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セコ・ツールズが安全性の高い Safe-Lock システムを搭載した EPB 5600 焼きばめ製品シリーズを拡大!

セコ・ツールズは、EPB 5600 焼きばめホルダ製品シリーズを拡大した。丸シャンク切削工具用の工具抜け防止を実現する Safe-Lock™ (セーフロック)システム搭載を注文できるようになったことにより、チタンや特殊合金などの高硬度材から加工されるワークに関連した高速粗加工用途での信頼性、工具寿命、生産性が向上した。

DIN タイプの焼きばめホルダと比較すると、EPB 5600 では高いクランプ力が実現され、剛性が向上し、3xD で同じ 3 μm の振れとなっている。EPB 5600 の平均のクランプ力は、同等の DIN ホルダより 33 %強度が増した。このクランプ力と Safe-Lock システムが組み合わされたことにより、EPB 5600 では工具の飛び出しを防ぎ、切込みとテーブル送り速度アップにより高い切り屑排出率を実現している。

三菱マテリアルがアルミニウム合金・難削材加工用カッタ「AXD4000形」シリーズ拡大!

三菱マテリアルツールズ(社長=滝沢俊夫氏)は、三菱マテリアルが開発、製造する刃先交換式のアルミニウム合金・難削材加工用カッタ「AXD4000形」にホルダ12種類、および刃先強化インサートGMブレーカに超微粒超硬合金材種「TF15」を追加、このほど販売を開始した。

 航空機産業では、多くの部品がアルミニウム合金のブロック素材からの削り出しで製造されており、切削で除去する体積が多い加工となっているため、高速高能率加工に対応できる工具が求められていた。

アルミニウム合金・難削材加工用カッタ「AXD4000形」は2本のねじでインサートを工具本体に強固に固定することにより、高速高能率加工を可能とする工具として好評を博してしていたが、今年4月に発売した刃先強化型新ブレーカ「GMブレーカ」にアルミニウム合金加工用として超微粒超硬合金材種「TF15」を追加、およびシャンクタイプホルダ12種類を追加し、より幅広い加工を実現することになった。

「AXD4000形」ホルダおよび刃先強化インサートGMブレーカの主な特長は、以下のとおり。

①φ20・φ28・φ35・φ40のシャンクタイプ計12型番を新たに規格化。

②2本のねじでインサートを強固に固定する、高剛性ダブルクランプスクリュー機構と独自のインサート飛散防止機構(AFI)の採用により、高速回転時の遠心力によるインサートのせり出しを防止し、安定した高速加工を実現(切れ刃径φ80mmアーバタイプカッタで最大回転速度27,000 min-1の加工が可能)。

③刃先強化インサートGMブレーカはすくい角および逃げ角を最適化し、耐欠損性を向上。さらに第一副切れ刃と第二副切れ刃を曲線でつなぐことにより仕上げ面が良好。超微粒子超硬合金「TF15」との組み合わせによりアルミニウム合金の断続加工において優れた耐欠損性を発揮する。MP9120と同様、コーナRは0.4から5.0まで計10型番を規格化した。

NSK、フランクリン工場が創立20周年

日本精工(社長=大塚 紀男氏)の米国統括会社、NSKアメリカズ社(本社:ミシガン州アナーバー市)のフランクリン工場(インディアナ州フランクリン市)が、2013 年10 月4 日に創立20 周年を迎え、記念式典を行った。顧客をはじめ、サプライヤー、地域の方々など約300 人が出席し、セレモニー後には、同工場を見学した。夕方には同社社員とその家族の工場見学会も行った。式典では、1993年の工場開所式で国歌を斉唱したセシリア・ヘンソンさんが国家斉唱を行った。また、地元フランクリン市のジョー・マクギネス市長、地元ジョンソン郡の慈善団体のエグゼクティブディレクターを務めるナンシー・プレーク氏がフランクリン工場の20年にわたる地元への貢献に対して祝辞を述べた。最後に、N S K アメリカズ社を代表し、N S K プレシジョン・アメリカ社社長のクリストファー・スワートアウト氏が地元行政や関係者の協力に対して御礼を述べた。<フランクリン工場について>・所在地:米国インディアナ州フランクリン市・生産品目:軸受及びボールねじ・従業員数:400 人・敷地面積:242,822 ㎡・代表者:バーナード・リンゼイ(NSKアメリカズ社 CEO)<NSKの米州事業について>NSKは、1962 年に米国ニュージャージー州ニューアーク市にNSK初の海外販売拠点としてジャムコ・コーポレーション(現在のNSKコーポレーション社)を設立し、以降南北アメリカ大陸の各地に販売拠点を設立し、現在20 カ所の販売拠点を展開している。1970 年には、ブラジル・サンパウロ市郊外にNSK初の生産拠点としてスザノ工場を設立し(1972 年に操業開始)、現在では米国のフランクリン工場、クラリンダ工場(アイオワ州クラリンダ市)など、米州で8 工場を展開し、軸受、ステアリング製品、ボールねじなどの高品質な製品を生産している。また、米国とブラジルにテクノロジーセンターを持ち、現地の市場ニーズに合致した製品を開発している。NSKは、1997 年に、ミシガン州アナーバー市に米州事業の統括会社、NSKアメリカズ社を設立し米州において、体質強化と成長戦略を進めている。同社の米州事業の社員数は約2,800 人で、2013 年3 月期の売上高は約1,000 億円。

