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アマダが世界初「LBCテクノロジー」を搭載したファイバーレーザマシン第一弾「VENTIS-3015AJ」を新発売

「LBCテクノロジー」は、板金加工市場から求められているステンレス、アルミの加工における高生産性、高品位加工へのニーズを背景に、加工に最適な光の特性を分析、追求した結果、同社の強みであるレーザ光の加工技術を進化させた革新的なビーム制御技術。
ファイバーレーザのビームの軌跡を自由自在に操作し、無限に軌跡のパターンをつくり出すことができる。また「LBC テクノロジー」は、高輝度発振器との組み合わせによりさらに機能を発揮することができるため、世界最高レベルの高輝度4kW ファイバーレーザ発振器も併せて開発した。
なお、この「VENTIS-3015AJ」は、2018年10月にドイツで開催された世界最大級の板金加工業界の見本市「EuroBLECH 2018」において、「LBCテクノロジー」が高く評価され、MM賞を受賞した。MM賞とは、ドイツで最も権威のある製造業界誌「MM MaschinenMarkt」が、先進的、革新的な出展製品に授与する賞である。
このマシンは、市場で高まる板金加工のニーズに応えるべく、「LBCテクノロジー」搭載機の第一弾として、無限にあるレーザ光の軌跡パターンから3つの機能を搭載している。
画期的な加工を実現する3つの機能
①「生産性モード」 : ステンレス、アルミの切断加工における生産性を大幅に向上
②「品質モード」 : 高品位加工(面粗度向上、ドロスレス)が可能
③「カーフコントロールモード」 : 自動化システム運用時の長時間安定加工が可能
主な特長

「LBC テクノロジー」とは、レーザ光を金属の材質、板厚に応じて最適な軌跡となるよう制御する技術。加工する材質、板厚に対して、高速、高品位といった加工ニーズに応じた光をつくり出すことができる。この新技術を用いることで、これまで以上の高速切断や高品位切断が可能となり、生産性を大幅に向上させることができる。
(2)画期的な加工を実現する「LBCテクノロジー」搭載機第一弾の3つの機能
①「生産性モード」 : ステンレス、アルミの切断加工における生産性を大幅に向上
ステンレス、アルミの中厚板N2無酸化切断において、従来機比2倍以上の高速切断に加え、最大75%の加工コストの低減を実現。
②「品質モード」 : 高品位加工(面粗度向上、ドロスレス)が可能
切断加工品質は、従来機比で面粗度が約50%改善し、ほぼドロスのない(10μm以下)高品位な加工が可能。
③「カーフコントロールモード」 : 自動化システム運用時の長時間安定加工が可能
光を振動させることで、カーフ幅(切断幅)を従来機比で約2.5倍までコントロールすることが可能。加工後、テイクアウト装置による部品の取り出しの安定性が飛躍的に向上し、自動化運用時の長時間安定加工を実現する。
(3)世界最高レベルの高輝度ファイバーレーザ発振器を搭載
「VENTIS-3015AJ」はこの高輝度発振器で生成されるエネルギー密度の高い高品質なレーザ光を維持したまま、熱加工に用いることができるため、新型4kW発振器の性能を効率的に最大限発揮することができる。
仕様
タンガロイが刃先交換式ガンドリル 「DeepTri-Drill」(ディープ・トライ・ドリル)工具径φ12~13.5mm拡充
タンガロイ(社長=木下 聡氏))は、このほど刃先交換式ガンドリル「DeepTri-Drill」(ディープ・トライ・ドリル)工具径φ12~13.5mmを拡充した。
従来は、設定工具径の関係からDeepTri-Drillが適用できなかった自動車部品や金型部品の深穴加工にも適用できるようになり、より多くの深穴加工で高能率安定加工を実現するうえ、専用のシムを装着することで、簡単に工具径を微調整することができる。
DeepTri-Drillシリーズは、幅広い穴径の深穴加工において生産性の向上・コスト削減に大きく貢献する。
■主な特長
・H級インサートと独自の切れ刃形状により、高精度かつ抜群の切りくず処理性と高送り加工を実現
