「INTERMOLDオンライン展示会」注目の機械・工具・周辺機器メーカーまとめ
現在、開催中の「INTERMOLD/金型展/金属プレス加工技術展 オンライン」(主催=日本金型工業会、日本金属プレス工業協会、運営=インターモールド振興会)。技術・製品・サービスの紹介動画や資料の掲載に加え、チャット機能によるリアルタイムでの商談機能もあり、出展者が掲載している情報の観覧や、資料のダウンロード、動画の再生も実行できるサイトとなっています。
オンライン展示会に馴染みのない方も馴染みの方も、おそらくインターネットの検索サイトから検索していく方が多いと思いますが、ネット上には様々な関連ページがあるので、来場登録や展示会サイトまで行き着くまでに手間取る可能性があるかと思います。
そこで! INRTERMOLDオンラインに簡単にアクセスし、注目したい機械・工具・周辺機器メーカーのポイントをまとめました。
まずは入場!
この展示会は、ログインしなければ拝見できません。
↓新規来場登録画面はこちら↓
https://online.intermold.jp/visitor/login/?redirect=%2Fexhibitors%2F
製造現場ドットコムのトップページにバナーが設置してありますので、オンライン展示会のバナーをクリックしても展示会に入りやすいですよ。検索してログイン画面を探す不便がありません。
さぁ、メールアドレスとパスワードを設定し、登録を済ませば、あとはオンライン展示会にGO! 入場したら気になる企業をクリックするだけ!
ひとつ注意があります。出展者へ問い合わせができるチャットシステムがInternet Explorerに対応していません。推奨ブラウザはGoogle Chrome、Mozilla Firefox、Microsoft Edgeです。(ページの閲覧はInternet Explorerでも可能)。
気になる出展企業名の詳細をクリックすると、各社一押しの商品や動画、チャットで問い合わせ可能な時間帯などが拝見できます。なお、各社のホームページに飛ぶとさらに詳細な内容とコンテンツが見られます。
注目企業まとめ
(あいうえお順:アマダマシナリー/アマダプレスシステム、イワタツール、オーエスジー、OKK、岡本工作機械製作所、キタムラ機械、黒田精工、芝浦機械、ダイジェット工業、大昭和精機、DMG森精機、日進工具、ブルーム-ノボテスト、牧野フライス製作所、三井精機工業、MOLDINO、碌々産業)
アマダマシナリー/アマダプレスシステム
PRしている商品は、オプティカルプロファイル研削盤 GLSシリーズ 「GLS-150GL UP」とデジタル電動サーボプレス「SDE-2017iIII GORIKI」。動画は7分23秒で、この中にこの2機種の注目点がつまっている。
ダウンロード可能な資料は、(1)アマダマシナリー 研削盤の自動化提案WEBセミナーの案内、(2)アマダプレスシステムWebソリューションの案内。
チャットを受け付けている。
イワタツール
イワタツールといえば、トグロンシリーズが有名。記載されている同社のホームページをみると、GPドリルによる世界最高速の穴あけ加工が動画で拝見できる。1穴0.25秒! S50Cに直径1㎜、深さ4.0mm、回転数毎分32,000回転、送り速度3,200mmで加工!
チャットは受け付けていない。
オーエスジー
インターモールドオンライン限定動画が配信中! また、新製品情報やWEBセミナー情報を https://www.osg.co.jp/showroom/index.html で公開中。PRしていた商品は、①高硬度鋼用超硬ボールエンドミル「AE-BM-H AE-BD-H AE-LNBD-H」、②非鉄用DLC超硬エンドミル「AE-TS-N AE-TL-N AE-VTS-N」、③高硬度鋼用底刃付きスレッドミル「AT-2」の3種類。他にもキャンペーンの紹介があった。動画は4分。この中で、同社エンジニアによるワンポイント解説にも注目!
