ニュース

ジーベックテクノロジーが製品名を変更

ジーベックテクノロジーは、製品名をユーザーにより広く認知されている愛称へ変更する。主な変更点は下記の通り。
              
(現)カッティングファイバー → (新)XEBECブラシ 表面用
(現)交差穴バリ取りツール(線材タイプ)→ (新)XEBECブラシ 内径・交差穴用
(現)交差穴バリ取りツール(セラミック砥石タイプ)→(新)XEBECストーン 弾性シャフトタイプ

4月より順次、ホームページ・カタログ・商品ラベルを新名称へ変更し、11月開催のJIMTOF以降は全て新名称にて対応する。
なお、今回の名称変更による製品仕様や商品コードの変更はない。

東陽テクニカがエネルギー分散型微小部蛍光X線分析装置を販売

東陽テクニカがこのほど、ドイツBruker AXS社製の元素分析装置(蛍光X線分析装置)“M4 TORNADO型”の発売を開始した。

大型試料(測定対象物)でも非破壊でかつ高分解能な解析が可能なこの製品は、あらゆる試料の元素情報の検出や元素マッピングに最適である。

工業分野での材料開発/不良解析をはじめとして、以下の分野等で幅広く活用が見込まれている。

① 電子基板/電子部品の有害物質スクリーニング、故障解析
② 複合材料の混合状態や混在物評価(ex. コンクリート)
③ 地質分野での活用(ex. 岩石や地層の分析)
④ 考古学分野での活用(ex. 化石、遺跡の分析)
⑤ 絵画・美術品への活用(ex. 制作年代や地域、制作方法の解析)
⑥ 生体分野での活用(ex. 動植物中の特定物質、有害物質評価)

オーエスジー大池工場を特別レポート! 社員家族や地元近隣を対象に「オープンハウス」を開催!

オーエスジー(社長=石川則男氏)が3月21日、社員の家族や地元近隣を対象に「オーエスジー オープンハウス」と題して工場見学会を開催した。今回は八名、新城、豊橋、大池、アカデミーの5会場で同時開催となった。オーエスジーが何をつくっていて、どこで製品が使われているのか、子供も大人も分かりやすく社員が説明、世代を問わず楽しめる内容豊富な見学会となった。今回は普段は見ることのできない大池工場を特別レポートする。

省エネ、無窓の大池工場は24時間稼働!

このオープンハウスは、テスト的に2011年2月19日に第0回として開催されたのが始まり。社員の家族や地元近隣の方々にオーエスジーへの理解を深めようという狙いのもと企画されたものだ。

記者が取材をした大池工場前には注目を浴びているピンクのクラウンが1台、止まっていた。皆さん、生で見るピンククラウンに興味津々。

最初にプロジェクターを観ながらオーエスジーの歴史や製造している製品について分かりやすく説明があった。机には袋に入ったお菓子が置かれており、早くも子供達の心を掴んだようだ。子供達も熱心に説明を聞いていた。

さて、大池工場は、オーエスジーの超硬製品を扱う工場である。その生産能力は月産23万本(超硬エンドミル15万本/超硬ドリル8万本)。420台ほどの機械がズラリと並び、220人ほどが働いている。

最初に大池工場の特長が説明された。
大池工場は断熱効果を高めた省エネ無窓工場という特長を持つ。室温は夏期約26℃、冬期約23℃、風速0.5m/secの定温工場だ。高精度で高品位工具の加工をするための徹底した温度管理を行っている。さらに再資源化率はなんと99%! ゼロエミッション認定で環境に優しいうえ、安全の向上と作業環境の改善も優位性のひとつだろう。
ちなみにこの工場は、日本工具工業会主催の2010年度環境賞表彰「エコファクトリー部門」で環境貢献賞を受賞している。

「〇〇さんのご家族の方~!」
工場内で見学している家族を呼ぶ声が聞こえた。小さな子供とお母さんが働くお父さんの側へ寄っていく。そこで記念撮影。横で見ていた記者は心の中がほんのりと温かくなるのを感じた。

今度は、働く息子さんを見学しにきたお母さんの記念撮影現場を目撃した。少し照れくさそうな息子さんの横で笑顔のお母さん。あぁ、ほのぼのする。家族に働く現場を知って貰うのは良いことだな、なんて思いながら工場内を歩くと、『歩き目です』という文字が目に入った。なんと、この『歩き目です』は、“ヤル気がある人はキビキビしている”との理由から、6km/時速の作業スピードを目標として、そのスピードを体感できるというシステムである。簡単に言えばランニングマシンのような造りをしているが、6km/時速は案外速い。大股でキビキビと歩かなければならず、記者のような運動不足の人間は小走りになってしまう。“動作は素早く、キビキビと動きましょう!”というユニークな活動の一環であった。

さて、今回のオープンハウスのシメは社員食堂での昼食。
メニューはオーエスジーで働く皆様の健康を考え、ローカロリ―のものも用意されていた。なかなか美味しそうだ!

