工具業界の小林製薬! ダイジェット工業のネーミングセンスが素晴らしい!

先月、新製品情報としてニュースにも掲載しましたが、ダイジェット工業が先月、超硬シャンク一体型ホルダ「頑固一体」を追加し発売しました。この商品は、超硬シャンクが一体化された高能率加工用ホルダなんですが、これほどネーミングだけで、どんな製品なのか想像がつくなど、訴求効果の高い製品名はないでしょう。

ワタクシ勝手にダイジェット工業を工具業界の小林製薬と呼んでいますが、ネーミングセンスが抜群で、いつも感心させられます。

そこで今回、この「頑固一体」という商品名がどうやって生まれたのか、ちょいと広報担当者に聞いてみました。

ある日、某支店長のHさんと一緒にお客様を訪問していたTさん。
その帰り道の車中で、「超硬シャンク一体アーバー」の話題になったとのこと。当時はまだ商品化未定の企画段階だったそうです。

「もし発売するなら商品名を考えねば」

ということで、こんな商品名、あんな商品名、という感じで雑談をしていたそうな。

同社のモジュラーシリーズ、なかでも超硬シャンク「頑固一徹」はその商品名のインパクトから、お客さんから市民権を得ている商品でもあります。

そんな中、この「頑固一徹」のイメージの延長線上で、「頑固△×※」みたいな冗談を交えながら、片っ端から思いつく商品名を出し合っていると―――Tさん、突如ひらめいた!

そのときの感想をTさんは振り返ります。

「『頑固一体!』超硬ホルダの『頑固』とツーリングが『一体』になっている・・・・これしかない! って感じでした。そもそも、私はこういうセンスはどちらかというと無い方なのですが、ごくたま~に逆転満塁ホームラン的なアイデアが突如浮かぶ事があります」としみじみ。

実際は名前は決まったものの、そこから商品化に至るまでは数ヶ月を要することになったそうですが、先日、やっと日の目を見た「頑固一体」に、Tさんは愛情たっぷり。嬉しい事にそのネーミングを気に入って頂き、ご注文の予約を入れて頂けるお客様がいるとか・・・・(笑)

実はワタクシ、工業製品もネーミング戦略が必要だと密かに思っております。
ダイジェット工業の高度なセンスに拍手ですね!

ダイジェット工業は、「これからも商品名に負けない素晴らしい工具を皆様に提供するべく努力して参る所存です」としています☆

ところで、10月23日(水)から10月26日(土)までの4日間、ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)で開催される「メカトロテックジャパン2013」にダイジェット工業が出展します。強烈なインパクトを与える工具がズラリと並ぶ予定ですので、製品名に注目しながら見学すると、面白さも2倍よ!