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愛知産業が公式通販サイト「愛知産業ドットコム」をオープン
愛知産業(社長=井上博貴氏)は、このほど産業資材・消耗品を紹介する公式通販サイト「愛知産業ドットコム」を開設した。愛知産業は、これまで80年間にわたり海外の溶接機、工作機械など産業機械とその関連産業資材、消耗品を輸入国内販売している。まずはバグネット工具メーカー「マグスイッチテクノロジー社」のマグネット工具のラインアップのオンライン販売を開始し、今後は順次商材を拡大する。サイトはこちら↓http://aichi-sangyo.com
コマツが油圧駆動式フォークリフト「FH35/FH40/FH45/FH50-2」を新発売
コマツ(社長=大橋徹二氏)は、建設機械で培ってきた油圧・制御技術を随所に織り込み、オフロード法2014年基準に適合した油圧駆動式の新型フォークリフト「FH35-2」、「FH40-2」、「FH45-2」、「FH50-2」の発売をこのほど開始した。
新発売の4機種は、NOx(窒素酸化物)とPM(粒子状物質)の排出量を大幅に低減し、特定特殊自動車排出ガス2014年基準の排出ガス規制をクリアした新世代エンジンを新たに搭載している。FHシリーズの特徴である油圧駆動式トランスミッション「電子制御HST(Hydro-Static Transmission)」、エンジン出力を無駄なく活用する油圧システム「可変ポンプCLSS(Closed-center Load Sensing System)」、また、それらを高度に制御するコントロールシステムを採用することにより、高負荷作業時における燃料消費量を同社従来機(トルクコンバータ方式車両)に比べ最大30%低減(同社従来機との比較)した。
また、機械稼働管理システム「KOMTRAX」を標準搭載し、ユーザーの車両管理業務を幅広くサポートする。車両モニタには鮮明で見やすいフルカラーマルチモニタを採用し、エコゲージ等の表示により省エネ運転のサポートも行う。
日立建機がZX20U-5Aミニショベルを発売~後方超小旋回型ミニショベルをモデルチェンジ~
日立建機(社長=辻本雄一氏)が、後方超小旋回型ミニショベルZX20U-5A(標準バケット容量0.07m3、機械質量1,990kg)をモデルチェンジし、このほど発売した。
ZX20U-5Aは、「ユーザーフレンドリーなミニショベル」として、ユーザーに好評のZX30U-5AをはじめとするZXU-5シリーズの「3本の柱」、①High Performance(優れた作業性・操作性)、②Comfortability(快適な居住性)、③Easy Maintenance(容易な整備性)を踏襲している。住宅建築現場や、上下水道、ガス、電気、通信などの管工事に代表される生活関連工事など、幅広い用途での活用が期待される。
販売目標は、国内向けで年間400台を見込んでいる。
主な特長は以下のとおり。
1.High Performance(優れた作業性・操作性)
・レバー操作方式に全操作油圧パイロット式を新たに採用し、操作性を向上。
・サイクルタイムを短縮し、作業量が従来機比で向上。
・4Wayセレクタバルブ式マルチレバー(オプション)を運転席下に配置。
2.Comfortability(快適な居住性)
・リストコントロール式の操作レバーを新たに採用し、足元スペースを拡大。
・4柱キャノピ(オプション)は、鉄製ルーフを採用し、TOPS、ROPS、OPGトップガード(レベル1)に適合。
・キースイッチやエンジンコントロールレバー、モニタ類などを分かりやすい位置に配置するとともに、視認性に優れた液晶モニタを採用。
・雨水が後方背面に流れるように配慮した雨溝付きの大型ルーフを新たに採用。
3.Easy Maintenance(容易な整備性)
