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ダイジェットが高硬度材加工用「フィニッシュ・ハードリーマ」、「チタン合金加工用チップ発売」開始!

ダイジェット工業(社長=生悦住 歩 氏、本社:大阪市平野区)が、このほど続々と新製品を発表している。今回、60HRC以上の高硬度材の穴仕上げが加工なリーマ「フィニッシュ・ハードリーマ」と、昨年10月から発売し、好評を博している刃先交換式工具「エアロチッパーALX/MAL形」に、チタン合金加工用チップ「材種JC5118」が追加ラインナップされた。

高硬度材加工用「フィニッシュ・ハードリーマ DH-FHR形」

60HRC以上の高硬度材の穴仕上げ加工が可能な「フィニッシュ・ハードリーマ DH-FHR形」の特長は、①高硬度材・高速加工向け新PVD被膜『DHコート』と高硬度材専用母材の組合せによる、新材種『JC6102』を採用、②高精度な真円度を実現、③右ねじれ角15度、④『シグマドリル・ハードDZ-DHS形』との組合せで、高能率・高精度な高硬度材穴あけ加工が可能――である。

●サイズと価格
・メーカー在庫:Φ6、Φ7、Φ8、Φ9、Φ10、Φ11、Φ12の7型番。価格はφ6 13,000~。

流通在庫品:メーカー在庫サイズの0.01ミリオーバー、0.02ミリオーバーサイズ14型番。

初年度販売金額は5,000万円を見込んでいる。

エアロチッパーにチタン合金加工用チップが追加!

昨年発売された「エアロチッパーALX/MAL形」に航空機産業で使用されるアルミ・チタン合金を高速・高能率に加工できる刃先交換工具に、「エアロチッパーチップ XOGT1605…PDER形(材種JC5118)」が加わった。この製品は、高精度な3次元ブレーカ形状のチップにより切削抵抗を低減、肩削りや溝削りだけでなく、ランピングやヘリカル等多機能な加工が可能。切り屑排出性に優れ、チタン合金加工においてもQ=32cc/minを達成している。高精度な本体設計で刃先精度も抜群で加工精度も良好。しかも本体は、高剛性・耐久性に優れたGボディを採用。チタン合金の肩削り、溝削り、ポケット、曲面、ヘリカル、座繰り加工に威力を発揮する。

●サイズと価格 
ホルダ
・エンドミルタイプ  ALX形  36,300円(Φ20)~
・フェースミルタイプ ALX形  73,200円(Φ50)~
・モジュラータイプ  MAL形  36,300円(Φ20)~
            
チップ
・XOGT1605…PDER形 材種JC5118  2,020円
コーナRサイズは、R0.4、R0.8、R1.2、R1.6、R2.0、R3.0、R3.2の7種類。

初年度販売金額はシリーズ全体で1億円を見込んでいる。

DMG MORI SEIKI 「EMO HANNOVER 2013」に出展

DMG(ギルデマイスター社)および森精機製作所は、9月16日(月)~21日(土)の6日間、ドイツ・ハノーバー国際見本市会場で開催される“欧州国際工作機械展示会(EMO 2013)”に出展する。DMGとの協業が進む中、ハノーバー国際見本市会場の2号館を借切り、DMG MORI SEIKIとして展示ブースを設け、両社の共同開発による新オペレーティングシステム、新統合デザイン、世界初公開となる18機種を含む合計95台の最新鋭工作機械を一堂に展示する。今回の見所は以下のとおり。●新オペレーティングシステムDMGと共同開発した新しいオペレーティングシステムを初出展。DMG MORI SEIKI によって開発された新オペレーティングシステムは、加工計画の構想段階から完成までの工程作成を簡素化し、高速化させた。●DMG MORI SEIKI新デザインで15機種出展DMG MORI SEIKIは、新統合デザインによる両社の高い品質基準の機械を初出展。最先端技術を搭載した機械で、新デザインの進化した機能性、操作性、耐久性を体感できる。●18機種を世界初公開旋盤では2010年の発表以来、2,500台の販売実績を誇るNLXシリーズの新ラインナップであるNLX2500/500・NLX3000MC/1250・NLX4000BY/1500をはじめ、ステルスデザインを採用した第2世代のCTVシリーズのCTV 315 linear、ECOLINEシリーズの新機種として共同開発機CTX450ecolineとCTX650ecolineなどを出品する。マシニングセンタでは、1万件以上の据付実績のあるDMC 650 V に、新オペレーティングシステムを搭載し、新デザインで登場する。また、最大12,000kgのワークに対応可能な、比類のない超精密工作機械であるDIXI270や自動車のエンジン部品の効率的な大量生産に最適な横形マシニングセンタi80L、超音波加工機ULTRASONIC 30 linear、優れた技術的特長と最適な人間工学を組み合わせた、外部ツールプリセッタUNO 20|40を出展する。 EMO HANNOVER 2013●日時 2013年9月16日(月)~21日(土) 9:00~18:00●会場 ドイツ ハノーバー国際見本市会場2号館(North Entrance)

