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反田恭平氏 奈良県荒井知事を表敬訪問、知事表彰を授受

Japan National Orchestraの代表取締役社長であり、第18回ショパン国際ピアノ・コンクールで第2位を受賞した反田恭平氏が奈良県荒井知事を表敬訪問した。県の文化向上への功績を認められ、このほど荒井知事より表彰状を授与された。
2021年5月に、森記念製造技術研究財団と、反田氏が代表を務めるNEXUSの出資により、持続的かつ発展的な活動を行い、音楽家の活躍の場を創出することを目的として、奈良県を拠点とするJapan National Orchestraを設立、DMG森精機の創業地である奈良を、クラシック音楽を通して、新たな文化芸術創造の地とし、人々に親しまれ愛されるオーケストラを目指して、引き続き、地域社会に貢献する考え。
■荒井知事コメント
ご縁があり、Japan National Orchestraは奈良県を拠点に活動されています。奈良県がさらなる活躍の励みとなれば嬉しく思います。今後も奈良県は、反田さんとJapan National Orchestraを支援していきます。
■反田恭平氏コメント
6年かけて挑んだコンクールでプレッシャーもありましたが、Japan National Orchestraのメンバーにも囲まれて、なんとか乗り切ることができました。将来、奈良県に音楽学校をつくる目標があり、鹿の数以上に楽器を背負って歩く子どもたちがこの街にあふれると良いと思っています。海外からも奈良県に留学に来てもらうためには、自身が有名にならなければと思っていました。ここからが本番です。
日本建設機械工業会 2021年10月度建設機械出荷金額統計まとまる
日本建設機械工業会がこのほどまとめた2021年10月度建設機械出荷金額は以下のとおりとなった。
10月の建設機械出荷金額は、内需は1.5%減少の856億円、外需は52.33%増加の1,583億円となった。その結果、内需は2カ月連続の減少、外需は12カ月連続の増加となった。総合計では27.8%増加の2,439億円となり、12カ月連続の増加となった。
内需について機種別に見ると、油圧ショベル8.1%増加の292億円、ミニショベル3.0%増加の85億円、コンクリート機械54.4%増加の21億円、基礎機械1.3%増加の25億円、油圧ブレーカ・圧砕機19.1%増加の19億円の5機種が増加したものの、他4機種と補給部品が減少し、内需全体では1.5%の減少となった。
外需について機種別に見ると、トラクタ76.8%増加の156億円、油圧ショベル52.4%増加の630億円、ミニショベル26.7%増加の272億円、建設用クレー188.8%増加の94億円、道路機械93.7%増加の28億円、コンクリート機械34.9%増加の1億円、油圧ブレーカ・圧砕機121.1%増加の8億円、その他建設機械49.1%増加の187億円の8機種と補給部品45.6%増加の202億円が増加した。地域別に見ると、欧州が13カ月連続で増加、北米が10カ月連続で増加、アジアが8カ月連続で増加するなど全9地域中8地域で増加し、外需全体では52.3%の増加となった。
【切削工具・周辺機器編】「メカトロテックジャパン2021」でみた各社の動向
去る10 月20 日(水)から10 月23日(土)までの4日間、ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)で「メカトロテックジャパン2021(通称MECT) 」(主催=ニュースダイジェスト社)が開催され、業界としては、久しぶりの大型リアル展示会ともあって、大いに賑わいをみせた。切削工具・周辺機器も工作機械同様、自動化・省力化の流れを受け、工程短縮による高能率化に貢献するものが目立った。また、製造現場のデジタル化への加速に伴い、便利な工具管理システムなど工場全体の最適化にも踏み込んだ製品にも注目が集まった。