・上下スライド式エンジンカバーなど、ZXU-5シリーズで好評なワイドオープンカバーを新たに採用。
・日常点検を行う部品を車体の右後方に集約、配置。
・燃料タンク容量を30%以上増加させるとともに、燃料口には、上位クラスのZX30U-5Aと同一の大型給油口を新たに採用し、スピーディな給油が可能。
・新たに、ラジエータとオイルクーラを並列配置し、清掃性および冷却性能を向上。
4.レンタル会社のお客様向けに多彩なオプションを用意
・レンタル機械として最適な仕様をパッケージにした「NEWレンタルパック」を新たに用意。
・「取扱説明書ホルダ」、「グリスガン置き」を新たに採用(オプション。同時装着は不可)。
3月分工作機械受注総額は1473.8億円 日工会
日本工作機械工業会がまとめた3月分の受注実績は以下の通り。2015年月3月分工作機械受注総額は、1473.8億円(前月比+12.1%・前年同月比+14.9%)となり、3カ月ぶりの1,400億円超で過去最高額を更新。(従来:2,014年12月 1442.5億円)1,000億円超えは19カ月連続で堅調持続。内需は556.1億円(前月比+30.6% 前年同月比+46.8%)で、80カ月ぶりの500億円超(前回:2008年7月 527.3億円)。前年同月比は21カ月連続増加。回復基調継続。外需は917.7億円(前月比+3.2% 前年同月比+1.5%)で3カ月ぶりの900億円超、昨年12月(961.億円)に次ぐ過去2番目の高水準。アジアは特需が継続。欧州で若干落ち込むも北米で増加。今後も内需、外需とも回復基調で推移すると見込まれるが、北米の動向やアジアの電気・精密向け特需の動向を注視。
3月分内需
556.1億円(前月比+30.6% 前年同月比+46.8%)。・前月比2カ月連続増加、前年同月比21カ月連続増加。・期末効果もあり、リーマンショック以降で初の500億円超。・政策効果が今後しばらくは継続すると思われ、高水準の受注に期待。① 一般機械 197.8億円(前月比+18.3% 前年同月比+38.6%) うち金型 22.5億円(前月比+1.6% 前年同月比+8.8%)② 自動車 215.8億円(前月比+49.1% 前年同月比+59.4%) うち部品 161.2億円(前月比+58.3% 前年同月比+58.7%)③ 電気・精密 43.5億円(前月比+22.4% 前年同月比+33.8%)④ 航空機・造船・搬送用機械 31.5億円(前月比+49.5% 前年同月比+77.9%)
3月分外需
917.7億円(前月比+3.2% 前年同月比+1.5%)・前月比は2カ月連続増加。前年同月比は17カ月連続増加。・3カ月ぶりの900億円超。800億円超は13カ月連続。・アジアが高水準を維持し、北米が増加。欧州は減少するも総じて堅調な推移。①ア ジ ア:507.1億円(前月比△2.0% 前年同月比+2.1%)・東アジア:364.6億円(前月比+27.2% 前年同月比△12.6%)〈中国〉287.7億円(前月比+27.5% 前年同月比△23.1%)・その他アジア142.5億円(前月比△38.3% 前年同月比+79.1%)〈タ イ〉23.5億円(前月比△2.8% 前年同月比△24.8%)〈ベトナム〉77.7億円(前月比△54.2% 前年同月比-)〈イ ン ド〉22.3億円(前月比+24.8% 前年同月比+14.4%)②欧 州:160.9億円(前月比△5.3% 前年同月比+5.8%)〈ド イ ツ〉47.6億円(前月比+1.8% 前年同月比△2.6%)③北 米:235.0億円(前月比+19.6% 前年同月比△2.7%)〈アメリカ〉208.3億円(前月比+16.7% 前年同月比+1.4%)〈メキシコ〉 16.1億円(前月比+144.6 % 前年同月比△28.8%)
2月分超硬工具主要統計