オーエスジー男子硬式テニス部が全国実業団大会で団体男子優勝!

オーエスジーの団体硬式テニス部が、8月30日~9月1日の3日間、あずま総合運動公園テニスコート(福島県福島市)で開催され、第52回ビジネスバル・テニス 全国実業団対抗テニス大会(主催=日本テニス協会)において団体男子の部で優勝した。この全国大会は全国各地区代表男子32チーム、女子24チームが参加している。

約6ヶ月間に亘り行われた東海地区の大会をオーエスジーは1位で通過、全国大会での予選リーグが行われたあと、決勝トーナメントに8社が進み、同社は3試合を勝ち抜き優勝した。また、今回、同社の野口敏裕・木下翔二朗ペアが最高殊勲選手賞を受賞した。

オーエスジーでは企業活動のひとつとしてバスケットボールをはじめとする各種スポーツ活動にも積極的に注力し、企業や地域の活性化を目指して活動しているが、日本テニス協会(JTA)公認の全国大会での全国制覇は、関係者にとって悲願の達成であり、同社では、「大変名誉なことと感じております。今回、2013年大会で優勝を果たし、2014年全国大会出場のシード権を獲得しました。来年は北海道での開催が予定されており、部員一同 気持ちをひとつにし、ディフェンディングチャンピオンとして連覇を目指し、新たなチャレンジを開始します。」とコメントしている。

●オーエスジー硬式テニス部(オーエスジーフェニックス)
創設は1990年4月。オーエスジーならびにグループ会社在籍の社員で構成されおり、日頃は社内施設やスポーツスクエア(豊川市)のテニスコートで練習している。現在の部員は35名が在籍し、今回の全国大会には、監督の大沢二朗氏、マネージャーの松田金太郎氏、選手8名の計10名が参加した。

同社では地域振興活動のひとつとして、子供たちを集めたテニススクールを定期的に開催している。テニスを通じて、子供たちにスポーツの楽しさを体験してもらうと同時に、「オーエスジーそのものを広く知ってもらいたい」という思いを込めて活動している。

セコ・ツールズが医療用インプラント OEM、セラミックに狙いを定める!

膝頭のレントゲン写真
膝頭のレントゲン写真
主要な医療用インプラント OEM はほぼすべて、セラミック材料から一般的な各種インプラントを製造しているが、課題があった。金属やポリマに比べて、はるかに高い強度、耐摩耗性、滑らかさ、生体適合性をもたらす一方で、被削性に欠けるという点である。

セコ・ツールズのDon Graham 教育/技術サービス部門マネージャは、次のとおり述べている。

セラミックインプラント
セラミックというと、ほとんどの人は、固い床に落とすとすぐに砕ける食器やコーヒーカップを思い浮かべます。工業用セラミックや医療用セラミックはこれとは違います。はるかに頑丈で高密度であるため、砕けにくく、残念なことに従来の方法では容易に切削できません。しかしこの問題を、レーザー光線が解決してくれる可能性があります。

現在製造されているセラミックインプラントは、単純な形のごく限られたものだけです。これは、製造に使用されているダイヤモンド砥石の付いた研削盤では、コンタリングやポケットなど、複雑な部分の形状を処理するのに限界があるためです。また、研削処理には時間がかかり、製造コストが高くなるため、最終的にインプラントは非常に高価になります。そのため、より低価格な金属インプラントに比べ、セラミックインプラントを選ぶ患者の数は限られています。

今日製造されているインプラントの大部分は、チタン、コバルトクロム、またはステンレス鋼製です。最も広く使用されているインプラントは人工膝関節と人工股関節ですが、大腿骨、関節、脛骨用コンポーネントも普及しています。

