注目記事

金型加工をレベルアップする切削工具「エアタービンスピンドルを用いた精密加工」

製造現場では、いかにコストパフォーマンスに優れた加工を行うかが問われている。高価な設備導入も大きな資金が必要となるため、なかなか手がでないのが現状のようだ。一方、既存の設備を有効活用し、クオリティーの高い品質を保ちながら高能率に生産することは可能である。
今回、金型加工をレベルアップする秘策を大昭和精機の協力を得て、“金型加工をレベルアップする切削工具「エアタービンスピンドルを用いた精密加工」をテーマに掲載する。

CIMT2011にみる中国の工作機械事情  

中国の切削型工作機械メーカーは約740社、成形型工作機械メーカーも加えると1320社という途方もない数になる。また、関連するメーカー数は工作用機器で420社、電気部品・NC装置で320社、測定・切削工具で930社、刃具・砥石で1580社というこれまた莫大な数のメーカーがひしめいている。今回のCIMTに出展した中国メーカーの数は758社なので、この中のほんの一握りにしかすぎない。

町工場が独自の開発力でエレベーター用部品のトップメーカーに!

今回取材をしたのは、独自の開発力でエレベーター用部品のトップメーカーにのぼりつめたオリエンタル工芸社(社長=杉本亨氏)。同社の特長は、大田区の特化した分野である「組立」、「機械加工」、「板金」の3つを備えていることに加えユニークな事業添加をしているところだろう。また、アルミとステンレスに特化した切削加工技術を持ち、加工物の複合化に対応するため5軸マシニングを駆使しながら、より複雑な加工を可能にしている。

ものづくりの原点はデザインにあり

工業デザイン、カーボン成形、クレイモデル製作、CFRP/FRP成形などの企画からデザイン、モデル製作から、型および成形、そして機械加工までを全て自社で行うアールディエス(本社=埼玉県大里郡寄居町)は、インハウスによる物完を行うことで、より質の高い製品を低価格で提供する強みがある。杉原行理取締役にお話を伺った。

フランスから「水素化マグネシウムを利用した固体水素貯蔵技術」がやってきた!

固体水素の貯蔵技術をリードするマクフィー・エネルギー社(McPhy Energy)が日本の水素供給の分野でトップシェアを誇る岩谷産業と4キロの固体水素貯蔵ソリューションを提供することで合意したことを受け、同社の最高経営責任者であるパスカル・モーベルジェ(Pascal MAUBERGER)氏にお話を伺った。

ダイジヱット工業に聞く「高能率加工」

自動車や航空機、家電、通信機器など、われわれの生活を豊にする製品には部品が必要であり、この部品には切削加工が必要不可欠。そして、これらの製品を支える部品の数々に、国際競争力の強みである“加工技術”が詰まっている。各種切削工具や耐摩耗工具、それらの超硬合金素材を世界中に供給しているダイジヱット工業の強みは素材・製品の開発に加え、原料粉末の調製から最終製品まで一貫して社内生産を行っていることだ。フレキシブルな生産体制と高い品質で加工現場の信頼も高い同社がこのほど新製品をリリースした。

東機工 斉藤保男理事長に聞く 「キーワードはコンサル営業」

東京都機械工具商業協同組合(理事長=斉藤保男斉藤機工社長)は、東京都内に事業所を持つ機械・工具販売業者の団体であり、約320社が加入している。歴史は長く、明治43年(1910年)に東機工の全身である東京機械金物商組合として発足後、戦時中の統制組合を経て現在の組織に至っている。今回は“売る”観点から製造現場を支える商社にスポットを当て、斉藤理事長を訪ね機械工具商社の現状をお聞きした。

加工に携わり150有余年 現場のニーズに応えて

創業以来150有余年、一貫して金属加工に携わってきたトーバン工業。
永年にわたり時代に翻弄されながらも時代を読み、時代を生き抜いてきた同社は、いつの時代も常に顧客にニーズに応えてきた。金属加工の悩みに耳を傾け、今日も製品開発に反映している。まさに、「歴史あるベンチャー企業」なのだ。田島泰彦社長を訪ねお話を伺った。

日工会 石丸雍二新専務理事に聞く

本年12月に日本工作機械工業会の専務理事に就任した石丸雍二氏。
今まで製造業に関わりが深く、蓄積された経験から豊富な知識を持つ。
「職員の総合力が発揮できる職場環境をつくり、会員企業のお役に立てる仕事がしたい」としている石丸新専務理事にお話を伺った。