超硬工具協会がまとめた2015年2月分超硬工具主要統計は以下の通り。【超硬合金重量】500トン(前年比107.8)。【超硬工具生産額】切削工具205億6800万円(前年比110.2)、耐摩工具34億100万円(同111.0)、鉱山土木工具8億6100万円(同142.6)、その他工具4億7000万円(同110.9)、焼結体・工具20億1700万円(同109.2)、合計273億1700万円(同110.8)。【輸出入】輸出95億200万円(前年比111.6)、輸入57億9700万円(同122.7)。【超硬工具出荷額】切削工具212億7700万円(前年比106.0)、耐摩工具33億750万円(同111.5)、鉱山土木工具9億8200万円(同147.0)、その他工具4億2200万円(同103.7)、焼結体・工具23億2000万円(同107.4)、合計283億7600万円(同107.8)。【刃先交換チップ】生産2761万4000個(前年比102.4)、出荷2730万5000個(同103.3)。
平成27年ダイカストマシン短期需要見通し
平成26年の市場
平成26年の市場は、消費税増税の影響が自動車メーカー各社の想定より長引く一方で、円安の影響で大手10社合計の売上高は、前年度比増を計画。当初計画に比べて、販売台数は下方修正されたのに対して、円安が進んだことで、売上高は上方修正。利益計画の合計も同様に上方修正され、営業利益は当初計画比増となった。利益の大幅な改善があるが、自動車生産の海外生産拡充トレンドは変わらず,全体では前年比微増の台数となった。国内は、一般社団法人日本自動車工業会の統計によると国内自動車生産台数は977万台、前年比1.5%増となった。海外においては、市場が回復している北米で販売計画を上方修正し、生産基地であるメキシコの設備投資の増加となった。中国では2014年の自動車生産台数は2,372台(前年比7.3%増)で1桁台の増加に留まった。タイは購入支援策終了の反動源と政治混乱で内需は縮小、輸出は小幅増で生産台数は前年比11%減の220万台。インドネシアでも政策緊縮で自動車販売は減少。IT関連投資ではスマートフォンのアルミ化に伴い、中国、韓国、ベトナム向けの需要増に伴い堅調に推移した。このような外部環境の中にあって、①ダイカストの国内生産量は100.26万トン、前年比1.6%増となった。②ダイカスト需要の88.1%を占める国内自動車生産台数は977万台、前縁比1.5%増となった。③ダイカストマシンの生産台数は902台、前年比24.4%となった。④ダイカストマシン(付帯装置を含む)の生産額は35,119百万円、前年比15.9%増となった。⑤ダイカストマシンの国内向け出荷台数は155台、前年比44.9%増、また、出荷額では4,139百万円、前年比33.6%となった。ロクダイカストマシンの輸出については台数で738台、前年比8.5%増、また、金額では26,920百万円、10.1%増となった。⑦ダイカストマシンの全出荷台数は893台、前年比13.5%増、また、全出荷額では31,059百万円、前年比12.8%増となった。⑧主な輸出国(金額ベース)は、1位 中国、2位 韓国、3位 メキシコ、4位 タイ、5位 インドネシア、6位 アメリカの前年同順となり、東アジアと東南アジアの合計d絵全輸出額の82.7%を占めた。⑨ダイカストマシンの付帯装置を含む全出荷額は34,899百万円、前年比12.0%増となった。(1)コールドチャンバ機の市場平成26年全体の出荷実績は831台で前年の733台に対し、13.4%増加した。内訳は、国内向けは125台で前年の80台に対し、56.3%増、輸出が706台で前年の653台に対し8.1%増となった。輸出比率は前年の89.1%から4.1ポイント減少し、85.0%となった。国内では、国内自動車生産減少に反し、小型機中心に出荷台数増となった。海外においては、韓国でのWON高、円安による設備投資マインドの高まり、北米向け部品輸出増及びIT関連の需要増により2013年に引き続き販売増が見込まれたが、実績は前年比減となった。