日進工具の微細工具がさらなる進化を遂げている!
昨年の暮れ、日進工具さんが、理化学研究所と慶応義塾大学と、高純度SiCを高精度に微細加工する技術を開発したと発表したんですが、どのくらい微細なのかというと直径500µm、深さ50µmの穴を加工、表面粗さはなんと約2nmの微細ぶりを発揮するというから、すごいわよね。
高純度SiCって耐熱性が高いのが特長的な素材ですが、なんていったって硬い。硬いから加工し難い嫌な材料だったわけで、この技術が確立したお陰で、今まで出来なかった光学素子金型などに応用が期待できるのよ。
微細工具で有名な日進工具さんだけど、工具メーカーならではのCAD/CAMシステム「NS―MaicroCAM」もご紹介するわね。
この製品は工具の性能・特長を最大限に発揮する最適な工具軌跡と工具データベースを搭載することにより微細金型や部品をさらに高精度・高面品位を追い求める金型加工への要請に応えるものなの。
CAD/CAM一体型のフレキシブルな操作性で、精密加工に特価した各種コマンドの集約を自由に行えるツールバーを装備して、日進工具こだわりの“あえて飾らないプロ仕様”の使い勝手を実現しているのよ。
同社では「NS-MicroCAM」ユーザーさんには専用サポート窓口から最新の工具情報加工条件の配信や、同社加工エンジニアが親切丁寧に様々な加工相談に対応してくれるとのこと。
今後、成長産業として医療分野が注目されているし、微細加工は日本が誇る強みの分野でもあるわけで、微細加工でお悩みの方は、一度、日進工具さんにご相談することをオススメするわ☆
マイクロ流路加工事例
ワ ー ク :超硬合金(92.5HRA)
サ イ ズ :φ6mm
底面粗さ:Rz109〔nm〕
Ra:17〔nm〕
プロフィール
業界新聞社の取締役編集長を経て、インダストリー・ジャパンを設立。製造現場は日本の底力!をスローガンに製造業専門ニュースサイト「製造現場ドットコム」を運営している産業ジャーナリスト兼フリーライターです。霞ヶ関から錦糸町まで守備範囲が広いのが特長。現場取材は数知れず。些細なことや泥臭いことに真実が隠れているのを知り、今では何より本当のことを言うのが大好き。いつも働く女性と頑張るオヤジたちの味方よ。
ブログでは取材のこぼれ話やお知らせのほか、日常のことを綴っています。
機械振興会館 記者クラブ加盟
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