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三菱マテリアルが刃先交換式中心刃付きスクエアエンドミル「AQXシリーズ」にインサート材種を追加発売

 三菱マテリアル・加工事業カンパニ-(カンパニ-プレジデント=鶴巻二三男氏)は、このほど、刃先交換式中心刃付きスクエアエンドミル 「AQXシリーズ」にPVDコーテッド超硬材種の販売を開始した。

 この製品は、中心底刃付きによりドリル加工からエンドミル加工まで1本の工具に集約できる多機能なエンドミルとして、好評を博している「AQXシリーズ」に耐熱性、耐摩耗性を大幅に向上させたPVDコーテッド超硬材種。追加される材種は、Al含有量を高め、切削加工時の耐摩耗性、耐クラック性、耐溶着性を向上させたベース層と被削材ごとに最適化されたコーティング被膜を積層とさせることにより、被削材別の加工時に発生しやすい損傷を抑制するもので、鋼加工用は「MP6120」「MP6130」、ステンレス鋼加工用は「MP7130」「MP7140」、チタン合金加工用に「MP9120」の5材種となる。

 転削加工用PVDコーテッド超硬材種の主な特長は、以下の通りです。

 ① 鋼加工用「MP6120」「MP6130」はベース層に加え、(Al,Cr)N系の皮膜により熱の膨張と収縮による損傷を抑制。

 ② ステンレス鋼加工用「MP7130」「MP7140」はベース層に加え、TiN系化合物により加工硬化層による損傷を抑制。

 ③ チタン合金加工用の「MP9120」はベース層に加え、CrN系の皮膜により高温下の加工時に発生しやすい刃こぼれを防止。

標準価格: QOMT0830R-M2  MP6120 720円(税込価格778円)
(代表型番) QOGT2576R-G1 MP9120 1,940円(税込価格2,095円)
        

三菱日立ツールが「エポックコンビネーションリブボール」を発売 ~リブ溝加工の常識が変わる新加工方法放電加工から切削加工へ!~

 三菱日立ツール(社長=増田照彦氏)が、リブ溝加工の常識が変わる新加工法を提唱する工具「エポックコンビネーションリブボール」をこのほど発売した。

 樹脂製品においては、補強用のリブが多く存在する。特に自動車等の大型樹脂金型に存在する補強リブ溝は、その要求精度を達成するのは非常に困難であり、放電加工等では最終仕上げの磨き工程に多大な時間がかかってしまう等の問題点があった。こうした現状を受け、同社ではより高品質な仕上げを短時間で実現するために、仕上げ前工程の高精度化を推進する“Hi-Pre2”コンセプトを市場に向け提唱しているが、今回発売した「エポックコンビネーションリブボール」は、この“Hi-Pre2”コンセプトをもとに開発を行った超硬テーパーボールエンドミルである。なお、新商品は、特に上面幅と底幅が規定されたリブ溝に対応したラインナップとなっている。

 リブ溝を往復切削にて加工することで高精度なリブ溝が加工でき、従来の深彫り加工用工具では切削困難な放電加工領域においても切削化が可能となり、次工程である磨き工程の大幅な時間短縮に繋がる。往復切削に適した特殊刃形を採用し、送り速度・切込みを上げた高能率切削が可能となり、さらにコーティングは密着性と耐摩耗性に優れた同社オリジナルのPNコートを採用することで、大幅な寿命の向上を実現した。

■特長

 ① 往復切削にてリブ溝を加工することで、工具のたわみ無く高精度なリブ溝加工が可能。また、それにより従来の放電加工の一部を切削へ切替えることが出来る。

 ② 上面幅と底幅が規定された3 サイズのリブ溝に対応したラインナップであり、上面幅と底幅を加工する工程を組み合わせた新加工法により高能率・高精度なリブ溝加工が可能。

 ③ ボール刃断面形状の適正化や刃数の適正化(工具先端刃を2 枚、外周刃を4 枚)により、従来と比較し送り速度・切込みを上げた高能率切削が可能。

 ④ 外周刃には高能率加工でも良好な加工面が得られる専用設計の刃形を採用している。

 ⑤ 密着性と耐摩耗性に優れた当社オリジナルのPN コートを採用することで、大幅な寿命の向上を実現。

■価格
エポックコンビネーションリブボール ¥12,500~¥16,400

ジェイテクトがJTEKT EUROPE S.A.Sにてステアリングシステムの評価・解析を行うテストコースをオープン!