EV市場の拡大を見据えた展示を行っていたイスカルジャパン。EVモータの主要部品加工について、どんな加工ノウハウが必要なのかも分かりやすく展示してあったので来場者にはありがたい内容だった。軽量、耐久性、表面粗さなどのニーズを満たすための特別なノウハウにも応えてくれるうえ、特に困難とされている部分的な中空形状の加工においてもラインナップを揃えており、工具本数とサイクルタイム削減に貢献する工具で来場者を魅了した。「NEOLOGIQシリーズ」では、従来の金属加工の概念にとらわれず、発想の工夫を組み込むことで、加工の可能性を最大限に広げると打ち出している。
イワタツールは満を持して新製品「ヘリカルエンドミル」を初披露。同社では性能や用途に特化した切削工具の開発に注力しているが、この新製品は、1本の太さで複数の径の穴をあけられるうえに、従来の3~7倍の加工スピードを可能にした商品だ。薄板に穴をあける場合、パワーの少ないマシンだと径が大きくなれば加工スピードを落とさなければならないが、この「ヘリカルエンドミル」を活用すれば、切りくずが巻き付く問題も回避でき、スピーディーに高精度な穴加工が実現できる。特殊工具に焦点を絞っている同社ならではのユニークな提案だった。
見どころが満載だったオーエスジー。難削材から非鉄金属まで幅広い被削材に対応する人気の「Aブランド」から新製品がズラリと並んだ。中でも高硬度鋼用底刃付きスレッドミル「AT-2」は、ヘリカル穴あけとねじ切りの2つの加工を1本で同時に加工するもので、先端部に荒刃を付け、不可を分散。特殊刃形設計で工具の倒れを抑制し、切りくずも細かく分断することでスムーズに排出し、嫌な突発折損のリスクを低減してくれる。下穴不要の安定加工を実現し、高難度の高硬度鋼加工に最適だ。
北川鉄工所は高精度なものづくりを高能率で生産するための豊富な商品群を展示。特に注目したいのは薄型2爪平行グリッパ・スケール仕様「NPGT_Sシリーズ」だ。この製品はスケール内蔵をしており、直接ジョーの開閉移動量を測定でき、外径把持時の測定誤差が±2μm以下という高精度で測定できるスグレモノ! 不良品を判別できるので工程内全数検査が可能になる。また、この製品を使用すれば、カウンターを介して数値データを処理するので、測定データをPCなどに取り込むことでワーク情報の管理ができる。製造現場の省人・省力化を可能にするだけでなく、トータルコスト削減に一役買う製品だ。
住友電気工業は、人気のアルミニウム合金加工用高能率PCDカッタ「ALNEX(アルネックス)シリーズ」が拡充! ポイントはダイヤモンド含有率が高く、アルミニウム合金や鋳鉄の共削りで安定加工が実現すること。また、同シリーズから拡充予定のCVD単結晶ダイヤモンドワイパーブレード「SCV10」も展示されていた。独自の気相合成技術による高強度単結晶ダイヤモンドを刃先に採用し、優れた耐摩耗性によりバリの発生も抑制し、切削のみで鏡面仕上げを実現する。優れた切りくず処理で超高能率加工に貢献する。
年間で約60件もの新製品をリリースしているタンガロイ。来場者からの熱い視線を集めていたのは「TUNGFORCE(タングフォース)シリーズ」だ。この製品は同社独自のV字底面インサートが特長。「最大能率を実現する〝万能肩削り〟カッタ」と自信を込める。従来品はバックメタルと心厚が不足し、切り込みを上げるとびびりが生じていたが、この製品は、インサートのV字底面形状が心厚を残しつつバックメタルを厚くさせることで高いボディ剛性を実現している。さらなる加工能率と安定性に大きな期待が寄せられる製品だ。
BIGでお馴染みの大昭和精機は、昨今のデジタル変革に対応した最新の工具収納棚「ツールセラージェネシス®」を展示していた。汎用性と利便性を兼ね備えた日本製の工具棚だ。引き出しのロック機能はもちろん、このロックを解除するとカメラによる録画を開始。LEDの案内とともにモニタに収納位置を表示するので入出庫ミスの防止にもなる。入庫、出庫、廃却、発注、乳亜、棚卸しにも対応し、再研磨管理や寿命管理に最適だ。また、発注リストなどのデータはエクセル形式で入出力もできる。スマートな工場運営にもってこい!
ダイジェット工業で目を引いたのは、5軸加工用工具シリーズの「縦横無尽」。同社の強みは材料設計から最終製品までを一貫生産できることだが、まさに長年のノウハウを結集させた自慢の工具シリーズを展示。近年、複雑形状の加工を高能率に行う5軸加工に注目が集まっているが、今回展示した「縦横無尽シリーズ」は、5軸加工が必要となる金型や航空機向けに様々なタイプの工具をラインナップ。加工物に最適な工具材種を選定できることも優位性のひとつだ。嬉しいことにプログラム作成に必要な工具データも提供してくれる。