金属インプラントの平均寿命は使用状況によって異なります。インプラント移植者が活動的であればあるほど、インプラントの摩耗も早くなります。場合によっては 10 年ほどしかもたないこともありますし、あま
り活動的でない人の場合は 25 年もつ可能性もあります。つまり、金属インプラントの移植者が若い場合、最初のインプラントは生涯のうちにおそらく 1 度か 2 度交換しなければならないということです。また、人工股関節置換や人工股関節置換のような整形外科手術のリハビリにはかなりの苦痛が伴い、大がかりなものになることも考慮する必要があります。

セラミックインプラントについて考えてみましょう。平均の寿命は 75 年ですから、基本的には一生涯もちます。インプラント移植者は、手術を1度だけ受け、リハビリの期間も1度ですみます。また、金属インプラントが摩耗したときのように、インプラントが摩耗して体内に異物が混入するようなこともありません。

しかし、セラミックインプラントのメリットは、材料を安く加工できるようになり、インプラントを手頃な値段で簡単に利用できるようになって初めて実現されます。そのため、製造工場、大学、その他の研究施設では、従来の工作機械を使ってセラミックを加工できるようにさまざまな手法が研究され、試されていま
す。これまでのところ、レーザーを使ったある技法がかなり有望な結果を出しています。

セラミック切削加工の重要な要素
この費用効率の高いセラミック切削加工で重要な要素は、マルチタスクマシンツールに設置された特別設計された切削チップと画期的なレーザーの使用です。切削チップの先に正確にレーザー光線を当て、被削材を柔らかくすることで、切削を容易にします。

費用効率の高いセラミック切削加工を促進しているカッタ技術の開発には、多結晶ダイヤモンド(PCD)と立方晶窒化(CBN)があります。CBN はさまざまなセラミック加工で高い効果を上げています。さらに、セラミックに対する超硬工具の試験も行われています。

これまでのところ、レーザーを利用した切削加工によって、窒化ケイ素セラミック、ジルコニウムセラミック、アルミナセラミックなどのセラミック材料の旋削加工、フライス加工、ねじ切り加工が可能になっています。しかし、最も重要なことは、これまで不可能だった部品の製造を可能にしながら、切削工具の寿命を延ばし、これらの材料の処理時間を短縮できることです。

レーザーによる切削加工技術の発展にかかわっている組織は、引き続きセラミック切削処理に関する全般的理解を深め、医療産業だけでなく、自動車や航空機のエンジンコンポーネントやベアリングなどの用途でもセラミックの利用を大きく拡大させていくと思われます。しかし、現在はさらに試験を重ね、切削工具の刃先処理や、切削工具と特定のセラミック材料間の化学的相互作用の理解を深める必要があります。今後の試験では、セラミック材料をより速く加熱するためのレーザーの効率的な使用法や、加熱すべき被削材部分に関する精度の向上なども対象となります。

レーザーによる方法が現在のペースで進展し続ければ、セラミックの切削加工は、20 年前に高硬度旋削が研削に置き換わったのと同様に、ダイヤモンド砥石研削に置き換わるでしょう。この方法は初期段階にあるとはいえ、医療用インプラントや工業用セラミックのコンポーネント製造コスト削減を目指す中で、重要なマイルストンはすでに達成されているのです。

(文:セコ・ツールズ Don Graham 教育/技術サービス部門マネージャ)

タンガロイがEco(エコ)インサートシリーズ『EcoTurn』(エコターン)を拡充!

タンガロイ(社長=上原好人氏 本社:福島県いわき市好間工業団地)は、このほど小型化により経済性に優れるEco(エコ)インサートシリーズ『EcoTurn』(エコターン)の拡充を行った。

『EcoTurn』は、一般的に多く使用されている標準インサートサイズよりも小型にすることで超硬使用量を削減し、1コーナ当たりの工具費を低減する経済性に優れたシリーズだが、今回の拡充は、インサート材種、チップブレーカ、TNMG 形状の拡充、及びレバークランプ仕様のP 形バイトの拡充となった。インサート材種には、ステンレス鋼旋削加工用インサートの「AH600(PVD 材種)」、「T6100(CVD 材種)」と従来サーメットの常識を打ち破った欠けないサーメットシリーズのコーテッドサーメット材種「GT9530」が拡充された。

