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日本初! 研削加工技術と工具製造技術展「Grinding Technology Japan2019」 ~来年3月18日(月)~20日(水)まで幕張メッセ~

 日本工業出版(社長=小林大作氏)と、フジサンケイビジネスアイ(社長=上坂 徹氏)は、国内外126の出展者が集う日本初となる研削加工の専門技術展「Grinding Technology Japan2019(グラインディング テクノロジー ジャパン2019)」を来年3月18日(月)~20日(水)までの3日間、幕張メッセ・展示ホール1で開催する。

 研削は、仕上げ工程を担う加工技術のため、高い精度、高い品質が要求されるため、機械や工具、ソフトウエア、周辺機器には高い性能とそれらを操る作業者には高い技能が求められており、そこにはハイレベルのノウハウが多数存在している。この展示会は、研削加工に携わる技術者、技能者、また研削加工の研究者やそれらを学ぶ人たちのための展示会であり、出展者は、研削加工技術や工具製造技術に課題を持った来場者に対し、最新の技術と知識で最良の回答を用意している。

専門性が高く“課題解決型”の展示会へ

あいさつする小林日本工業出版社長
あいさつする小林日本工業出版社長
 開催に先立ち、12月3日に東京都内の大手町サンケイプラザ・サンケイホールで記者発表が開かれ、主催者より開催趣旨ならびに開催概要などの説明があった。

 小林日本工業出版社長はあいさつのあと、「Grinding Technology Japanは、当社とフジサンケイビジネスアイとの2社による共同開催となる。業界発展の力になればという思いで取り組んでいる。」と意気込みを示した。

 展示会開催の背景や狙いについて、日本工業出版・小山 宏 月刊「機械と工具」編集長が、「この展示会は、日本で初めての本格的な研削加工技術の専門展と位置付けている。この展示会は私どもの完全なオリジナルではなく、お手本があった。それがドイツで開催されている“GrindTec”だった。」と述べた。

月刊「機械と工具」小山編集長
月刊「機械と工具」小山編集長
 小山編集長によると、“GrindTec”は、 1998年から年に一度、ドイツ・アウグスブルグで開催される展示会(主催:AFAG、協力:FDPW)で、ドイツの再研削業者の団体であるFDPWが研削盤メーカー数社と開催したのが始まり。現在、研削盤、研削加工技術に特化したユニークな展示会として欧州で高い評価を博している。なお、GrindTecとGrinding Technology Japanは、ネットワークパートナーであり、代表者が来日、講演する。

 なぜ、このGrindTecに注目したのか――という点について、小山編集長は、「研削に特化した非常にユニークな展示会であった。研削加工は切削加工の後工程、仕上げ工程を任され精度が重要視される。しかしその現場においては技能が求められているという難しい加工といわれている。それが切削加工とは異なる独特の加工技術といえるのではないかと考えている。もうひとつ注目した点は、ドイツのGrindTecが非常に高い評価を得ている点である。規模としてGrindTecは大きな展示会ではない。ヨーロッパでは世界最大の国際金属加工見本市のEMOショーがある。2017年には入場者数は3日間で13万人弱。その半年後の今年3月に開催されたGrindTec2018は4日間で1万9100人だった。一見、来場者数だけをみるとGrindTecは見劣りしそうだが、EMOショーでも本当のお客様に出会えるのは非常に難しい。その点、GrindTecは来場者の皆様が研削の関係者なので、ほとんどがお客様となるため、より活発な商談が行われる。」と優位性を説明した。

 また、この展示会は“課題解決型”の展示会が特長。現場において課題が多い研削加工のための展示会であり、「研削コンシュルジュ」も常駐し、来場者の“課題解決”に協力するとした。