中国においては外資系自動車メーカーの増産計画に伴う、専業ダイカスターの旺盛な設備投資意欲により出荷台数増となった。アメリカ、メキシコといった北米向けは昨年度から引き続き好調を持続した。タイ、インドネシアでは中国の人件費高騰による生産拠点のシフトにより微増、ベトナムではスマートフォンの生産需要増により小型機中心に増加、インドでも小型機を中心に微増。型締区分別に出荷台数をみると①150トン未満 115台(前年比18.6%増)②150トン~300トン未満 94台(前年比32.4%増)③300トン~500トン未満 306台(前年比 3.4%増)④500トン~1,000トン未満 226台(前年比14.1%増)⑤1,000トン以上 90台(前年比26.8%増)となった。(2)ホットチャンバ機の市場平成26年の全体の出荷実績は62台で、前年の54台にタイして14.8%増となった。内訳は、国内向けが30台で前年27台の11.1%増、輸出は32台で前年の27台に対し、18.5%増となった。輸出比率は前年の50.0%から1.6ポイント増加し51.6%となった。出荷台数を型締区分別にみると、前年と比べて、30トン未満及び、30トン~100トン未満では増加、100トン以上では減少した。①国内においては、アベノミクスの経済政策による補助金を活用した増設需要が期待したほどではなかった。また、老朽化設備の更新及び設備の需要がわずかながらあった。増設需要の際にはより高性能の射出回路を搭載したマシンを希望するユーザーがあった。②海外においては、円安の進行による設備需要があったが、競合する海外メーカーの安価なマシンの台頭により需要が伸び悩んだ。また、中国及び東南アジアでの経済低迷により需要が伸び悩んだ。型締区分別に出荷台数をみると、①30トン未満 33台(前年比32.0%増)②30トン~100トン未満 14台(前年比63.6%増)③100トン以上 11台(前年比 38.9%増)となった。
平成27年の市場見通し
経済動向について国内では、昨年に引き続きアベノミクス政策の下、産業競争力強化法に基づく、補助金や設備投資促進税制により景気回復、設備投資需要のアップが見込まれる。北米では、昨年に引き続き好調なアメリカ経済を背景にアメリカ、メキシコでの設備需要は引き続き旺盛であると考える。アジアでは、中国は中期的な中国自動車市場の拡大を見込み、日経のみ鳴らず、欧米韓系自動車メーカーの生産能力増強が進められているが、ベトナム、インドでは生産コストで競争力があり生産シフト、拡充が見込まれる。ダイカスト業界において、国内は、昨年に引き続き省エネ、環境対応、最新技術導入を目的とした設備の更新需要、政府の経済対策による設備投資が増えると予想する。海外は、北米・中国は引き続き好調であるが、東南アジアはタイでの政情不安、インドネシアの緊縮財政が継続、設備需要は停滞すると予想される。韓国向けは、スマートフォンのアルミ化に伴い小型機増が期待できるものの全体としては減少すると考える。全体としては、国内は前年比増、海外は前年比微減と予測する。このことから平成27年の全出荷台数を918台、前年実績比2.8%増とし、その内訳は国内向けが236台、前年実績比52.3%増、輸出は682台、前年実績比7.6%とした。(1)コールドチャンバ機の市場見通し平成27年のコールドチャンバ機の国内需要は208台、前年実績比66.4%増、輸出は645台、前年実績比8.6%減とした。合計では853台の出荷を予測し前年実績比2.6%増とした。主な予測要因としては、①国内において低燃費車(ハイブリッド車、系・小型車)の販売増加と政府の経済政策による設備投資促進の効果があること。②自動車の軽量化・合理化技術が進み、生産の高効率、省スペース、省エネ技術を盛り込んだ設備投資が促進されること。③リーマンショック以降国内の設備投資が抑制され設備老朽化が進んでおり、その更新需要が見込めること。