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ミラクルラッシュミルシリーズ「SRF」用インサートに新PVDコーテッド超硬材種「EP6120」を追加発売 三菱マテリアル
三菱マテリアルツールズ(社長=滝沢俊夫氏)は、このほど三菱マテリアル株式会社が開発、製造する“仕上げ加工用刃先交換式ボールエンドミル”ミラクルラッシュミルシリーズ「SRF」用インサートに新PVDコーテッド超硬材種「EP6120」を販売開始した。
ミラクルラッシュミルボール「SRF」は、工具寿命を延長し、長時間の連続加工を実現することを目的として、炭素鋼・合金鋼の切削加工において耐摩耗性に優れる新PVDコーテッド超硬材種「EP6120」インサートを追加した。
“仕上げ加工用刃先交換式ボールエンドミル”ミラクルラッシュミルシリーズ「SRF」の主な特長は、①S字切れ刃を採用しソリッドボールエンドミルの切れ味を実現、②R精度±6μmの高精度な切れ刃形状により、高精度な仕上げ加工を実現、③55HRC未満の炭素鋼・合金鋼の切削加工において耐摩耗性を大幅に向上した新PVDコーテッド超硬材種「EP6120」インサートを商品化――である。
鋼旋削加工用 新サーメットシリーズ『NS9530 / GT9530』を発売 タンガロイ
タンガロイ(社長=上原好人氏)は、鋼旋削加工用新サーメットシリーズ『NS9530 / GT9530』をこのほど発売した。
鋼旋削加工用新サーメットシリーズ『NS9530 / GT9530』は、従来サーメットの常識を打ち破った“欠けないサーメットシリーズ”で、『NS9530』はサーメット材種、『GT9530』はコーテッドサーメット材種である。
『NS9530』は、驚異的な耐欠損性による安定した工具寿命と優れた加工面状態を実現し、『GT9530』は密着性を飛躍的に向上させた新コーティングを採用し抜群の耐摩耗性を実現する。これらは特殊表面技術「PremiumTec」(プレミアムテック)により工具表面の平滑性を大幅に向上させるとともに、工具表面近傍において硬さを低下させることなく靱性を大幅に向上させた平滑で強靭な層を設けている。この新技術により驚異的な耐欠損性と美しい加工面状態を実現する。
同社では「仕上げ加工から中切削加工で抜群の信頼性を発揮し、お客様の生産性向上に大きく貢献する」としている。
主な特長は以下の通り。
●特殊表面技術「PremiumTec」を採用
工具表面及び工具表面近傍において平滑強靭層を形成させることにより、驚異的な耐欠損性と優れた加工面状態を提供する平滑強靭層とは、工具表面の平滑性を大幅に向上させ、かつ工具表面近傍での硬さを低下させることなく靱性を向上させた特殊な層である。
●『NS9530』
仕上げ加工から中切削加工まで、安定した切削性能を発揮しコストパフォーマンスに富む汎用性材種。
●『GT9530』
鋼高速仕上げ加工に対して、優れた耐摩耗性を発揮するコーテッドサーメット材種。
■主な形番と標準価格
CNMG120404-TSF NS9530 760 円 (税込み 798 円)
WNGG080408-01 NS9530 1,470 円 (税込み 1,544 円)
TCMT110204-PS GT9530 730 円 (税込み 767 円)
VCMT160408-PS GT9530 2,310 円 (税込み 2,426 円)
米ケナメタルが創業75周年
去る3月1日に創業75周年を祝ったケナメタル。
同社は1938年、フィリップ・マッケナの画期的なタングステンチタニウム炭素合金の発明でスタートした。初年度の従業員は12人、売上高は3万ドルにすぎなかったが、それ以来同社(社名をケナメタルに変更)は成長を重ね、現在では売上高が10万倍の約30億ドルに達し、世界60カ国を超える8万以上の顧客企業に貢献している。
顧客企業の生産性をたゆまず向上させるマッケナ氏の精神を守ることで、同社は今日の成功を築いた。最新鋭の製造技術や効果的な道路補修、安全で効率の良い採鉱やエネルギー生産、航空機から鉄道、自動車までの輸送機器の高性能を可能にしたのが、ケナメタルの産業技術が貢献している。
ケナメタルのカルロス・カルドーゾ会長・社長兼最高経営責任者(CEO)は「われわれはケナメタルで、深い知識の人材と特許の素材科学を手始めにして、世界で最も難しい作業に用いるより良い工具技術や加工部品を開発するため、革新と性能向上という強い社風を推進している。今日わが社は、毎年の売上高の40%以上が新製品によるもので、そうした新製品は顧客企業に最低20%の生産性向上を可能にしている」と強調した。