また、チップブレーカについてはステンレス加工用「SS ブレーカ(仕上げ切削用)」と「SM ブレーカ(中切削用)」や、ホルダは操作性とインサートクランプ剛性に優れる「A 形バイト」、汎用性が高いレバークランプ仕様の「P 形バイト」も揃って拡充した。

今回の拡充により、鋼切削加工に加えてステンレス加工においても「お客様の生産性向上とコストダウンに大きく貢献する」としている。

ハイスミーリングシャンクドリル「 SE高精度ドリルシリーズ」を発売! 三菱マテ

三菱マテリアルツールズ(社長=滝沢俊夫氏)は、三菱マテリアルが開発、製造するハイスミーリングシャンクドリル「SE高精度ドリルシリーズ」の販売をこのほど開始した。

同社では今回の発売について、「航空機、医療機器、自動車部品などの加工現場では、多品種・少量生産への対応、短納期、コスト削減が常に求められています。そのような中でハイスドリルには、多様な被削材に対応できる汎用性、突発的なトラブルが生じない安定性、生産コストを低減できる経済性が求められています。ハイスミーリングシャンクドリルSE高精度ドリルシリーズは、表面処理にシェービングカッタやブローチなどの精密工具で大変ご好評を頂いておりますSTH処理をドリル用に最適化した、D-STH処理を採用いたしました。この技術によってコーテッドハイスドリルに対し低コストかつ良好な仕上げ面と高精度な穴あけ加工を実現致します」とコメントしている。

このSTH処理とは、シェービングカッタやブローチなどの精密工具の工具母材表面を硬化させて耐摩耗性を向上させた特殊処理を指す。コーティングに比べ、切れ刃の鋭利さを確保し、さらに耐溶着性に優れるという特長を持つ。

工具母材表面を硬化させる表面処理技術「D-STH処理」によりノンコートドリルの切れ味とコーテッドドリルに近い耐摩耗性を両立し、コーテッドハイスドリルに比べ、高精度な穴あけ加工を実現した工具となっている。

「CEM Solutions 2013」電磁波シミュレーションのラインナップを強化

100万以上の未知要素のあるEfield® MLFMMによる、3GHzにおけるジェット戦闘機のレーダー断面積のシミュレーション
100万以上の未知要素のあるEfield® MLFMMによる、3GHzにおけるジェット戦闘機のレーダー断面積のシミュレーション
ソリューションプロバイダーの世界大手であるESIグループは、このほど電磁波解析統合ソリューション「CEM Solution 2013」を発表した。
「CEM Solutions 2013」は、統一したGUI環境を備えた電磁気現象シミュレーション(計算電磁気学 Computational Electromagnetics: CEM)に特化したソフトウェアソリューションで、電磁波関連機器・部品の製品設計に携わるすべての技術者および専門家を対象にしている。

自動車・航空機・レジャー産業をはじめとする全業種における電子システム・電子製品の増加に伴い、メーカー各社にとって電磁両立性は、ますます満たすことが難しい問題となっている。コスト削減と納期短縮の圧力のみならず、国際的な電磁両立性(EMC)規制も強化される環境下にあり、メーカー各社は製品設計の初期段階から電磁両立性に関する問題点を明確にすることの重要性を認識している。こうした背景の下、問題点を予測し、早期解明することが可能な適切なシミュレーションツールを導入にすることによって、電磁波関連機器・部品の製品設計の工程を大幅に簡便化することが期待できるとされている。

今回、ESIの提案する「CEM Solutions 2013」は、さまざまなCEMの問題に合わせた解析手法をカップリングし計算することを重視した統合ソリューション。このソリューションは、多くの業種のEMC専門技術者 (内部配線や搭載機器)のニーズ、自動車分野、レジャー用電子機器におけるアクティブセーフティ、航空機・防衛分野におけるステルス性およびレーダー等による遠隔探知回避性能を満たせるように設計されている。

