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「目標をやや上回る水準で推移」 日本工作機械工業会が通常総会を開催
総会後の懇親会で花木会長は、日頃の感謝を述べたあと、「受注状況をみると、昨年初めを底にして内外需共に増加傾向にある。2013年度の工作機械受注額は前年度比5.7%増の1兆2049億円となり、4年連続で1兆円を超えることができた。年初に暦年の受注額目標として1兆3000億円を目指すとしたが、1年の1/3が経過した現時点で年初目標やや上回る水準で推移している。国内では超円高だった為替が大幅に是正され、企業収益が大きく改善をしてきている。また生産性工場設備投資促進減税、新ものづくり補助金の強力な後押しもあり、自動車や一般機械などを中心に設備更新の動きが広がってきている。海外では北米市場の好調が持続し、欧州、アジア市場も回復基調で推移している。超円高が大幅に修正されたことが大きな効果をもたらした。価格競争力が回復し、外需が伸びた。業界各社が今年秋に開催されるJIMTOF2014をはじめ、あらゆるビジネスチャンスをつかみ是非とも1億3000億円の受注目標を達成に向け邁進したい。世界各国と比較して、日本の工作機械の状況をみると、米国ガードナー社の地域別生産額統計では、2013年暦年のわが国切削型工作機械の生産額は為替の影響を考慮する必要があるが103.5億ドルだった。世界生産額に占めるシェアは21.5%であった。首位のドイツの22.0%とほぼ同じシェアとなり、世界トップクラスの座である。しかしながら中国、韓国、台湾が3位以下に名を連ね、これらの国、地域の工作機械の機能、性能は年々向上している。わが国工作機械業界の世界市場における競争環境は厳しさを増してきている」とあいさつをした。
アマダがファイバーレーザ(2kW)搭載 パンチ・レーザ複合マシン「LC-2515C1AJ」を発表
アマダ(社長=岡本満夫氏)は、5月17 日(土)から同社伊勢原事業所内のアマダ・ソリューションセンターで開催しているAMADA INNOVATION FAIR 2014(AIF2014)に
おいて、新商品としてファイバーレーザ(2kW)を搭載したパンチ・レーザ複合マシン「LC-2515C1AJ」を発表した。「LC-2515C1AJ」は、工程統合型複合マシンに「ファイバーレーザテクノロジー」の新技術を搭載し、高生産・省エネ・低コストで高効率な工程統合を実現した『ファイバーレーザ複合マシン』として、ラインナップ。オープンテーブルで遮光性を実現した仕様となっており、ブランク加工におけるさらなる差別化を可能にするマシンである。
主な特長は以下のとおり。
1.高生産性・省エネ性
・CO2 レーザマシン(4kW)に比べ、ファイバーレーザでは高いビーム品質と集光点の密度を高めることができるため、薄板加工での超高速切断が可能となった。自社製2kW ファイバーレーザ発振器と、CO2 レーザ(4kW)と比較した場合、消費電力1/3、待機時の消費電力も抑えた。
・ファイバーレーザ搭載に合わせてY 軸を強化し、高速切断に対応した。
・5′×10′材への対応による加工領域の拡大と、パンチング・成形・タッピング加工とファイバーレーザ技術を統合する「工程統合」により、高反射材や難加工材の加工に対応しながら、全体の加工リードタイムを短縮した。
2.安全性と作業性の両立
・「レーザ軸Y 移動方式」を採用しているため、レーザ切断時は材料移動をX 軸方向のみとしており、レーザ加工時のキャビンカバーをY軸移動領域のみに限定している。このY 軸移動領域のキャビンカバーにより、遮光領域をコンパクトにする新しい「オープンテーブ
ル遮光方式」を開発、これにより省スペース化とオペレーターの安全性の確保の両面を同時に確保した。
・オープンテーブルの利点として第2原点を設け、キャビンカバーを開閉せずに素材セットが可能となり、従来機と同等の作業性を確保する。
3.工程集約・安定加工の実現
・切断加工はファイバーレーザ切断を主とし、成形やタッピングなどの加工を金型で行うことで、効率的な工程集約を実現している。
・パンチング金型の使用実績をID 情報で管理し、磨耗を予測。安定した金型コンディションを維持する「品質のデジタル管理」を実現した。
4.トータルリードタイムの短縮
・自動供給装置とテイクアウトローダーとのシステムアップにより、長時間連続運転が可能。
・顧客の要望に応じたシステムアップバリエーションを用意。

「新製品を軸に積極的な営業展開を図る」 東日本日立ツール会
