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ヤマザキマザック オンライン・トレーニングサービス 「Mazak e-Learning(マザック e ラーニング)」の提供開始

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 ヤマザキマザックは、このほど新型コロナウイルスの影響により、移動や対面でのコミュニケーションが制限され、テレワークやテレビ会議などが急速に普及していることを受け、加工プログラミングスクールなどの講義をデジタル化し、WEB上で配信するオンライン・トレーニングサービス「Mazak e-Learning(マザックeラーニング)」を開始した。
 
 同社では以前より同社製品を購入した顧客を対象に、「加工プログラミングスクール」を全国のテクノロジーセンタで実施してきた。新型コロナウイルス感染拡大の影響から、同スクールの開催を一時見合わせていたが、政府や各自治体の緊急事態宣言の解除に伴い、感染拡大防止策を講じた上で、現在は同社施設での加工プログラミングスクールを再開している。 
 
 Mazak e-Learning は同社のコネクティッドサービス「Mazak iCONNECT(マザックアイコネクト)」を通じて提供される。Mazak iCONNECTを契約している顧客は、専用サイトを通じていつでも講義を視聴することができる。またPCのみならずタブレット端末やスマートフォンにも対応しているため場所を選ばず、例えば工作機械の実機の前で視聴することも可能だ。 

Mazak e-Learningの特長   

 「Mazak iCONNECT」を契約していれば、ポータルサイトより簡単にアクセスが可能。いつでも、どこでも、何度でも視聴ができるため、反復学習に最適であり、内容ごとに分割収録、必要な受講科目をピンポイントで視聴することで、効率的に学習できる。サービス費用は無料(別途Mazak iConnect の契約が必要)。

受講の流れ

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 コロナ禍の影響で国内外の展示会が中止となり、また移動制限を伴う自粛や3密回避の動きから、顧客に対面でコミュニケーション・プロモーションを行なう機会が減少しており、緊急事態宣言は解除されたものの、これまでのように一度に大勢を集めてのプライベートショーの実施は難しい状況にあるが、同社ではデジタル/オンラインでのコミュニケーション・プロモーションの充実を図っており、現在、① Webショールームの開設(このWebショールーム上でのオンライン展示会も企画中) 、②製品機能紹介動画などのデジタルコンテンツの拡充、③加工プログラミングスクールのオンライン化、④自社SNSを通じての積極的な情報発信、⑤デジタル立ち合い/Web商談、に注力している。また、顧客とのコミュニケーションやプロモーションをすべてWeb/オンライン化するというわけではなく、新型コロナウイルス感染防止策を講じた上で、対面/直接のコミュニケーション・プロモーションも行なっていく。

 自社施設でのプライベートショーについても、一回あたりの参加人数を抑えるなど、政府の指針に沿った内容にて計画をしており、ショールームを併設した営業拠点を全国に12カ所を有している同社の強みを活かして、顧客の最寄り拠点で分散型のイベント開催などを検討していくという。

 同社では、「対面(リアル)・オンライン(デジタル)、それぞれのメリットを理解した上で、ウイズ・コロナの中でのベストミックスで対応していきます。」としている 

DMG森精機 多品種少量生産にも最適! 最大246本収納可能な大容量工具マガジンを開発

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NTX 2500 2nd Generation 大容量工具マガジン

 DMG森精機は、このほど、大容量工具マガジンを開発し、複合加工機NTXシリーズに搭載を開始した。複合加工機「NTXシリーズ」は、航空・宇宙、医療機器、精密機器など、世界中の顧客に活用されているが、今回の大容量工具マガジンを搭載することで、増加している多品種少量生産にもフレキシブルに対応できるようになった。また、大容量の工具マガジンながら省スペースを実現しており、自動化システムを検討している顧客にも最適。

 近年、生産形態の多様化に伴い、多品種少量生産を行う企業が増加しており、これに対応する複合加工機の需要も高まっている。さまざまな形状を加工する多品種生産では、加工形状に応じて多種多様な工具が必要となるが、今回開発した最大246本の工具を収納できる大容量工具マガジンを搭載することで、工具段取りや工具交換を効率化することが可能となる。


