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ケナメタルが新たに改良された「Romicron®精密ボーリングシステム」でクローズドループボーリングを実現!
ケナメタルの「Romicron®精密穴あけシステム」がこのほどリリースされた。
この製品は、工具を工作機械に取り付けたままでダイヤル調整によって極めて厳しい公差を満たすことができ、数ミクロンの径公差で(1ミクロン = 0.001 mm)、穴間での変動をわずか10分の1ミクロン単位に抑えて、穴仕上げを行うことができる。
最大のメリットは、「Romicron®精密ボーリングツール」を既存の工作機械に使用すると、径公差が数ミクロンの穴仕上げを自動で行うことができること(1ミクロン = 0.001 mm/0.000039インチ)。どのRomicron®工具でも、カートリッジやボーリングバーを使用することにより、2ミクロンの増分でダイヤルリングによる径の調節を行って極めて厳しい公差を達成することができる。調整に関するフィードバックを即座に提供するため、Romicronにはクリック機構が搭載されているため、機械のオペレータは、スケールを見るだけでなく音と感触でも調整の確認をすることができる。
新しいRomicron® AVS工具は、25~79 mm(0.984~3.11インチ)の径範囲に対応し、最大20,000 RPMの高速スピンドルで使用できる。ケナメタルの最新のBeyond™工具など、標準のISOインサートにも対応し、最大120 barの高圧クーラントシステムとも併用できるため、切り屑排出の向上と切れ刃温度の低下も実現する。
工作機械メーカー初! DMG MORI SEIKI UniversityがNIMSの認証を取得
NIMSとはアメリカの金属加工事業団体(Metalworking Trade Association)が、製造業の国際的競争力の維持発展のために設立した資格。今回、DMSUにて行っている技術者育成のためのプログラムが、業界の最高レベルに達していると評価され、認証取得に至った。これまで246団体がNIMSの認証を取得しているが、そのほとんどが大学や技術訓練施設で、工作機械メーカーとしての取得は同社が初めてとなる。
同社では、「今後も当社は工作機械業界を支える有能な技術者を育成するため、さまざまなトレーニングプログラムを実施し、お客様の人材育成と業界の発展に寄与いたします」としている。
■National Institute for Metalworking Skills(NIMS)
創設 :1995年
主催 :金属加工事業団体(Metalworking Trade Association)
目的 :アメリカにある製造業の国際的競争力の維持発展のため設立
実績 :これまで246団体が認証を取得(うち3社が製造業、他多くは学校や技術訓練施設)
三菱マテリアルが“硬脆材加工用ドリル”ダイヤモンドコーティングシリーズ「DC-BSS」を標準化
三菱マテリアルツールズ(社長=滝沢俊夫氏)は、三菱マテリアルが開発・製造する“硬脆材加工用ドリル”ダイヤモンドコーティングシリーズ「DC-BSS」を追加、このほど販売を開始した。
「DC-BSS」は、ファインセラミックスや石英ガラスなどの硬脆材料への穴加工する受注生産ドリルとして好評を博しているが、「DC-BSSを標準化して欲しい」というユーザーニーズに応えるために、今回DC-BSSを標準在庫品として販売することとした。
“硬脆材加工用ドリル”ダイヤモンドコーティングシリーズ「DC-BSS」の主な特長は以下のとおり。
① 硬脆材加工に最適な工具剛性重視の先端形状を採用。
② 当社独自のプラズマ化学気相蒸着(CVD)ダイヤモンドコーティングを適用し、超硬母材に対する高い密着性と優れた耐摩耗性を両立。
③ 従来ドリルでは加工不可能であった硬脆材の加工に最適。
④ ドリル径 0.1mm~2.5mmの標準在庫32サイズとドリル径0.05mm~3.0mmの受注生産30サイズを商品化。
タンガロイが『NS9530』 溝入れ及びねじ切り加工用インサートシリーズを発売
タンガロイ(社長=上原好人氏)は、鋼旋削加工用新サーメット『NS9530』の溝入れ及びねじ切りシリーズの販売をこのほど開始した。
一般鋼旋削用インサートを先行発売し、好評を得ている新サーメット『NS9530』が、従来のサーメットの常識を打ち破った“欠けないサーメット”として驚異的な耐欠損性を実現しておりユーザーの評価も高いことから、同社では今回溝入れ及びねじ切り加工用インサートへ展開することになった。
『NS9530』は新特殊表面技術「PremiumTec」(プレミアムテック)を採用することで、インサート表面の平滑性を大幅に向上し、かつ硬さを低下させることなく靱性を向上させた強靭層を有している。この新技術により、溝入れ加工やねじ切り加工において驚異的な寿命安定性と美しい加工面を同時に実現している。
主な特長は以下のとおり。
●新特殊表面技術「PremiumTec」を採用
インサート表面の平滑化とインサート表面付近の強靭層により、溝入れ加工及びねじ切り加工において驚異的な耐欠損性と優れた加工面状態を提供している。
●『NS9530』
一般旋削の仕上げ加工から中切削加工、溝入れ、ねじ切り加工に至るまで、非常に幅広い用途において、安定した切削性能を発揮し、コストパフォーマンスに富んだ汎用材種である。
ゼネテックが「Mastercam」の最新バージョン「Mastercam X7」をリリース!
