ナガセインテグレックスのファイルが可愛い~! メカトロのチラ情報も☆

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ナガセインテグレックスのファイルが可愛い(●∀●)♪

緑にインパクトのあるこの風合い――――お馴染みのナガセインテグレックス色をまとってる!

このキャラクターの名前は「グライドくん」といって、新しく登場したキャラクターです。メカトロにも出てきてくれるかな?

同社は今回、メカトロで「本気の生産性改革!! ~加工時間が1/4~」というキャッチのもと、超精密門形成型平面研削盤「SGD-2010」と超精密成型平面研削盤「SGi-520α」の2機種。そして研削加工支援アプリ「GRINDROID®」などを展示予定です。

2機種とも「IGTARP DESIGN」を採用しています。

「IGTARP DESIGN」とは

①革新的な発想 Innovative inspiration
②重心最適化 Gravity center optimization
③トポロジー最適化 Topology optimization
④高度な解析手法 Advanced analytical method
⑤ロバスト最適化 Robust optimization
⑥生産性最適化 Productivity optimization

―――の頭文字からとっているんですね。

さてさて、今回、展示会初出展となるマシンは「SGD-2010」です。各軸の速度が従来機から大幅にアップしたんですって。具体的には下記のとおり。

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(1)テーブル最高速度が従来25m/minだったものが40m/min(1.6倍)
(2)前後軸最高速度も従来1.5m/minが6m/min(4倍)
(3)上下軸最高速度が0.6m/が2m/min(3.3倍)
(4)砥石軸最高回転速度が1,300/min-1が1,600m/min(1.2倍)

長瀬社長は「超精密はタフ。強くないと超精密加工にならない」と仰っています。これはどういうことか、というと、例えば10ナノの切り込み(←10ナノですよ! 10ナノ!)をするような、ものすご~く細かい切り込みなの細かさが、〝軽い加工〟と思われるようなのです。

これについて長瀬社長は懸念を示しています。長瀬社長いわく、「砥石を使う研削加工は、食い込みにくく、切り込み量も薄い。超硬、セラミック等の硬い材料もある。形状、面粗さも要求度が高い。機械の剛性がなければ、滑ってしまって加工ができないのです。」と教えてくれました。

そういえば楽器を演奏する場合、小さい音を出すときには、ものすごく力を込めて小さい音を出しますね。管楽器でもそうですが、小さい音だからといって、プロは風呂の中の屁のような音を出しません。小さくてもしっかりした出すためには人間の体幹が鍵を握ります。

ナノレベルの精度を求められる加工となると、ちょっとしたブレでワークが駄目になってしまいますから、機械の剛性はとても大切なのだということなのですね。

そういえば、同社では、徹底した省エネ対応で50%の省エネ化を実現しています。そのうえ、マシンもコンパクトになりました。この鍵を握るのはトポロジー最適化。超微細加工に最適な構造を開発しているのです。

加工を原理原則で考えている同社では、他にも〝砥面観察〟の技術を構築中です。

電子顕微鏡は超高価なものですから、なかなか小規模企業だと導入するのは難しいという現実がありますが、なんと、今回のメカトロでは、砥面観察ができるポータブルタイプのものを展示する予定ですって! 

250~300φの10㎜のものだと10分以内に観察できるらしいので、これはものすごく画期的です! 

さてさて、ナガセインテグレックスといえば、最近、精密工学会で2021年度(第41回)精密工学会技術賞を受賞されました。

おめでとうございます!

精密工学会技術賞は精密工学の領域で創造的業績をあげた企業などの研究者や技術者に対してその精進と努力に報いて、将来の発展を期待して贈賞するものなんですよ。

このニュースについては、また後ほど製造現場ドットコムにて☆