主な特長

 ●チェーン式を採用することで、大容量かつ省スペースを実現
 ●従来のラック式と比較して、工具交換時間を約12 %短縮
 ●簡単なボタン操作で、安全かつ短時間で工具の着脱が可能
 ●工具マガジン内のLED照明により、工具確認や工具交換時の視認性が向上
 ●工具マガジンの扉は90°まで開閉可能で、清掃やメンテナンス作業が容易
 ●工具交換用の扉は3ヵ所あり、プログラム中に工具段取りが可能
 ●工具収納本数:用途に応じて194本仕様と246本仕様をご用意
 ●収納工具サイズ:工具最大長さ400 mm、工具最大径130 mm(隣接工具有りの場合は70 mm)
 ●バーフィーダも取り付け可能で、素材供給の自動化にも対応

天田財団 「2020年度 研究開発助成・国際交流助成」を募集

 天田財団(理事長=末岡愼弘氏)は、金属などの塑性加工およびレーザプロセッシングに関する「2020年度研究開発助成・国際交流助成」の募集を開始している。助成総数は90件以上、助成総額は2億4,000万円の予定。応募の締め切りは7月31日(金)。 
 
 今回募集する助成の対象分野は、金属などの塑性を利用した加工(塑性加工)および高密度エネルギー下での諸特性を利用した加工(レーザ加工)に必要な技術の研究開発とその関連技術に対する調査・研究、ならびにそれらの普及啓発に対する国際交流。なお、国際交流助成については、今回の助成決定分が総額に達しなかった場合、後期日程(10月予定)で追加募集を行う。 
 
 近年、加工製品の高強度化や軽量化への対応として、被加工材のマルチマテリアル化が進ん でいる。そのため、同財団は、金属だけでなく、その代用が可能なプラスチック、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)、セラミックス、複合材料なども対象としている。また、製造業において、スマートファクトリーの実現に欠かせない loT、AI、CPS (Cyber-physical system)など、塑性・レーザ加工に間接的に影響を及ぼす技術に対しても助成の対象としている。助成を希望する者は、下記の同財団ウェブサイトに研究者登録後、各助成プログラムを選択して進んでいくこと。

↓研究者登録はこちら↓
https://www.amada-f.or.jp/

 

助成概要
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〈お知らせ〉
 2020年度前期「工場板金」技能検定に係る「受検手数料の助成」を4月から募集していたが、厚生労働省からの技能検定中止の発表を受け、現在受け付けを中止している。再開については、同財団ウェブサイト(https://www.amada-f.or.jp/)で確認すること。
 

オーエスジーが7月1日よりオンライン展示会「OSG Web Showroom」をオープン!

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 オーエスジーが7月11日よりオンライン展示会「OSG Web Showroom」をオープンさせた。

 現在、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、展示会に限らず、対面型セミナーや地区講習会なども軒並み中止せざるを得ない状況となっており、加工に携わる方々の〝新技術情報〟を獲得する場も困難であることを受け企画したもので、〝まるでブースに展示された製品を眺めるように〟Web上でカタログや動画といった製品情報にアクセスできることが特長。

 また、「OSG Web Showroom」に訪れた来場者とのコミュニケーションをとることができるチャット機能を用意しいるほか、ZOOMを利用した無料オンラインセミナーも開催する。

〈↓詳細情報はこちらの記事へ↓〉
https://seizougenba.com/node/12353

■「OSGWeb Showroom」 経由のWebセミナー開催スケジュール(予定)

 ●7月8日(水)
 「OSG Web Showroomセミナー:新製品のご紹介」
 ●7月15日(水)
 「OSG Web Showroomセミナー:最新の金型加工のご提案」
 ●7月22日(水)
 「OSG Web Showroomセミナー:高硬度鋼用底刃付きスレッドミルAT-2のご紹介」
 ●7月29日(水)
 「OSG Web Showroomセミナー:AAA(A-TAP、A-DRILL、A-END MILL)のご紹介」
 