CEM Solution 2013には、有限差分時間領域法(FDTD法)に基づく多数の電磁波現象の迅速かつ正確な解析を強みとするPAM-CEMと、複数の解法を組み合わせたハイブリッドモデリングを可能とするEfield Solution が含まれている。PAM-CEMの適用範囲は、電磁両立性(EMC)はもとより、電子装置内に発生するおそれのある電磁干渉(EMI)、電子製品からのスプリアス放射、外的な作用に対する電磁感受性(EMS)まで広範囲に及んでおり、PAM-CEMは独自のカップリング計算機能を搭載し、中周波数から超高周波数まで、非常に幅広いスペクトルでの多種多様なスケールの寄与要因間の相互作用の解析が可能である。また、Efield Solutionsは、アンテナの設計、自動車、航空機への組み込み、マイクロ波構成要素の設計、軍用車・軍用艦のレーダーシグネチャー、ステルス化、堅牢化、電磁遮蔽など、時間領域・周波数領域両用において多様な用途に対応できる。

FOI(スウェーデン国防研究所)の航空機ステルスグループの責任者、Adam Zdunek博士は、「実際のプロトタイプで行った妥当性確認試験と非常に高精度で一致する結果が得られることから、多くの場合、実際のプロトタイプによる包括的な実験が計算ツールで代用できることが明らかになっています。当方ではステルス性(レーダー秘匿性)について、①既存機体の改善に関するもの、②新規設計に関するもの――の2種類の計算を用いています。です。Efieldを使うと、レーダー信号がどのように航空機体のさまざまな部分と相互作用するかを評価することができ、このシミュレーションにより、反射信号を除去するための対策を適用することができます」と述べている。

新バージョンである「CEM Solutions 2013」には、MLFMM(マルチレベル高速多重極法)コードの並列処理など、航空宇宙・防衛向けの戦略的な改善点が盛り込まれている。これにより、特に、複雑で大型の機体・兵器の場合には、レーダーシグネチャーや、アンテナ相互間のカップリング計算の、計算時間が大幅に短縮されており、新バージョンでは、航空機用アンテナアレイの精密なモデリング、高周波における効率向上のための自動メッシュ法(ソルバーに組み込み)、シールドケーブル・オーバーシールドケーブルの反映も可能になった。

OKKが9月より本社M工場を立て替えのため解体! 

新工場は広大な屋根に太陽光パネルを設置する
新工場は広大な屋根に太陽光パネルを設置する
今年100周年を迎えた大阪機工(社長=井関博文氏 本社:兵庫県伊丹市)が、いよいよ9月に老朽化した本社M工場を立替えのために解体する。

敷地面積の約17%を占めるM工場は、築後73年となり、雨風の度に部分改修をしてきたが、配管、配線などの修繕も少なくない状況だった。数年前より猪名川製造所の設備を含めた工場の立て替えを進めてきたが、「現在の操業を落とさずに、機械加工の出来高40%を消化し、前組立スペースの15%を有するM工場の生産能力をいかにしてゼロにするかが鍵でした」とのこと。

工場建て替えにあたり、一部の加工設備を組み立て工場へ移設し、別等加工エリアには大形の横MC、5面加工機等を導入。設備を増強し主要部品の生産量維持を実施している。そのほかにも国内外の関連会社との協力で組立を含めた生産をシフトしている。また、古くなった設備機械は廃棄処分とするが、古くなっても重要な設備機械は外部でオーバーホールをし、レトロフィットを含め保管する予定だ。この8月末にはM工場での生産がゼロになる。

新工場は摺動面研削工程の恒温室と機械加工、組立エリアの季節恒温を採用し、エネルギー消費の少ない空調システムと省エネ設計の照明を採用する。また、伊丹市が全国的に晴れの多い地域であるということもあり、効率の良い発電、電力の供給を期待して、広大な屋根には太陽光パネルを設置し太陽からの直接熱を防ぎ空調の効率向上を狙う。新工場は、省エネを基本とした環境に配慮して製品の安定化を図る工場に生まれ変わる。

完成は2014年夏頃の見込み。

不二越が超硬ドリルのラインナップを大幅に拡充! 多様な穴加工ニーズに対応!

