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「本年は上々の滑り出し」 日本工作機器工業会が賀詞会を開く

あいさつに立った寺町会長は、「昨年の12月に政権交代がありました。円高も是正される方向にございますし、良いニュースでスタートができたと思います。当工業会も昨年前半、大変順調に滑り出しましたが、その後のヨーロッパ問題、中国の経済減速等あり、それにつられて失速する形になりましたが、販売額は1348億円、対前年比84.3%となりました。本年は上々の滑り出しを見せましたが、私どもの実体経済に繋がるにはもう少し時間がかかろうかと思っています」と述べた。

「今年は製造業の日本回帰元年」 輸入協会が賀詞会を開く
日本工作機械輸入協会(会長=千葉雄三氏)は、1月10日、都内の第一ホテル東京で新年賀詞交歓会を開催した。

続いて、千葉会長から新入会員の紹介があった。

この中で須藤課長は、「ニュースでは日本経済再生が話題になっています。私ども経済産業省も気持ちを新たに皆様に気持ちよく稼いでいただく事業環境を整備していきたいと感じています」と述べた。
12月分工作機械受注総額は841.1億円 日工会
日本工作機械工業会がまとめた12月分の受注実績は以下の通り。2012年月12月分工作機械受注総額は841.1億円(前月比△4.6%・前年同月比△27.5%)となった。受注総額は3カ月連続で1千億円を下回り、26カ月ぶりの850億円割れ。3個月連続で2012年の最低受注額。【12月分内需】259.0億円(前月比参画13.3% 前年同月比△26.7%)。■内需総額・前月比2カ月ぶり現象、前年同月比7カ月連続減少。・3カ月連続の300億円割れ。・国内投資環境には停滞感が広がっており、弱めの動きが継続。① 一般機械 98.2億円(前月比△18.1% 前年同月比△33.1%) うち金型 14.3億円(前月比△23.2% 前年同月比△33.1%)② 自動車 83.6億円(前月比△15.8% 前年同月比△22.4%) うち部品 57.6億円(前月比+3.6% 前年同月比△25.1%)③ 電気・精密 21.2億円(前月比△17.2% 前年同月比△40.8%)④ 航空機・造船・搬送用機械 18.0億円(前月比+18.2% 前年同月比+46.0%) 【12月分外需】582.1億円(前月比△0.2% 前年同月比△27.8%)。■外需総額・前月比3カ月連続減少。前年同月比3カ月連続減少。・2カ月連続の600億円割れ。・主要3極では、アジアのみが前月比減少し、外需計は前月比微減。① アジア:269.7億円(前月比△14.4% 前年同月比△42.3%)・東アジア:197.6億円(前月比△12.8% 前年同月比△38.0%)〈中国〉:156.9億円(前月比△20.8% 前年同月比△44.0%)・その他アジア:72.1億円(前月比△18.6% 前年同月比△51.5%)〈タ イ〉:25.4億円(前月比△28.4% 前年同月比△68.4%)〈インド〉:12.8億円(前月比△31.2% 前年同月比△70.2%)② 欧州:105.9億円(前月比+0.9% 前年同月比△14.5%)〈ドイツ〉:20.2億円(前月比△27.8% 前年同月比△43.9%)③ 北米:193.2億円(前月比+26.3% 前年同月比△3.0%)〈アメリカ〉:165.2億円(前月比+24.4% 前年同月比△0.0%)
11月分超硬工具主要統計
超硬工具協会がまとめた11月分超硬工具主要統計は以下の通り。【超硬合金重量】432トン(前年比87.1)。【超硬工具生産額】切削工具170億1300万円(前年比92.4)、耐摩工具31億2000万円(同94.3)、鉱山土木工具6億3700万円(同112.9)、その他工具4億4100万円(同89.8)、焼結体・工具16億2900万円(同108.7)、合計228億4000万円(同94.1)。【輸出入】輸出65億8200万円(前年比100.6)、輸入39億600万円(同120.3)。【超硬工具出荷額】切削工具166億9700万円(前年比91.1)、耐摩工具30億5000万円(同95.0)、鉱山土木工具6億9800万円(同109.6)、その他工具3億6300万円(同100.6)、焼結体・工具16億8600万円(同97.3)、合計224億9400万円(同92.7)。【刃先交換チップ】生産2494万7000個(前年比93.7)、出荷2269万6000個(同85.3)。
