【取材こぼれ話】日本ホイストが面白い!
ホイストやクレーンは生産されたモノを素早く安全に運搬し、生産システムの高能率化にはなくてはならないものですね。まさに経済性を左右する大きな部分を占めているといえましょう。
さて、そんな重要なものをつくっている有名な会社に日本ホイスト(本社=広島県福山市)があります。ちょうどここを見学する機会に恵まれましたので、取材こぼれ話として少しお話ししたいと思います。
日本ホイストさんといえば、蟹と鶴のマークが目立ちます。
ほら、冒頭の写真にも鶴と蟹があるでしょ☆
鶴は、なんとなく「吊る」や「TOOL」、そして、「CRANE」(←そのままですね)から来ていると想像したとおりでしたが、なぜ蟹なのか? が謎でした。
ユーザーニーズに合わせたオーダーメイド設計で製作する巻き上げ機を「クラブ」と呼ぶとのこと。「クラブ」すなわち蟹を英語でいうと、「CRAB」なんですね。なかなか凝っています(●∀●)なるほど!
アイデアと遊び心が満載な日本ホイストさんですが、ここの運搬システムは、ええええっ! と驚くことがいっぱいありました。なんせ、変形敷地に対応した工場の中で、工場に沿ってクレーンが走行するんですもの。つまりはカーブ走行が可能なのよね。建屋への負荷荷重を極力抑えているので、工場の建設コストが安くなる上、立屋そのものの寿命もながくなります。
床にカーブがあります。磁気センサ誘導方式を採用でフラットな床面を直接走行! レイアウト変更も簡単というメリットが!
同社が人にやさしい企業であることを示すものが他にもありました。
駐車場に温泉マークが!
ここはお風呂です。
暑いときなど、荷物を運ぶ運転手さんがたっぷり労働をしたあと、汗を流して疲れを取り、スッキリして安全運転で帰って欲しい・・・という願いから出来た施設なんですよ。
さてさて、クレーンは空間搬送で空間を有効活用し、作業の効率アップにはなくてはならないものなのですが、同社は小型から大型のクレーンやクレーンに付帯する点検設備など安全性と信頼性をもって商品を開発し、製造しています。この重要なものをつくるためには、ヤマザキマザックさんのマシンが一役買っていました。
あっ! ここにこんな台詞が!!!
このニュースはまた後ほど・・・・。
プロフィール
業界新聞社の取締役編集長を経て、インダストリー・ジャパンを設立。製造現場は日本の底力!をスローガンに製造業専門ニュースサイト「製造現場ドットコム」を運営している産業ジャーナリスト兼フリーライターです。霞ヶ関から錦糸町まで守備範囲が広いのが特長。現場取材は数知れず。些細なことや泥臭いことに真実が隠れているのを知り、今では何より本当のことを言うのが大好き。いつも働く女性と頑張るオヤジたちの味方よ。
ブログでは取材のこぼれ話やお知らせのほか、日常のことを綴っています。
機械振興会館 記者クラブ加盟
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