タンガロイ 直角肩削りカッタ「DoForce-Tri」(ドゥ・フォース・トライ)R2.0インサート拡充

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 タンガロイがこのほど、経済的かつ高精度加工が可能6コーナ直角肩削りカッタ「DoForce-Tri」(ドゥ・フォース・トライ)にR2.0インサートを拡充し、このほど発売を開始した。

 同シリーズは、特長的な曲線切れ刃を採用したことで、従来相当品に対し良好な切れ味を実現し好評を博している。自動車業界を中心として要求は大きかったコーナR2.0を拡充することで、広い領域をカバーできる汎用性の高い工具を実現した。大きなコーナRによって耐欠損性が求められる加工にも対応し、加工用途に合わせて能率最大化が可能。

主な特長
 ●コーナR2.0に対応
 ●大Rで高い耐欠損性を発揮

主な形番と標準価格(税抜価格)
 ■ボディ
 ・TNMU1207R20PER-MJ AH120    :1,760円
 ・TNMU1207R20PER-MJ AH3135    :1,760円
 ・TNMU1207R20PER-MJ T1215    :1,940円
 全アイテム:インサート 3形番
 

イスカルジャパン安城営業所が移転

 イスカルジャパン安城営業所が移転する。
 新事務所での営業開始日は2020年7月15日(水)から。

〈安城営業所(移転先)〉
 〒446-0058
 愛知県安城市三河安城南町1-15-8 サンテラス三河安城901
 TEL 0566-71-3471  FAX 0566-71-3472 (共に変更なし)
 

デジタル版「ハノーバーメッセ Digital Days 」 7月14日~15日に初開催へ!

 世界最大級の産業見本市でインダストー4.0を打ち出した「ハノーバーメッセ」の主催者であるドイツメッセは、7月14日(火)~15日(水)の2日間、初のデジタルイベント「ハノーバーメッセDigital Days」を開催する。参加は無料となっており、工業、エネルギー、ロジスティックス業界がアフターコロナの時代を含め、今後どう展開していくのかを示すイベントとなる。

↓イベントURL↓
https://www.hannovermesse.de/en/news/digital-days/hannover-messe-digita…

 

 「ハノーバーメッセDigital Days」では、ハノーバーメッセに関わる世界中のコミュニティーをオンライン上で再現する。ビジネス、科学、政治の観点での基調講演やパネルディスカッション、ライブチャット、ネットワーキング、イノベーションのプレゼンテーションなどで構成されており、「インダストリー4.0」、「人口知能(AI)」、「スマートエネルギー」、「ロジスティックス4.0」について議論する。加えて、どうすれば「インダストリアルトランスフォーメーション」が成功するのか、コロナ禍から産業がどう回復していくのか、という議論も行われる予定。また、デジタルでは初めて行われる「Hermes Award」も見所の一つ。
 
 参加者は、下記の「ハノーバーメッセDigital Days」リンクより登録すること(無料・英語)。

↓ハノーバーメッセDigital Days↓    
https://www.hannovermesse.de/en/news/digital-days/hannover-messe-digita…
 

コマツ 初のグリーンボンドの発行を決定

 コマツは、このほど国内市場において公募形式によるグリーンボンド(無担保普通社債)を発行する。グリーンボンドとは環境課題の解決に貢献する事業の資金を調達する債券であり、今回の発行はコマツとして初めてのグリーンボンド発行となる。 
 
 今回のグリーンボンド発行により調達する資金は、建設機械が稼働中のCO2排出削減に貢献するハイブリッド油圧ショベルや電動化建機などの商品、KOMTRAXなどを活用した低燃費運転を支援するサービス、ICT建機を中心としたスマートコンストラクションなどのソリューションの研究開発およびそれらの提供・普及等に活用するとともに、生産現場の CO2排出削減や再生可能エネルギー使用比率向上に貢献する設備投資等に充当する。 
 
 コマツは2022年3月期をゴールとする3カ年の中期経営計画「DANTOTSU Value-FORWARD Together for Sustainable Growth」において、収益向上とESGの課題解決の好循環による持続的成長を目指す。中期経営計画では、ESGの経営目標として、2030年までにCO2排出を50%削減(2010年比)、再生可能エネルギー使用率50%を掲げ、気候変動に対応した環境負荷低減や安全に配慮した高品質・高能率な商品・サービス・ソリューションの提供に取り組んでおり、今回のグリーンボンド発行により、脱炭素社会の実現に向けたこれらの取り組みを更に加速させる方針。 