 展示会の具体的な内容について、荒井一則 フジサンケイビジネスアイ 執行役員営業・事業本部長が説明した。おおまかな併催イベントについては次のとおり。

●実演
・「技能五輪全国大会出場者による精密加工・手仕上げ・組立ての実演」
協力:日立オートモティブシステムズ/岡本工作機械製作所

・「切削工具の再研削体験実演会」
主催:切削フォーラム21

●基調講演
・「GrindTec2018に見る研削盤技術の最新動向」
MAMTEC代表(上智大学名誉教授)清水伸二氏

・「工具研削業と日本ノものづくり」
切削フォーラム21 会長(マイスター代表取締役)高井 作氏

・「自動車部品の高能率高品位研削加工を目指して」
京都工芸繊維大学 教授 太田 稔氏

●特別講演
・AFAGおよびFPDW

●砥粒加工技術セミナー
・「切削工具の医療への応用」
・「切削工具へのニーズと対応技術」
・「研削加工と自動車部品」

開催概要

名  称:Grinding Technology Japan2019
出展製品:研削盤、研磨盤、砥石、ツルーイング装置、計測機器、周辺機器、工具研削盤、切削工具、切削工具加工技術、切削工具活用技術、切削油、切削油供給装置、切削油ろ過装置、他
来場対象:研削加工技術者・研究者、工具製造者、切削加工業者、学生、他
会  場:幕張メッセ 展示ホール1
会  期:2019年3月18日~20日(水)*次以降2年に一度の開催を予定)
開催時間:10:00~17:00
入 場 料:2000円(ただし招待券持参者・インターネットからの事前登録者は無料)
主  催:日本工業出版、フジサンケイビジネスアイ(日本工業新聞社)
企  画:日本工業出版「機械と工具」編集部
後  援:在日独連邦共和国大使館
特別協賛:切削フォーラム21
特別協力:砥石加工学会
協  賛:日本工作機械工業会、日本工作機械輸入協会、日本工作機械販売協会、日本鍛圧機械工業会、日本精密機械工業会、日本機械工具工業会、日本工作機器工業会、日本精密測定機器工業会、研削砥石工業会、ダイヤモンド工業協会、日本光学測定機器工業会、日本フルードパワー工業会、日本試験機工業会、日本歯車工業会、精密光学会、日本フルードパワーシステム学会、ターボ機械協会

三菱マテリアルが続々と新商品を投入! ~高硬度鋼旋削加工用CBN材種「MB8100シリーズ」、高能率加工用両面インサート式ラジアスカッタ「WJXシリーズ」にインサート材種~

 三菱マテリアル 加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=中村伸一氏)がこのほど、高硬度鋼旋削加工用CBN材種「MB8100シリーズ」と、高能率加工用両面インサート式ラジアスカッタ「WJXシリーズ」のインサートに鋼・ステンレス鋼転削加工用CVDコーテッド超硬材種を追加し、販売を開始した。

高硬度鋼旋削加工用CBN材種「MB8100シリーズ」

 高硬度鋼旋削加工用CBN材種「MB8100シリーズ」は、“超微粒バインダー”の採用により、高硬度鋼旋削加工において突発的な欠損を防止し、安定した切削加工を可能にするノンコートCBN材種。発売済の高硬度鋼旋削加工用コーテッドCBN材種「BC8100シリーズ」に加え本シリーズを発売することで、高硬度鋼旋削加工での材種選択を拡大する。

 主な特長は、以下の通り。

 ① 「MB8110」は本シリーズの中で最も耐摩耗性に優れ、連続切削加工に最適。
 ② 「MB8120」は耐摩耗性と耐欠損性のバランスに優れ、幅広い加工領域に対応。
 ③ 「MB8130」は本シリーズの中で最も耐欠損性に優れ、不安定な切削状態や強断続切削加工に最適。

●標準価格 : NP-CCGW03S102FS MB8110:4,370円
(代表型番) NP-VNGA160408GA2 MB8120:4,830円
NP-VNGA160408GA4 MB8120:9,180円
NP-CNGA120408TH4 MB8130:9,180円
NP-TNGA160412TA6 MB8130:11,850円
(*いずれも税抜価格)

「MB8110」70アイテム、「MB8120」122アイテム、「MB8130」58アイテム

高能率加工用両面インサート式ラジアスカッタ 「WJXシリーズ」にインサート材種

 高能率加工用両面インサート式ラジアスカッタ「WJXシリーズ」は、独自逃げ面形状の両面インサートを採用し、ネガインサートの経済性、高強度とポジインサートの切れ味、多機能性を融合させた荒切削領域用のカッタ。今回、インサートに鋼・ステンレス鋼の高速切削加工に適したCVDコーテッド超硬材種「MC7020」を追加し、使用領域を拡大した。

 主な特長は、以下の通り。

 ① 高速領域で発生するクレータ摩耗を抑制し、高能率加工でも安定加工を実現。
 ② 靭性および耐熱亀裂性に優れる専用超硬合金母材の採用により、刃先の突発的な欠損を抑制。
 ③ 極めて平滑な表面により、溶着チッピングなどの異常損傷を抑制。

標準価格
JOMU140715ZZER-M MC7020:2,200円(税抜価格)

三菱日立ツールが高精度リブ溝加工用テーパーボールエンドミル「EB4HR-ATH」を発売

 三菱日立ツール(社長=増田照彦氏)がこのほど高精度リブ溝加工用テーパーボールエンドミル「EB4HR-ATH」を発売した。

 プラスチック製品では、リブを用いて製品の強度を補強し変形を防いでいる。このようなリブを成型するためには、金型に細くて深いリブ溝を製作する必要があり、多くの場合放電加工で製作されている。同社では、「放電加工は加工時間が長いうえに加工面も粗く、次工程の磨き工程に影響を与える。加えて電極の製作にも時間がかかるので、直彫りによるリブ溝加工のニーズがある。一方、直彫り加工ではリブ溝が深くなるにつれて首下長の短いものから長いものへ交換しながら加工しなければならず、首下長の違いにより工具のたわみ量が異なるので工具交換時に加工段差ができる問題がある。」とし、これらの課題を解決するため、等高線加工とテーパエンドミルを組み合わせた新しいリブ溝直彫り加工方法で、工具交換時の加工段差を低減した良好なリブ溝加工を提案している。