日進工具の目玉となったのは、HRC60以上の高硬度鋼に対して、小径サイズの工具で微細形状加工でも高切込みで長時間高能率に加工ができる「MRBSH330」。その鍵を握るのは、新コーティング〝無限コーティングプレミアム Plus〟の採用と中心刃形状の最適化で、切削負荷を低減することで高切込みを可能にした。不等位分割でびびり防止、荒取り加工でも高切込みを実現しつつ、仕上げ加工も可能な高能率3枚刃エンドミルとなっている。また、製品カタログ「NS TOOL ENDMILL CATALOG」を刷新したVol.19も発刊しており、前巻から工具の検索方法や工具情報などを改善している。
〝ものづくりの世界に革命を起こす〟をスローガンにした不二越のブースには大勢の来場者で賑わいを見せていた。その中でも注目されていたのは、新製品の「アクアREVOドリル マイクロ」。人気のアクアREVOドリルシリーズに小径サイズが加わった。小径ドリルに求められる、①折れにくい、②長寿命、③バラつきの少ない安定加工――の3つの要素を実現した理由のひとつにマイクロドリル専用の超硬材料を新開発したことにあった。超微粒子超硬合金とオリジナル成分設計により硬さと靱性を両立させた。また、剛性と排出性を重視した溝形状に加え、コーティングも超平滑化処理により切削時の抵抗を低減して切りくず排出性を向上させている。
30年以上、レーザ測定器販売実績が世界シェアナンバー1を誇るブルーム-ノボテストは、製造現場のデジタル化や自動化による生産性効率アップに貢献する製品を展示し、多くの来場者が足を止めていた。人気製品は、機上で工具を測定する「LC-50-DIGILOG」。工具の長/径、摩耗や振れなどの工具測定や、工具の折損、摩耗、チッピング、振れの検知もクーラント環境下でもより高い信頼性を実現している。迅速かつ高精度な工具測定ができるのは、工具刃先をアナログ信号で評価することによる。工具測定と検知時間を最大60%短縮するので高い効率と信頼性を求めるユーザーに魅力的な製品だ。また、機上測定結果の見える化と解析に役立つ「データロガー」で工具とワークの機上測定結果をPC管理できる。
三菱マテリアルが展示していた耐熱合金旋削加工用コーテッド超硬材種「MV9005」と転削加工用コーテッド超硬材種「MV1020」は、「2021年超モノづくり部品大賞」(主催=モノづくり日本会議/日刊工業新聞社)を受賞した製品。「MV9005」は、新開発のAl-Richコーティング技術の採用で高いAl含有比率に加え、高硬度を備えた(Al,Ti)N膜を採用し、硬さも耐酸化性も大幅に向上。超耐熱合金の高速加工でも驚くほどの耐摩耗性を実現している。一方の「MV1020」は、極めて熱に強く、乾式切削も熱亀裂の発生しやすかった湿式切削でも優れた加工安定性を実現した製品。切削寿命の常識を覆すほどのコーティング技術が完成したとして大注目!
MOLDINOの注目製品は、立壁と底面の仕上げ加工を極めるための8枚刃エンドミル「ER8WB-ATH(ラジアスタイプ)/ES8WB-ATH(スクエアタイプ)」。金型加工の課題として、ロング刃長エンドミルで金型の立壁仕上げ加工を行うと精度が出ない、修正に工数がかかる、あるいは等高線加工でピックフィードを小さくすると加工時間が長くなるなどが挙げられるが、これらの課題をこの1本で解決するとして注目が集まった。同社によると、この製品を使うことでゼロカットや補正などを低減し、加工の省人化が狙えるという。たわみや振動を抑制する鍵を握るのは高剛性かつ短刃長、接触ポイントが少ない工具設計にある。これらの独自設計により倒れの少ない狙い通りの加工が可能になった。
〝ツールホルダーで加工を変える!〟をスローガンにしているユキワ精工。〝ホルダーの違いで切削スピードが変わる〟ことに言及し、ツールホルダーの見直しによるコストダウンを提案していた。同社の展示していた「スーパーG1チャック」は、剛性と把握力が高いのが特長で、切削条件を上げても十分に耐えられる底力を持ち合わせている。回転・送りを上げて加工ができればサイクルタイムの短縮が可能なのだ。また、この製品は、横方向に加工負荷がかかってもホルダーの倒れが少ないのでビビリが少なく、ワークの面粗度が向上する魅力を備えている。嬉しいことに「スーパーG1チャック」は、標準品で総合振れ精度(コレットをホルダーに入れた状態での精度)で5μmを保証している。
アマダマシナリー 厚板シャーリング市場、鉄骨FAB向けに開発した「LC-VALSTER」-AJシリーズで鋼材・鉄骨市場に新風!