愛知産業が「パウダー技術が3D造形の世界を変える」をテーマにASテクノフェアを開催

愛知産業が11月7日(木)~8日(金)、第5回ASテクノフェアを開催する。今年は「未来を担うものづくりへの挑戦」のテーマで、世界の最先端の接合技術とその関連技術、自動化技術を紹介する。また同時に海外から専門家を招き技術セミナーを2日間にわたって開催する。「パウダー技術が3D造形の世界を変える」と題して、英国LPW社の社長であるフィルキャロル氏が、レーザ3D造形の画期的な技術を日本で初めて発表致する。日時: 2013年11月7日~8日(水) 9:30~18:00 (9:00受付開始)場所:東京都品川区東大井2-6-8 愛知産業本社ビル ■講演内容■●10:00~11:45「フロ二アスが提案する革新溶接技術」オーストリア フロ二アス社、東アジア営業部長 マイケルイーハルト氏 ほか●13:00~14:00「世界の造管接合技術の動向」英国 LPW社 社長 フィルキャロル氏●14:30~15:30「世界の造管接合技術の動向」ドイツ ウルハンシュビル社 社長 インゴシュビル氏●15:45~16:45「マグネットが変えたFA革命」米国 マグスイッチ社、技術部長 マイケルブランチャード氏参加申し込み方法② 10月21日(月)より受付開始。② セミナー参加、展示場視察とも 愛知産業のウェブページから受付ける。③ セミナーは、先着順。定員に達し次第締め切る。午前の1講演、午後の3講演の単位で参加受付。③ 内容は講演者の都合により変更することがある。④ 駐車場の用意はないので公共交通機関を利用すること。

日立建機が排出ガス規制のオフロード法2011年基準対応のZW180-5Bホイールローダを発売

日立建機(社長=辻本雄一氏)は、新型ホイールローダZW-5シリーズとして、ZW180-5B (標準バケット容量3.0m3、運転質量14.2t)の販売をこのほど開始した。

同機は排出ガス規制のオフロード法2011年基準に適合したホイールローダで、同社と株式会社KCMとの共同開発により両社の技術を結集させたニューモデルである。現行モデルの良さを踏襲しながらも、経済性、作業性能、オペレータの快適性など、ホイールローダに求められるあらゆる点を改良し、ユーザーニーズに応えている。
国内向けに年間120台を見込んでいる。
主な特長は以下のとおり。

1.燃料消費量を10%低減
・ZW180-5Bには、機械の動きを瞬時に判断し、エンジン回転数を制御する「アクティブエンジンコントロールシステム」を採用した。これにより、作業中の無駄なアクセルの踏みすぎを補正し、従来機比10%の燃費低減を実現した。

2.時代にマッチした環境性能
・排出ガス規制は、日本のオフロード法2011年基準の他に欧州(Stage ⅢB)、北米(Interim Tier 4)に対応している。

・排出ガスの後処理装置は「酸化触媒」のみで、PM(粒子状物質)を捕集するセラミックフィルタが不要なクリーンエンジンを搭載している。
・最適な燃焼を促す可変式ターボチャージャーを搭載している。

3.快適な運転空間
・車体の揺れによる荷こぼれ抑制、オペレータの疲労低減のため、以下の機構を標準装備した。
-ライドコントロールシステム-新型クラッチカットオフ制御
-メカニカルサスペンションシート