■特長
(1)工具交換時の段差を低減
 外周テーパ刃が等高線加工時に何度も作用するので、効果的に工具交換時の加工段差を低減することができる。

(2)高品位な加工面を実現
 2段逃げ面形状+強ねじれ形状の効果でビビリ振動を抑制することで、良好な加工面を得られる。

(3)ATHコーティングを採用
 高硬度鋼の切削加工に良好な性能を発揮する。

■価格
12,800円~17,200円(税抜価格)
φ0.6~1.2まで全108アイテム

 

ヤマザキマザックが高速・省エネ・高品位加工を実現する3次元レーザ加工機「FG-220 DDL」の国内販売を開始

 ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏)がこのほど、DDL(ダイレクトダイオードレーザ)を採用した3次元レーザ加工機「FG-220DDL」の日本販売を開始した。

 FABRI GEARシリーズは、建設現場や産業機器の筐体などに使われる長尺鋼材の高効率加工を実現する3次元レーザ加工機。3Dレーザヘッド搭載により、鋼管(パイプ材)以外にもH形鋼・C形鋼など異形材の加工が可能であり、さらにはタッピングユニット(オプション機能)によるネジ穴加工の工程集約を実現するなど、長尺鋼材加工の分野における生産性向上に貢献している。

 「FG-220 DDL」は、レーザ発振器にDDLを新たに採用、薄板・中板の切断速度を向上させるとともに高反射材の容易な切断を可能とした。また、DDLの特長である高いエネルギー変換効率による消費電力の削減など、優れた省エネ性を達成している。さらには、これらDDLのメリットを活かした高速・省エネ加工に加え、鋼材の裏焼けを防止する「パワーコントロール機能」やプログラムの入力時間を削減する「ダイレクトMDI機能」の搭載などにより、高品位かつ段取り時間を短縮した高効率加工を実現した。

 同社は、10月にドイツで行われた国際板金加工見本市EuroBLECH 2018にFG-220 DDLを出展、既に海外での販売を開始している。それに続き、11月29日~12月1日に美濃加茂製作所ワールドテクノロジーセンタで開催した自社展示会「JIMTOF2018アンコールフェア」に同機を出展し、大きな注目を集め日本国内での販売を開始した。

FG-220 DDL の特長

(1)高速性
 DDL は、CO2 レーザやファイバーレーザに比べて波長が短く、様々な材料での熱吸収率が高い(反射率が低い)のが特長。レーザ発振器にDDL を採用したことにより、薄板・中板の高速切断と、高反射材の容易な切断を可能としている。
<例>
 薄板(板厚6mm)の加工速度は、CO2 レーザと比較して軟鋼で約20%向上、ステンレスで約70%向上。

(2)省エネ性
 DDL は、エネルギー変換効率がCO2 レーザと比較して4~5 倍と高いため消費電力量を削減、さらには加工時のアシストガスが不要であるなど、ランニングコストの低減を実現する。

(3)高品位加工
 ①パワーコントロール機能
 軸送りの低速領域で発生する「パイプ内部の溶け込み」や「裏焼け」を、レーザ出力の自動変更により防止し、高品位な加工を実現する。

 ②オートキャリブレーション機能
 レーザヘッドのノズルと素材との距離を自動的に一定に保つことで、レーザ焦点のズレを防止、常に均一な切断面を得ることが可能となる。

(4)段取り時間の削減
 ①ダイレクトMDI機能
 倣い調整などの規定動作プログラムを簡単に設定可能。手動による煩雑なプログラム入力が不要となり、プログラム作成にかかる段取り時間を削減する。
 ②チェーン式コンベア[オプション]
 チェーン式コンベアの選択により、素材の積載本数増加が可能。一回の段取りで長時間の連続運転を実現する。

主な仕様

タンガロイが3商品同時発売! 溝入れ工具シリーズが最大級の大幅拡充! 「TungCut(タング・カット)」、「DuoJust-Cut(デュオ・ジャスト・カット)」、「TetraMini-Cut(テトラ・ミニ・カット)」

 タンガロイ(社長=木下 聡氏)が、このほど溝入れ工具シリーズを最大級に大幅拡充し、「TungCut(タング・カット)」、「DuoJust-Cut(デュオ・ジャスト・カット)」、「TetraMini-Cut(テトラ・ミニ・カット)」の3商品を同時発売した。なお、「TetraMini-Cut」は、今月から始まっている冬期キャンペーン「火の弾プロモーション」の対象製品。

溝入れ加工用工具「TungCut」 軟鋼用新ブレーカ『DGL形』およびCVD、PVD材種を拡充

 多機能溝入れ加工用工具「TungCut」に、このほど、軟鋼用ブレーカ「DGL形」および鋳物加工用CVD材種「T515」と汎用PVD材種「AH7025」を拡充した。この商品は、独自のインサートクランプ方式により、インサートのクランプ剛性が高く、安定した長寿命を提供する。また、小物加工から一般加工まで幅広くカバーし、あらゆる溝入れ加工に対応する。