 ジェイテクト(社長=安形哲夫氏)は、このほど、フランス国内にあるヨーロッパ地域統括拠点JTEKT EUROPE S.A.S(JEU)で、ステアリングシステムの評価・解析を行うテストコース「IRY JTEKT EUROPEAN PROVING GROUND」を開所したと発表した。

 同社では、欧州市場でのステアリングビジネスのさらなる強化を目指し、自社製品の評価、解析を行える施設を開設することで技術力と営業力の強化をすすめ、欧州市場での顧客のニーズに応えるとしており、高度運転支援(ADAS)に対応する製品技術を開発・提案することで、今後の自動車市場の発展に貢献していく構え。

 また、開所式には、フランス国経済産業大臣エマニュエルマクロン氏、メトロポールドリヨン区長ジェラードコロム氏が参加し、安形社長やJEU代表フランシスフォルタン氏が出席をした。会場内では同社EPSを搭載した自動運転バス、NAVYA-ARMAも登場し式典を盛り上げた。

欧州テストコースの概要

「JIMTOF2016」企画展示の内容が決定! ~次世代に伝えたい「へら絞り(北嶋絞製作所)」の日本の匠の技、福井・鯖江の世界最高レベルの技術力を発揮した「めがね」~

 アジア最大級の工作機械見本市「JIMTOF2016(第28 回日本国際工作機械見本市)」(主催=日本工作機械工業会/東京ビッグサイト)が、11 月17 日(木)~11 月22 日(火)までの6 日間、東京ビッグサイトにて開催されるが、開催期間中を通じて展示する企画展示の内容がこのほど決定した。

 JIMTOF2016 企画展示では、東新展示棟の東7 ホールにおいて、次世代に伝えたい「へら絞り(北嶋絞製作所)」の日本の匠の技、福井県の世界最高レベルの技術力を発揮した「めがね」を紹介する。

 「へら絞り」は、大正時代に日本に伝えられた金属の伸びる性質を利用した塑性加工のひとつ。金属を円盤状に加工したものを、横向きに回転する絞旋盤と呼ばれる機械の回転軸に固定し、ヘラと呼ばれる専用工具で絞って成形していく。

 今回の企画展示では北嶋絞製作所の協力により、「へら絞り」の職人による実演をはじめ、一般来場者による体験を予定している。また、職人へのインタビューやトークショー、技術の伝承取材映像の披露も会期中、毎日実施する予定。

 また、同時に、福井県眼鏡協会の協力により、めがね産地「福井・鯖江」の世界最高の技術力と品質力を有するめがねの作業工程の披露、インタビューやトークショーを実施する。福井市や鯖江市を中心に日本製めがね枠生産の95%以上を占める福井県のめがねは、チタンフレームなどの新素材開発や、優秀な加工技術などが世界的にも高く評価されている。100 年余の時間をかけ世界ブランドまで育て上げた職人の技術と良いめがねを作るために不可欠な工作機械との関わりを軸に紹介する。

 なお、東京ビッグサイトは、2016 年10 月に東新展示棟の竣工予定だが、JIMTOF2016 は、この東新展示棟を含めて全館使用する初めての展示会となる。

日立建機がテラドローンとUAV測量サービスを提供開始 ~国土交通省の推進するi-Constructionへの展開~

砂子炭鉱三笠露天坑の現場
砂子炭鉱三笠露天坑の現場
 日立建機(社長=辻本雄一氏)は、日本発のベンチャー企業であるTerra Groupのドローン事業会社、テラドローン(社長=徳重 徹氏)と、このほど北海道の炭鉱においてUAV(Unmanned Aerial Vehicle、無人航空機)による地形測量を行い、UAV測量サービスを開始した。

 UAV測量を行った現場は、砂子組(社長=砂子邦弘氏)が石炭の採掘権を保有する砂子炭鉱三笠露天坑において、グループ会社である拓友工業(社長=中川博義氏)が採掘作業を行っている約60haの敷地内を対象に実施した。この現場におけるUAV測量は、石炭採掘場という高低差が大きく、極めて広い現場においてドローンを用いた測量を実施することで、コスト比較および国土交通省が推進するi-Construction対応のUAV技術の、厳しい現場への適用・実証を行った。

測量に飛び立つドローン
測量に飛び立つドローン
 拓友工業では、昨今の石炭需要の増加に伴い一部休鉱区の再稼働を計画する中で、採掘場の詳細な3D地形データの取得が効率的な鉱山運営につながるとの判断により、測量精度と速度において優れた技術を持つテラドローンと、世界の鉱山機械の運行管理に実績を持つ日立建機が評価を受け、両社による測量を採用。テラドローンによるUAV測量は、高低差約190m、広さ約60haのドローン測量を2日間で終えた。今回の測量速度とコスト低減効果は、拓友工業の現地での協力のもと、一般的なドローン測量方法に比べ、所要時間において約5分の1、費用において約3分の1といった結果となり、極めて広い現場においてもドローン測量が有効であることが実証された。

測量の様子

ゼネテックが「Mastercam」の最新バージョン「Mastercam2017」日本語版を7月28日にリリース!

