防犯網戸と嬉しいお便り
以前、ブログに掲載した“ヤマっ気満々”の防犯網戸記事を読んで下さった某メーカーの方から、先日、非常に嬉しいお便りをいただきましたのでご紹介しましょう。
*ちなみに以前掲載した防犯網戸についての記事はコチラね↓↓↓
http://seizougenba.com/node/112
「初めまして、防犯網戸についてのコラムを拝見しました、女性の観点での考察を拝見して意を強くしています(笑)
唐突なことですが、私どもは3年前から防犯網戸の国内販売を計画しています、我々の網戸は元々、オーストラリアでカンガルーの侵入を防止すると言う目的で普及した商品です、日本ではサッシメーカーやハウスメーカー各社とも網戸の防犯性については全く念頭に無く、これまで防犯網戸が普及する可能性は皆無でした、と言うのは日本の建築及びそれに付随するアイテムはの決定は男性が行っており、その男性たちは日中エアコンの完備したオフィス或いは車の中にいます。
その様な環境下で網戸の活用や用途について考慮することは絶対にありません、我々も当初はサッシメーカーやハウスメーカーへ働きかけましたが、網戸は車で言えばワイパーのような物で、出来れば無いほうがデザイン性に優れてい居ると思われているようです。
建築の社会は旧態依然の男性社会であると云っても過言ではないと思います(笑)
日中に女性が安心して空気の入れ替えを行うと言うだけでなく、冷え性の多い女性が治安上の不安からやむなくエアコンに頼っている実情も全く理解していないようです・・・
私たちの製品は次年度の3月に幕張メッセで展示する予定です(中略)本当に今後の販売プランの考察に生かさせて頂きます、本当にありがとうございました」
――――ですって。
なんて嬉しいことでしょう!
今や時代はエコなのよ!
自然の風を感じたいわよね。閉め切った部屋の中で冷房をガンガンかけるのは、身体に悪いもの。肌にだって悪いわ。
それに今、生活スタイルが多様になってるから、ご家族全員が働きに出てる、あるいは独り暮らしの方など長時間家を空けたとしても風を通したいわよね。疲れた足を引きずるようにして閉め切った部屋のドアをあけたとたん、モワーンというあの空気感が嫌なのよ! 田舎じゃ窓開けっ放しで解放感抜群だけど、都会じゃそんなことやっちゃうと、大変なことになってしまう。
この防犯網戸のアイデアは車にも適応できるしね。
あらやだ、世界中が防犯網戸を欲しがってる様子を想像しちゃうじゃないのよ・・・。
(妄想中)
連日、防犯網戸の話題で持ち切りの毎日。
「防犯網戸『N×2W(エヌツーダブル)』(注:Nasu Naomi+Windowから付けた商品名)が世界中で爆発ヒットを飛ばしています。近年、環境意識の高まりとともに、人々がいかに自然と共存していくかが問われていますが、今回、この『N×2W』の開発にあたり、美人産業ジャーナリストが世界に貢献しました・・・・」(←ニュース画面は真っ赤なドレスをまとった私がほほ笑みながらレッドカーペットの上をジョージ・クルーニーにエスコートされながら歩いている様子が映ってる。周囲からは称賛のため息と拍手が沸き起こる)・・・・・(きゃーっ! 妄想終わり)
――――というわけで、自然の恩恵を十分に受けられる生活スタイルとは・・・・を考えると、新しい産業が出来る可能性が高いわ! まだまだ研究開発のネタがいっぱいよ!
このように某企業さんからお便りをいただき、お役に立てて私も嬉しい限りです。
プロフィール
業界新聞社の取締役編集長を経て、インダストリー・ジャパンを設立。製造現場は日本の底力!をスローガンに製造業専門ニュースサイト「製造現場ドットコム」を運営している産業ジャーナリスト兼フリーライターです。霞ヶ関から錦糸町まで守備範囲が広いのが特長。現場取材は数知れず。些細なことや泥臭いことに真実が隠れているのを知り、今では何より本当のことを言うのが大好き。いつも働く女性と頑張るオヤジたちの味方よ。
ブログでは取材のこぼれ話やお知らせのほか、日常のことを綴っています。
機械振興会館 記者クラブ加盟