日立ツール(社長=田中啓一氏)は5月14日、ホテル日航東京で東日本の特約店・代理店を対象とした「東日本日立ツール会」を開催した。
田中社長があいさつ並びに業績報告を行った。この中で田中社長は、「市況は自動車関連が国内外とも堅調に推移した。また、エレクトロニクス関連においてもスマートフォン等の効果から増加傾向となった。弊社においては2015年度中期に掲げている航空、エネルギー関連で“ミーリング工具”、金型関連では“高硬度鋼工具”シリーズや“αボールプレシジョン強ねじれ刃形インサート”などの新商品を軸に積極的な営業展開を図った」と説明した。同社はこれらの効果により、売上高は159億4800万円(前年度比10.6%増)、経常利益は27億3200万(同64.6%増)となった。
「IGA INNOVATION DAYS 2014」が盛況のうちに閉会
今回は、新開発のオペレーティングシステムCELOS を搭載した新デザインコンセプト機や、プレミアムパートナーシップを締結したポルシェ(ドイツ)がFIA世界耐久選手権に出場する「ポルシェ919 ハイブリッド」も展示し、会場は連日活気に満ちあふれていた。
会場では、アジア初出展となり、新デザインコンセプト機のCNC旋盤NLX4000とNLX3000を含む計42台の最新鋭の工作機械を展示し、自動車、航空機、建設機械、医療機器、金型、エネルギー産業などあらゆる業種の最新の加工事例を紹介した。
CELOSを搭載した新デザインコンセプト機の展示コーナーでは、同社の基幹機種であるX ClassからNLX、NVX、NHX、NZXを12台展示し、特にCNC旋盤NLXシリーズは、チャックサイズ6インチから18インチまでのサイズ別にユーザーの用途に沿った7機種を展示。NLXシリーズは、最高回転速度が10,000min-1と進化したBMT®(ビルトインモータ・タレット)搭載の刃物台を装備しており、マシニングセンタに匹敵するパワフルなミーリング能力を活かしたアルミの小径部品加工から油井管など大径ワークの高速切削のデモ加工を通じて、生産性向上に貢献するソリューションを展開していた。
新たに開設したエクセレンスセンタでは、「Automotive (自動車産業)」、「Aerospace (航空機産業)」、「Medical (医療分野)」の3分野に特化した機械の展示では、ユーザーの加工に直接関係する機種を加工事例や、治具の搭載事例、搬送システムの導入事例や生産効率をアップするさまざまなアプリケーションを提案するなどした。これらの効果により、同社では多くの受注に結びついた。
工作機械技術振興財団が第35 次工作機械技術振興賞の対象を選定
工作機械技術振興財団(代表理事=鈴木直道氏)はこのほど、第35 次工作機械技術振興賞の対象を選定した。同財団は、工作機械関連技術の向上促進を目的に、牧野フライス製作所創業者 故・牧野常造氏の私財を基金として、1979 年に設立された。今回は、工作機械技術振興賞・論文賞4 件、同・奨励賞8 件、試験研究助成7 件を選定した。また、海外国際会議への参加支援も行っており、平成26 年6 月期は既に5 名へ助成を行っている。贈賞・助成は累計833 件(2,298 名)、総額5 億3 千万円を超える。贈賞式は6月23日に東海大学校友会館(東京都千代田区)で開催し、各賞の授与ならびに工作機械技術振興賞・論文賞を受賞した山村和也氏(大阪大学大学院)および伊藤亮氏(ジェイテクト)による講演を予定している。
第35次工作機械技術振興賞・論文賞
●論文題名湿潤状態における骨の特性に着目した低侵襲医療用工具の開発●掲載誌日本機械学会 論文集C 編 第79 巻 第804 号(2013 年8 月)●著者名・所属機関重田 浩典(大阪大学大学院大阪大学)榎本 俊之(同)杉原 達哉(同)●論文題名Atomic-scale flattening mechanism of 4H-SiC (0001) in plasma assisted polishing●掲載誌Annals of CIRP ol.62(2013)●著者名・所属機関鄧 輝(大阪大学大学院)山村 和也(同)●論文題名研削焼けの非破壊検出技術の開発●掲載誌砥粒加工学会誌 第56 巻 第8 号(2012)●著者名・所属機関伊藤 亮((株)ジェイテクト)東 孝幸(同)相馬 伸司(同)村上 慎二(同)厨川 常元(東北大学)●論文題名A real-time polishing force control system for ultraprecision finishing of micro-optics●掲載誌Precision Engineering37(2013)●著者名・所属機関郭 江(理化学研究所)鈴木 浩文(中部大学大学院)森田 晋也(理化学研究所)山形 豊(同)樋口 俊郎(東京大学大学院)