 2コーナ仕様の新ブレーカ「DGL形」は、特徴的なブレーカ仕様により、低炭素鋼や軟鋼で安定した切りくず処理性が得られ、実加工で起きやすい切りくずトラブルを解消する。また、溝入れや突切り加工で評価を得ている「DTE形」には、鋳物の高速加工でも安定した性能が得られるCVD材種「T515」を、また多様な被削材で安定した高能率加工が得られるPVD材種「AH7025」を拡充する。さらに、溝入れや横送り加工で優れた切りくず処理性が得られる多機能溝入れインート「DTM形」には、市場で多く使用されている3mm幅を追加設定する。TungCutシリーズは、今回の「DGL形」とCVDおよびPVD材種の拡充により、多くの溝入れ加工で高生産性と高能率加工の向上に寄与する。

■主な特長
・2コーナ仕様の新ブレーカ「DGL形」により、軟鋼の加工で発生しやすい切りくずトラブルを解消
・鋳物加工用CVD材種「T515」により、高速加工での溝入れ加工が可能
・溝入れの汎用PVD材種「AH7025」により、多様な被削材で安定した長寿命が可能

■主な型番と標準価格(税抜価格)
・DGL3-025 AH7025:2,440円
・DGL4-030 AH7025:2,620円
・DTE6-080 T515:2,690円
アイテム数:11アイテム

突切り加工用工具「DuoJust-Cut」 最大突切り径20mm用インサート「JXPG20形」を拡充

 自動盤対応突切り工具「DuoJust-Cut」に、最大突切り径20mm用インサート「JXPG20R/L形」を拡充した。この商品は、独創的な高剛性クランプ方式によりインサートのクランプ剛性に優れ、安定した突切り加工を実現し、多くのユーザーから高い評価を得ている。すでに発売済みの最大突切り径6mm・12mm・16mm用インサートに加え、今回は最大突切り径20mm用インサートを拡充した。

 「DuoJust-Cut」は、1種類のホルダに突切り径に合わせた4種類のインサートを取り付け可能で、突出し量を最適にすることで、安定加工と高能率加工を実現する。また、サブスピンドル対応突切りホルダも設定しているため、様々な加工形態に対応できる。さらに、ホースレス配管によるダイレクト給油を可能にした「DirectTungJet」システム対応ホルダも設定している。

 「DuoJust-Cut」は、今回の最大突切り径20mm用インサート「JXPG20R/L形」の拡充により、さらに多くの突切り加工において安定した突切り加工とさらなる高能率加工に寄与する。

■主な特長
・独自のクランプシステムにより高剛性なクランプを実現
・最大突切り径20mm用インサートJXPG20形を拡充
・突出し量を最適にすることで、安定加工を実現
・サブスピンドル対応ホルダも設定
・ホースレス配管による内部給油を可能とした「DirectTungJet」システム対応ホルダも設定
・自動盤用新PVDコーティング「SH725」を採用し、長寿命を実現

■主な型番と標準価格(税抜価格)
・JXPG20R15F SH725:3,830円
・JXPG20R20F SH725:3,830円
・JXPG20R15F-15 SH725:3,830円
・JXPG20R20F-15 SH725:3,830円
 アイテム数:8アイテム

4コーナ溝入れ加工用工具「TetraMini-Cut」 高能率加工用ブレーカ「TCS18形」を拡充

 4コーナ溝入れ加工用工具「TetraMini-Cut」に、高能率加工用ブレーカ「TCS18形」を拡充した。「TetraMini-Cut」は、小型かつ4コーナ仕様で経済性に優れる。また、独自の高剛性クランプシステムを採用し、高い刃先位置安定性により優れた加工精度、安定寿命を実現する工具シリーズ。

 「TCS18形」は、特長的なブレーカにより低抵抗で優れた切りくず処理性が得られ、また、高硬度かつ密着性に優れる高Al含有積層被膜のAH7025は、安定した加工および高能率加工を実現する。さらに、好評を得ている研削タイプ「TCG/TCP18形」と合わせ、豊富なインサートのラインナップにより、一般旋削加工から自動旋盤加工まで幅広い切削領域をカバーし、顧客の生産性向上に貢献する。

■主な特長
・切りくず処理性に優れた新ブレーカ「TCS18形」により、安定した高能率加工を実現
・溝入れ専用新材種AH7025は、コーティングに高硬度かつ密着性に優れる高Al含有積層被膜を採用し、耐摩耗性と耐欠損性を高次元で両立
・適用被削材は鋼、合金鋼、ステンレス鋼から耐熱鋼まで幅広くカバー
・溝幅は、「TCG18形」と同じラインナップで幅広い選択肢から選定可能

■主な形番と標準価格(税抜価格)
・TCS18R100-010 AH7025:3,270円
・TCS18R200-020 AH7025:3,270円
・TCS18R300-030 AH7025:3,270円