ケナメタルの歴史等の詳細はコチラ↓↓
http://www.kennametal.com/kennametal/en/about-us/history.html
重工産業向け「耐摩耗性向上長寿命 密封自動調心ころ軸受」を開発 ~長寿命化によりメンテナンスコストの低減に貢献~ NSK
日本精工(社長=大塚 紀男氏)は、鉱業、鉄鋼・非鉄業などの重工産業用設備に使用される軸受として、耐摩耗性を向上した長寿命・密封自動調心ころ軸受を開発した。この製品は、従来品に比べて、長寿命化を達成したことで、設備の安定稼動とメンテナンスコストの低減に貢献する。同社では本製品の売上として2016年度に5億円/年の売上を目指す。
世界的な都市化や人口増に伴い、新興国を中心に鉱業、鉄鋼・非鉄業向けの需要は拡大を続けているが、これらの設備では、365日24時間稼動、更には高温、異物、冷却水の浸入等、非常に過酷な条件下で使用されており、そのため、グリースを密封した自動調心ころ軸受*が広く使用されている。近年、設備のコンパクト化による軸受のサイズダウンや設備能力の増大化による負荷荷重増大のため、軸受に掛かる荷重が増大傾向にあり、短期間でのメンテナンスの実施や補修によるメンテナンスコストの負担増大が課題となっていることを受け、同社では、重工産業向け設備機械用にメンテナンスコストの低減を可能にした「耐摩耗性向上長寿命 密封自動調心ころ軸受」を開発するに至った。
*自動調心ころ軸受は、ラジアル負荷能力が大きく、重荷重、衝撃荷重のかかる用途に適している。この軸受は、外輪の軌道面が球面で、曲率中心が軸受中心と一致しているため、内輪、転動体、保持器は外輪に対して自由に傾くことができ、調心性がある。
●新グリースによる耐摩耗性の向上
自動調心ころ軸受は、転動体と外内輪軌道面間の接触部にて純転がりでなく、滑りを生じながら回転する差動すべりが発生する。この軸受は、過酷な使用条件下で使用されると、差動滑りによる油膜切れが起きやすく、この結果摩耗が発生し、軸受損傷にいたることがある。同社では、今回、グリース性状を大幅に見直し、過酷な使用条件でも転動体と外内輪軌道面間に十分な油膜を確保し、油膜切れを起こさないグリースの開発に成功した。この開発品は、従来品と比較し、軸受軌道面の耐摩耗性を約10倍に向上し、長寿命化を達成している。製品は、外径サイズ90mm~280mmまで幅広く取り揃えており、鉱業、鉄鋼・非鉄業など、重工産業用設備全般に対応する。
森精機入社式訓示 「照れない、かまさない、いばらない」
新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。昨年度は、欧州における金融不安や中国の経済成長鈍化、歴史的な円高などで当社を取り巻く環境は厳しい状況にありました。しかしながら、昨年末の政権交代後の円安の流れを受け、また、北米への製造業の回帰による設備投資の増加や欧州の回復基調など明るい話題も出てきました。 大きな被害をもたらした東日本大震災から2年が経ちました。先日、南海トラフ巨大地震の被害予想が新聞各紙などで大きく取り上げられていました。当社でも大震災から学び、災害対策を打ち立てていますが、日ごろから災害に備えることが重要です。また、震災を契機に、世の中では省エネへの取り組みが、加速度的に進みました。当社では、震災前より工場の効率化などの取組みで省エネを進めてきましたが、震災後は毎日、節電会議を開いてアイデアを出し、更なる節電に取組み、2012年の夏は2010年に比べると25%の電力を削減することができました。現在、世界の人口は約70億人ですが、2050年までには90億人になります。すなわち、これは日本の重みが下がるということです。現在、60歳や70歳の世代の方々が、皆さんと同じ新入社員のとき、世界人口は40億人で、その中の1億人が日本人でした。当時、40億人の中で日本人と同等の生活レベルを送ることのできた人々は4億人程度で、すなわち日本の重みは25%で、全世界のあらゆる情報は日本語に翻訳されて入ってきました。しかし、皆さんの置かれている状況は全く条件が違い、現在、日本の重みは5%程度しかありません。このことは、半分以上の情報は日本語に翻訳されないということですので、自らが英語などで書かれている情報を取りに行く必要があります。当社は提携先のDMGと協業の促進を強化しており、今秋には社名も「DMG森精機」に変更します。