 12 形番。
排出ガス規制のオフロード法2011年基準対応! 日立建機が油圧ショベルZAXIS-5シリーズ4機種を発売
日立建機(社長=辻本雄一氏)は、新型油圧ショベルZAXIS-5シリーズとして、ZX240-5B(標準バケット容量1.0m3、運転質量23.8t)、ZX280-5B(同1.1m3、同27.8t)、ZX330-5B(同1.4m3、同31.9t)、ZX470-5B(同1.9m3、同46.0t)の4機種を4月1日から発売する。
これらの機種は、排出ガス規制のオフロード法2011年基準に適合した油圧ショベルで、大作業量を維持しながら低燃費を実現しており、販売目標は、国内向けに4機種合計で年間220台を見込んでいる。
主な特長は以下のとおり。
1.低燃費と大作業能力を両立
・ZX240-5B、ZX280-5B、ZX330-5Bは、ハイブリッド油圧ショベル(ZH200)で好評の3ポンプ3バルブ式の省エネ油圧システムTRIAS(トライアス)を採用し、従来機と比較して作業量は同等で約10%※1の燃費を低減している。また、2020年燃費基準で☆☆☆(三ツ星レベル)※2を達成している。
・ZX470-5Bは、従来機と比較して、作業量は同等で約11%の燃費を低減している。
・パワーディギング(昇圧)時の掘削力を向上させた。
2.時代にマッチした環境性能
・排出ガス規制は、日本のオフロード法2011年基準の他に欧州(Stage ⅢB)、北米(Interim Tier 4)に対応している。
・排出ガスの後処理装置として、PM(粒子状物質)を捕集し燃やすマフラーフィルタを搭載している。
・最適な燃焼を促す可変式ターボチャージャーを搭載している。
3.快適な運転空間
・足元空間を45mm広げ、シートのスライド幅を拡大し、快適な操作環境にしている。
・シートのスライド機構内にボールベアリングを採用し、ガタが小さく前後移動の操作力も軽くなり扱いやすくなった。
・縦型の7インチパネルの大画面カラーマルチモニタを採用し見やすくした。
4.楽なメンテナンスを実現
・運転席のモニタでエンジンオイル量のチェックができるので、車体に登らず日常点検ができる。
・エアコンコンデンサと燃料クーラーの目詰まりを防ぐ防塵ネットを一番外側に設置し、脱着を容易にした。
※1 ZX330-5Bは従来機と比較して5%低減。
※2 一般社団法人日本建設機械施工協会が定めた燃料消費効率を表す指標(JCMAS規格)において、2020年燃費基準として定められた評価値に対する達成率100%以上のレベル。