アマダマシナリー(社長=田所雅彦氏)が中厚板大板材の高速ピアス加工と高品位切断加工を実現するファイバーレーザマシン「LC-VALSTER-AJシリーズ」のリリースに伴い、11月18日、アマダ富士宮事業所で会見を開いた。
中厚板大板材を扱う鋼材の加工現場では人手不足や短納期化だけでなく材料特性によるマシンへの負担や粉塵環境の改善などが課題となっている。2018年12月にはJASSによる建築工事標準仕様が改訂され、レーザによる穴開けが可能になったことに加え、2021年4月にはプラズマ切断などで発生する金属粉塵が法規制の対象となり、構機・鋼材業界ではファイバーレーザマシンによる中厚板大板材の切断加工に大きな期待が寄せられている。今回、リリースした「LC-VALSTER-AJシリーズ」は、フルパーテーションや新集塵システムを搭載することで、切断時に発生する有害物質を外部に飛散させず、加工現場の環境面や安全性を飛躍的に向上させている。

会見の冒頭で、磯部 任アマダ社長が、「グループ会社のアマダマシナリーが担う鉄骨・FAB業界にもともとアマダの商品であったレーザを投入できる運びになった。レーザビジネスを支えているのがファイバーレーザであり、第三世代、第四世代と進化してきた。出力も大出力になり、新たな市場がみえている。これはアマダとしても非常に期待をする心意気も含んでいる」と述べ、「受注は半年で過去最高の数字を出した」と好調な受注環境と、今回の新製品投入が幅広い業界のニーズに応えるものとして期待を滲ませた。

アマダマシナリーが市場に見合った新たなレーザ商品ラインナップで市場に貢献するとした理由に、ファイバーレーザによる技術革新が挙げられた。アマダマシナリーの田所社長は、「従来はプラズママシンで切断していた板厚の領域も、ファイバーレーザマシンによって加工範囲が拡大している。また、2018年、法規制の改訂によりレーザ加工での穴開けが可能になり、本年4月からは法規制の強化によってプラズマ溶断が制約対象になった」ことを説明した。また、レーザ切断のほか、中・厚板市場向けに、曲げ、穴あけ、開先加工、溶接などの二次提案の可能性を示唆した。今後は、鋼材・鉄骨市場に向け、レーザマシンの拡販に注力し、顧客のニーズに応えることでアマダブランドのシェア拡大を図っていく方針。
「LC-VALSTER-AJシリーズ」のココが凄い!

中厚板大板材の高速ピアス加工と高品位切断加工を実現するファイバーレーザマシン「LC-VALSTER-AJシリーズ」は、加工サイズ3.0×1.5×および6.2m×2.5m、発信器出力3kW、6kW、10kWをラインナップ。アマダの山梨貴昭常務は、このマシンのコンセプトについて、(1)鋼材業の中厚板加工をレーザ加工へ、(2)高生産性を実現する機能と自動化周辺装置の拡充(3)作業者に配慮した機械設計、の3つを挙げた。

