国際ロボット展に行ってきました。
興味をそそるモノがいっぱいありましたが、人手不足が身に沁みるこの季節、全部は回れなかったのが残念ですが、生産現場で活躍する産業ロボットにスポットを当てて見学してきましたよ。順次、ブログで記載しようと思います。
まずは不二越!
ものすごい人だかりです
不二越は、「未来の全自動(無人化)ラインに向けたソリューション」をテーマに、高速、高精度、高機能なロボットを展示しておりました。自動車、電機・電子、一般産業機械、食品や薬品など幅広い産業分野の製造プロセスに対応するシステムアプリケーションを展開。小型から大型までNACHI独自のロボットがズラリと並んでいます。
驚きの速さ! 瞬時最大処理能力1800個/時の高速搬送動作!
このロボットは、パレタイズアプリケーションに最適な高速・高剛性でシンプルな4軸構造のロボットです。同社のパレタイズ機能は、対話型で教示が可能で、初心者でもわかりやすいティーチング操作がウリです。押しボタンやランプ等もティーチペンダント上のタッチパネルに配属することが可能なんですよ。
圧倒的なのはそのスピード! 最高速度の高速化と軽量な本体の高加速化で1800個/時間を実現してるのよ。アーム長と大きな軸動作角度で、動作領域の余裕を見せつけてくれたわ。
愛らしさNo1! 来場者もたまらず写真を撮りまくる!
産業用ロボットなのに愛らしいといえば双腕ロボット「M207」でしょう!
もうね、来場者も写真を撮りまくっててね、人気っぷりが分かります。来場者に弾かれながらやっと写真を撮ることができました。
このロボットは可愛らしい姿に似合わず、テキパキと仕事をこなします。
今回の展示会では、双腕ロボットによる基板取付・コネクタ接続、カバーの押さえとねじ締めを2大のロボットで分業しています。
新製品「小型スカラロボットE203」
このロボットは、設備の省スペース化にはもってこいなロボット。手首先端に大中空穴(φ36)を確保し、中空穴を通したケーブル引き回しで干渉回避を実現しています。またZ軸をベース部に配属することでスリムなアームになり、狭い間口にも侵入できるつくりです。しかも1コントローラで2アーム、4アームの複数台制御により設備の省スペース化が可能です。
ここでは、タブレット型パソコン組立システム(接着剤の自動塗布)のデモを行っています。「EZ03」と「MZ04」の組合せで狭い場所でも精細な作業が可能なことがお分かりいただけると思いますよ。
不二越のロボット事業は、創業(1928年)より培ってきた工作機械の自動化技術と油圧制御技術を背景に1968年にスタートしていますが、その技術の積み重ねが高速ロボットの数々につめこまれています。
そうそう、明日の12月4日(金)13:10~14:10 東1ホール入口 ワークショップ会場Aで「ものづくりにおける次世代産業用ロボットの開発」をテーマに、同社のロボット開発部制御開発部長の石田勇一氏がワークショップを行います。聴講は無料です。
申込みは↓国際ロボット展公式ホームページの来場者事前登録↓
http://www.nikkan.co.jp/eve/irex/index.html