グローバルに展開する当社において、今後はますます英語をはじめとする語学力がビジネスを行う上で必要となってきます。また、語学だけでなく、技術に関することや会計や貿易実務などの勉強をして頂くことになりますが、自らのキャリアや人生設計を考えた上で、5年や10年計画で技術・技能を修得することが重要です。定年が引上げられ、皆さんは65歳まで現役で過ごすことになりますが、技術・技能の向上だけでなく、その年齢まで働くことのできる健康を維持することも重要となってきます。しかし、知識だけでは頭でっかちになりますので、その知識を活かす知恵も大切です。仕事を続けていく中では、知識と知恵のバランスが非常に大切となります。最後に、「照れない、かまさない、いばらない」という言葉をこれから常に念頭おいて会社人生を送って下さい。この言葉は先代の社長から受け継いだ言葉です。照れずに自分の意見をきちんと話す、知らないことは知らないとして真面目に学び、これから出会う様々な方の話に耳を傾け、常に謙虚な姿勢を心がけて下さい。仕事を通して人生を豊かなものにするため、お互いに切磋琢磨して頑張りましょう。2013年4月1日 森精機製作所入社式 社長 森 雅彦
日立建機訓示 「Kenkijinスピリットを貫く3つの思想は、Challenge(チャレンジ精神)、Customer(個客志向)、Communication(風通しの良さ)」
① 建設機械業界において、グローバル規模での企業間競争は激化しており、当社が10年、20年後も勝ち残っていくためには、全従業員が危機感をもって、諸課題の克服に取り組んでいくことが必要不可欠である。このような状況下からスタートすることの苦労もあるが、学べることも多く、ぜひ前向きな気持ちをもって、これからの研修や業務では、まずはしっかりと基礎を身に付けてもらいたい。② お客様を第一に考え、お客様のニーズや困りごとに対し、常にスピード感をもって対応すること。世界中のお客様にとって、当社が身近で頼りになるパートナーとなれるよう、職場の仲間全員で自由な発想や知恵を出し合って、取り組んでもらいたい。③ これから一緒に働く仲間一人ひとりの価値観や個性の違いを受け入れ、認め、多様性を尊重する姿勢、すなわち「ダイバーシティ」の考え方を身に付けること。その上で、国際的な感覚を持って、語学力や異文化への適応力をしっかりと身に付けるとともに、常に新しいものを吸収しようという前向きな姿勢で何事にも取り組んでほしい。④ 日立建機の社員として第一歩を踏み出すにあたり、先輩達が築いてきた「Kenkijinスピリット」を貫く3つの思想、すなわち「Challenge(チャレンジ精神)」「Customer(個客志向)」「Communication(風通しの良さ)」を十分理解し、身に付け、これを遺憾なく発揮して、各々の職場で伸び伸びと、積極的に活躍してほしい。2013年4月1日 日立建機入社式 社長 辻本雄一
第11回新機械振興賞 受賞候補者の募集開始!
機械振興協会(会長=庄山悦彦氏)は、わが国機械工業の振興のため、「新機械振興賞」事業を実施し、優秀な研究開発を行い、その成果を実用化することによってわが国機械工業技術の進歩発展に著しく寄与した企業・大学・研究機関および研究開発担当者を表彰しており、第11回新機械振興賞の受賞候補者を次の要領で募集している。(この賞は、従来の表彰制度を整理統合して平成15年度に発足したもので、今回が11回目となる)。1.表彰対象独創性、革新性および経済性に優れた機械工業技術に関わる研究開発およびその成果の実用化により、新製品の製造、製品の品質・性能の改善または生産の合理化に顕著な業績をあげたと認められる企業等および研究開発担当者(一業績につきおおむね5人程度を限度とし、事情により当該企業等に属さない者も含む)とする。但し、当該研究開発は、おおむね過去3年以内に成立したものに限る。2.募集の方法機械工業に関わる関係団体、地方公共団体、国公立試験研究機関、学会等に募集を依頼し、受賞候補者の推薦を求める。受賞候補者の推薦期間は、平成25年4月1日~5月13日必着。3.表彰の方法(1) 会長は、特に優秀と認められるものについて経済産業大臣賞および中小企業庁長官賞の授与を申請するものとする。(2) 会長は、その他の受賞者に対し、会長名の賞状を贈呈する。(3) 会長は、受賞する企業等に対し、記念品を贈呈する。(4) 会長は、経済産業大臣賞、中小企業庁長官賞および機械振興協会会長賞を受賞する研究開発担当者に対し、賞金を贈呈する。賞金の額は、経済産業大臣賞は80万円、中小企業庁長官賞は50万円、機械振興協会会長賞は30万円(研究開発担当者が複数である場合もこれらと同額)とする。4.選考機械振興協会会長が委嘱する学識経験者よりなる審査委員会により行う。5.受賞者発表平成25年12月に発表の予定。6.後援(予定)経済産業省、中小企業庁、JKA、中小企業基盤整備機構、日本機械工業連合会、日本経済新聞社。7.問合せ先機械振興協会 技術研究所 産学官連携センター(東久留米)新機械振興賞担当まで。〒203-0042東京都東久留米市八幡町1-1-12 電話042-475-1168