④北米の自動車生産が増加し国内ローカル台カスター及びメキシコに拠点を持つ日経企業の設備投資が増加すること。⑤中国では継続して自動車販売数拡大が見込める他、落ち込んでいた日経自動車の販売須が復調基調になっていること。⑥スマートフォン筐体のアルミ化に伴う、小型コールドチャンバ機需要増が期待される者の全体台数としては微減すること。⑦隊、インドネシア向けは財政緊縮で継続需要増が見込めないこと。⑧インドは自動車生産増の計画があり、前年比の微増が期待できること。型締区分別に出荷台数を見通すと①150トン未満 119台(前年比 3.5%増)②150トン~300トン未満 48台(前年比48.9%増)③300トン~500トン未満 350台(前年比 14.4 %増)④500トン~1,000トン未満 239台(前年比 5.8%増)⑤1,000トン以上 97台(前年比 7.8%増)とした。(2)ホットチャンバ機の市場見通し平成27年のホットチャンバ機の国内需要は28台、前年実績比で6.7%減、輸出は37台で前年実績比15.6%とした。合計では65台の出荷を予測し、前年実績比4.8%増とした。主な予測要因としては①国内においては、経済政策の補助金の活用による設備の更新はあまり期待できない。老朽化設備の定期的な更新需要は前年並みとなること。②海外においては、円安基調による設備需要が前年に引き続き期待でき、東南アジアで2輪・4輪向けの設備の需要があること。また、中国での人件費高騰により、他の地域へ生産移行する際の設備投資の期待ができること。型締区分別に出荷台数を見通すと①30トン未満 30台(前年比 9.1%増)②30トン~100トン未満 15台(前年比16.7 %増)③100トン以上 20台(前年比 81.8%増)とした。
マキノが形彫り放電加工機 新電源(ES100A)を発表! ~リブ形状の加工時間が65%短縮!~
牧野フライス製作所(社長=牧野二郎氏、本社:東京都目黒区)は、深リブ加工を飛躍的に向上させる新電源『ES100A』を発売するにあたり、4月8日本社にて記者発表を開いた。この製品は、特に磨きが不可能な狭小リブの離型性に優れ、スマートフォンや補聴器、車載カメラ等の製品に効果を発揮する。
今回、開発に至った経緯について、同社では、「プラスチックやダイカスト金型の加工において、形彫り放電加工機は絶対的に必要な道具だったが、1990年代、高速加工(浅切り込み・高送り)を可能とするマシニングセンタと切削工具のコーティングが進化し、金型加工は切削による直彫り加工が主流となり、放電加工があまり使われなくなった。ところが近年、金型形状が微細化・複雑化していく中、磨きが困難な形状に対して放電加工機の必要性が再認識されていることを受け、今回、発表するに至った」と説明した。
今回リブ会場の加工時間を65%も短縮させたこの製品は、主電源と副電源を新制御装置で同期させ、理想的な放電波形を育成し、加工効率を改善させたとしている。
人の手では磨ききれない深リブなどに効果を発揮する
FLOWER PATTERN(フラワーパターン)とは
フラワーパターンは写真にもあるとおり、通常サンプルの梨地加工と違って大きな放電痕を残して仕上げる加工である。すでにIC(半導体)モールドでは、金型表面に大きな放電痕をつくる技術がすでに実用化されている。同社はこの技術をICモールドに特化していたが、この技術をさらに改良して、磨きが不可能な狭小リブ加工に展開した。
離型性がいいというのは、型から中身を取り出すときに残留物が少ないものほど良いとされている。離型性が良くなるということは、金型のメンテナンスが改善し、生産性向上が期待できるという、マキノの「FLOWER PATTERN」は、今後の金型の技術を大きく変えるものとして期待がもてるものだ。
ちなみに「FLOWER PATTERN」という名称は、放電痕が花びらのように見えることから付けた名称とのことで、現在、商標登録に向けて活動中である。