・容易にインサート交換ができ、セットアップ時間を大幅に削減
・ガイドパッドとドリルボディの間にシムを装着し、簡単に工具径調整が可能
・工具径範囲:φ12~13.5 mm
・加工可能穴深さ:L/D = 15, 20, 25
・シム厚み0.01・0.02・0.03・0.04・0.05mm各1枚、2サイズを設定
・工具径調整範囲:+0.01~+0.1mm
■主な型番と標準価格(税抜き)
ボディ
・工具径φ12mm、L/D=15 MCTR12.00XM20-15 :93,900円
・工具径φ12 mm、L/D=25 MCTR12.00XM20-25 :98,500円
・工具径φ13.5 mm、L/D=15 MCTR13.50XM25-15:93,900円
・工具径φ13.5 mm、L/D=25 MCTR13.50XM25-25:98,500円
(全アイテム:12形番)
インサート
・LOGT060204R-NDJ:2,160円
(全アイテム:1形番)
ガイドパッド
・GP04-055 F2122:3,800円
・GP04-055 F1122:3,800円
(全アイテム:2形番)
シムセット
・SHIMSET-GP04:30,150円
(全アイテム:1形番 *セット販売のみでシム単体での販売は行わない。)
「先を見ながら進む」日本金型工業会東部支部が総会を開く

総会後の懇親会であいさつに立った鈴木支部長は、「ファーウェイのアメリカでのブロックもあり、金型業界の中にはどういう影響を及ぼすかと考えている。この厳しい中でも乗り越えられるための技術についても、目先ではなく5年後、10年後の先を見ながら仕事を考えて進むべきではないか。」との考えを示した。


新入会員の紹介のあと、乾杯の発声を井上真一 牧野フライス製作所社長が行い開宴した。宴もたけなわの頃、散会した。
2019年4月分工作機械受注総額は1,086.6億円 日工会
日本工作機械工業会がこのほどまとめた2019年4月分の受注実績は以下の通り。
2019年3月分工作機械受注総額は、1,086.6億円(前月比△16.8% 前年同月比△33.4%)となった。2カ月ぶりの1,100億円割れ。1,000億円超は30カ月連続。総額、内外需とも前年同月比3割超の減少
内需は435.2億円(前月比△19.3% 前年同月比△36.5%)で、期末効果の反動で全11業種中8業種が前月比減少し、2カ月ぶりの500億円割れ。主要業種を中心に慎重な動き。
外需は651.3億円(前月比△15.1% 前年同月比△31.1%)で、主要3極全てで前月比2ケタの現象。2カ月ぶりの700億円割れ。貿易摩擦問題の影響等により、外需の動きもやや鈍化。
4月は、前月の反動減もあるが、2月とほぼ同水準で横ばい圏内の動き。今後も通商問題や中国を初めとする世界経済動向の影響を注視。
4月分内需
435.2億円(前月比△19.3% 前年同月比△36.5%)。
・2カ月ぶりの500億円割れ。
・前月比2カ月ぶり減少。前年同月比5カ月連続減少。
・先行き不透明感から慎重な動きが継続。ものづくり補助金の採択待ちも下押し。
(出所:日本工作機械工業会)
4月分外需
651.3億円(前月比△15.1% 前年同月比△31.1%)
・2カ月ぶりの700億円割れ。
・前月比2カ月ぶり減少。前年同月比7カ月連続減少。
・今回復帰が始まる直前の2016年末~17年初とほぼ同水準で今後の動向を注視
(出所:日本工作機械工業会)
2018年 ロボット統計受注・生産・出荷実績