また生産能力についても、プラズマ、自走式ファイバーレーザと「LC-VALSTER-AJ」を板厚別(6.0mm~25.0mm)で製品300個を加工して比較した場合、12.0mmではLC-VALSTER-AJシリーズが2倍の生産能力があることを示した。これは、アマダが保有する加工技術・フライングオプティクス技術による生産能力の向上によるもので、この技術により、工程統合による省人化、消耗品のコスト低減による加工コストの削減に貢献する。
具体的には、プラズマ加工機では①外径加工→②穴開け加工の2工程作業が必要でもLC-VALSTER-AJシリーズでは、穴・外径ともに1台の加工で済む。また長尺製品を加工した場合、LC-VALSTER-AJシリーズは歪量が93%も減少し、ひずみを抑えた高品位加工が実現する。さらに、プラズマに比べて熱影響が少なく、さん巾を挟めるうえ、アマダ独自の加工技術により安定加工が可能になり、歩留まりの高い自由な配置が実現する。
〈主な特長〉

(1)中厚板大板切断用大型ファイバーレーザマシンによる高速・高品位加工を実現
10kWの高出力発信器と「モードコンバーター」を組み合わせることで、高速ピアス加工と高品位加工を併せて実現する。発信器の高出力化に伴い、アマダグループは中厚板加工向け長焦点レンズ用の加工ヘッドを新たに開発している。また、大板材のパレット上でも、機敏に軸移動が行えるフライングオプティクス方式(光走査式)を採用することで加工時間を短縮し、生産性の向上を実現する。
(2)自動化ソリューションで長時間連続運転を実現
材料搬出は自由度の高いレーザパレットトランスファー(パレット自動交換装置)の他に、オートストレージシステム(材料棚)などを組み合わせることで、レーザ加工を止めることなく次の材料の搬入から搬出までを長時間自動運転を行う。ノズルチェンジャーを標準装備することで、段取り時間を大幅に削減。さらに加工中でも素材段取りや印字・マーキングを自動化するなど、様々な加工ソリューションの組み合わせが可能。
(3)フルパーテーションによる作業環境の改善、安全性の向上を実現
材料の搬入を行うパレットに、ロバストデザインを採用することで、粉塵の飛散を防止すると共に、エリア分割集塵により集塵効率を最大化。騒音低減にも効果があり、クリーンな作業環境を確保する。また、自動印字・マーキングは人為的なミスの軽減だけでなく、作業者の安全性を飛躍的に高めることができる。

(4)止めない加工支援と最先端のインテリジェント機能
最新のNC装置「AMNC 3i Plus」を搭載し、さらなる安定加工を追求するための最先端の支援機能「レーザ・インテグレーションシステム」により止めない加工を支援する。工数がかかる始業前点検の自動化や加工不良による自動復旧を実現し、ダウンタイムゼロを目指す。これにより生産性が大幅に向上し、作業練度によるバラツキを提言する。また、アマダのIoT「V-factory」により、加工マシンの稼働・保守の状態をリアルタイムに見える化し、顧客のマシンとアマダをつなぐことでマシンの稼働率向上をサポートでき、工場における課題の顕在化にもつながり、経営に役立つ。
ダイジェット工業 5軸加工用工具「縦横無尽シリーズ」を新発売