また、新制御装置にも注目したい。シンプルで操作の流れが分かる画面構成とオペレータに応じた画面カスタマイズが可能である。ボタンの装置にそって操作するだけなので、操作数が約40%(従来電源比較)も削減できたという。また、オペレータにアドバイスしてくれる画面もあり、加工結果に応じて加工時間、表面粗さ、形状精度の改善方法をアドバイスしてくれるという嬉しい仕組みもある。しかも今回は、右利き、左利き、といったオペレータの利き手を考慮した配置もできるうえ、ボタンも使い勝手に合わせて並べ替えが可能になっている。
今回のマキノの新技術がつまったこの製品は、4月15日から東京ビッグサイトで開催されるINTERMOLD2015で出品する。出荷開始は今年の9月の予定。
不二越が長寿命でタフ、安定ねじ加工を実現するタップ新シリーズを市場投入
近年の自動車、電気・電子、航空機産業などの世界的な需要の拡大に伴い、タップの世界市場は1200億円規模へと成長し、今後もさらなる伸長が見込まれている。また、加工源場では被削材の難削化に対応するタップの品質向上やコスト削減に向けた超寿命化ニーズが高まっている・
不二越は、「当社は、これまで、高精度で高効率な穴加工を実現する超硬ドリル『アクアドリルEXシリーズ』のラインナップを拡充し、高い評価を受けて、ドリルのマーケットシェアを拡大してきた」としており、ユーザーからも穴加工の次工程となるめねじ加工においても、安定した加工性能と長寿命を両立する新しいタップの開発ニーズが高まっていることを受け、タップ新シリーズを開発し、新シリーズを市場投入するに至った。
今回の新商品は、タップの材料が耐欠損性に優れる高速度工具鋼(ハイス材)の採用が一般的であり、今般、同社が保有する材料開発から、熱処理、コーティング、形状設計までのシーズ技術を最大限に活用した「SGタップ」と「Nタップ」の2シリーズ。
また、同社は「工程スルー提案」を推進している。
これは、従来、めねじ加工が難しかった曲面や薄板などのねじ穴加工において、『アクアドリルEXシリーズ』とのセット提案により、下穴加工からめねじ加工までの工程スルーでの最適化をすすめ、加工現場の多様なニーズに対応するというもの。
SGタップシリーズ
自動車・自動車部品、航空機などの量産加工、難削材加工ユーザーに貢献する『SGタップシリーズ』の特長は以下のとおり。
(1)最高峰の超寿命
同社独自の高級粉末ハイスとSGコーティングにより、他社同等品に対して、加工穴数が約1.3倍となり、長寿命化を実現。
(2)ねじ加工の安定化
刃先、溝形状の最適化により、剛性と切りくず排出性を両立。切削速度の変化による加工状態・切りくず形状の変動を抑制し、安定加工を実現。
(3)あらゆる被削材に対応
一般鋼から、ステンレス鋼、アルミニウム合金まであらゆる被削材に対応。加工機械、切削条件を選ばずに優れた性能を発揮。
■タイプと寸法範囲・価格
●スパイラルタップ(主に止まり穴に使用)
寸法範囲:M2~M24 全68サイズ
参考価格:代表型番 M6(並目) 全長 62mm 2,440 円/本(税抜)
代表型番 M24(並目) 全長 120mm 24,400 円/本(税抜)
●ポイントタップ(主に通し穴に使用)![]()
寸法範囲:M1.4~M24 全71サイズ
参考価格:代表型番 M6(並目) 全長 62mm 2,390 円/本(税抜)
代表型番 M24(並目) 全長 120mm 23,500 円/本(税抜)
Nタップシリーズ
市販を中心とした一般材料加工ユーザーに貢献する『Nタップシリーズ』の特長は以下のとおり。
(1)高信頼の汎用タップ
タップの加工特性に適した高バナジウムハイスを母材とし、耐摩耗性を向上。汎用タップながら、他社同等品に対して、約1.3 倍の長寿命を実現。
(2)安定ねじ加工の実現
高剛性設計により、ねじり破壊トルクは他社同等品の約1.2 倍。安定加工を実現。