2020年5月分工作機械受注総額は512.4億円 日工会 

 2020年5月分工作機械受注総額は、512.4億円(前月比△8.7% 前年同月比△52.8%)となった。受注総額は、2009年11月(473.5億円)以来、10年6カ月ぶりの550億円割れ。国内外で新型コロナウイルス感染症拡大の影響が継続。

                                        

 内需は181.9億円(前月比△14.0% 前年同月比△57.4%)で2010年3月(192.9億円)以来、10年2カ月ぶりの200億円割れ。感染拡大の影響が継続し、全業種で前月比減少。

 

 外需は330.5億円(前月比△5.6% 前年同月比△49.8%)で、2009年11月(320.5億)で2カ月連続の350億円割れ。5月の350億円割れは2009年(152.4億円)以来11年ぶり。欧米を中心に感染拡大により減少。中国は前月比増加。

 世界的に新型コロナウイルス感染拡大の影響が本格化し、受注を下押し。今後も国内外で影響が懸念されるが、経済活動レベルの回復に伴う今後の動向を注視。

 

5月分内需

 181.9億円(前月比△14.0% 前年同月比△57.4%)。

 

 ・2010年3月(192.9億円)以来、10年2カ月ぶりの200億円割れ。

 ・前月比2カ月連続減少。前年同月比18カ月連続減少。

 ・感染拡大による非常事態宣言下で国内需要や営業活動が停滞。

 

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(出所:日本工作機械工業会)

 

5月分外需

 330.5億円(前月比△5.6% 前年同月比△49.8%)

 ・2カ月連続の350億円割れ。5月の350億円割れは、2009年(152.4億円)以来11年ぶり。

 ・前月比5カ月連続減少。前年同月比20カ月連続減少。

 ・中国は持ち直しの気配も、感染拡大の影響により、欧州・北米を中心に減少傾向続く。

 

200707日工会

(出所:日本工作機械工業会)

 

不二越 人気のアクアREVOシリーズに「アクアREVOミル2枚刃・4枚刃2.5Dシャープコーナ(Sタイプ)」を追加

 不二越は、昨年末にアクアREVOシリーズの第三弾として、“材料”、“形状”、“コーティング”を全て一新し、エンドミル加工に求められる機能を飛躍的に向上した高性能汎用超硬エンドミル「アクアREVOミル」を発売し、好評を博しているが、今回さらにエンドミル加工において精密仕上げ加工のニーズに対応するために「アクアREVOミル2枚刃・4枚刃2.5Dシャープコーナ(Sタイプ)」をシリーズに追加した。

 アクアREVOミルシリーズは、硬さと靭性を高い次元で両立したエンドミル専用の超硬素材を新開発したもので、形状は基準ねじれ角30度の不等分割・不等リードを採用している。これにより、切削抵抗を低減、加工面に影響するびびり振動を抑制し、安定した高能率加工を実現した。また、新コーティングの〝REVO-Mコート〟は、耐摩耗性、耐熱性だけでなく、耐熱衝撃性にも優れ、ウェット加工でも高性能を発揮し、一般鋼からステンレス鋼、高硬度材まで幅広い被削材への対応が可能である。

■特長
 (1)刃先コーナの切れ味を重視した形状で、側面や溝加工での隅部の残りを除去し、直角に仕上げる。
 (2)コーナ摩耗の進行を抑え切れ刃を維持することで、長寿命で安定した加工を実現した。

■寸法範囲・価格
 ●2 枚刃 2.5D S タイプ(シャープコーナ)
 寸法範囲: φ1.0~φ20.0 全20寸法
 参考寸法: 代表寸法 φ6.0 全長50.0mm  3,350円/本(税抜)

 ●4 枚刃 2.5D S タイプ(シャープコーナ)
 寸法範囲: φ1.0~φ20.0 全20寸法
 参考寸法: 代表寸法 φ6.0 全長50.0mm  4,220円/本(税抜)