日本ロボット工業会がこのほどまとめた2018年受注・生産・出荷実績は下記の通り。業況 2018年の年間の集計結果は、上期は前年からの輸出を中心とした自動化需要による大幅な伸びが継続されたものの、米中貿易摩擦などを起点とする投資の先送り、一部業種向け需要の一服などにより下期は鈍化、前年割れがみられた。会員と非会員を含めた年間受注額は対前年比1.9%増の9,624億円、生産額は同3.9%増の9,116億円と、それぞれ過去最高となった。(1)受注・受注台数(台) : 248,283(前年比+5.5%) 【6年連続の増加】・受注額(億円) : 9,624(同+1.9%) 【6年連続の増加】(2)生産・生産台数(台) : 240,339(前年比+2.7%) 【5年連続の増加】・生産額(億円) : 9,116(同+3.9%) 【5年連続の増加】(3)出荷・総出荷台数(台) : 242,127(前年比+3.7%) 【5年連続の増加】・総出荷額(億円) : 9,323(同+4.1%) 【5年連続の増加】・国内出荷台数(台): 59,068(同+20.1%) 【5年連続の増加】・国内出荷額(億円): 2,733(同+11.0%) 【5年連続の増加】・輸出台数(台) : 183,059(▲0.6%) 【6年ぶりの減少】・輸出額(億円) : 6,590(+1.5%) 【5年連続の増加】●国内出荷内訳[業種別]電気・電子機械製造業向け・国内出荷台数(台): 20,619(前年比+10.2%) 【4年連続の増加】・国内出荷額(億円): 1,010(同+3.3%) 【2年連続の増加】[業種別]自動車製造業向け・国内出荷台数(台): 17,889(前年比+22.1%) 【5年連続の増加】・国内出荷額(億円): 765(同+17.0%) 【5年連続の増加】●輸出内訳[用途別]電子部品実装用・輸出台数(台): 13,501(前年比+47.9%) 【3 年連続の増加】・輸出額(億円): 2,152(同+13.1%) 【3 年連続の増加】[用途別]溶接用・輸出台数(台): 36,682(前年比▲11.2%) 【2 年ぶりの減少】・輸出額(億円): 945(同▲8.3%) 【2 年ぶりの減少】●2019年見通し 2019 年は国内需要が引き続き堅調な伸びがみられるものの、出荷の7 割を占めた輸出は、年初より2018 年下期からの減速傾向が続いており、年後半からの回復が期待されるものの、全体としてマイナス成長となることが見込まれる。こうしたことから、2019 年の受注額は対前年比2.3%減の9,400 億円、生産額は同3.5%減の8,800 億円とそれぞれ減少を見込んでいる。
三菱日立ツールがエポックディープラジアスエボリューションハードTH3「EPDREH-TH3」を発売
三菱日立ツール(社長=菊池 仁氏)がこのほど、コーティングの採用と高硬度鋼加工を追求した工具設計により、長寿命で削り残し量の少ない高精度な加工を可能にしたエポックディープラジアスエボリューションハードTH3「EPDREH-TH3」の販売を開始した。精密プラスチック金型、鍛造・パンチングダイなど高硬度鋼直彫りや、金型の立壁や3次元形状の仕上げ加工、金型の隅Rの仕上げ加工に威力を発揮する。
「金型の高機能化・高性能化に伴い、金型材料は高硬度で難削化が進んでいる。精密金型で求められる精度への厳しさは増すばかりであり、顧客の高精度加工への要望は高まっている。」と同社。
高硬度鋼の加工では工具摩耗が激しく、工具寿命が短い、ワークの削り残り量が多い、などの課題が存在していることを受け、2017年に同社ではエポックディープボールエボリューションハードTH3「EPDREH-TH3」を発売し、すでに好評を博しているが、今回、高硬度金型の加工をトータルで考えるとラジアスエンドミルの必要性は高いと判断、多くの顧客からもラジアスエンドミルのリクエストを受け、今回の発売となった。
■製品の特長とメリット
(1)ボールエンドミルと同様に工具中心基準でコーナRの精度を保証した。工具中心基準でコーナRの精度を保証したことで従来のラジアスエンドミルより工具精度のばらつきが少なく高精度な加工が可能。
(2)特に首下長を短くし(L/D=8以下)、 高硬度鋼加工に特化した工具構成でラインナップした。
(3)コーナ部の欠け防止に効果がある、R0.02をラインナップ。スクエアに比べて工具のコーナ部の欠けを低減する。
(4)「TH3コーティング」を採用し、高硬度鋼の加工において優れた耐摩耗性を発揮する。
■仕様
φ0.2~φ1.0(全53アイテム)
(コーナR0.02~R0.2)
■価格
¥5,170~¥10,100(消費税別)
DMG森精機が機械操作マニュアルなどのデジタル化を開始
