新幹線に棲む魔物をやっつける。

5月、6月ってのは、われわれ業界専門媒体にとって、とても多忙な時期でもあります。
わたしも例外ではなく、カメラをひっ下げ、売れない旅芸人のごとく、カートをひっぱりながら(←カートの中味はほぼ化粧品)全国ねり歩いております。

さて、わたしのような商いは身体が資本でして、日頃からうがいや手洗いを徹底しているのですが、どうしても新幹線に乗ると風邪をひく率がグンと高くなります。

なので新幹線の中では、マスクを愛用しているのですが、ついつい飲み食いをしたあと、お腹いっぱい夢いっぱいで、即、居眠りをする場合があります。マスクをするのを忘れてね。

そうすると、ものすごい高確率で風邪をひきます。

最初にやられるのは喉。しかも新幹線の風邪はどういうわけか驚異のスピードで悪化の一途をたどります。

で、今回も風邪を引いてしまいました。火曜日はなんとか練り歩くことが出来ましたが、ほとんど声が出ませんでした。昨日は声が出ないので皆様からいただいた電話にかけ直すこともできません。

これはつらい。
しかも熱が出てしまった挙げ句、風邪の菌がお腹に回ったようで、腹痛に苦しむ有様。なんということでしょう。

一刻も早く治したい!

皆様も新幹線に乗ると風邪を引きやすいと感じたことはありませんか?
おそらく新幹線の中には働く者を痛めつける魔物が潜んでいるに違いありません。

負けてなるものか!
働き者の威力、しかも古くなった女の底力を見せつけてやろうじゃないのさ!

というわけで、風邪の引き始め、しかも風邪をひいてから多少時間が経過しても効果バッチリ、緩和する方法をご紹介したいと思います。

一番最初に、やはり病院に行って薬を貰うことですが、この効果をさらに高めるために、①生姜入り葛湯を飲む(お湯を注げば出来上がる商品が売っています)、②ものすごい回数のうがいをする、③はちみつ大根をのむ、③スポーツ飲料を飲む、④すり下ろしリンゴを食べる――――を実践するのです。本当に効果絶大です。

まず、生姜入り葛湯は身体がポカポカします。汗が出てきます。熱があると、汗がなかなか出ない場合がありますが、これを飲めば汗がいっぱい出ます。肉体から“己汁”が大量に出ている時は苦しいのですが、肉体から汁が出終わった後、熱が下がりラクになります。あ、そうそう、首にタオルを巻いておくのを忘れないでね! のど元~肩を冷やしてはいけないわ!

そして、何度もうがいをします。そのあとに蜂蜜大根を舐めるのですが、これは喉に効果抜群! 咳も緩和されます。咳をすると喉がさらに痛めつけられるのでよくありません。しかも、喉からくる風邪は高熱が出やすくなるので、喉の痛みを感じたら即、これをつくります。

作り方は簡単! 角切りにした大根に蜂蜜をブチかけます。大根と蜂蜜の割合は5:5くらいでしょうか。あとは密閉して冷蔵庫の中に入れます。4時間も経つと大根の水分がいっぱい出てきて、大根シロップが出来上がります。それをゆっくり喉に通すように舐めます。

あまーい!
これは、本当によく効きます。

お腹が弱いわたしは風邪菌がお腹にくる場合がよくあります。その場合、脱水を防ぐためスポーツ飲料を飲むのは皆さんご存じだと思いますが、「すりおろし林檎がいい」ということをこのほど、教えて貰いました。

これもよく効きました。
精をつけようと思っても、具合が悪すぎて食事が取れませんが、これだとすんなり食べることができました。

というわけで、まだ、声の調子が本調子ではないのですが、すっかり回復しました。

働く者にとって風邪は大敵!
しょっちゅう新幹線に乗られる方は、蜂蜜大根をつくっておくといいかもしれません。

大根エキスたっぷり蜂蜜大根

使用した大根は酢とローリエの葉でピクルスをつくっちゃいます。
酒のツマミね☆