第35 次工作機械技術振興賞・奨励賞
●論文題名フォトニック・ナノジェットを利用した微細加工に関する基礎研究●発表学生 指導教官・所属機関上野原 努(大阪大学)高谷 裕浩(同)林 照剛(同)道畑 正岐(同)●論文題名円筒プランジ研削における工作物熱変形挙動を考慮した加工技術の開発●発表学生 指導教官・所属機関藤山 泰弘(岡山大学)佐藤 直樹(岡山大学大学院)大西 孝(同)坂倉 守昭(大同大学)大橋 一仁(岡山大学大学院)塚本 真也(同)●論文題名水静圧スピンドルの軸受剛性の測定●発表学生 指導教官・所属機関長坂 康平(神奈川大学)山田 晃平(神奈川大学大学院)中尾 陽一(神奈川大学)鈴木 健児(同)●論文題名平面測定用マルチカンチレバー変位計デバイスの試作●発表学生 指導教官・所属機関崎田 浩輔(九州工業大学)清水 浩貴(同)田丸 雄摩(同)●論文題名小径回転工具による非球面レンズ金型の研磨法の研究●発表学生 指導教官・所属機関長塩 宏紀(群馬大学)林 偉民(同)鈴木 浩文(中部大学)●論文題名回転式白銅電極を用いた焼結ダイヤモンドのマイクロ放電加工●発表学生 指導教官・所属機関渡邉 和憲(慶應義塾大学)閻 紀旺<やんじわん>(同)●論文題名フライス加工による高圧縮残留応力の生成と疲労特性の評価●発表学生 指導教官・所属機関広瀬 翔太(中部大学)小島清四郎(同)松原 健太(同)水谷 秀行(同)●論文題名主軸方向に超音波振動を与えたねじれ刃エンドミルによる側面加工における切削機構と切削性能に関する研究●発表学生 指導教官・所属機関樋渡 光典(新潟大学)下條 遼太(新潟大学大学院)岩部 洋育(新潟大学)神 雅彦(日本工業大学)金井 秀生((株)industria)
ダイジェット工業が新製品を続々市場投入! バリエーションが豊富に!
ダイジェット工業が新商品を続々市場投入している。
昨年2月発売の耐熱合金用EZドリルには従来受注生産であったφ3~φ12までの0.1ミリとびサイズを流通在庫品として追加。また、高能率は先交換式エンドミルQMミル/マックスに新たなチップ2種類を追加発売する。
耐熱合金用EZドリル EZSM形
このドリルは、 熱伝導率が低い為高切削温度となり、かつ工具材料との親和性が高い為溶着を生じやすい耐熱・チタン合金の穴あけ加工において、高能率・長寿命加工を実現する耐熱合金専用ソリッドドリル。
■特長
① 酸化開始温度が高く耐熱性に優れるDVコートの採用により、高い切削温度となる耐熱・チタン合金加工において長寿命を実現。
② 溝部に特殊な表面平滑処理を施す事により、溶着の発生を抑制。
③ 刃先形状の最適化により切れ味が向上し、溶着を低減。
④ 切削抵抗が低いEZ刃形を採用。
⑤溝断面形状を大きくし、切りくず排出がスムーズ。
■サイズ
メーカー在庫φ3~φ12間の26アイテムに流通在庫品φ3~φ12の0.1とび65アイテムを追加。全91アイテム、加工深さ3Dc、全サイズクーラント穴付。
■主用途
耐熱合金・チタン合金の高能率穴あけ加工。
■販売価格
φ3:8,920円~φ12:21,300円。
QMミル用チップ EOMT060220ZER形/QMマックス用チップZPMT100320ZER形
■特長
① 高送り加工に於いてユーザーでのコーナR設定は工具径によりマチマチであるが、今回R2のラインナップにより幅広いユーザーに対応が可能。
② ミラーラジアスよりも多刃での加工でより高能率加工が可能になった。
③ 工具材種もJC5118とJC8050の2種類を用意することにより、あらゆる被削材に対応した。
■主用途
① 鋳鉄、炭素鋼~プリハードン鋼、ステンレス鋼やチタン合金などの高送り荒加工。
② 鋳鉄、炭素鋼~プリハードン鋼、ステンレス鋼の肩削り加工。
■価格
●EOMT060220ZER材種JC5118/JC8050740円。
●ZPMT100320ZER 材種JC5118/JC8050 910円。
「後半からは回復へと向かう見通し」日本フルードパワー工業会が通常総会を開催
総会後の懇親会で梶本新会長は、「昨今の経済環境は日銀による超金融緩和政策やアベノミクス効果により企業マインドは前向きに変化をし、賃上げ効果も手伝いデフレからの脱却が着実に進みつつある。今年4月には消費税率が引き上げられ、一部では個人消費を中心に反動減が現れてきているのも事実であるが、政府の緊急経済対策の実施による内需の下支えにより景気の落ち込みは一時的に留まるものと思われる。むしろ後半からは回復へと向かう見通しが強まっている。一方海外では、米国の経済は底堅く堅調な成長が続くとみられ、欧州も一時の低迷から脱出しつつある。アジア地域においても少しずつ明るさが見え始め、さらには輸出関係も改善すると期待をされている。あえて言うなら中国経済の先行き不透明感などが心配であるが、総じて緩やかな成長が期待できるものと考えている」と述べた。