OKKが2月に各地域でプライベートショーを開催
大阪機工(社長=井関博文氏)が、「匠の技」をテーマに東日本、西日本・中部地区それぞれの地域でプライベートショーを開催する。人気の「VM/R」シリーズをはじめ、JIMTOFで好評を博したマシン群も勢揃い。今回も協賛メーカーが多数出展し、特別販売企画を実施するなど、嬉しい内容が盛りだくさんとなっている。展示内容は以下のとおり。
●東日本 2月15日(金)~16日(土) 東京テクニカルセンター
・VM/R Sreies―――重切削実演加工
・VB53―――微細加工デモ
・VC51―――タイ工場 生産機加工実演
・GC53R―――GC 加工デモ
・HM400/ 40―――タッチセンサーの有効活用方法紹介
・VC-X350―――A5 system デモ
●西日本・中部 2月22日(金)~23日(度)猪名川製造所展示室
・VM43R―――Cut tuner
・VM53R―――SUS 実演加工
・VM76R―――S50C 実演加工
・VC51―――鉄 実演加工
・VB53―――DBB(真円度測定)
・VC-X350―――5軸加工支援機能
・HM500S/50―――JIMTOF 展示デモ
・VM600GC―――GC 修正加工システムデモ
*この件について関連詳細記事はコチラをクリック↓↓↓
http://seizougenba.com/node/2347
オペレーティングシステムMAPPS IVが新加工技術Profit Millingに対応 森精機
森精機製作所の製品に搭載しているオペレーティングシステム「MAPPS Ⅳ」は、DP Technology社によって開発された新技術「Profit Milling」に対応している。
「Profit Milling」はCAMソフトウェア「ESPRIT®」に新しく追加された荒加工用の新技術である。従来、ポケット加工や溝加工において、その形状が複雑な場合、プログラミングや加工に時間がかかり、また切削工具にも負担がかかり易く、工具寿命が短くなる原因ともなっていた。
新しい荒加工用サイクル「Profit Milling」は、エンゲージ角やチップ負荷、切削率、側面方向の切削力、加工速度などの各条件を最適化することにより、最適なツールパスを作成できる新しいテクノロジーで、よりスマートで効率的なツールパスを提供し、生産性を大幅にレベルアップさせることができる。同社は、この新技術を搭載したソフトウェア「ESPRIT®」を当社のオペレーティングシステム「MAPPS Ⅳ」に搭載することで、顧客により一層高性能な機械をご提供することが可能となる。
◆ESPRIT ®2013標準搭載「Profit Milling」の主な特長
・75%のサイクルタイム短縮*
・工具寿命を5倍以上延長*
・プログラミング時間の短縮
・エネルギー消費量の低減
・小型及び中型工作機械での生産性の大幅向上
・2.5軸、3軸、4軸及び5軸荒加工サイクルへの利用が可能
(*従来の同心ポケット加工との比較)
※DPテクノロジー
本社所在地 :1150 Avenida Acaso Camarillo, CA 93012, USA
三井精機が恒例のプライベートショー『MTF2013』を各地で開催!
三井精機工業(社長=岩倉幸一氏)が「Action Greener! ~環境に優しく、地球に優しく~」をテーマにプライベートショーを開催する。
詳細は以下のとおり。
●本社工場
(1)日時:2月14日(木) 10:30-16:00 15日(金) 10:00-16:00
(2)会場:三井精機工業 本社工場(埼玉県川島町)
(3)主な出展機:
・水冷式インバータコンプレッサ Zgaiard ZV55W-R(新製品)
・水冷式インバータコンプレッサ Zgaiard ZV75W-R,(新製品)
・大型インバータコンプレッサ Zgaiard ZV100ASi(新製品)