ダウンロード可能な資料は、(1)高硬度鋼用超硬ボールエンドミル Carbide Ball End Mills for High-Hardness Steels、(2)非鉄用DLC超硬エンドミル DLC Coated End Mills for Non-Ferrous Materials、(3)高硬度鋼用底刃付きスレッドミル Thread Mill with End-Cutting Edge for High-Hardness Steels。
チャットを受け付けている。
OKK
PRしているのは、金型・精密部品対応縦型マシニングセンタ「VB53α」。このマシンの特長が掲載してある。動画は4分23秒。動画画面の上に環境熱変位補正「ソフトスケールCube」があったので拝見。温度変化情報をもとにして、リアルタイムで加工点の変異を補正するスグレモノである。
ダウンロード可能な資料は、(1)「VB53α」カタログ、(2)工作機総合カタログ、(3)Techno-Plan周辺支援。
チャットを受け付けている。
岡本工作機械製作所
PRしていたのは、①CNC高精度成形研削盤「HPG500NCS」、②精密平面研削盤「PSG64SA1」、③CNC精密複合円筒研削盤「UGM3100NC」、④CNC超精密平面研削盤「UPG84CALiⅡ」、⑤CNC門形平面研削盤「UPG158CHLi」の最先端研削盤5シリーズ。 動画は6分22秒。会社案内も含めて同社の強みがつまっていた。
ダウンロード可能な資料は(1)高精度成形研削盤「HPG500シリーズ」精密成形研削盤「PFG500シリーズ」、(2)精密平面研削盤「PSGSA1」、(3)CNC精密複合研削盤UGMシリーズ」。
チャットを受け付けている。
キタムラ機械
独自開発による高いコストパフォーマンスを持つ画期的なマシンが強みの同社。PRしているのは同時5軸制御立形マシニングセンタ「Mytrunnion-4G」だ。動画は1分10秒。なめらかな動きを見ることができる。
ダウンロード可能な資料は(1)ハイコストパフォーマンスモデル「Mytrunnion-4G」、(2)世界初 独自開発アイコン制御CNC Arumatik-Mi」。
チャットを受け付けている。
http://www.kitamura-machinery.co.jp/
黒田精工
今回は、同社独自の金型システム「FASTEC®システム」をPR。PR製品は、①「FASTEC(だぼ積層)、②「RASER FASTEC(レーザー溶接積層)、③「Glue FASTECシステム(接着積層)。動画は4分38秒。精密機器の総合メーカーの同社だからこそ実現したこれらの技術が説明されている。
ダウンロード可能な資料は(1)FASTECカタログ。
チャットを受け付けている。
なお、16日(金)まで、オンデマンド配信で「モータ高効率化に向けたモータコア製造の技術開発動向」をテーマに、黒田精工 技術本部 プロセス開発推進室 福山 治氏が解説してくれる。
http://www.kuroda-precision.co.jp/
芝浦機械
今回PRするのは、①超精密マシニングセンタ「UVMシリーズ」、②超精密非球面・自由曲面加工機「ULC/ULGシリーズ」。動画は4つあり、機上画像計測、工具輪郭形状測定、工具経路ベクトル補正を使用した「UVM-450D(H)」が1分12秒、小径工具による傾斜微細形状の鏡面加工を実行する「UVM-700E(5AD)が1分15秒、「ULC-100F(S)」による自由曲面の高速・超精密旋削加工が31秒、「ULG-100D(5A)」による自由曲面ガラスレンズ金型加工が28秒と、短くツボを押さえた編集となっており、見やすい。
ダウンロード可能な資料は(1)超精密マシニングセンタUVMシリーズ 概要・加工事例・加工支援機能、(2)超精密マシニングセンタ UVMシリーズ 高剛性・高トルク型空気静圧軸受主軸、(3)超精密非球面・自由曲面加工機 ULC/ULGシリーズ 概要・加工事例。
チャットを受け付けている。
なお、「超精密マシニングセンタUVMシリーズ 一歩進んだ高精度ミーリング技術」をテーマに、工作機械カンパニー 工作機械技術部 シニアエキスパート 天野 敬氏がオンデマンドにて10月16日まで解説中。
https://www.shibaura-machine.co.jp/
ダイジェット工業
原料粉末の調製から工具の完成まで、自社一貫生産を誇るダイジェット工業がPRする商品は、①高送り/肩削り加工用工具エクストリームシリーズから「マルチエクストリーム」、②耐摩耗用工具「サーメタル」。動画は2分31秒。拝見すると心地よい音楽が流れ、同社の企業理念が分かる内容となっている。
ダウンロード可能な資料は、(1)会社案内、(2)マルチエクストリーム、(3)耐摩耗用工具 サーメタル。
チャットは受け付けていない。
大昭和精機
BIGでお馴染みの大昭和精機は、レンチ1本で誰でも簡単に着脱が行え、繰り返し振れ精度4D先端3μm以下の高精度な「ハイドロチャックシリーズ」を展開。他にも「メガチャックシリーズ」、防振機構内蔵で嫌なビビリをシャットアウトする「スマートダンパー」、高精度ボーリング加工シリーズの「CKボーリングシステム」、操作性に優れた高品位ツールプリ雪駄「STPマジス」。動画は6分26秒で、軽快な音楽に乗ってBIG商品がダイジェストに紹介していた。
ダウンロード可能な資料は、(1)ハイドロチャックシリーズ、(2)スマートダンパー、(3)ツールプリセッタSTPマジス。
チャットは受け付けていない。
https://www.big-daishowa.co.jp/
DMG森精機
