記事の書き方について

お陰さまでこのサイトも観覧してくださる方がこの一年間でかなり増加しました。励ましのお声をいただいたりと、嬉しい限りです。

さて、製造現場ドットコムファンの皆様ならお気付きだとは存じますが、①ニュース、②コラム、③ブログの3通りに記事を分けております。当然、書き方も違います。

ニュースは起きたことや取材をしたことが主体です。他のライターが書く場合もあります。
コラムは日頃感じていることを私の主観で書いております。
ブログは一般的に「日記形式」と言われていますが、私も例外にもれず日記のようなものです。健忘録でもあるので己の日々の記録といっていいでしょう。したがってブログに関しては自己満足の部分が多く占め、書ききれなかった取材のこぼれ話や、自分がいいな! と感じたことを自分の言葉で掲載しています。

人様のブログを拝読しても私と同じように自己満足の部分が多くを占めており、私は他人のこの部分に魅力を感じるわけです。なので好きなブログは日々チェックをして愛読しています。

最近、ブログ「無造作淑女」に対し、身元不明の方から、他社のライターがしっかりがっつり書いた企画特集記事とゆるーいこのブログを比較して、「このくらいの記事を書けないのか。面白くないんだよ」とのメッセージをいただきました。

ブログはあくまでブログなので、特別な場合(←号外や、写真が多くニュースで書けなかった場合など)を除き、記事のような書き方はしません。―――との思いから、その旨を返信しましたところ、腑に落ちないようでしたので、少し説明をしたいと思います。

コラムもニュース(企画モノも含む)も、ブログと一緒になってしまったらカテゴリーを分ける意味もありません。

今後もブログをニュースや企画特集記事のように扱うつもりはありません。ましてやこれをしたところで、経済効果があがるとも思いません。

ついでに私の日常は刺激に満ち溢れている一方、他人からみたら案外つまんないものかもしれませんが、取材のこぼれ話を含め、写真や日常等々を掲載しているのは、世の中にブログという自己満足を正当化できる楽しいツールがあるからです。さらに補足しますと、幸いなことにブログの更新を楽しみにしているとの声を多く聞くようになりましたので、出来る限り更新頻度を高めるようにしております。面白いか面白くないかは個々の主観の問題なので、面白くないと感じた方はスルーしてしまっても構いません。私は優しいのでいちいち怒りません。

さて、この製造業界の現実をマクロでみると、円高や国内空洞化で面白くないことのほうが多いですね。ド派手なスケールでドカーンと注目・・・なーんてのは例外を除いてほとんど胡散臭いことばかりです。今のところ目新しいことだってそんなにない。ただ、この業界の混沌とした泥臭さの中に、キラリと光る真実があると思っています。

他人様の意見に耳を傾けるよう注意を払っておりますが、自分のポリシーは滅多に曲げません。人の意見に流されてばかりいると、いつかは自分がなくなります。そうすると、失敗を他人のせいにしたくなるわけです。重大な問題が勃発したとき、例外を除いて「おれ(わたし)の責任ではない」と言いわけをして困っている人のほとんどが日頃から他人に振り回されていることを知っています。われわれのような職業の場合、特に主体性がないと後で後悔することのほうが多い。(←経験から学んだ)

人はそれぞれ生き方や立場が違います。いろんな人がいるわけです。サラリーマン、OL、経営者、学者、官僚、とび職、医者、ライター、弁護士、漫画家、政治家、学校の先生等々、皆さん職業も違えば家庭環境も違う。考え方が違うのも当然のこと。職業が違うからといって人間の優劣が決まるわけでもありません。違った考えの相手を受け入れる器の大きさというのも時には必要ではないでしょうか。

ところで、ライター(記者・ジャーナリスト含む)も様々なタイプがあり、会社の看板でメシを食ってるのか、その人の感性でメシ食ってるのかで違ってきますが、メシを食うために重たい身体を引きずって働いているのは皆一緒です。

カネを稼いでメシを食う。
ビジネスの基本は「なにに貢献して利益を得るか」だと思っています。

あらあら、話がかなーり逸れちゃったわね。ごめんあそべ。
ブログはあくまでもブログであるということをご理解くださいね、ということでした。