・立形複合ねじ研削盤 VGE20A(新製品)
・立形複合ねじ研削盤 VGE60A(新製品)
・5軸立形マシニングセンタ Vertex550-5X 30,000回転主軸(新仕様)
その他、工場内で生産中の工作機械を見学できる。特に大型5軸MCのHU100-5Xが複数台数並ぶ予定。
(4)セミナー
2月14日 11:00-12:00
「臥龍経済 日本の中小企業の行方 -- チャイナプラスワン?そら日本だろ!」
政策研究大学院大学 特任教授 橋本久義氏
*その他多数のセミナーを開催
(5)その他
IHI殿よりPW1100G-JMエンジンのモデルを借用し、展示。本エンジンはエアバス
A320NEO用で、この多くの部品加工に弊社の工作機械が使われている。
また、「はやぶさ」の再突入カプセルの部品(実物と同じもの)を展示予定。
●名古屋
(1)日時:2月26日(火) 10:30-16:30 27日(金) 10:00-16:30
(2)会場:名古屋市工業研究所(名古屋市熱田区)
(3)主な出展機:
・水冷式インバータコンプレッサ Zgaiard ZV55W-R(新製品)
・工作機械はパネル展示。
(4)セミナー
・ 2月27日 11:00-12:30
「臥龍経済 日本の中小企業の行方 -- チャイナプラスワン?そら日本だろ!」
政策研究大学院大学 特任教授 橋本久義氏
・2月27日 14:00-15:30
「エンジンの簡易切替ラインの現状と今後の方向性」
トヨタ自動車株式会社 エンジン生技 部長 岩井晋一氏
*その他多数のセミナーを開催
●大阪
(1)日時:3月14日(木) 10:30-17:00 15日(金) 10:00-16:00
(2)会場:大阪会館(大阪市中央区本町)
(3)主な出展機:
・水冷式インバータコンプレッサ Zgaiard ZV55W-R(新製品)
・工作機械はパネル展示。
(4)セミナー
・ 3月14日 11:00-12:30
「臥龍経済 日本の中小企業の行方 -- チャイナプラスワン?そら日本だろ!」
政策研究大学院大学 特任教授 橋本久義氏
*その他多数のセミナーを開催
ケナメタルが、新しいiPadアプリケーションを公開
ケナメタルが、このほど新しいiPadアプリケーションを公開しました。この「Kennametal Innovations」アプリケーションの特徴は、機械加工および工業プロセスの生産性を高めるケナメタルのテクノロジーを紹介する最先端の動画と実際的なデモンストレーションを対話的に閲覧できるところにある。
この新しいアプリケーションは、ケナメタルの製品がいかに稼働時間と実績の向上に効果があるかを、多様な機械加工と生産のプロセスに実績あるプラットフォームと技術知識を交えて実感するもの。iTunes™のApp Storeから無料でダウンロードでき、同社最新の金属加工工具技術を収録している。インターフェースも使いやすく、特定の工具ソリューションと製品シリーズをキーワードで簡単に検索できる。
主な特徴は以下のとおり。
① 製品が動画で紹介されるため加工プロセスが視覚的でわかりやすく、詳細情報を直接参照することもできる。
②ナビゲーションマップのドロップダウンメニューで、拡張オプションやカスタマイズオプション、図表やグラフなどの補足情報にアクセスできる。
③ユーザーがデータを選択して補足的製品や同等製品を比較できる便利な機能がある。
④ 製品のデモンストレーションや実際に使用している様子を紹介する動画により、ケナメタルの工具技術が現場でどのように使われるのかがわかる体験を提供する。
なお、アンドロイド用の「Kennametal Innovations」も公開予定である。
超硬工具協会が平成24年度超硬工具協会賞表彰式並びに新年賀詞交歓会を開催
超硬工具協会(理事長=田中啓一氏)は1月10日、東京・丸の内の銀行倶楽で平成24年度超硬工具協会賞表彰式並びに新年賀詞交歓会を開催した。
受賞者は業界功労賞1名、技術功績賞13社17件、作業・事務・生産技術等の改善賞5社5件。
(詳細は前記事:以下のアドレスをクリック↓↓↓)
http://seizougenba.com/node/2016