ナチ不二越は、このほど超硬ドリル「アクアドリルEXシリーズ」のラインナップを大幅に拡充した。これにより多様な穴加工ニーズに対応する。

近年、加工現場では、穴加工の生産性向上を狙いに、ハイスドリルから高能率加工が可能な超硬ドリルへの移行が急速に進んでいる。また、深穴加工や大径穴加工など、従来、ハイスドリルが多用されている用途においても、超硬ドリルのニーズは高まっている。

このような時流を受け、同社では超硬ドリル「アクアドリルEXシリーズ」に新たに5種類の超硬ドリルを追加し、炭素鋼・構造用鋼・鋳鉄・ステンレスなどの鉄系材料における、初工程から仕上げ工程までの穴加工全域をカバーすることで、加工現場の多様な穴加工ニーズに対応する。

高精度・高能率油穴付き超硬3枚刃ドリル「アクアドリルEXオイルホール3フルート」

この製品は、切削バランスに優れた3枚刃と刃先形状の最適化やオイルホールの採用により、リーマレスも可能な高精度加工と高速・高送りによる高能率加工を実現する。

■アクアドリルEXオイルホール3フルートの特長
(1)リーマレスも可能な高精度穴あけ加工
切削バランスに優れた3枚刃と求心性のある刃先形状により、リーマ級の高精度穴あけ加工が可能。リーマレス加工による工程集約、大幅な加工能率の改善と工具費の低減に貢献する。

(2)高速・高送り加工を実現
溝・刃先形状の最適化とオイルホールの採用により、切りくずの分断性と排出性を向上し、
高速・高送り加工を可能にする。

(3)幅広い被削材に対応した安定加工
オイルホールの採用により内部給油でき、一般鋼からステンレス鋼までの安定加工を実現。
耐熱性、耐摩耗性、潤滑性に優れたアクアEXコートにより、高速加工における耐久性と加工安定性を向上する。

■寸法範囲と価格
・シリーズ:3D用、5D用
・直径:φ3.0~16.0mm 74 寸法(3D:37 寸法、5D:37 寸法)
・価格:代表型番3D用 3.0mm 12,100 円/本(税抜き) 5D用16.0mm 47,100 円/本(税抜き)

コストパフォーマンスに優れた刃先交換式ドリル「アクアドリルEX VF」

穴あけ加工では、ハイスドリルから超硬ドリルへの移行が進むなか、大径になるとコストが問題になるため、鋼のボディー先端に交換可能な超硬チップを機械的に取り付ける刃先交換式ドリルが普及している。しかし、刃先交換式ドリルは通常のドリルに比べ構造上の剛性が低いため、寿命・穴精度などで劣るという欠点があった。

「アクアドリルEX VF」は、剛性の高いボディーにVマウント方式を採用し、一体型の超硬チップと組み合わせることで切削バランスが安定するため、高精度な穴明けを可能にし、優れたコストパフォーマンスが得られる特長を持つ。

■アクアドリルEX VFの特長
(1)優れた切削性能を発揮
切削バランスに優れた一体型のチップ方式により、穴明け精度が良好。高剛性ボディーと
超硬チップを2本のねじで容易に取り付けることが可能なVマウント方式を採用することで、加工時の振動を抑えることができ、高速・高送り加工時の振動によるチップの損傷を抑制する。

(2)広範な被削材に対応可能で長寿命
耐欠損性の高いチップ材種と専用設計された刃先形状に加え、耐熱性、耐摩耗性、潤滑性
に優れたアクアEXコートにより、一般鋼からステンレス鋼、鋳鉄まで、広範な被削材に対応し、長寿命を実現する。

■寸法範囲と価格
(1)ボディー
・シリーズ:3D用、5D用
・直径:φ14.0~32.0mm 38 寸法(3D:19 寸法、5D:19 寸法)
・価格:代表型番3D用14.0mm 32,400 円/本 5D用32.0mm 49,700 円/本

(2)チップ
・シリーズ:3D・5D兼用
・直径:φ14.0~32.0mm 85 寸法
・価格:代表型番14.0mm 8,860 円/個 32.0mm 15,100 円/個

高能率深穴加工用超硬ドリル「アクアドリルEXオイルホールロング」、専用ガイド穴加工用超硬ドリル「アクアドリルEXパイロット」

今年6月に同時発売したアクアドリルEXオイルホールロング」と「アクアドリルEXパイロット」。深穴加工は切りくずに起因する問題から超硬化が遅れているといわれている加工のひとつだが、「アクアドリルEXオイルホールロング」は、ウエット加工・MQL加工の両方で多様化する被削材に対応し、高能率深穴加工を実現する。

(1)アクアドリルEXオイルホールロング

オイルホールロング
オイルホールロング
①多様な被削材に対応
溝形状と刃先形状の最適設計により、深穴加工で問題になる切りくず排出性を大幅に向上することで、炭素鋼から鋳鉄、ステンレス鋼まで多様な被削材の安定加工を可能にする。