「受注が好調」日本工作機械輸入協会が通常総会を開催
総会後の懇親会で千葉雄三会長は、「最近は産業機械の受注が好評のようだ。日本工作機械工業会様の毎月の統計では年頭の予想であった1兆3000億円の受注額は余裕をもって達成しそうな勢いであり、内需も一割以上の増加となっている。国の施策もジワジワと効果が出ていると感じる」と述べた。
来賓を代表して須藤 治経済産業省製造産業局産業機械課長が、「わが国のものづくりは工作機械によって発展を続けている。補助金が確定した後、確定検査で実際の機械の入り具合をみるが“この国のこの機械じゃないとダメなんだ”という話もきく。日本のものづくり企業は様々な工夫をして、こだわりを持ちながらものをつくっている」とあいさつをした。
三菱マテリアルが“溝入れバイト” GYシリーズに小型旋盤用シリーズを追加
三菱マテリアル 加工事業カンパニー(加工事業カンパニープレジデント=増田照彦氏)はこのほど“溝入れバイト” GYシリーズに小型旋盤用シリーズを追加、販売を開始した。
従来よりこのシリーズは、高剛性・高精度を最大限に追求した溝入れ工具として好評を博していたが、このほど「GYシリーズのもつ切削性能を小型旋盤用途まで拡大して欲しい」というユーザーの希望を背景に、1.5mm幅インサートと一体型バイトホルダ(1.5mmから3.18mm用)を追加することになった。
主な特長は以下の通り。
① 溝入れ・突っ切り加工用GSとGMブレーカの2ブレーカを商品化。
② インサート材種はご好評をいただいておりますVP10RT、VP20RTとNX2525を商品化。鋼、ステンレス鋼、鋳鉄、耐熱合金やチタン合金の加工に優れた性能を発揮。
③ 一体型ホルダによりさらに高剛性。従来品に比べびびりを抑制し良好な仕上げ面を実現。
■標準価格
・小型旋盤用ホルダ:13,770~14,580円。
・インサート 刃幅1.5mm:1,110~1,440円。
*代表型番
・GYSR1212JX00-D13:13,770円(税込み 14,872円)。
・GY2M0150C010N-GS VP20RT:1,440円(税込み 1,555円)。
ダイジェット工業が連結決算を発表
ダイジェット工業(社長:生悦住歩氏)は、2014年3月期の連結決算を発表した。同社クループを取り巻く経済情勢は、円安を背景として輸出環境が好転し、企業収益が改善傾向を示すなど緩やかな回復基調にあった。一方、輸入原材料価格の上昇や新興国経済の減速懸念など、経済環境を悪化させる要因も依然として潜在した。このような中で同社クループは、国内外において得意分野である金型工具のほか、穴あけ用工具等の販売の拡大を推進するとともに技術サービスおよび新製品の開発に努力を重ねてきた。また、当下期には、中国における自動車部品用冷間鍛造金型の需要拡大に対応するため、現地での合弁事業を立ち上げた。この結果、同社連結売上高は、90億43百万円(前期比3.4%増)、連結営業利益は2億97百万円(20.9%増)、経常利益は3億28百万円(前期比6.8%減)、当期純利益は2億89百万円(前期比9.7%増)と健闘した。地域別の連結売上高については、国内向けは期後半に増加したものの通期では54億7百万円(1.0%減)、北米向けが8億31百万円(8.5%増)、西欧向けが5億62百万円(40.5%増)、アジア向けが18億86百万円(0.6%増)、その他地域が3億55百万円(48.2%増)となり、輸出割合は2.7ポイント増加して40.2%となった。また、製品別連結売上高は、焼肌チップが15億33百万円(1.2%増)、切削工具が61億8千万円(7.3%増)、耐摩耗工具が13億17百万円(8.9%減)となった。今後については、消費増税による需要の減退懸念や中国の債務問題、ウクライナ情勢など不透明要因もあるものの回復基調は継続するものと予想され、同社グループでは売上増大と原価低減に努める。とくに新製品開発については「高速・高能率・高硬度」をキーワードに、また、”脱タングステン”を実現した新複合材料「サーメタル」といった特徴ある製品も推進していく。これらにより通期連結業績は、売上高95億円、営業利益4億3千万円、経常利益3億8千万円、当期純利益3億3千万円を見込んでいる。