表彰式の終了後、新年賀詞交歓会が開催され、田中理事長があいさつした。
田中理事長は、「昨年の後半は会員企業各社の皆様にとって厳しい年だったと思われますが2013年は新たな気持ちで望んでいきたい。今年の5月は、世界切削工具会議が開催され、当工業会につきましても非常に重要な年になるかと思われます。昨年の12月に選挙が行われ、政権が3年ぶりに自民党になりましたが、翻ってみますと民間は過去、あらゆる環境変化に相当努力されて対応されたと思います。企業の底力、技術革新に取り組む姿勢は素晴らしいものがありますが、日々刻々と時間とともに技術も進歩しております。われわれが古いしがらみや人材不足等々で嘆いている暇はございませんので頑張っていきたいと思います」とあいさつをした。

続いて藤井裕幸副理事長の発声で乾杯した。
東機工が賀詞会を開催「脱皮しない蛇は死ぬ 問題は脱皮した後にいかに環境に適合できるか」

斎藤理事長の年頭のあいさつは次のとおり。
「明けましておめでとうございます。年初の大変お忙しいところを御参集賜りありがとうございます。旧年中は当組合の活動に際しまして多大な御支援、御協力を賜りまして誠にありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
本日の出席状況につきましては組合員106社211名、賛助会員様118社285名、メーカー様44社85名、来賓・招待30名様含み268社611名の皆様にお越しいただきました。
さて、昨年の日本経済は前半は復興需要や政策効果により回復傾向にありましたが、後半はエコカー減税補助金の終了、近隣諸国との問題などから後退局面へと変化した一年となりました。しかしながら、年末の総選挙により3年ぶりの自民党政権復活となり、安倍総裁の日本経済再生へ向けた、デフレ脱却の為の2%インフレターゲット等、政策方針の発表により為替は円安へ振れ、株価も上昇し、今後の経済の見通しに明るい材料となりました。しかしながら、昨年一年間の我々業界を取り巻く環境は、円高による国内製造業の空洞化は止まらず、引き続き需要の減少により厳しい一年となりましたが、今年は是非景気回復により明るい一年となる事を期待したいものです。
さて、正月三が日は天気にもめぐまれ、気持の良い初詣ができた方も多いと思いますが、何といっても業界関係の大きな話題を見過ごすわけには参りません。今日、ご参集の皆様方の中にも元日のテレビ番組“ほこたて”を見られた方が多かったのではないでしょうか?
不二越さんの健闘むなしく、前回のオーエスジーさんの雪辱を晴らすことができませんでしたが、日本タングステンさんも、今回はやられたと思ったのではないでしょうか?我々の業界の代表的な工具である切削工具がこのように多くの方に見てもらえるテレビのしかも元旦のゴールデンタイムで紹介されたことは勝負の決着よりも何か誇らしいものを感じ、周りの人たちにもついつい話をしたくなる。そんな快感を覚えたのは私だけでしょうか?
その他にも、昨年は作業工具のエンジニアさんのネジザウルスが「ガイアの夜明け」で紹介され大変な反響を呼んだと聞いております。
これからも我々の扱わせて頂いている工具メーカーさんを初め、機器、部品関係のメーカーさんがもっと多く、世の中で知れ渡るチャンスを大いに期待したいと思います。
さて当組合としての活動ですが、共済事業をベースにし、相互扶助を推進しております。また年に数回賛助会員メーカー様にお願いして製品の講習会を開催しておりますが、おかげ様で毎回会場がいっぱいになる程です。
本年も引き続き、商品知識をしっかり身につけ、メーカー様の製品を引き続きしっかり販売して参ります。

最後になりましたが、本年が皆様方にとってすばらしい年となることを祈念いたしまして、年頭のご挨拶とさせて頂きます」