美工連携! マイクロニードルの技術でシワをぶっ飛ばせ!

先日開催されたINTERMOLD2017で取材をしていたんだけど、ここで衝撃が走ったことがありました。

まぁね、女性はなにかとお肌が気になるというもの。気にならない人もいるとは思うんですが、わたしは気になる。特に目元! ほうれい線!

でね、しょぼしょぼと必至でシワをなんとか出来ないか、と日々、メイクの研究やら、基礎化粧品の研究やら、メイクの研究やら、基礎化粧の研究やらをしているわけよ。こんなに研究熱心なんだもの、ファンデーションを塗りたくりながら、腹の底で「補助金を貰いたいくらいだ」と思ってるくらいよ。

化粧のノリが良ければ、モチベーションがあがるじゃない? 10代のときは、前髪がキマらないと、1日ムダにしたような気分だったけれど、この感覚に近いものがある。大人になっても変わらない。一見、くだらないことなんだけど、日々のヤル気って、ささいなことに左右されるものなのよね。

あら本題から逸れちゃった。

衝撃が走ったというのはね、最近、針状のパックで、目元等にハリ感アップという、女性にはたまらない商品を見つけたんだけど、これがねぇ、まぁ、驚きの効果があるわけね。ちょっと高いけど、非常に良い商品なのは間違いない。簡単に説明すると、顔に付ける面には針状になっている。

針状、というのはなんだか恐ろしい気もするんだけど、触ると紙やすりみたいな感触。目元に貼り付けると、若干ザラッとする。おい、本当に肌に良いのかよ? って感じですが、このザラっていう感触こそが針状の有効成分なのよ。コイツを気になる目元に貼り付けて眠れば、翌朝は目元にハリが! つまり寝ている間にゆっくり時間をかけて有効成分が肌に直接浸透するという仕組みになっているのね。

大人の事情で商品名は伏せますが、このマイクロニードルの技術に一役かっているのが、微細工具で有名な日進工具さんと、工作機械メーカーの牧野フライス製作所さんなのよ。

ちょうどINTERMOLDの会場内で取材をしていると、加工サンプルとして見たことのある拡大写真があったじゃないの。こ、これは! 間違いない! アレだわ! とピンと来たわ!

残念ながら、加工サンプル写真は掲載できませんが、針の先端径は5µm。商品にするためには、びっくりするほどの微細穴が大量に必要なんですね。ああ、もう、これ以上は書けません。

日進工具さんの工具

牧野フライス製作所さんの機械

わたしのしょぼくれた目元にハリを与えるこの商品、まさに彗星のごとく現れた救世主そのものですが、こうした技術がなければ出来ないシロモノだったんですね。やっぱりモノをつくるモトの世界は面白い!

さてさて、今回のINTERMOLDを拝見した感じでは、微細加工が目立ちました。

「医工連携」、という言葉がありますが、まさに「美工連携」!

微細加工といえば、医療分野はもちろんのこと、装飾のような美しさに直結するサンプル展示も見応えがありましたので、この話はまた後ほどブログにて☆