アマダホールディングスが東京センチュリーとの事業提携によるリース事業の強化 ~アマダリースを合弁会社化し、多様なニーズに即したリースを提案~

 アマダホールディングス(社長=磯部 任氏)が、このほど東京センチュリー(社長=浅田俊一氏)との間で、リース事業の強化を目的とした事業提携に合意した。東京センチュリーが有するリース事業の知見やノウハウと、アマダグループの金属加工ソリューションを融合させて、アマダグループの機械・サービスの販売に際して顧客の多様なニーズに合わせたリースを提案する。 合意に基づき、11月14日、同社は東京センチュリーとの間で、同社の100%子会社であるアマダリース(社長=竹下寛之)の発行済み株式の60%を東京センチュリーへ譲渡する株式譲渡契約を締結した。株式譲渡実行日は、2019年3月末を予定している。 国内の金属加工業は、多品種少量生産や人手不足に対応するために、生産性の向上と加工コストの低減が継続的な課題となっている。その解決策として、生産性の高い最新鋭の加工機の導入や自動化対応が進んでいるが、技術革新が速いため、設備の陳腐化が早まる傾向にあることから、最新設備の迅速な導入や財務面の改善といった多様なニーズに応えるリースサービスが求められていることを受け、同社は、東京センチュリーとの事業提携を機に、機械やソフトウエア、サービスから、ファイナンスまでを網羅したソリューションの提案を推進し、お客さまの事業戦略をより一層支援していくとしている。 アマダリースは新体制のもと、2019年4月より、顧客の幅広いニーズに対応したリースおよびサービスを展開する。さらに、ファイバーレーザ加工機やサーボプレス機といった最新商品に適した迅速なリースの開発や、アマダのIoTソリューション「V-factory」を含む機械の保守・サポートといったソフト面のパッケージ化を進める。また、ファイナンスに関する高い専門性を持つ営業担当者を増員し、顧客の課題やニーズに即したリース提案を行う。 アマダホールディングスは、中期経営計画における成長戦略として、ファイバーレーザ加工機の拡大や、自動化ソリューションビジネスの推進などに取り組んでいる。リース事業の強化を通じて成長戦略を下支えするとともに、資産効率性と収益性の向上を両輪で進め、2021年度までにグループの売上高4,000億円の達成を目指すとしている。

平成30年度「卓越した技能者(現代の名工)」にヤマザキマザックの大内美善氏が選出

工作機械の主軸(スピンドル)の組立・調整作業を行なう大内社員
工作機械の主軸(スピンドル)の組立・調整作業を行なう大内社員
 平成30年度「卓越した技能者(現代の名工)」にヤマザキマザック(社長=山崎智久氏)の社員で現在、美濃加茂第二製作所サイバースピンドルファクトリーに所属し、金属加工工作機械の主軸の組立・調整作業に従事する大内美善氏が、各産業分野の卓越した技能者を表彰する平成30年度「卓越した技能者(現代の名工)」に選出された。「現代の名工」は、きわめてすぐれた技能を有し、他の技能者の模範となる卓越した技能者を厚生大臣が表彰する制度。

 大内氏は昭和62年の入社以来、約30年間、一貫して金属加工用工作機械の心臓部となる主軸の組立・調整に携わり、特に難易度の高い高速主軸構成部品の高精度化に卓越した技能を有し、高性能主軸量産化のための組立技能の数値化・標準化に努めてきたことが評価され、今回の選出となった。

 現在も現役組立技能者として主軸の組立・調整作業に従事し、さらに新機種開発時には試作組立段階から参画して主軸に関する改善点の指摘なども行なっている。また、若手社員のOJTによる技術指導など後進の育成にも努めている。同社の「現代の名工」は、1997年から昨年までに計5名が選出され、今回で6人目となった。

 同社では、「現代の名工への選出は、本人ならびに会社にとって栄誉であり、今後も当社は高度な技能を有する人材の育成に努め、高性能な工作機械の提供を通して世界のモノづくりの発展に貢献していきます。」としている。

現場技術者がまとめたノウハウがつまった「ミーリングハンドブック」が発刊

 「ミーリングハンドブック」(切削油技術研究会編 日本工業出版発行)の「ミーリングハンドブックがこのほど発刊となった。

 本書ではより大きいテーマを受けて現場が直面したミー リングの課題を解決する方法をQ&A 形式で解説する。工具別ではなく、加工方法別(正面加工,側面加工および肩削り,溝加工,3次元加工)に掲載ページを設けていることが特長で、多様化したミーリングの課題解決に向けてのノウハウがつまっている。最大の特長は、企業の壁を越えた技術者たちが、発行にあたり独自の切削実験をおこなったことである。

▼ミーリングハンドブック購入申込書はこちら▼
http://www.setsugi.jp/books/image/milling_a4.pdf

「メカトロテックジャパン(MECT)2019」が満小間で出展申し込み受付終了 ~最終規模は1930小間前後に~

 「メカトロテックジャパン2019」(以下MECT2019)を主催するニュースダイジェスト社(社長=樋口八郎氏)は、このほど、MECT2019の出展申し込み小間数が会場の収容力を超えたため、2019年2月28日までを予定していた出展募集の受付期間を前倒し、18年11月26日(月)をもって出展募集の受け付けを締め切った。 今回展の最終小間数は2017年10月に開催した前回展(1,933小間)と同等の開催規模となる見込み。(注:小間数の最終確定は2019年6月頃を予定)。 来年10月に名古屋市で開催されるMECT2019は、2年に一度東京で開催される日本国際工作機械見本市(JIMTOF)に次ぐ国内2番目の開催規模の工作機械・技術の専門見本市。通算16回目となった前回のMECT2017では、457社・団体(1,933小間)が出展し、92,305人が来場した。19年展は、18年11月1日に出展募集を開始して以来、過去最速のペースで出展申し込みが進んでいた。 樋口社長は、「半導体や電気自動車など新たな業種の後押しもあり、工作機械の受注は好調に推移している。その中で、展示会を活用してさらなる需要を取り込みたいと機運が高まっているように感じる。地域産業の発展のため、今回も1年後の開催に向けてしっかりと準備を進め、皆さまの期待にお応えしていく」とコメントしている。