 ゼネテック(社長=上野憲二氏)は、「Mastercam」の最新バージョンとなる「Mastercam2017」の日本語版を7月28日に国内リリースした。
 
 新バージョン「2017」では、CAD/CAM機能全般にわたるユーザーインターフェースが刷新され、Windows Office製品にも類似したリボンインターフェース(各コマンドがタブでグループ化された形式)の採用により、より迅速なワークフローを実現する。さらに、独自技術「ダイナミック・モーション」をはじめとする強力なCAM機能においても、加工軌跡(ツールパス)の計算前に加工/回避領域をプレビューで確認できる機能や、工具の突き出し量を視覚的に調整・確認可能な「工具突き出し設定」機能など、効率的なツールパス作成を支援する大幅な機能強化が図られた。

日立建機が「ZX20UR-5A」 ミニショベルを発売

 日立建機(社長=辻本雄一氏)は、このほど新型ミニショベル「ZX20UR-5A」(標準バケット容量0.07m3、機械質量1,990kg)の販売を開始した。

 「ZX20UR-5A」は、「ユーザーフレンドリーなミニショベル」として顧客に好評を博している 「ZX30UR-5B」 をはじめとするZX UR-5 シリーズの「3 本の柱」、①High Performance(優れた作業性・操作性)、②Comfortability(快適な居住性)、③Easy Maintenance(容易な整備性)を踏襲している。

 販売目標は、国内向けで年間200 台の見込み。

2016年6月分工作機械受注総額は1,090.6億円 日工会 

 日本工作機械工業会がこのほどまとめた2016年6月分の受注実績は以下の通り。2016年6月分工作機械受注総額は、1,090.6億円(前月比+4.5% 前年同月比Δ19.9%)となった。受注総額は、内需の増加が寄与し、2カ月連続の1,000億円超。国内は需要回復に向かうも、外需は先行き不透明感が拡がる。 内需は507.6億円(前月比+30.6% 前年同月比△15.8%)で、補助金採択以降、国内案件が動き出し、3カ月ぶりの500億円超。前年同月比は前年の反動により減少。外需は583.0億円(前月比△11.0% 前年同月比△23.1%)で、横ばい圏内の動きながら、主要3極はすべて前月比減少し、8カ月ぶりの600億円割れ。 国内需要は7月以降の政策本格化に期待。英国EU離脱問題等の各種リスクが国内外の経済に与える影響を注視。

6月分内需

 507.6億円(前月比+30.6% 前年同月比△15.8%)。 ・3カ月ぶりの500億円超。 ・前月比3カ月ぶり増加。前年同月比は5カ月連続減少。 ・補助金採択後に国内案件が動き出し、前月比大幅増加。① 一般機械  219.3億円(前月比+39.0% 前年同月比△15.4%)  うち金型   32.1億円(前月比+42.5% 前年同月比△14.1%)② 自動車   143.3億円(前月比+22.0% 前年同月比△24.3%)  うち部品   101.3億円(前月比+13.9% 前年同月比△24.1%)③ 電気・精密 44.5億円(前月比+47.6% 前年同月比△20.3%)④ 航空機・造船・搬送用機械 27.2億円(前月比+19.2% 前年同月比+7.5%) 

6月分外需

 583.0億円(前月比△11.0% 前年同月比△23.1%) ・8カ月ぶりの600億円割れ。 ・前月比は2カ月ぶり減少。前年同月比は13カ月連続減少。 ・主要3極は前月比すべて減少も横ばい圏内の動きが継続。①ア ジ ア:255.7億円(前月比△3.4% 前年同月比△27.9%)・東アジア:203.4億円(前月比△3.4% 前年同月比△32.0%)〈中 国〉156.8億円(前月比△5.9% 前年同月比△32.0%)・その他アジア52.3億円(前月比△3.6% 前年同月比△6.2%)〈タ  イ〉18.1億円(前月比+19.7% 前年同月比+29.9%)〈ベトナム〉6.7億円(前月比+88.7% 前年同月比+33.5%)〈イ ン ド〉10.1億円(前月比△42.9% 前年同月比△15.2%)②欧 州:140.8億円(前月比△11.6% 前年同月比△13.5%)〈ド イ ツ〉34.2億円(前月比△24.0% 前年同月比△9.4%)③北   米:177.6億円(前月比△20.4% 前年同月比△20.1%)〈アメリカ〉152.8億円(前月比△10.8% 前年同月比△24.3%)〈メキシコ〉 18.3億円(前月比△60.5% 前年同月比+72.1%)

