浜井産業が救命功労者として感謝状を授与! 今一度、「蘇生措置」の重要性を見直しましょう!
(写真提供:足利市消防本部)
本日、浜井産業の武藤会長とお話する機会があったんですが、浜井産業さんは足利消防本部(消防長=森田政雄氏)で、このほど救命功労者に対する感謝状を授与されたとのこと。
11月1日の午前中、足利市内にある浜井産業足利工場内で、工場を見学していた男性が、突然、心肺停止状態に陥ってしまい、その場に居合わせた社員7名が連携して適切な指示のもと迅速に心臓マッサージとAEDによる救命処置を行い、救急隊に引き継いだということで、この心肺停止状態だった男性は命を吹き返しました。今はすっかり意識が回復しているとのことです。
そういえばAEDといえば、命綱のようなものですが、実際使うとなると、なかなか勇気がいるものです。心肺停止の方を目前に周囲のほうがパニックになる可能性もあります。
それに、蘇生措置に関して、案外、知らない方も多いのではないでしょうか。
人工呼吸は気道の確保など手順があります。単に息を送るだけではダメなんですね。
心臓マッサージだって、心臓に手をあてわりと力強くやっても、ぜんぜん力が足りないことがほとんど。極端ですが、場合によっては肋骨が折れてしまう方がいるほどの力が必要だと聞いたことがあります。
正直な話、私も蘇生措置について、しっかりと把握していない部分があります。
大雑把に人工呼吸をして心臓マッサージをする――としか覚えていません。
仮死状態の方を目の前にすると、パニックになってしまいがちですが、やはり人の命がかかっています。われわれだって、いつ、何時、心肺停止状態になるか分かりません。
とくに、製造業の場合、工場の見学などで多くのお客様が来られますが、万が一、工場内でなにかあったらイメージ的にもよくありませんから、特に注意が必要かと思います。
武藤会長いわく、「応急処置を学ぶ機会を設けている」とのことで、こういった日頃の訓練の重要性を改めて知りました。
備えあれば憂いなし!
イザというときのために応急手当を覚えておくのはとても大切なことだと思いました。
余談ですが、一般市民のAED使用が認められたのは平成16年ですが、足利市では一般市民がAEDを使用しての救命事例は2例目なんですって。
プロフィール
業界新聞社の取締役編集長を経て、インダストリー・ジャパンを設立。製造現場は日本の底力!をスローガンに製造業専門ニュースサイト「製造現場ドットコム」を運営している産業ジャーナリスト兼フリーライターです。霞ヶ関から錦糸町まで守備範囲が広いのが特長。現場取材は数知れず。些細なことや泥臭いことに真実が隠れているのを知り、今では何より本当のことを言うのが大好き。いつも働く女性と頑張るオヤジたちの味方よ。
ブログでは取材のこぼれ話やお知らせのほか、日常のことを綴っています。
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