【JIMTOF2018まとめ①】「工作機械編」~特別レポート~

 「日本国際工作機械見本市(JIMTOF2018)が、11月1日(火)から11月6日までの6日間、東京ビッグサイトで開催され、JIMTOF史上最大の5,525小間で、先端技術がつまった製品を世界に向けて発信し、入場者数は過去最高の15万3000人を突破した。具体的な商談に結びついた例も多く見られ、会場内では本気の設備投資意欲に溢れていた。通常は混雑のピークをみせる土曜日も、今回は金曜日の来場者が多く、この現象を“働き方改革”の影響と見ている向きも多かった。前回同様、将来性の観点からIoTを視野に入れた展示が目立ち、特にロボットを活用した自動化ソリューションをはじめ省人化、加工工程短縮にみる経済効果へのアプローチや製造現場の課題解決に向けたソリューションを提案していた。各社における“つながる社会”への貢献はますます高まりをみせている。

工作機械編:アマダグループ<アマダ/アマダマシンツール/アマダサンワダイヤ>、オークマ、OKK、岡本工作機械製作所、キタムラ機械、黒田精工、清和鉄工、DMG森精機、ナガセインテグレックス、不二越、牧野フライス製作所、三井精機工業、安田工業、ヤマザキマザック、碌々産業)

MEISTER G3 UP
MEISTER G3 UP
 アマダグループ<アマダ/アマダマシンツール/アマダサンワダイヤ>は、グループの総合力を見せつけた。まず目についたのは、進化を遂げた新商品「ENSIS3015 AJ(9kW)」。なんと鉄板25mmを1秒で穴開け! 「厚板加工の速度・品質・コストを克服した!」と同社も自信が溢れるマシンだった。注目したのは新製品の高精密成形研削盤「MEISTER G3 UP」。これは全自動1チャック5面研削システムで、大径から小径砥石まで用途に応じた自動交換ができるもの。ATC・AWCストッカーを搭載し、多関節ロボットが砥石・ワークの自動交換を行ってくれるので高能率生産が可能になる。他にも斬新だった新製品は、新素材を高品位かつ高能率に切断できるダイヤモンドバンドソーマシン「DBSAW500」。石英ガラスをとても薄く切断していく様は圧巻! 次の展開がとても楽しみだ!

MCR-S
MCR-S
 未来へ向かった取り組みが著しかったオークマでは、大きな5面加工門形マシニングセンタ「MCR-S」に来場者は足を止めていた。この特長は、平均連続送り20m/minの高速送りで加工時間を25%も短縮するという。また、加工データのバラツキを補正し、手仕上げ工程の時間を削減するのも魅力だ。同社で最も画期的だと感じたのはロボットとの“超融合”が見られたこと。工作機械とロボットを完全融合させた「LB3000EXⅡ ARMROID」は、熟練作業者の加工ノウハウをロボットが代行し、位階操作と同じ感覚でロボットを操作するというデモ加工があった。「時間外業務ゼロを支援する」とうたっているだけあって、昼は作業者による多品種少量加工、夜間はロボット自動化セルで量産加工も実現できるという話題性も抜群で、写真撮影が困難だったほど!

VC-X350
VC-X350
 OKKは5軸制御立形マシニング「VC-X350」と自動搬送台車、ロボットアームを掛け合わせた省力化を提案。加工したワークをロボットアームで取り出し、加工が完了したワークを自動搬送台車で運ぶ。多品種対応の煩わしい段取り替えのロスを最小限に抑えるうえ、“投資も最小限”に抑える治具クィック交換システムが嬉しい。また、同社では品質安定化技術にも注力しており、環境熱変位補正に、マシンに実装されたセンサーから得られる温度変化上方をもとにリアルタイムで加工点の変位を補正する「ソフトスケールCube」を提案しているが、今回これに新しく“被削材別補正機能”が付いた! 被削材と加工機械の線膨張係数の違いを補正する。



 
全自動平面研削システムSELF
全自動平面研削システムSELF
 研削加工全体の提案をしていた岡本工作機械製作所。今回は「研削革命~TOTAL SOLUTION OF GRINDING~」をテーマに合計7機種の研削盤を展示した。同社は研削盤メーカーでありながら研削盤だけでなく砥石・研削液・チャック・加工ノウハウ・周辺機器を含めた研削加工全体の提案を行って来場者が持参する課題に解決型の提案を行い大好評! 全自動の提案を2通り分けて展示、「全自動平面研削システムSELF」ではセンシング技術とIoT技術を活用した研削盤の自動化に挑戦。研削加工は0.1μmというサブミクロンの精度を実現するため非常に自動化が難しい分野だが、センサー類を活用して数字の見える化に成功、研削の自動化に結びつけた最新技術を展示した。前回JIMTOFから更に進化して段付き平面加工・振動・熱の見える化に挑戦した同社、近未来の研削盤の提案で見る者を魅了した。