4.楽なメンテナンスを実現
・ラジエータ清掃の手間を軽減する自動逆転油圧駆動ファンを標準装備した。
・モニタに、次回オイル/フィルタ交換までの時間を表示する。
・PM(粒子状物質)を捕集するセラミックフィルタがないため、一定時間毎のフィルタ清掃・交換が不要。
・“グローバルe-サービス”対応通信端末を標準装備しました――――など。

東陽テクニカが世界初!EV用AC普通充電器テスタ/EVエミュレータの取扱開始

東陽テクニカ(社長=五味勝氏)は、このほど米国GridtestSystems社製EV用AC普通充電器テスタ/EVエミュレータ “EVE-100SI型”の販売を開始した。

SAE J1772及びIEC 61851規格を自動テストするテストスウィートが内蔵されており、ボタンを押すだけで充電器の各ステート(SAE J1772及びIEC 61851に規定されている充電ステーションの状態)における電流、電圧、周波数、遷移時間などが規格内に収まっているか否かを自動的に判断する。測定結果は、SDカードに自動的に保存される為、PC上での詳細解析や、テストレポート用のデータとして利用することができる。また、マニュアルテストモードに切り替えることで、自動テストでパスしなかったテスト項目を繰り返しテストすることも可能となる。本体は、IP67規格に合致した堅牢なケースに収納されており、バッテリオペレーションも可能なため、設置済み充電器のメンテナンステストにも威力を発揮する。

9月分工作機械受注総額は1006.6億円 日工会

日本工作機械工業会がまとめた9月分の受注実績は以下の通り。2013年月9月分工作機械受注総額は、1006.6億円(前月比+6.4%・前年同月比△6.3%)となった。内需の回復傾向が強まり、期末効果もあって、顕著な増加がみられたことから、受注総額は12カ月ぶりの1,000億円超。【9月分内需】422.6億円(前月比+19.4% 前年同月比+36.3%)。■内需総額・前月比は5カ月連続増加、前年同月比3カ月連続増加。・2011年6月(416.9億円)以来27カ月ぶりの400億円超で、リーマンショック以降の最高額。・回復のすそ野が広がりつつある中、年度上期の期末効果が強く表れたものとみられる。① 一般機械  183.5億円(前月比+34.9% 前年同月比+49.3%)  うち金型   25.2億円(前月比+21.5% 前年同月比+52.5%)② 自動車   118.0億円(前月比+2.8% 前年同月比+54.0%)  うち部品   84.3億円(前月比+11.0% 前年同月比+85.7%)③ 電気・精密 32.6億円(前月比+32.3% 前年同月比△17.5%)④ 航空機・造船・搬送用機械 23.6億円(前月比△24.2% 前年同月比+30.8%) 【9月分外需】584.0億円(前月比△1.3% 前年同月比△23.6%)。■外需総額・前月比4カ月連続減少。前年同月比12カ月連続減少。・2カ月連続の600億円割れ。・主要3極では、欧州が増加したが、アジアは横ばい、北米は減少。① アジア:235.0億円(前月比+0.1% 前年同月比△41.6%)・東アジア:151.3億円(前月比△5.1% 前年同月比△49.8%)〈中国〉:114.7億円(前月比+1.6% 前年同月比△57.6%)・その他アジア:83.7億円(前月比+10.9% 前年同月比△16.9%)〈タ イ〉:35.4億円(前月比+71.1% 前年同月比△23.2%)〈インド〉:26.8億円(前月比+184.7% 前年同月比+49.4%)② 欧州:134.7億円(前月比+25.9% 前年同月比+41.2%)〈ドイツ〉:36.1億円(前月比+11.3% 前年同月比+18.1%)③ 北米:199.5億円(前月比△16.3% 前年同月比△22.8%)〈アメリカ〉:182.1億円(前月比△14.0% 前年同月比△21.4%)

8月分超硬工具主要統計

超硬工具協会がまとめた8月分超硬工具主要統計は以下の通り。【超硬合金重量】410トン(前年比88.6)。【超硬工具生産額】切削工具169億3700万円(前年比95.8)、耐摩工具27億6600万円(同91.3)、鉱山土木工具5億7200万円(同81.3)、その他工具4億500万円(同94.6)、焼結体・工具17億1700万円(同98.6)、合計223億9700万円(同95.0)。【輸出入】輸出80億9900万円(前年比121.5)、輸入43億5800万円(同107.3)。【超硬工具出荷額】切削工具176億1500万円(前年比106.7)、耐摩工具27億2700万円(同95.2)、鉱山土木工具6億1600万円(同83.2)、その他工具3億7700万円(同96.2)、焼結体・工具19億2100万円(同105.4)、合計232億5600万円(同104.2)。【刃先交換チップ】生産2492万個(前年比92.3)、出荷2463万7000個(同104.7)。