DMG森精機(社長=森 雅彦氏)は、5月から工作機械のマニュアルをデータとして顧客に提供するデジタル化を開始した。操作マニュアル、メンテナンスマニュアル、パーツリストをデジタル化することで、パソコンなどで一元管理することが可能となり、必要な情報に素早くアクセスし、業務の効率化を図ることができる。 工作機械は10年、20年にわたって使用する製品ため、従来の紙のマニュアルでは、保管場所が分からなくなる場合や、時間経過により紙が劣化して読みにくくなるなどの不便があったが、マニュアルをデジタル化することにより、パソコン上やタブレット上で複数の工作機械のマニュアルを一元管理できるほか、検索機能によって顧客の必要な情報に素早くアクセスすることが可能になった。 同社では、「お客様の保全担当者と現場担当者が離れた複数の場所で同じマニュアルを見ることにより、業務の効率化を図ることができます。また、オプション機器を含め、お客様に合わせたオーダーメイドのマニュアルの配布が可能となります。」としている。 マニュアルは、テクニウム(DMG森精機のグループ会社)が運営するウェブサイトからダウンロードできる。↓ダウンロードはコチラをクリック↓https://www.technium.net/ マニュアルのデジタル化は同社が製造する工作機械の本機説明書(操作マニュアル、メンテナンスマニュアル、パーツリスト)から開始して、周辺機器マニュアルや顧客が仕様する教材などのデジタル化を順次拡大していく予定。 同社では、持続可能な社会を目指すSDGs(Sustainable Development Goals)への社会的な要請が高まる中、マニュアルをデジタル化することでペーパーレスも可能となり、地球環境の保護につながると考えている。 また、引き続き、紙のマニュアルを希望する場合、ダウンロードしたマニュアルを顧客自身で印刷できるほか、オプションとして提供することも可能とのこと。
IFR(国際ロボット連盟)発表 「英国、世界の自動化競争で後退」
国際ロボット連盟(略称IFR:会長=津田純嗣 安川電機会長)が5月19日に発表した最新のWorld RoboticsReport 2019 の予備結果によると、2018 年の英国における産業用ロボットの設置台数は2,306台で3%減となった。ただし前年の英国ロボットの販売台数は前年比31%増であり、欧州連合の最近の販売台数も依然としてプラスで12%増加している。
欧州連合(EU)の産業用ロボットの販売台数は12%増加
地域別産業用ロボット密度では、欧州が世界で最も高い水準にあり、製造業従業員10,000人あたりの密度は106 台で、ドイツ(3 位)・スウェーデン(5 位)・デンマーク(6 位)・ベルギー(9 位)・イタリア(10 位)がトップ10 に入った。一方、英国は世界平均に相当する85 台で世界22 位に留まり、2017 年に英国を追い越した中国は現在97 台で21 位となっている。
British Automation & Robotics Association (BARA) のマイク・ウィルソン会長は、この件について、「英国では、自動車以外のすべての製造部門で主要な競合他社よりもロボットによる自動化の導入割合が低く、長年にわたり企業が資本設備への投資よりも雇用を優先し他国の労働者を集めてきた。ブレクジットをめぐる国民投票の結果とその後の政治動向により、東ヨーロッパ出身の労働者の多くが帰国を始めているため、労働力が減少している。必然的に企業は労働力を効果的にし、業務遂行に人員が不足している場合は、その代替案を見つけなければならない。ロボットによる自動化が解決策となるのは明白である。」と見解を示している。
IFR World Robotics Roundtable における専門家の意見
