大田区「切削・研削研究会」ユキワ精工
先日、大田区の「切削・研削研究会」が大田区産業プラザPIOで開かれました。
アドバイザーは横浜国立大学の高木純一郎名誉教授。
この会は、一見、こぢんまりとしていますが、加工を商いとする優良企業・加工のプロが出席されています。その研究熱心さから、仕事へ対する熱意が感じられます☆
今回は、ユキワ精工(新潟県小千谷市)の酒巻社長が「スーパーG1チャックによる高能率加工セミナー」をテーマに、ツールホルダの重要性について熱く語ってくれました。
注目したい点は、ホルダーの違いで切削スピードや、工具の“モチ”が変わること。また、振れ精度、といっても、測定点の違いがあることも教えてくれました。これは気付かなかったわ! なるほど!
ところで、ユキワさんが配った資料を拝見すると、なんとまあ親切なこと!
メモを書きやすくしているところに心配りを感じます☆
こうしたきめ細やかな視点がある同社。まさに、“使う人の身になって”製品を生み出しているのだと実感します。
で、驚いたのは、このセミナーの中で、同社のホルダーを真っ二つに切ったものを展示していたこと。
ブツを見れば、剛性に優れていることは一目瞭然! ブ厚いゾ!
当然ながら、ブログにブツのお写真を掲載することはできませんが、参加された皆様も手にとってしっかり拝見しておりました。
なお、このホルダーは貸し出しもアリ、なのです。やっぱりこういうものは使ってみなきゃ分からないですからね。なかなか親切です。ユキワさん♡
念のためにボカシを入れております。
加工面をチェック!
皆さん、真剣です。
こうして大田区の切削・研削研究会のメンバーは、さらなる能率アップ、面品位アップ、精度アップを目指して、加工の課題解決に向けて励んでいるんですね。“信用に値する”仕事をするための努力を惜しむことはしません。
現在、町工場、といえばどちらかといえば、懐古的な印象があります。しかしながら、こうして出席者の皆様を拝見すると、世間的なイメージよりも、もっともっとクリエーティブだと思います☆
さて、もうひとつ!
「皆様の打ち上げのために」と、ユキワさんから差し入れがありました。
同社の地元である小千谷のお酒。同社は地域活性化にも貢献しているんですよ。
新潟のお酒ですからね、絶対に美味しいよね、きっと!
箱の中は――光り輝く「G1」の文字! ぬかりがありません!
プロフィール
業界新聞社の取締役編集長を経て、インダストリー・ジャパンを設立。製造現場は日本の底力!をスローガンに製造業専門ニュースサイト「製造現場ドットコム」を運営している産業ジャーナリスト兼フリーライターです。霞ヶ関から錦糸町まで守備範囲が広いのが特長。現場取材は数知れず。些細なことや泥臭いことに真実が隠れているのを知り、今では何より本当のことを言うのが大好き。いつも働く女性と頑張るオヤジたちの味方よ。
ブログでは取材のこぼれ話やお知らせのほか、日常のことを綴っています。
機械振興会館 記者クラブ加盟
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