日立建機、新サービスメニュー「ConSite」をスタート
日立建機(社長=辻本雄一氏)は、建設機械の新たなサービスメニュー「ConSite(コンサイト)」を、国内向けにこのほど提供を開始した。
「ConSite」は、油圧ショベルなど同社製建設機械の稼働情報や位置情報を遠隔管理できる “グローバルe-サービス”のシステムを活用したデータレポートなどの新サービスをフルパッケージにして提供するサービスメニュー。顧客が所有する機械をベストな状態で使えるようサービスプログラムを1台ごとの要望に合わせて総合的に提供する。
同社では「ConSite」は今後、国内だけでなく世界に向けて順次展開していく。「世界の建設現場(Construction Site)からの声に応えするために生まれた新たなサービスメニュー「ConSite」を、“機械を見守るパートナー”としてグローバルに展開し、お客様をサポートしていきます」としている。
■ConSiteのサービスメニュー
1.新車延長保証
標準保証(無償)に加え、機械稼働を長期にわたりサポートする延長保証(有償)を提供する。
2.メンテナンス契約
新車購入後の無償メンテナンスに加え、顧客のニーズに合わせた経済的なメンテナンスプラン(有償)を提供する。
3.データレポートサービス
① 期レポート:1台ごとの機械稼働状況を定期的にレポートして、パソコンなどに分かりやすいデータで配信する(有償)。
②緊急レポート:機械に装着されたセンサーから緊急性のあるアラームが発報された際に、アラーム内容をタイムリーにeメールでレポートする(有償)。
4.チューニングサービス
現場ごとに異なる使われ方をする建設機械を、ご要望に合わせて、最適なチューニングに設定する(有償)。
DMG/MORI SEIKIが5軸切削加工コンテスト「MACHINING EXPERT」をサポート!
森精機製作所(社長=森 雅彦氏)はこのほどDMGと共同で、ドイツ ハノーバー大学 生産工学・工作機械研究所(IWF:Institute of Production Engineering and Machine Tools)が主催する5軸切削加工コンテスト「MACHINING EXPERT」を技術パートナーとしてサポートすると発表した。
同社では、2004年より切削加工業界全体の技術・技能の交流と向上を目的として、加工技術を競う「切削加工ドリームコンテスト」を開催しており、このコンテストは今年で10回目を迎え、また、累計応募点数は1,000点を超え好評を博している。今回DMGから、世界最大工作機械見本市の1つであるEMO2013にて、“このようなコンテストを是非グローバルで開催したい”と提案があり、「MACHINING EXPERT」を開催することになった。
コンテスト開催にあたり、切削加工において世界的に権威のあるドイツ ハノーバー大学のBerend Denkena教授を中心に、日本からは慶應義塾大学理工学部長の青山 藤詞郎教授、北米地域からはブリティッシュコロンビア大学のYusuf Altintas教授らによる審査委員会が設置された。審査委員会メンバーは、生産工学分野で国際的に認知されている国際生産加工アカデミー(CIRP)の主要メンバーでもある。
このコンテストでは、DMG/MORI SEIKIの5軸加工機により加工されたワークが対象で、完成品だけでなく、工程の一貫性・工程集約・ワークの複雑さなど、アイデアから製造までの一連のプロセスが、厳正かつ公正に審査される。最終選考ののち、受賞者を2013年9月にドイツ ハノーバーで開催されるEMO2013に招待し、贈賞式を行う。また、EMO2013の特設エリアにて作品を展示し、後日作品集の出版を予定している。
応募締切りは6月30日となっている。
■コンテストの理念