旭日中綬章授与の上田勝弘 大垣精工社長 祝賀会で380人が祝う

あいさつする上田社長
あいさつする上田社長
日本金型工業会長を長年務め、今年春の旭日中綬章を授与された大垣精工とセイコーハイテック(本社=岐阜県大垣市)社長の上田勝弘氏の受章並びに大垣精工45周年、セイコーハイテック30周年記念祝賀会が大垣フォーラムホテルで開かれ、約380人がお祝いにかけつけた。

今回、大垣精工並びにセイコーハイテックの記念事業として大垣市民会館大ホールで前川清&クールファイブのコンサートが開かれた。

市民ホールを埋め尽くした観客を前に、「長崎は今日も雨だった」や「中の島ブルース」などの昭和の名曲で湧き上がる中、途中で上田氏も壇上に上がり得意の歌声を披露し、コンサートは大いに盛り上がった。

上田社長の登場で大いに盛り上がった
上田社長の登場で大いに盛り上がった
祝賀会の会場である大垣フォーラムホテルでの祝賀会では、冒頭、前川清氏がお祝いの言葉を述べあと、発起人代表として今川喜章丸順社長があいさつした。

この中で今川社長は、「長年にわたり日本金型工業会の会長を務められ、金型工業の発展に寄与されました。日本の金型産業や鉄鋼業を営むわれわれ関係者にとっても地元の大垣市民にとっても誠に喜ばしいことです。ただいま日本の金型産業は急速に競争力を失いつつある中で、上田氏は正しいと信じたら相手が誰であろうと言うべきことは言う、やるべきことを果敢に行動するということを実践され、日本金型工業会そのものの機構改革も成し遂げられました」と紹介したあと、棚橋泰文衆議院議員、小川敏大垣市長、猫田孝岐阜県議会議員がそれぞれお祝いの言葉を述べた。金型工業会を代表して日本金型工業会国際委員長の伊藤澄夫伊藤製作所社長があいさつした。

大垣精工 伊富貴 正専務取締役から記念品が、社員から花束や杖がそれぞれ贈られた。
上田社長は、「人生転ばぬ先の杖ということで20年は使わせていただきます」と絶妙なトークで返したあと、「人生は運命的なこともあり、与えられた命を存分に余生に捧げていきたいと思っています。今から45年前、この会社を設立したときに社名をどうするか、ということが議論になりましたが、大垣という名前を拝命しようということになり、今日の大垣精工に至っております。大垣という地名を拝借する以上は大垣の名に恥じないよう頑張ってきました。人生はプロローグよりエピローグ、前半戦より後半戦が大切。与えられた人生は愉快にユーモアを持って人とともに人生を楽しんでいきたいと思っています」とあいさつをした。

■上田勝弘 プロフィール
1961年3月、立命館大学法学部卒業後、大垣市内の会社に入社したあと、1968年に大垣精工株式会社を設立、代表取締役に就任。1984年、セイコーハイテックを設立、代表取締役に就任し現在に至る。

現在の公職>
(一社)日本金型工業会 名誉会長
日本金型工業厚生年金基金 理事長
(一社)日韓経済協会 副会長
(一財)日韓産業技術協力財団 副理事長
岐阜県金型工業組合 副理事長
公正取引委員会下請取引改善協力委員
国立ソウル科学技術大学 金型工学科 名誉工学博士教授
柳韓大学 金型設計科 客員教授
公州大学 客員教授
京畿科学技術大学 客員教授

関連会社>
(株)新韓技術センター(韓国富川市)
K.Bメタル(株)(韓国大邱市)

賞罰>
2005年 6月 公正取引委員会委員長表彰
2005年11月 韓国大統領表彰受賞(人材交流永年の貢献)
2013年 5月 旭日中綬章授与

趣味>
囲碁、古跡探訪

さらなる重厚長大の素材へ対応した最大級の複合加工機! マザックがINTEGREX e-800H Ⅱを新たにシリーズに追加!

ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏)がこのほど、重厚長大ワークの旋削から、ミーリング加工を可能にした先進のスーパーマルチタスキングマシン『INTEGREX e-800H Ⅱ(インテグレックス イー 800 エイチ ツー)』を、従来からのインテグレックスe シリーズに追加した。このマシンは一足早く先月欧州で開催された欧州国際金属加工見本市(EMO2013)に出展・販売を開始し、大きな注目を浴びた。日本では今秋に美濃加茂工場で開催予定のプライベートショーで展示・発表する。

このマシンの特長は、航空機関連をはじめ、建機関連、船舶関連、オイル関連などの産業からの加工領域拡大へのニーズに対応した最大振りφ1300mm、最大ワーク重量15t、Y 軸スローク800mm、心間最大8m、振止把握径φ800mm のクラス最大級の横形複合加工機で、旋削主軸回転速度700min-1、主軸貫通穴径φ275mm、最大出力45kW(60HP)、最大トルク13700N・m により高トルク重切削加工を実現したことである。

従来は、航空機部品、油井管部品などで内径の奥深い個所の深穴加工やミーリング加工をする場合、ほかの工作機械へと工程を分ける必要があったが、ロングツールホルダシステムにより、連続深穴加工や、斜め深穴加工、偏芯深穴加工を実現し、段取り替え無しの連続加工が可能になったことも大きな魅力だ。

たとえば、ロングボーリングバーシステムは、最大工具長1500mm まで対応可能で、ロングドリルホルダは最大深さ800 mm の深穴加工を可能にする。そのほか、サイドカッタホルダなどの特殊ツールにも対応し、長尺材加工では、クラス最大の把握径φ800mm の振止めを装着することも可能なのだ。

また、同社の優位性のひとつでもある人間工学に基づいたデザインを実現し、オペレータの操作性、保守性も向上している。さらには作業中の負荷を軽減する6 つのインテリジェント機能を搭載した。環境対応では、消費電力削減のため、機内照明にはLED ライト、チップコンベア(オプション)のサイクル運転終了後の運転自動停止システム、人感センサーなどを採用している。

高生産性で経済効果抜群! 人間工学が詰まった操作性も魅力

■高生産性
1) 最大振りφ1,300mm、Y 軸ストローク800mm、心間 4,000mm、6000mm、8,000mm に対応。

2) シャフトワークの作業性・生産性を向上させる NC テールストックを全心間に標準展開。

3) ビルトインモータによるミーリング主軸は最高回転数10,000min-1 の能力をもち、非鉄金属から鋼材まで対応する高速強力主軸。

4) 旋削主軸は主軸出力 45kW(60HP)(40%ED/連続)・最大トルク13,700/10,300N・m(40%ED/連続)、回転数700min-1。(チャックの仕様により制限あり)

5) 4 つのインテリジェント機能を搭載し、生産性向上とオペレータへの負荷を軽減。
干渉防止機能 :「インテリジェント セイフティシールド」
音声ナビゲーション機能 :「マザックボイスアドバイザ」
主軸監視機能 :「インテリジェントパフォーマンススピンドル」
保守監視機能 :「インテリジェントメンテナンスサポート」

6) 大物部品の内径・深穴加工を行うロングボーリングバーなどの特殊工具の装着が可能。

■高速・高精度・高剛性
1) X、Y、Z 軸摺動面はローラガイドを採用することで高剛性を実現。

2) NC テールストックによるサーボモーターでの安定したNC 推力制御により加工精度を向上。

3) 2 つの高精度加工を実現するインテリジェント機能を搭載。
振動防止制御機能 「アクティブ バイブレーションコントロール」、熱変位制御機能「インテリジェント サーマルシールド」によるインテリジェント機能搭載により長期に亘って安定した高精度位置決めを実現。

■操作性の向上
1) エルゴノミクスデザインの採用による操作性の向上。
人間工学に基づき、使いやすさを向上。「MAZATROL MATRIX」の操作画面を19 インチにアップ、従来旋回のみの操作パネルは傾斜角度を30°まで変えることができ、自然な姿勢で操作ができる。また、段取り時は刃先確認ができるようZ 軸ストローク全域での移
動が可能。オペレータドアの窓を大きくし段取り作業時の視認性をアップした。

■環境負荷低減
1) 消費電力削減のため、機内照明にはLED ライトや、チップコンベア(オプション)のサイクル運転終了後の運転自動停止システム、人感センサー、消費電力モニタ(オプション)を採用している。




販売価格は182,600千円(4000U)~。
年に15台の販売を目標としている。