ダイジェット工業がこのほど5軸加工用工具のシリーズ展開を拡張し「縦横無尽シリーズ」として新発売した。
省段取り化による工程集約、複雑な形状加工や加工精度の向上ニーズの高まりにより、ワンチャッキングであらゆる方向から加工が行える5軸加工機の普及が今後ますます進むと考えている同社。5軸加工は特殊形状の加工だけでなく汎用的な加工においても有効だが、今回発売した「縦横無尽シリーズ」により、加工時間や工程の短縮、加工精度の向上、コスト削減に貢献する。
縦横無尽シリーズ
(1)「ミラーバレル KRM形」*φ25、φ30拡張
〈特 長〉
外周大R形状の高精度刃先交換式バレル工具。高精度な側面加工や底面加工で高能率加工を実現。
〈サイズ・価格〉
インサート形番:KRM形φ16、φ20、φ25、φ30(全4形番)
インサート材種:JC8015、DH102
標準価格:7,400円~10, 900円(税抜き)
(2)「ミラーバレル TNM形」
〈特 長〉
高精度刃先交換式接線バレル工具。繋がった三次元曲面の形状加工で高能率加工を実現 。
〈サイズ・価格〉
インサート形番:TNM形φ16、φ20(全2形番)インサート材種:JC8015、FZ15
本体形番:MTP形φ16、φ20
標準価格:7,000円~7,800円(税抜き)
(3)「ミラーバレル TPM形」
〈特 長〉
高精度刃先交換式テーパバレル工具。角度変化の少ない側面加工と先端Rでの隅R加工で高能率加工を実現。
〈サイズ・価格〉
インサート形番:TPM形φ16、φ20(全2形番)
インサート材種:JC8015、DH102
本体形番:MTP形φ16、φ20
標準価格:7,400円~7,800円(税抜き)
(4)「ミラーバレル LRM形」
〈特 長〉
高精度刃先交換式レンズバレル工具。緩曲率面で高能率加工を実現。
〈サイズ・価格〉
インサート形番:LRM形φ16、φ20、φ25、φ 30(全4形番)
インサート材種:JC8015、DH102
標準価格:7,400円~10,900円(税抜き)
(5)「フジバレル FJVA形」
〈特 長〉
高精度ソリッド底面バレル工具。工具を傾斜させ、実周速を上げた加工で底面の高能率加工を実現。
〈サイズ・価格〉
FJVA形φ6、φ8、φ10、φ12(全4形番)
材種:DH115
標準価格:8,000円~24,500円(税抜き)
(6)「チューリップSヘッド STLP形」 *φ20拡張
〈特 長〉
高精度Sヘッドテーパバレル工具。特大バレルR形状で傾斜面加工・形状面加工の高能率加工を実現 。
〈サイズ・価格〉
STLP形φ16、φ20(全2形番)
材種:DH115
標準価格:25, 000円~29,200円(税抜き)
タンガロイ 新製品を続々リリース! 世界最小ヘッド交換式ドリル「AddMeisterDrill(アド・マイスター・ドリル)」、「TungThread(タング・スレッド)」シリーズのAPI規格内径ねじ加工用インサートに新材種、新形状を追加
タンガロイが続々と新製品を発売している。φ4.5mmを可能とする世界最小径のヘッド交換式ドリルAddMeisterDrill(アド・マイスター・ドリル)」、また、ねじ切り加工用工具「TungThread(タング・スレッド)」にAPI規格内径ねじ加工用として新材種と新形状のインサートを追加した。
世界最小ヘッド交換式ドリル「AddMeisterDrill」

「AddMeisterDrill」は、再研削レスやそれに伴うドリル管理の簡略化、セットアップ時間の短縮ができるヘッド交換式ドリル。新たに開発した専用キーで、φ4.5mmという小型ヘッドでも迅速かつ確実なヘッド交換が可能。また小さなボディに施した特殊なクーラント穴形状により、切りくず排出性が向上、安定した加工が実現できる。
ヘッドは、汎用性の高い第一推奨のDMP形にAH725材種を設定。あらゆる被削材で安定した寿命を達成し、高能率な小径穴あけ加工を実現する。
■主な形番と標準価格
・TID045R06-5:45,700円
・TID055R06-5:45,700円
・DMP045 AH725:8,090円
・DMP055 AH725:8,090円
(計21アイテム いずれも税抜き価格)
「TungThread」シリーズ API規格内径ねじ加工用インサートに新材種、新形状を追加

「TungThread」シリーズは、自動盤用の精密ねじから、一般的なNC旋盤でのねじ切り、さらに油井管用の特殊ねじまで、幅広く対応する高性能ねじ切り加工用工具シリーズ。今回新たにAPI規格内径ねじ加工用として、新材種と新形状のインサートを追加した。
11月1日より販売を開始しているラウンドねじ加工用インサートに「AH8015」材種を、またバットレスねじ加工用チェザータイプインサートは2022年1月より発売を開始する。
近年、油井管を始めとする管用ねじ切り業種においても、特殊な被削材が多く使われるようになったことを受け、同社ではかねてからラウンドねじ加工用インサートに耐熱合金加工で好評を博している「AH8015」材種を追加。「AH8015」材種は耐摩耗性と耐欠損性を高次元で両立しており、難削材加工だけでなく鋼やステンレス鋼加工にも適用可能な高汎用性材種。
また、これにあわせて内径のAPIバットレスねじ用インサートにチェザータイプを追加した。これは両面仕様2コーナタイプのインサートで、高い経済性を発揮。材種には、油井管のねじ加工用に新たに開発したCVD材種「T05HP」を設定した。耐チッピング性と耐摩耗性のバランスが良く、切れ刃への負荷の高いチェザー加工においても抜群の信頼性と長寿命を発揮する。
■主な形番と標準価格
・16IR8RAPI AH8015:2,670円
(計2アイテム いずれも税抜き価格)
ヤマザキマザック いなべ製作所の金森氏 「黄綬褒章」受章