効率的な製造には、技術力の高い従業員と高い生産性を誇る工作機械が欠かせないが、それ以上に工程計画が効率性に大きく影響している。しかし現状では、切削加工の工程を計画するために利用できるのは、大手数社が提供しているCAMソリューションに留まっている。このため企業では、よりよい加工を実現するため、独自にCAD/CAMのプロセスに修正を加えている。こうした取り組みの中で、製造元の会社と共同で製品の開発を進める企業も珍しくなく、そこから革新的な加工技術が誕生することもある。コンテストは、このような独自のアイデアと努力で生まれた隠れた技術を発掘し、称えることを理念としている。
■応募資格、締切
企業、大学、その他教育機関。応募条件は技術パートナーであるDMG / MORI SEIKI、もしくはいずれかの5軸加工機により加工されたワークに限られる。グループ参加(複数社)でのご応募も可能。
応募専用サイトは下記をクリック↓↓
www.machining-expert.com
*締切:6月30日
■審査員
審査は公正を期すため、このコンテストを開催する機関とは独立した専門家により行われる。審査委員会は、生産工学分野で国際的に認知されている国際生産加工アカデミー (CIRP)の主要メンバーで構成されている。その卓越した研究成果のみならず、これまで企業と具体的な問題解決に向けて多くの共同研究を積んできた実績によって、厳正かつ公正に審査される。
・Berend Denkena教授(工学博士)
ハノーバー大学(ドイツ) 生産技術・工作機械研究院
・Yusuf Altintas教授(工学博士)
ブリティッシュコロンビア大学(カナダ) 生産自動化研究所
・青山 藤詞郎教授(工学博士)
慶應義塾大学 理工学部長
◆ハノーバー大学
Karl Karmarsch氏が、後に生産工学専攻となる「機械術」を率いて「ハノーバー高等職業学校」を1831年に設立し、現在のハノーバー大学の基礎を築きた。今日では、約21,000人の学生が理工学部、心理学部、社会学部、法学部、経済学部で学んでいる。
◆生産工学・工作機械研究所(IFW)
ハノーバー大学 生産工学・工作機械研究所(IFW)は180年の歴史があり、この分野においては有数な機関の一つ。工作機械や数値制御にとどまらず、生産計画や組織体制に至るまでの生産プロセスのサポートを提供し、革新的な技術を追求するだけでなく、環境に優しい理想的なソリューションの創出を推進している。
「アクアドリルEXフラット」がより深い穴あけや適用被削材にシリーズを拡大! 不二越
不二越(社長=本間博夫氏)の「アクアドリルEXフラット」は、傾斜面への一発穴加工や、抜け穴のバリレスなど多機能性や耐摩耗性向上によりユーザーから好評だが、深い穴あけや深い位置の穴あけ、広範囲な適用被削材にシリーズを拡大している。アクアドリルEXフラットレギュラ、ロングシャンク、オイルホール5D用など突き出し長さの長いドリルの使用にはガイド穴やセンタリングなどの前加工を推奨している。コチラをクリック↓↓http://nachi-tool.jp/blog/index.php?e=173その一方で、加工箇所が深い位置にあるため前加工が難しい場合や工具交換、サイクルタイムに制約がある場合など、“工具1本による処理”の要望もあるとのこと。つまり、切削条件の調整により前加工をそれらのフラットドリルでおこなう「セルフセンタリング」ができないかという要望である。同社では傾斜面加工ではその状況に応じて、送り速度を下げてドリルの倒れを抑制させる調整方法を推奨していたが、ドリルの突き出し長さが長くなるレギュラ、ロングシャンク、オイルホール5D用の場合には、それだけでは穴拡大などの不具合は解消できないことがあった。そこで、回転数を下げて振れによる遠心力を小さくすることで、穴拡大が抑制されて安定した加工が実現、平坦面の食い付き時や傾斜面の加工時に回転数を下げた「セルフセンタリング」が可能なる。●ロングシャンクの事例を紹介S50Cの傾斜面への「セルフセンタリング」は、切削速度を20m/minまで下げ、回転当たりの送り量は従来通りとすることで可能となった。「セルフセンタリング」の間のステップ加工は、穴位置精度や穴曲がりを抑えるために有効である。アクアドリルEXフラットロングシャンクのセンタリングはこちらをクリック↓↓http://nachi-tool.jp/blog/index.php?e=181アクアドリルEXフラットドリルシリーズカタログ PDF↓↓http://www.nachi-fujikoshi.co.jp/web/pdf/2237-5.pdf