■タイプと寸法範囲・価格
●スパイラルタップ(主に止まり穴に使用)![]()
寸法範囲:M2~M36 全56サイズ
参考価格:代表型番 M6(並目) 全長 62mm 918 円/本(税抜)
代表型番 M24(並目) 全長 120mm 12,600 円/本(税抜)
●ポイントタップ (主に通し穴に使用)![]()
寸法範囲:M1.4~M36 全47サイズ
参考価格:代表型番 M6(並目) 全長 62mm 884 円/本(税抜)
代表型番 M24(並目) 全長 120mm 12,300 円/本(税抜)
ジーベックテクノロジーが「平成 26 年度ダイバーシティ経営企業100 選」を受賞
ジーベックテクノロジー(社長=住吉慶彦氏)が、「平成26年度ダイバーシティ経営企業100選」(主催:経済産業省)に選出され、去る3月18日(水)東京都千代田区にて開催された受賞式にて、経済産業大臣より表彰された。多様な経験とノウハウを持つ人材の採用・能力の活用を通し、創発的な新製品開発と社内外プロセスの改革を推進し、事業拡大を達成してきたことが高く評価された。
「ダイバーシティ経営企業100選」とは、“多用な人材を活かし、その能力が最大限発揮できる機会を提供することで、イノベーションを生み出し、価値創造につなげている経営”、すなわち「ダイバーシティ経営」に優れている企業を選出・表彰する制度で、経済産業省が主催となり、これからの日本企業が競争力を高めていくためには、多様な人材を活かし、一人ひとりが最大限能力を発揮する機会を提供することで、価値創造につなげていく「ダイバーシティ経営の推進」が必要かつ有効な戦略となる、という考えの基、ダイバーシティ推進を経営成果に結び付けている企業を表彰する取り組みである。なお、今回、全応募数は167社で、今年度の選出表彰対象社は52社。そのうち中小企業(従業員300名以下)が24社、また製造業分野からの選出は20社であった。
ダイバーシティ経営に対する①取組内容(実践性、革新性・先進性、トップのリーダーシップ)及び、②成果が、約半年間の審査期間を通して評価される。平成24年度より累計89社が選定されており、今年度が本事業の最終年度となる予定。
ジーベックテクノロジーは、今回の受賞を契機に、組織としても更なる視点の多角化と発展を目指すとともに、革新的な製品・サービスの開発に取り組み、世界中のものづくりへの貢献を目指すとしている。
同社は、年齢性別分野を問わず、企業理念と価値観を共有できる人材を採用し、その能力を最大限引き出す為の拠点・環境づくりや柔軟な制度整備を積極的に進めたこと、さらに、多様な経験やノウハウを持つ社員による創発的な新製品開発・プロセス改革を推進し、事業拡大と業務効率化を大きく達成したことが高く評価された。
詳細は下記の通り。
1.表彰対象
キャリア・スキル・経験、女性
2.表彰成果
「プロダクトイノベーション」「プロセスイノベーション」「外的評価の向上」
3.具体的な取り組み
・企業理念と価値観を共有できる人材を中途採用で獲得
・多様な経験やノウハウを持つ社員の創発的な新製品開発
・女性社員のライフイベントに合わせた柔軟な制度整備
4.ダイバーシティ経営による成果
・顧客のニーズを取り込んだ新製品開発により事業拡大が実現
・復職者の海外代理店ポータルサイト構築による業務時間削減
斬新な経営方針と人材にかける情熱と取り組みが高い評価を得る
ジーベックテクノロジーでは、今後も「バリ取り」というニッチな分野で、生産性向上と製造現場の方々のやりがいに通じる製品やサービスを開発し、世界中のものづくりへの貢献を目指すとしている。様々な技術分野出身の方を採用し、会社として多視点を持てるようにすると共に、様々な分野の専門家の知恵との化学反応を促進できるような組織として発展をしてゆく構え。
これまで同社は、長年技術革新のなかったバリ取り分野で、独自のセラミックファイバー素材を活用した工具を開発し、従来人手で行われていたバリ取りの完全自動化を提唱してきた。