こういった取り組みは、単にものづくりを知って貰うだけでなく、子供の情緒教育にも大変役立つと感じた。
この子供達の中から将来のオーエスジー社員が生まれるかもしれない。

DMG森精機が国内テクニカルセンタを新設

DMG 森精機が神奈川県に伊勢原テクニカルセンタ(TC)を新設する。これまでは横浜TC で顧客対応をしていたが、伊勢原TC を新設することで、営業及びサービス担当者の移動時間を削減し、顧客対応をさらに迅速化することが狙い。同社では、「より一層充実した体制でお客様のご要望にお応えするべく取り組んでまいります」としている。■概要名 称 :伊勢原テクニカルセンタ所在地 :神奈川県伊勢原市鈴川45 番地 株式会社マグネスケール内*↓詳細はこちら↓http://www.dmgmoriseiki.co.jp/company/profile/base/domestictc/isehara.h… :2014 年4 月1 日(火)目  的 :販売ならびにサービス業務の品質向上担当地域 :神奈川県西側(横浜市、川崎市、横須賀市、鎌倉市、伊豆市、三浦市、葉山町を除く神奈川県)

天青会が設立40周年記念式典を開催

挨拶する小原天青会会長
挨拶する小原天青会会長
日本金型工業会東部支部の若手経営者・後継者の会である天青会(会長=小原基雄・小原彫刻工業社長)が、3月7日、上野精養軒で設立40周年記念式典を開いた。

小原会長は日頃の感謝を述べたあと、「私も天青会に入会して20年になったが、入会して良かったことは、前向きにポジティブに考えられるようになったこと。この仕事を長くやっているとマンネリ化してしまい、これでいいのかと迷いもあったが、天青会を通して他社の工場を拝見する機会にも恵まれた。そのとき、みんな頑張っているという思いが自分の励みになった。また、40周年という節目の年に会長を仰せつかっていることを嬉しく思い、今後も工業会の部会活動などに尽力したいと思っている」とあいさつした。

加藤日本金型工業会東部支部長
加藤日本金型工業会東部支部長
来賓を代表して加藤忠郎日本金型工業会東部支部長(日進精機相談役)があいさつをした。この中で加藤東部支部長は、「以前と比べ、天青会の会員も増えて非常に若い方の活動も活発になった。金型産業ビジョンにおいても各支部の若手経営者組織に策定を依頼していると聞いており、若い皆様方に期待していると感じている。今後も日本金型工業会の発展のために皆様のご協力をお願いしたい」とエールを送った。

池上 池上金型工業社長
池上 池上金型工業社長
続いて歴代会長表彰が行われた。
表彰者を代表して第32代会長の池上正信 池上金型工業社長が「同じ世代、同じ立場の者が親睦を深める天青会は、金型について真面目に取り組む会でもある。天青会を通して皆様に育てて頂いたということに対して御礼を申し上げたい」とあいさつし、40周年の祝いの言葉を述べた。

三遊亭天どん師匠が落語を公演し、会場内は笑いに包まれた。

工作機械需給動向 金属工作機械統計(2013年1月~12月実績)