Medcenter 5AX
Medcenter 5AX
 中小企業の味方的なマシンを展示していたキタムラ機械は、独自性という点ではキラリと光っている。遠隔機械稼働管理アプリ「Anywhere-Remote」(商標登録)は、加工完了を予測して知らせるAI機能の他、スマートフォンやPCで世界のどこでも即時に機械の稼働状況を把握できる画期的なシステム。これがあれば心配することなく海外旅行だって行けてしまう。そして注目のマシンは、「Medcenter 5AX」。なんと2mの奥行きしかないコンパクトさでありながら、3万回転の高速主軸回転標準装備! ツールは省スペースでありながら40本も収納できる。機械の後ろに回ってみると、なんと、ツール20本を2段にしている工夫! 省スペースでありながら使い安いマシンの提案は、まさに隙間を突いたマシンだった!

GS-86CVs
GS-86CVs
 見どころが豊富な黒田精工のマシンは2台展示されていた。左右送り機構に同社製高精度ボールねじを採用した同社史上最小サイズの成形研削盤「GS-30Vs」は、省スペース・省エネルギー・エコロジーが特長だ。もうひとつは、豊富なアプリケーションによる操作性向上と自動化に貢献する新シリーズ第一弾の精密平面研削盤「GS-86CVs」。特にこだわり抜いたというのは操作性。作業姿勢が取りやすいハンドルはもちろん、ワークの脱着や覗き込み動作、加工作業時に自然とハンドルやスイッチ、画面に手が届くという人に優しい人間工学に基づいたレイアウトが魅力だった。新技術として、消費電力をダウンさせるために左右送りにACサーボモータを採用し、自社性精密ボールねじダイレクトドライブ機構によりフリクションロスを低減した高効率駆動も実現している。

Artis HB056
Artis HB056
 清和鉄工の注目したいマシンは「Artis HB056」。従来のHBシリーズ機と同様に剛性を最優先させクローズドループ構造を踏襲している。同社が自信をもって自負しているのは“価格以上の価値”。高剛性構造はもちろんのこと、スラントベッド構造による快適な作業性とスムーズな切り屑処理が特長だ。このマシンのビルトインスピンドルは、ホブ軸MAXで6000回転、ワーク軸MAXで1000回転。高速・高精度・高効率を誇っている。また、オプションで熱処理後のワークのブツ切りおよびスカイビング加工もできる。最長500mmのシャフト状ワークの加工も可能だ。

「NTX2500|700」
「NTX2500|700」
 JIMTOF史上初となる東8ホールでの単独展示を行ったDMG森精機。今回、同社のお陰で人の流れが変わった! と言わしめるほどこの展示は大成功との声も多かった。混雑を予想し、前回よりも通路スペースを多く取ったとのことだが、大勢の来場者が押し寄せる人気ぶり。まず目に飛び込んできたのは、「DMU340 Gantry」。日本初披露となる大型の5軸加工機だ。このマシンは同社のデジタルツインの技術を活用し、かなりの部分をシミュレーションで行い開発期間を短縮することに成功している。これで培った技術を顧客に展開していくことも計画しているとのこと。その他、「NTX2500」にも要注目! このマシンは刃物台が回転するものだが、機械の中にセンサーが埋め込まれ、なんと工具の温度センサーを用いてAIを使った熱変位補正がなされている。今後ますますセンサーを活用した熱補正技術は高まりをみせるだろうと感じた。

SGi 520α
SGi 520α
 新規開発5機種を初披露したナガセインテグレックスは、“10年、20年後も価値の変わらない加工システム”をモットーに開発しており、展示しているマシンはS/N比が高く、優れた繰り返し再現性を発揮するのが特長だ。ブースでまず目を奪われたのは、キャリアの中にワークを置くだけでセッティングが完了する「NSF440WS」。6面体の基準となる2面を同時に超精密研削加工ができる未来志向のマシンだ。オプションの多関節ロボットによるワークの自動供給にも対応していた。もうひとつ注目したのは“可能な限りの無駄をそぎ落としてたどり着いた理想的な機械構造”と自信を見せた超精密成形平面「SGi 520α」。独自の非接触油圧案内と高出力リニアモータの組合せでサブミクロンの形状精度、ナノオーダの加工品を実現する。平面・溝・成型・コンタリングまでマルチに対応。従来機の44%の省スペース化を実現していた。

「GMS200」に「バリ取りセル」
「GMS200」に「バリ取りセル」
 不二越は機械も同社ならではの総合力を見せつけてくれた。目に付いたのは工程集約型歯車複合加工機「GMS200」。驚いたのは世界最小!(同社調べ)というそのコンパクトさ。ハードスカイビング加工で焼入れ済み歯車の高精度加工ができ、小規模設備での多工程・多品種に対応している。しかも、同社製ロボットと組み合わせてワーク搬入を自動化もできる。このマシンの横には、これまた同社のロボット「MZ07」を活用した「バリ取りセル」があった。エアフローティングユニット付きスピンドル、バリ取りに必要な機器をパッケージングしている。ツール設定、加工条件出しもセットで提供してくれる。バリ取りも、ファインテクノ製エアフローティングユニットAFを採用し、対象ワークの材質や形状などに合わせてエア圧でツールの押付力の変更ができ、全方向からのバリ取りが可能だ。