ゼネテック(社長=上野憲二氏)は、このほど3次元CAD/CAMシステム「Mastercam」の最新バージョンとなる「Mastercam X7」をリリースした。
今回の新バージョンでは、複数スピンドル・複数タレット搭載のマルチタスキングマシン用モジュール「Mill-Turn」や机上測定オプション「Productivity+」が追加になったほか、新しい切削シミュレーションの搭載、高速加工ツールパスにおける計算時間の大幅改善など機械性能をフル活用し、加工時間の大幅短縮を実現する数々の機能を追加した。
加工スピンドル・複数タレットを持つマルチタスキングマシンのツールパス作成に特化した新モジュール「Mill-Turn」だが、グラフィックを多用したわかりやすいインターフェイスにより、マルチタスキングマシンの機械特性を考慮した各種初期設定から切削・ミーリングのツールパス作成までを簡単に行う新機能。さらに、独自機能の「シンクロマネージャー」を活用することで、各タレットの同期設定や工具交換・アプローチなどの各種イベントをドラッグアンドドロップのみの簡単操作で設定が行える。製品価格は90万円で、Mastercam mill Level-3(マシニング用モジュール)+Lathe(旋盤用モジュール)+Solids(ソリッドモデリングオプション)上で動作する。
東陽テクニカが「走査電子顕微鏡用標準試料」を発売 ~ユーザー自身で性能評価が可能に~
東陽テクニカ(社長=五味 勝氏)は、このほど高分解能電界放出型走査電子顕微鏡(FE-SEM)の性能を常時モニターができる標準試料の販売を開始した。この試料はi-SEM Laboratory(アイセム:社長=清水健一氏)が開発したもの。高分解能FE-SEMは表面のナノ観察・分析に不可欠な手法として産業界を中心に広く用いられているが、実際に観察に携わっている多くのユーザーはその性能を十分に生かし切れていないというのが実情だ。とくに試料表面の真の情報を持つ画像を得るためには2 kV以下の加速電圧で観察する必要がある。加速電圧がこのように低くなるにつれ、得られる画像の質は試料表面の汚染の度合い、装置の設置環境、さらに装置を操作するオペレーターの技量など、様々な要因により左右される。このため現場では装置の性能表に記載されている分解能から期待される鮮明な画像が得られない場合がほとんどで、その原因はユーザー側の技量不足や装置の設置環境の劣悪さなどとされ、一方的にユーザー側の責任にされているのが現状だ。その結果、“装置の性能表に記されている分解能での観察は除振や防音対策が万全な装置メーカーなどのデモルームで、高度の専門性を有する熟練したオペレーターが装置を操作しなければ得られない”という考え方がユーザーの間に広く浸透している。同社ではこうした現状を打破し、ユーザーの方々に今お使いの高分解能FE-SEMの性能を常にモニターできるよう、今回、FE-SEM分解能モニター用の標準試料を新たに開発したとしている。
英国チャールズ皇太子がヤマザキマザックU.K.LTD(英国会社)を訪問
ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏)は、このほど英国ウースター市にあるヤマザキマザックU.K.LTD(英国会社)へ英国のチャールズ皇太子が訪問したことを発表した。
チャールズ皇太子はさまざまな産業界の若者たちの技術者の育成と職業訓練について高い関心をもっており、その視察先として同社の英国工場が選ばれた。
到着時には、「マザックのような高い技術をもった会社が英国に投資してくれたことに感謝する」と述べたチャールズ皇太子は、まずソリューションギャラリーから見学し、船舶用プロペラやF1 レーシングマシンの部品など、同社製品によって加工された多種多様な部品を見学。その後、ヨーロッパテクノロジーセンタ内でアプリケーションエンジニアと会話をし、同時5 軸加工機VARIAXISi-700(バリアクシス アイ)による人口膝関節の加工を見学、皇太子自らマザックの最新鋭の技術に触れ、工場見学では若手従業員やアプレンティス(近郊の工専や短期大学からの研修生)と、工作機械の技術習得などについて会話を交わした。
同社の英国進出は1984 年の日英首脳会談の席上で、当時の英国首相サッチャー女史から中曽根首相にヤマザキマザックの工場進出の誘致があったことから、1987 年に英国・ ウースター市に生産工場を竣工し、本年で工場竣工26 周年を迎えている。製品の85%は欧州各国に輸出され、その貢献が認められ、1992 年、2007 年の計2 回、輸出貢献企業としてQUEEN’S AWARD(英国女王賞)を受賞している。
ヤマザキマザックヨーロッパ総支配人のMarcus Burton(マーカス バートン)氏は、「チャールズ皇太子がヨーロッパ本社であるヤマザキマザックU.K.LTD(英国会社)にご訪問いただいたことは我々にとって、大変光栄なことであり、チャールズ皇太子の、若者の育成と職業訓練における長年の関心は、我々のエキサイティングで充実したキャリアを積ませることで未来の優秀なエンジニアを育成するという企業理念とまさしく一致している。チャールズ皇太子は、今回の工場ツアーを通して、我々の最先端の設備と若い技術者の育成プログラムに大変感銘を受けておられました。」とコメントしている。