5月分超硬工具主要統計

【超硬合金重量】453トン(前年比93.0)【超硬工具生産額】切削工具187億6100万円(前年比90.2)、耐摩工具29億6300万円<*修正値>(同91.1)<*修正値>、鉱山土木工具7億3700万円(同75.1)、その他工具13億3400万円(同279.7)、焼結体・工具18億7500万円(同96.2)、合計256億7000万円(同93.5)。【輸出入】輸出91億7000万円(前年比87.0)、輸入66億400万円(同109.0)。【超硬工具出荷額】切削工具194億9600万円(前年比90.5)、耐摩工具29億9600万円(同95.3)、鉱山土木工具7億6300万円(同73.7)、その他工具12億6000万円(同331.6)、焼結体・工具21億7800万円(同99.2)、合計266億9300万円(同94.4)。【刃先交換チップ】生産2674万1000個(前年比96.8)、出荷2872万3000個(同99.5)。

ロボット統計受注・生産・出荷実績(2016年4~6月期)

 ロボット工業会がまとめた2016年4~6月期のロボット統計受注・生産・出荷実績は次のとおり。受注 受注台数は対前年同期⽐で、+6.4%の38,186 台となり、3四半期連続でプラス成⻑となった。また、2015年4〜6 ⽉期を超え四半期ベースでは過去最⾼実績となった。受注額は、同▲1.3%の1,448 億円と、2四半期連続でマイナス成⻑となった。生産 ⽣産台数は対前年同期⽐、+2.4%の37,004 台となり、12四半期連続でプラス成⻑。また、2015年4〜6 ⽉期を超え四半期ベースでは過去最⾼実績となった。 ⽣産額では、同▲6.6%の1,295 億円となり、3四半期ぶりにマイナスに転じた。昨年2015 年(会員+⾮会員)の年間⽣産額は、輸出は円安を背景に海外需要が拡⼤し、国内は政策効果などとも相まって設備投資が増加したことで、対前年⽐で約14.6%増の6,806 億円となった。また、今年2016 年(会員+⾮会員)の年間⽣産額(出荷額)は、引き続き国内での需要増に加え、⽶国での更なる景気拡⼤と製造業回帰による堅調な伸び、中国での減速経済の中にあっても⾼い⾃動化投資意欲、さらに欧⽶におけるインダストリー4.0 などIoTを通じた産業⽤ロボットへの関⼼の⾼まりなど、今年も海外需要の拡⼤が期待され、対前年⽐で約10%増の7,500 億円となる⾒通し。出荷 国内は昨年好調であった、主要ユーザーである⾃動⾞産業向けは今年も好調を維持している⼀⽅で、電気機械産業向けは減速している。海外市場は、中国向けが少なくとも前年並みを維持する中で、欧⽶向けは堅調に推移していくと⾒込まれる。 総出荷台数は、対前年同期⽐、+1.6%の36,485 台と、12四半期連続のプラス成⻑となった。総出荷額では、同▲1.7%の1,326 億円となり、2013年7〜9 ⽉期以来となる11四半期ぶりにマイナスに転じた。 国内出荷台数は、同+3.8%の7,632 台となり、11四半期連続のプラス成⻑となった。国内出荷額では、同+0.7%の354 億円となり、11四半期連続のプラス成⻑となった。輸出台数は、同+1.0%の28,853 台となり、12四半期連続でプラス成⻑となった。また、2015(平成27)年4〜6 ⽉期を超え四半期ベースでは過去最⾼実績となった。 輸出額では、同▲2.6%の972 億円となり、3四半期ぶりにマイナスに転じた。国内出荷内訳 ⾃動⾞産業向けは、対前年同期⽐で+26.7%の2,696 台となり、3四半期連続でプラス成⻑となった。出荷額は、同+23.5%の114 億円となり、4四半期連続でプラス成⻑となった。 電気機械産業向けは、対前年同期⽐で、▲20.7%の2,223 台と、2四半期連続でマイナス成⻑。出荷額は、同▲24.7%の103 億円となり、2四半期連続でマイナス成⻑。有機EL 増産によるFPD ⽤ロボットの需要が⾒られるものの、その他の⽤途に進展はなかった。輸出内訳 溶接⽤は、対前年同期⽐で▲9.0%の8,446 台となり、3四半期連続でマイナス成⻑となった。出荷額では、同▲11.3%の210 億円となり、2四半期連続でマイナス成⻑となった。⽶国向けは堅調であったが、欧州、中国向けで前年を下回った。 電⼦部品実装⽤は、同▲11.6%の2,222 台、出荷額は同▲9.4%の356 億円となり、各々5四半期連続でマイナス成⻑となった。電機向けの主要⽤途である電⼦部品実装⽤は、引き続き中国向けに伸び悩みが⾒られる。 輸出は、⽶国向けが堅調であるのに対し、中国向けは⽤途によって好不調が⾒られるものの前年同期を上回っており、⾃動化投資への意欲は依然⾼いことから今後の需要回復が期待される。欧州向けは不透明感が強い。