LFS300
LFS300
 牧野フライス製作所のブースは女性の意見を取り入れて展開したという。澄みわたる空気が流れていると思わせるエコな雰囲気の中で、かつてない取り組みを見せつけた。コンセプトステージでは、ロボットが考えて障害物を避けながら進み、マシンの窓もロボットが閉めるといった省人化・自動化を視野に入れた取り組みは画期的だった。数多く展示されている機種の中でも、特に目に付いたマシンは、レーザ加工機「LFS300」(参考出品)で、ジルコニウム、ガラス、セラミック系など様々な材料を加工するためのマシンだ。同社では特に医療産業などへの貢献を考えていた。医療機器は体液や血液が付着すると当然だが全てを交換しなければならない。もし、メスの先端に優れた撥水機能があれば、体液も血液も付着しなくなるうえ、刃先へのダメージも少ない。医師も長い時間手術ができる可能性を秘めているのだ。マキノの未来志向のマシンに期待大だ!

GSH200A
GSH200A
 三井精機工業のブースで多くの来場者が足を止めたマシンは、精密ねじ研削盤「GSH200A」。このマシンは同社が、「精度、生産能力をそれぞれ倍にする。」という目標を掲げてつくった渾身のマシンなのだ。高精度へのこだわりは、三井らしく、“きさげ”によるV-F摺動面にあるという。ベルト仕様だと振動の原因になるので、砥石軸も主軸もビルトインモータにしていた。ベッドの設計や解析については3次元のCADとCAEをフル活用し、熱解析も行っている。さらに、有効径のばらつきを自動で測定して補正するうえ、ねじの寸法出しも自動化し、段取りの向上も図った。また、難削材加工でも生産性が上がるようにCBN砥石を使えるようになっている。「お客様が育ててくれたマシンです。」というだけあって、使う方の意見をふんだんに取り入れて開発したマシンだった。

YBM Vi40 VerⅡ
YBM Vi40 VerⅡ
 ますます進化を遂げている安田工業。中でも「YBM Vi40 VerⅡ」に注目が集まった。同社製の5軸テーブルユニットを搭載することで円錐加工の真円度で2.32µmという抜群の5軸加工精度を備えたマシンだが、今回は、B・C軸にDDモータ駆動を採用したことが特長(参考出展)。B軸連続運転時の熱変位を75%も大幅低減したという。機械温度制御システムを採用しており、機械のメインコンポーネント内に冷却液を循環させることで熱変位を抑制していることも魅力だ。ワーク積載時の変位も従来機の50%に削減できる。また、旋回中心、回転中心のズレを芯出し装置で測定・補正するソフトウェアを標準搭載しており、5軸加工の精度をより高次元へと引き上げてくれる。まさに高精度加工分野で活躍する来場者にはたまらないマシンとなっていた。

INTEGREX e-1250V/85 AG
INTEGREX e-1250V/85 AG
 サンダーバードとのコラボで来場者を楽しませたヤマザキマザックは計23台の最新鋭マシンをズラリと展示。ロボットティーチング作業を不要とした旋盤の小ロット自動化システムやレーザ加工機用汎用システム、そしてAIを活用し、生産性や加工面品位の向上など効率的な工場運営を実現するソリューションが満載だった。中でも、複合加工機「INTEGREX」にギア加工とギア計測機能を融合させた「INTEGREX e-1250V/85 AG」は、従来の切削加工に加え、1台でギアスカイビング加工、ホブ加工、エンドミル加工の3種類のギア加工を実現する画期的な工程集約が魅力的。他にも世界初のブルーレーザ積層造形技術と切削加工を融合したハイブリッドな同時5軸加工機「VARIAXIS J-600/5X AM」も、従来技術では困難だった純銅の3D積層造形を実現できるマシンとして注目が集まった。

Vision
Vision
 碌々産業は会期中、「AI MachineDr.」を新たに発表し、話題を呼んだ。これはクラウドを利用した微細加工機に特化したIoTアプリケーション。遠隔医療をヒントに構築したものだという。ミクロン台の超精密加工の安定を維持するための加工に焦点を当てているのが最大の特長だ。また、機械とシステムを活用して作り上げた貴重な時計も展示され、来場者も興味津々の様子。マシンは、荒加工から小径の微細加工まであらゆる加工を1台でこなす超高精度高速微細加工機「Vision」に来場者は足を止めた。このマシンは、各軸ともに2基ずつのリニアモータを搭載し、移動物や案内面への偏荷重を抑制していることが特長。熱対策も徹底しており、コイル内部と取り付け部のダブル冷却を行っている。同社では、ユーザーが常に最高のパフォーマンスで加工に取り組むよう、様々な独自の工夫を凝らしていた。