超硬工具協会 新理事長に増田照彦氏「日本の製造業に貢献していくための技術対策、環境対策を充実させたい」
超硬工具協会は去る6月4日(火)、浜松町東京會舘で開催した第93回定時総会で任期満了に伴う役員改選を行い、新理事長に増田照彦氏(三菱マテリアル 常務執行役員 兼 加工事業カンパニープレジデント)が就任した。新理事長の就任にあたり、このほど都内にある超硬工具協会内(東京都千代田区岩本町)で記者会見を開き、豊富を語った。
増田新理事長は会見の中で、「年間3000億円のボリュームがある超硬工具業界ですが、現在、68社が加盟しており、その舵取りを仰せつかりました。会員各社積極的に参画してくれる望ましい環境ですので、この2年間、明るく全うできると確信しています。また、本年5月に京都で開催された世界切削工具会議はアジアで初めて開催され、海外17カ国から233名が集まりました。日本の匠の技、おもてなし、をコンセプトとして4日間開催されましたが、ほとんどトラブルもなく田中前理事長をはじめメンバーのご尽力の賜だと実感しています。
昨年、材料のひとつであるコバルトの特定化学物質の対応も田中前理事長が協会として必要なことを団結してこなしてきました。この問題は1社だけではクリア出来る問題ではなく、ご苦労されましたが、引き続き今後も丁寧にフォローする次第です。
この協会は会員の全員参加を基本理念としています。この理念は大切にしていきたい。特に個々の企業だけでなく、業界全体として日本の製造業に貢献していくための技術対策、環境対策を充実させたい。また、“ここの会員になりたい”という会社が増えるよう協会の広報活動にも注力する所存です。諸先輩方が築き上げた文化を繋げていくことも大切な役割であり、微力ですが、皆様方のご協力をいただきながら貢献していきたいと思っています」と意気込みをみせた。
「日本の工具業界が製造している工具は世界でトップレベル」新理事長に堀 功氏 日本工具工業会が総会・春季合同部会を開く
日本工具工業会が6月13日、都内の銀行倶楽部で通常総会・春季合同部会・懇親会を開催し、堀 功氏(不二越 取締役工具事業部長)が新理事長に就任した。
春季号同部会では、(1)平成25年度生産見通し、(2)各部会長報告、(3)技術委員長報告、(4)環境委員長報告、(5)理事長総括が行われた。
その中で堀新理事長は、「私が入社したのは1980年。ちょうどコーティング工具が出始めた頃です。それから33年経ちまして、現在、日本の工具業界が製造している工具は世界でトップレベルのものになっております。工具工業会の会員企業は特殊鋼工具から始まっていますが、複雑な工具をつくる技術は会員メンバーが最も得意とするところだと思っています。1992年当時の特殊鋼工具の生産額は約1020億円でございました。2012年度は1006億円で、ほとんど変化はありませんが、ハイスの業界で培った形状をつくる技術を活かして今までキープをしていることは会員企業の努力の賜だと感じています。われわれが培ってきた技術は今後もドリル、エンドミル、タップ、歯切り工具、ブローチなどの工具、これは他に代替するものはないと思います。これらの技術を活かして会員企業が切磋琢磨して、今後の工業会の力になれればいいな、と思っております」とあいさつをした。
石川則男副理事長(オーエスジー社長)の発声で乾杯をした。
「若手経営者の想い・提言に期待」日本金型工業会が総会を開く
日本金型工業会(会長=牧野俊清氏、長津製作所会長)が6月6日、名古屋市内のANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で第1回定期総会を開いた。
牧野会長のあいさつは次のとおり。
「リーマンショックから5年近くなりましたが、金型業界は、直後の打撃より立ち上げられず、生産額はリーマンショック前年の66%~70%と低迷を続けています。アベノミクスの好影響でセットメーカーが好決算を出しており、セットメーカーの開発費ともいうべき国内金型投資が復活することを期待します。本年3月に経済産業省素形材産業室より、「新素形材産業ビジョン」が発行されました。技術力、付加価値、人材育成、健全取引、情報発信、海外展開がキーワードとされていますが、業界再編・企業整理統合による筋肉質体質への変革も言及されています。日本金型工業会としては、「新素形材産業ビジョン」を受けて、「新金型産業ビジョン」を策定する予定で、若手経営者の想い・提言に期待しています。
議事は滞りなく進行し、第1号議案から第六号議案までそれぞれ満場一致の拍手をもって承認され総会は終了した。
第二部の講演会は、諏訪貴子ダイヤ精機社長が「製造業で生き続け、勝ち残るために~「今」と「これから」を常に見据えて~」をテーマに講演し、懇親会が開催された。