日本工作機械工業会(会長=花木義麿 オークマ社長)がこのほど工作機械需給動向 金属工作機械統計を発表した。1.概況2013年の工作機械受注額は、前年比△7.9%の1兆1,170億円となり、2年連続の減少となるも3年連続で1兆円を超えた。うちNC機は1兆867億円で(同△8.1%)で総額動揺2年連続の減少となった。内訳をみると、内需は4,008億円で同6.6%、外需は、7,162億円の同△14.4%となり、外需が低迷した一方で内需が増加した。この結果、外需比率は64.1%となり、前年に比べ4.9Pt低下した。2.内需の動向内需は、12年末以降、円高修正による企業収益改善に加え、大胆な金融緩和及びものづくり補助金等の景気対策が奏功し、年央以降設備投資が活発化したことから、前年比+6.6%の4,008億円となり2年ぶりに増加となった。業種別にみると全11業種中、一般機械向けが同+1.8%(1,629億円)、自動車向けが同6.0%(1,236億円)、航空機・造船・輸送用機械向けが同+18.8%(225億円)となるなど、8業種で前年実績を上回り、電気機械向けが同△0.4%(199億円)、精密機械向けが同△11.7%(141億円)となるなど3業種で減少した。3.外需の動向外需は、アジアの落ち込みにより2年連続で減少となり、前年比△14.4%の7,162億円で3年ぶりの8,000億円割れとなった。アジアでは東アジアが前年比△40.7%(2,063億円)、その他アジアが同△2,408%(645億円)となり、アジア計では同△36.5%(3,007億円)と大幅に減少した。国別にみると、外需を牽引してきた中国(1,539億円)は、電気・精密の特需が剥落し、同△49.7%の大幅な減少となった。また、タイ(391億円)も昨年の洪水復興需要の反動源によって同△26.2と減少した。「その他」地域(ベトナムやインドネシア含む)は、自動車向け投資が一服し、同△19.1%(275億円)、インドについても景気減速により同△31.8%(180億円)と落ち込んだ。壱宇で、韓国と台湾は一般機械や自動車関連で回復傾向が見られ、2年ぶりに前年実績を上回った。韓国は同+26.7%(332億円)、台湾も同+25.5%(185億円)とアジア地域では両国のみが増加した。欧州は、債務危機の懸念が薄らぎ、緩やかながら景気回復が持続したことから、同+25.3%(1,450億円)と2年振りに増加となった。国別では最大受注国であるドイツ(同15.6%)をはじめ、イタリア(同+112.7%)、フランス(同26.4%)、イギリス(同+7.4%)などのEU主要国をはじめ、全ての国で前年実績を上回った。北米は、同+9.6%(2,565億円)となった。国別では米国は昨年に引き続き、エネルギー、自動車、航空機向けなど幅広い業種から受注がみられ、同+10.8%(2,245億円)となった。また、メキシコについては、昨年に続いて自動車関連投資が継続するも若干の微減で、同△2.0%(203億円)となった。この結果、外需に占める各地域のシェアはアジア42.0%(前年比△14.6Pt)、20.2%(同+6.1Pt)、北米35.8%(同+7.8Pt)となり、欧州と北米のシェアが上昇した。また、外需全体に占める国別シェアについては、最大市場に返り咲いたアメリカが31.3%、(前年比+7.1Pt)、2位中国21.5%(同△15.0Pt)、3位ドイツ6.1%(同+1.6Pt)の順となった。アメリカは2008年以来5年ぶりに中国からトップシェアの座を奪った。外需の業種別における各地域のシェアは、一般機械向け(2,320億円)で、アジア37.9%、欧州19.2%、北米40.4%、自動車向け(2,346億円)でアジア57.2%、欧州9.5%、北米32.0%となった。電気・精密向け(704億円)はアジア61.9%、欧州16.1%、北米20.2%と中国の電気機械向けの特需剥落によりアジアの割合が23.8Pt低下した。また、航空機・造船・輸送用機械(528億円)ではアジア9.6%、欧州36.5%、北米52.2%となり、航空機向け受注が堅調だった北米と欧州のシェアが共に昨年から上昇した。4.受注に見る機種別の動向受注額を機種別(含むNC機)にみると、全11機種中7機種が前年比増加となった。主な機種では旋盤が前年比+3.1%、マシニングセンタ計は同△22.7%(立て形同△35.3%、横形同△8.2%、その他同+28.5%)となった。機種別構成比では、受注総額に占める割合が最も高いマシニングセンタは立て形、横形の減少により、前年に比べ7.4Pt低下し38.9%となった。機種別のNC比率では、全11機種のうち5機種で低下し、合計では前年から0.2Pt低下の97.3%となった。

タンガロイがDrillLine刃先交換式大径穴あけ工具TungDrillBig用『TDSカートリッジ』を発売

タンガロイ(社長=上原好人氏)は、大径穴あけ加工用刃先交換式ドリルTungDrillBigに、新しく『TDSカートリッジ』を追加し、このほど全国で発売を開始した。

発売以来高い評価を頂いているTungDrillBigは、カートリッジ式の大径穴あけ工具で、ドリルボディ(本体)とカートリッジの間のセッティングプレートを交換するだけで工具径を変更できる。したがって、一本のドリルボディで複数の加工穴径に対応できるので、非常に経済的である。