②高速・高送りが可能で長寿命
耐欠損性に優れた微粒系超硬合金と、耐熱性、耐摩耗性、潤滑性に優れたアクアEXコートの採用により、高速・高送りが可能で、長寿命を実現する。

(2)アクアドリルEXパイロット

パイロット
パイロット
①後工程の深穴加工にベストマッチの形状
後工程の「アクアドリルEXオイルホールロング」の性能をフルに発揮するため、食付き時の挙動、ガイド性を考慮したベストマッチの形状を追及。食付き性に優れた先端形状で、位置決め精度が高く、後工程の深穴の曲がりを抑制する。

■寸法範囲と価格
(1)アクアドリルEXオイルホールロング
・10D用、15D用φ3.0~φ12.0mm 38 寸法(10D:19 寸法、15D:19 寸法)
・20D用 φ3.0~φ10.0mm 15 寸法 
・25D用、30D用 φ3.0~φ 8.0mm 22 寸法(25D:11 寸法、30D:11 寸法)

・価格:代表型番10D用3.0mm 16,700 円/本(税抜き) 30D用8.0mm 43,500 円/本(税抜き)

(2)アクアドリルEXパイロット
・寸 法:φ3.03~φ12.03mm 19 寸法
・価格:代表型番10D用3.03mm 10,100 円/本 30D用12.03mm 21,600 円/本


センタリングから面取り、V 溝加工も可能な超硬スターティングドリル「アクアドリルEXスターティング」

スターティングドリルは、被削材の高硬度化、加工能率向上に向けた高速化、工具の長寿命化などのニーズから、超硬化のニーズが強まっているが、「アクアドリルEXスターティング」は、スターティングドリルの基本性能であるセンタリング加工時の位置決め精度の良さに加え、面取り加工やV溝の高速・高能率加工が可能なことから、様々な加工現場で多機能性を発揮する。

■アクアドリルEXスターティングの特長
(1)高精度なセンタリング加工
切削抵抗を低減するシンニングの効果により食付き性に優れ、センタリング加工時の高い位置決め精度を実現。切れ味の良い刃先形状から、びびりやむしれの無い良好な加工面が得られるため、後工程の安定した穴加工に貢献する。

(2)多彩な加工シーンに対応
横送りを考慮した切れ刃形状で、面取りやV溝の高速・高能率加工が可能で、工具一本で多彩な加工に対応する。

■寸法範囲と価格
・シリーズ:先端角60°、90°、120°、140°
・直径:φ3.0~20.0mm 30 寸法
・価格:代表型番φ3.0 5,990 円/本(税抜き) φ20.0 43,200 円/本(税抜き)

ヤマザキマザックが海外工場拡張に続き、国内工場設備投資を開始! 大口製作所に知能ロボット付無人加工システムを導入!

ヤマザキマザックは、米国、シンガポールの工場拡張や中国の新工場稼働など海外工場の設備投資に続き、国内工場生産設備増強の一環として、生産リードタイムの大幅短縮と短納期生産を実現するため、大口製作所内に大型部品加工設備として、知能ロボット付の長時間無人加工システム『モジュラテックシステム』を導入した。

今回の設備更新は、自動化・省人化を進めることで、少ない人員で生産量を維持し、さらに生産性を大幅に向上させることにより生産コストを下げ、経営基盤を強化させるのが狙い。

今回導入する新設備は多品種少量生産に対応し、市場変化に柔軟に対応できるフレキシ
ブルな生産システムとして、全世界で2,000 セットを超える納入実績を達成した『モジュラテックシステム』と知能ロボットと複合加工機によるセルシステム。

設備内容は、新開発の大型横形マシニングセンタHORIZONTAL CENTER NEXUS 12800-Ⅱ3 台、平面パレットストッカー17 棚、多関節知能ロボット4 台(素材・完成品の運搬、着脱、切屑の清掃、CCD カメラによる素材形状の確認)による長時間連続無人運転加工システム。このシステムにより、たとえば大口製作所で生産している横形マシニングセンタのコラムの部品加工では、従来に比べ60%~80%近くの生産リードタイム短縮が可能になる。また、人件費は、現在の5 人(昼勤3 人、夜勤2 人)から3 人(昼勤2 人、夜勤1 人)に削減する。