ヤマザキマザック いなべ製作所に勤務する金森仁司氏が、令和3年秋の褒章において「黄綬褒章」を受章した。
「黄綬褒章」は農業、商業、工業等の業務に精励し、他の模範となるような技術や事績を有する個人に対して与えられる褒章。金森氏は1980年の入社以来、工作機械のユニット組立作業に30年以上にわたり従事してきた。
特に、工作機械の重要部品である主軸ヘッドやチルトテーブルの組立において高度な技能を有し、品質向上と量産化に貢献したほか、技術指導においても社内の技能レベル向上に貢献したことなどが評価され今回の受章となった。
ヤマザキマザックグループで「黄綬褒章」を受けた社員は、今回の受章で累計4名となった。同社では、高度な技能を有する人材の育成に努め、高性能な工作機械の提供を通して世界のものづくりの発展に貢献するとしている。
功績・貢献の概要
●主軸ヘッドの組立・修理作業における技能向上
主軸ヘッドは、被削材を削る刃物に回転運動を与える重要部品で、金森氏はこの主軸ヘッドの組立作業における第一人者。さまざまな専用組立治具を自ら考案して製作し、現場へ導入することで生産性と安全性の向上に貢献した。また、その技能をいかして、国内外の顧客の工場の修理対応にあたったほか、サービスエンジニアへの作業指導を通じて技能レベルの向上に貢献した。
●チルトテーブルの組立における品質向上
チルトテーブルの組立には、部品がガタつき無くスムーズな回転ができるよう緻密な調整作業が必要とされるが、試作段階から設計部門や生産技術部門に対して組立担当者からの視点で助言を行い、品質の向上とともに量産化に貢献した。
●若手技能者の指導育成に関する功績
若手社員への組立作業や、機械調整における教育を継続してきたことに加え、工作機械の伝承技能であるキサゲ作業について、熱心に後進育成を行ってきた。また、1993年に機械組立仕上げ作業の一級技能士資格を取得し、社内での仕上げ技能訓練を実施、1級技能士2名、2級技能士27名を誕生させた。
DMG森精機 高速主軸speedMASTERの新モデル「speedMASTER 30k」を新発売