世界40か国で市場開拓しており輸出比率は67%。工具を販売するだけでなく、世界中のバリ取り従事者を単純作業から解放し人材を有効活用しようという啓蒙活動も行っている。
革新的技術で「バリ取りは人手で行うもの」という既成概念に挑戦し、世界中でものづくりに革命を起こす為には、業界の慣習に囚われず新たな発想で事業を推進する必要があったため、年齢性別分野を問わず、情熱と高い能力を持つ人物を厳選して採用すると共に、他社で経験を積まれ引退された方々を顧問に迎え、互いに刺激を受け合う中で志を共有するダイバーシティを意識した経営を行っている。
2005年年初より打ち出された「採用時の男女差・年齢差関係なし」「有能な人材は男女問わず積極的に幹部に登用する」という住吉社長の方針によって、早速採用活動がはじめられ、当時3名だった女性社員が2014年には2倍の6名(女性正社員割合40%)に、中高年・シニア世代の採用・顧問契約が2名から2014年には3.5倍の7名に増加し、さらに、2012年には女性管理職が60%(男2名:女3名)になるという成果を生み出している。
優秀な女性社員が集まる中、社員の産休・育休を見据えて、06年から業務プロセスの見直し・定型化に取り組み、家庭事情の違いに柔軟に対応できる短時間労働制度を整備、育児手当支給を制度化。また、短時間労働の中でも能力を発揮できる職務に配置換えを行い、やりがいをもって取り組めるように努めている。その結果、制度整備後、産休育休制度利用者計3名、のべ5回、復職率100%を達成している。
一方、12年より、電機産業で25年以上の経験を有するものの、その限界を感じていた中高年を転職者として受け入れており、その手腕を如何なく発揮してもらうべく13年に新たな開発拠点を立ち上げ、以来5件の新規特許出願がなされる等、大変な活躍。社是「Enjoy Life, Enjoy working with XEBEC」に従い、仕事のやりがいと自身の成長、人生の充実を目指した制度作り、運用を行っている。
【ミニレポート】オーエスジーが地元や近隣を対象に「オープンハウス」を開催
オーエスジーが3月27日(金)、地元や近隣、従業員の家族等を対象に「オーエスジー オープンハウス」を開催し、多数の来場者で賑わった。
今回も、同社の八名、新城、豊橋、豊川、アカデミー、本社、の会場で同時開催となり、それぞれの工場を見学、オーエスジーが何をつくっていて、どこで製品が使われているのか、子供も大人も分かりやすく社員が説明、世代を問わず楽しめる内容豊富な見学会となった
この日、報道関係者は、転造工具および測定ゲージの生産工場である豊橋工場を見学。同社の転造工具は、推定シェアが25~30%。世界トップを誇っている。(三日月形は国内シェア80%)。
豊橋工場は第1工場と第2工場のふたつで成り立っている工場だ。まずは生産管理部門を通って工場内へ入った。写真がNGなので残念だが、設備がすごい。昔の熱処理はソルトバスだったと聞いたが、現在はその方法を使っていないと聞いた。1200℃から急冷するので転造工具にひずみが出そうだが、ここにオーエスジー独自のノウハウがつまっており、まっすぐになるという。この分野では世界から支持を受けているのもうなずける。ちなみに一番大きな工具は1m20cmのものだった。
工場内には若手が技能五輪大会の訓練をしていた。4つの部品で寸法を競う。
フライス盤で練習をしていたが、素早い動きに楽器を演奏しているようにも見えた。キビキビとした動きに無駄がないのが分かる。
ここでは顧客から再研磨の依頼も受けている。近年は、ギアの精度が厳しいので加工現場は、工具を早めに交換しなければならない。再研磨は通常4~5回できるとのこと。
今回のオープンハウスのシメは社員食堂での昼食。健康に考慮したメニューの数々をみながら来場者は楽しく過ごしたようだ。