アメリカ・シカゴで最近行われたIFR CEO Roundtable 2019 では、世界中の専門家がロボットと人工知能 (AI) のグローバル競争について議論する中で、Information Technology and Innovation Foundation (ITIF:情報技術イノベーション財団) のロベルト・アトキンソン博士(会長)は「ロボットの導入は、生産性の成長を促すうえで中心的役割を果たし、すべての国がより迅速な生産性の向上を望むべきである。」と述べ、国際ロボット連盟の津田会長は、「ロボットは製造業に欠かせない重要な役割を担っており、非常にたくさんのプロジェクトが現在進行している。ロボットは多くの分野に適用できるので、ロボットの能力向上に取り組んでいる関係者の誰もが勝者になる可能性がある。AIに関していえば、開発者コミュニティーはとてもオープンで、基本論理を世界中で共有しながら実装をめぐって競争している。またそれらの実装化は、ロボット工学と非常に密接な関係があり大きな影響を受けているゆえ、ロボティクスにおける人工知能に関していえば、日本と欧州が依然としてロボットの適用に大きな役割を果たすことができる。」と明るい見通しだ。また、アメリカAdvanced Robotics for Manufacturingのバイロン・クレイトン博士(CEO)は、「我々は実装面にもっと集中することが必要で、米国政府はハイテク技術の実装面と展開面についての政策に資金と労力を注ぎ込み、すでに工場への導入が進んでいる国際的な事例に習う必要があります。」としている。
タンガロイが鉄系焼結合金・鋳鉄高速加工用CBN「BX480」の拡充
タンガロイ(社長=木下 聡氏)は、鉄系焼結合金加工及び鋳鉄高速加工ですでに好評を博している超高圧焼結体CBN『BX480』に、このほどポジインサートを拡充し発売した。
「BX480」は、cBN粒子を強固に結合させた高cBN含有率の材種であり、優れた耐摩耗性と耐欠損性を両立し、特に鉄系焼結金属の強断続加工で安定した長寿命を実現する。また、「BX480」は熱伝導率が高いcBN粒子を高密度に焼結したCBN材種であり、鋳鉄の高速仕上げ加工での刃先温度の上昇を抑制し、鋳鉄の高速連続加工から断続加工まで、幅広い加工で安定した長寿命化が可能である。
今回、「BX480」にポジインサートを20アイテム拡充することで、低剛性な加工条件下でも低抵抗な加工が可能となり、既に発売済みのネガインサートと合わせ、より幅広い鉄系焼結金属及び鋳鉄高速仕上げの高能率加工が可能となった。
主な特長
・BX480は、鉄系焼結金属の強断続加工で安定した長寿命を実現
・熱伝導性に優れ鋳鉄の高速連続加工から断続加工まで、幅広い加工で安定した長寿命化が可能
主な拡充形番と標準価格(税抜)
・2QP-CCGW060204 BX480:5,610円
・2QP-CCGW09T304 BX480:5,610円
・2QP-DCGW11T304 BX480:5,610円
・3QP-TPGW110304 BX480:7,150円
・3QP-TPGW130304 BX480:8,580円
・3QP-TPGN160304 BX480:8,580円
(総拡充アイテム数:20アイテム)
SIer協会が事業報告会を開く

この中で久保田会長は、「少子高齢化が急速に進むわが国において、ものづくり強国としての地位を引き続き維持するために、自動化、ロボット化の推進を担う団体として、昨年の7月の13日に144社で当協会が設置された。その後も、多くの企業のご賛同を得て、本日の時点で207社の企業にご入会いただいている。」とロボットシステムインテグレータへの期待が高いことを示した。
また同協会は、設立時に、①SIerを中心としたFA・ロボット業界のネットワークの構築、②SIer事業基盤の強化、③システムインテグレーションに関する専門性の高度化を中心とする――として活動しているが、昨年度については、「ネットワークの構築では、SIer’sデーの開催、会員企業のハンドブックの作成、会員間の協業依頼システムの作成などを行った。また、事業基盤の強化としてSIer保険を開始した。専門性の高度化については、ロボットシステムインテグレータの基礎講座などを行った。IT、AI、IoTの進化型ロボット等に関しての展示会への出展をした。」と説明した。
今年度については引き続き、「ネットワークの構築、事業基盤の強化、専門性の高度化を基本として認知向上に注力する。」と述べた。