DMG森精機がこのほど、高速主軸speedMASTERの最高回転速度が30,000min-1(回毎分)仕様である「speedMASTER 30k」の販売を開始した。
speedMASTERは、同社の横形マシニングセンタNHX 4000 / 5000 3rd Generationや立形マシニングセンタNVX 5000 2nd Generationなどに搭載している高速ミーリング加工用の主軸。主軸最高回転速度15,000min-1仕様と20,000min-1仕様があり、多くの顧客に活用されている。
一方で、高速回転による長時間加工が必要なワークを生産される顧客からは、既存の設備を活用してさらに生産性を上げたいとの声があがっていた。
今回開発した「speedMASTER 30k」は、主軸最高回転速度30,000min-1仕様で、さらなる高速加工により加工時間を大幅に短縮する。例えば、金型加工において高速回転で長時間連続加工をするユーザーや、半導体装置部品への多数の小径孔(あな)加工など、小型で複雑化するワークを小径工具で高速加工をするには最適な仕様となっている。取付インタフェースを既存の15,000min-1仕様と20,000 min-1仕様に共通化した設計により、使用中の工作機械の主軸をグレードアップして使用できる。
「speedMASTER 30k」は、同社が高精度ターニングセンタの製造開始以来培ってきた主軸内製の経験を活かして全て内製しており、「その品質には絶対の自信を持っている」としており、そのため、保証期間についても同社の工作機械本機より1年長い3年間の無償保証としており、より安心して使用できる。また、加工時間の短縮により、CO2排出量や消費電力を削減することで、環境に配慮した生産現場の実現に貢献する。
↓Webサイトに動画を公開している↓
https://www.dmgmori.co.jp/movie_library/movie/id=6027
主な特長
①高速・高出力
・加工時間を大幅に短縮する主軸最高回転速度30,000min-仕様の高速主軸
・高出力モータにより、30,000min-1でもクラス最高の高出力(22kW)を実現
-同社の20,000min-1主軸と同等に一般的な鋼材の荒~仕上げまで幅広い加工に対応
②高精度・高剛性構造
・主軸ラビリンス構造を強化することで、主軸内へのクーラントの浸入を防ぎ、高い耐久性を実現
・皿バネを長寿命化し、ツールクランプ力を長時間にわたり維持することで、安定した加工を実現
・高剛性なベアリングの採用により主軸回転時の振動を抑制
-高精度加工により面品位が向上し、金型加工後の手作業による磨き作業を低減
・ツールシャンク形式は2面拘束で剛性に優れ、高速回転に最適なHSK-A63を採用
・ベアリングは焼き付きを防止する特殊素材を使用し、高剛性で長寿命化を実現
③メンテナンス性
・カートリッジ構造の採用により、主軸交換作業を大幅に短縮
・高い信頼性を提供する 3 年間の無償保証付き
④省エネルギー
・加工時間の短縮により、CO2の排出量や消費電力を約24%削減
ヤマザキマザックグループの社員2名が令和3年度「卓越した技能者(現代の名工)」に選出
ヤマザキマザックグループの纐纈鎌吉氏(大口製作所勤務)、五嶋武弘氏(いなべ製作所 勤務)の2名が、令和3年度の「卓越した技能者(現代の名工)」に選出された。
「現代の名工」は、きわめてすぐれた技能を有し産業の発展に寄与した者を、厚生労働大臣が表彰する制度。
纐纈氏は1974年に入社後、工作機械の組立・サービス業務に40年以上にわたり従事してきた。特にマシニングセンタのNCロータリーテーブルの組立では、テーブルユニットの耐久性・位置決め精度向上に貢献したことが評価され、今回の選出となった。
五嶋氏は、1977年に入社後、大型工作機械の組立・据付業務に40年以上にわたり従事してきた。大型工作機械の迅速な据付手法の確立、国内外のサービスエンジニアへの技術指導に貢献したことが評価され、今回の選出となった。
なお、ヤマザキマザックグループに所属する現代の名工は、今回の選出で累計12名となった。今後も高度な技能を有する人材の育成に努め、高性能な工作機械の提供を通して世界のものづくりの発展に貢献していくとしている。
纐纈鎌吉氏

●NCロータリーテーブルの組立手法の確立に貢献
横形マシニングセンタのNCロータリーテーブル(加工物を載せる部分)は、カムシャフトとローラータレットで構成されている。カムシャフトとローラータレットの噛み合わせの調整には、熟練の技能が必要とされる。そのNCロータリーテーブルの組立手法を確立し、組立時間の短縮と品質向上に貢献した。
●数値管理により、テーブル主軸ユニットの高品質化に貢献
複合加工機のテーブル主軸ユニットのベアリング与圧量をGNゲージを使用して見える化をする方法を確立した。与圧量を正確な数値で表し調整することにより、テーブル回転時の振れが安定し、機械の加工精度向上に貢献した。
五嶋武弘氏

●大型工作機械の組立・据付手法を確立
大型機械を出荷する際には、完成後に一度解体し現地で再度組み付ける作業が発生する。大型機械の迅速な組立・据付手法を確立し、機械の搬入から立上げまでの時間を短縮させることに貢献した。
●長年培ってきた技能を継承
卓越した技能を海外サービスエンジニアに伝承し、マザックグループ全体の技能向上に貢献した。また、大型機の組立・据付業務を行う中で得た知見を設計部門や生産部門にフィードバックすることで製品のさらなる高品質化に貢献した。