従来は、TungdrillTwisted(TDX形)用のXPMT形インサートを使用するカートリッジのみの設定であったが、今回TungSix-Drill用の両面仕様6コーナインサートWWMU形を使用できるカートリッジを拡充する。これによりTungDrillBigはインサートの選択肢が大幅に増加し、より幅広い加工領域への適用が可能となる。

WWMU形インサートは刃先強度が高いことから、特にインコネルや2相ステンレス鋼などの難削材の穴あけ加工に対して安定した切削性能を示す。これらの難削材は重電・重工業で使用されることが多いことから、新しいTDSカートリッジをTungDrillBigに組み合わせることで、大型部品の大径穴あけで驚異的な高能率加工が可能となる。

ケナメタルがSFRP/チタン積層材に対応する超硬ソリッドドリルを発売

ケナメタルが3/16~5/8インチ(4.763~15.875mm)の穴径範囲で、CFRP/金属積層材の穴加工に対応する「B55_DALドリル」を発売する。この製品はCFRP/チタン/アルミニウムの積層材だけでなく、CFRP/チタン、CFRP/アルミニウム、およびチタンまたはアルミニウムのみの積層材に対応可能。これらのは標準のスルークーラント、MQLまたは乾式加工でも利用することができる。

「新たな材料には、新しいソリューションが必要」としている同社は、強度を最大限にしながら重量を最小限にするために、航空宇宙産業は、複合繊維強化ポリマー(CFRP)をチタンやその他の材料の間にはさんだ積層材を使用する研究を続けており、これにより、「翼、機体、コックピットおよびその他の部品を軽量化し、優れた性能を実現できる」としている。

「B55_DALドリル」はダブルアングルポイント設計により、優れたセンタリング性を実現し鋭利な切れ刃で積層材のトップレイヤーを滑らかに切削する。バリを発生させることなくチタンやアルミニウム面から滑らかに切れ刃を抜くことができるという特長を持つ。微細粒超硬Beyond™ KN15™材種は、MQLまたは乾式加工でも優れた切り屑排出を実現できるように高度に研磨加工されているのも特長である。

セコ・ツールズが新しいフライス加工用材種 MS2050を発売 チタン合金の加工における生産性をアップ!

セコ・ツールズの困難な条件に対応できるよう最適化された最新フライス加工用チップ材種MS2050 は、新たなコーティング手法と母材を採用しており、チタン合金の被削材を扱う部品加工用途において、工程の信頼性を向上させ、より高度な切削条件を可能にするとして注目されている。

MS2050 に採用されている特殊 PVD コーティングは、チップの耐摩耗性を強化するだけでなく被削材の加工変化も防ぐので、ユーザーは切削速度のアップと工具寿命の延長を実現できるうえ、加工品 1 個あたりのコストも削減できる。

同社では、「チタン合金を扱う航空宇宙部品メーカーなどのユーザーには、MS2050 がセコ・ツールズの既存の F40M 材種や T350M 材種の後継種となり得る製品であることが分かる製品です」としている。

MS2050 は、スクエアショルダ加工、フェースミル加工、倣いフライス加工、および高送りフライス加工向けの各種ポジ形状で効果を発揮する。

セスクワが新情報3Dビューワ 最新版 『WorkXPlore 3D V4』 をリリース!

Automatic CAD/CAMシステム「WorkNC」、 デンタルCAMシステム「WorkNC Dental」、 3Dビューワ・コミュニケーター「WorkXPlore 3D」、統合業務管理システム「WorkPLAN」の開発販売を手掛ける英国Vero Softwareグループ傘下のSescoi International 日本法人 であるセスクワ(東京都港区)は、 3Dビューワ・コミュニケーターの最新バージョン『WorkXPlore 3D V4』 をこのほどリリースした。 『WorkXPlore 3D V3』では、CAMで出力したNCデータを取り込み・表示することが可能だったが、最新バージョンV4では、シミュレーションによるトレースも可能にしたISOビューワ機能が搭載されている。ファイルを読み込むだけで加工の動きが一目でわかるため、簡単に加工前の確認が可能だ。

また、工具表示、座標値確認もでき、通常のビューワとしてだけでなく、製造業に特化したビューワとしても活用でき、低価格のビューワ。ISOビューワ機能を搭載したバージョンは、世界に先立って日本でのリリースとなる。

主な強化ポイント

●NCデータの取り込み、表示、シミュレーション 可能にしたISOビューワ機能の追加。
●寸法測定機能の強化。
●メタリックや木目などの画像データを取り組み、 実際の素材によるイメージ表示の強化。
●2D図面のモノクロ表示切替が可能。
●「クライアントビューワ」へツリー構造出力が可能。