最先端をゆくイメージが強いDMG森精機。おやっ? 今回は、出展者情報にPRがnothing! チャットも受け付けていないのだが、記載されている同社のホームページにアクセスすると、トップページに、「DMG MORI デジタルツインショールーム」の案内が目に飛び込んだ。クリックすると、実際にショールームを歩いているようなサイトに入る。他にも金属加工業ではもうお馴染みの「切削加工ドリームコンテスト」の概要や応募方法などを紹介したり、同社の動画を集めたライブラリサイトにカタログダウンロード、オンラインセミナーの案内など、非常に豊富なコンテンツを見ることができた。さすがは期待を裏切らないDMG森精機だ。
日進工具
精密・微細加工技術に貢献している同社のPR商品は、①高硬度鋼・高精度加工用2枚刃ロングネックボールエンドミル(詳細HP:https://www.ns-tool.com/ja/products/product_information/mugen_coating_p… )、②CBNエンドミルシリーズ(詳細HP:https://www.ns-tool.com/ja/products/product_information/cbn/ )。動画は2分で、無限コーティングプレミアムPlus 高硬度鋼高精度加工用2枚刃ロングネックボールエンドミル 焼きばめチャック対応ショートシャンクタイプ「MRBSH230SF GEAR&GEAR」が流れている。
ダウンロード可能な資料は、(1)高硬度鋼・高精度加工用2枚刃ロングネックボールエンドミル「MRBSH230SF」パンフレット、(2)CBNエンドミルシリーズ パンフレット。
チャットを受け付けている。
ブルームノボテスト
今回PRするのは生産プロセスの効率化に向けた、①加工回転数で工具長/径/摩耗/チッピング等を測定&検知するレーザシステム「LC50-DIGILOG」、②工具測定データの歌詞か&解析を行う「LC-VISION」、③最大F3000の送り速度で測定可能なワーク芯出し&寸法測定用のタッチプローブ「TCプローブ」④気丈ワーク3次元測定「フォームコントロール」。動画は10分。この中に、同社製品の優位性がつまっている。
ダウンロード可能な資料は、(1)回転工具の非接触測定 LC50-DIGILOG、(2)工具測定データの可視化&解析 LC-VISION、(3)気丈ワーク3次元形状測定 フォームコントロール。
チャットを受け付けている。
https://www.blum-novotest.com/
牧野フライス製作所
今回はチャットを受け付けていない同社。おや? と思い、HPにアクセスすると、INTERMOLD大阪・名古屋で展示する予定だった様々なコンテンツが豊富に掲載してあった。バーチャルブースには、5軸制御立形マシニングセンタ「D200Z」、NC放電加工機「EDAF3」、ワイヤ放電加工機「U6 H.E.A.T.」などがあり、これらのマシンをクリックすると、デモ加工や加工事例を動画で見ることができる。ティーチングレスの自動化システムも見所で、また、常時公開しているオープンセミナの動画もあり、非常に見やすいうえ、豊富な内容に大満足!
なお、今回INTERMOLDオンラインで掲載されている動画は、2分16秒。この中に省人化・自動化・容易化への展示ダイジェストが紹介されていた。
https://info.makino.co.jp/intermold
三井精機工業
精度へのこだわりをみせる同社のPR商品は、①精度と剛性にさらなる磨きをかけたリニューアルモデル「Vertex55Ⅲ」、②砥石軸自動切り込みストロークを2mm~53mmに拡大したジグ研削盤「J350G」、③ジグボーラーの高精度位置決めと高品位形状加工を実現する「PJ812」。動画は4分。この中に出展機の加工事例を見ることができる。
ダウンロードできる資料は、(1)Vertex55Ⅲ 5軸制御立形マシニングセンタ、(2)J350G ジグ研削盤、(3)PJ812 Precision Profile Center。
チャットは受け付けていない。
MOLDINO
本年4月1日より、三菱日立ツールからMOLDINOに社名を変更した同社。PR商品は、①アルファ高送りラジアスミル「TR4F」、②アルファポリッシュミルVタイプASPVmini」、③アルファボールエンドミル「BR2P」。動画は1分13秒。多彩な加工に対応する「TR4F」の動画を拝見することができる。
ダウンロードできる資料は、(1)アルファ高送りラジアスミルTR4F、(2)アルファ ポリッシュミルVタイプASPVmini、(3)アルファボールエンドミルBR2P。
チャットを受け付けている。
碌々産業
超精密微細加工に貢献する同社が主にPRしていた製品は、微細加工機シリーズの、①P12-Cgenesis、②AndroidⅡ/AndroidⅡ type-s、③Mega、④Vision、CEGA。⑤ネットワークを通じて微細加工が常に最高の状態にする環境をユーザーと同社が一体となり保つシステム「AI Machine Dr.」。動画は2分29秒で、この中に碌々産業が注力している「Machining Artist」普及活動について同社の海藤社長が思いを語っている。
ダウンロード可能な資料は、(1)製品ラインナップ、(2)碌々産業総合カタログ。
チャットを受け付けている。
プロフィール
業界新聞社の取締役編集長を経て、インダストリー・ジャパンを設立。製造現場は日本の底力!をスローガンに製造業専門ニュースサイト「製造現場ドットコム」を運営している産業ジャーナリスト兼フリーライターです。霞ヶ関から錦糸町まで守備範囲が広いのが特長。現場取材は数知れず。些細なことや泥臭いことに真実が隠れているのを知り、今では何より本当のことを言うのが大好き。いつも働く女性と頑張るオヤジたちの味方よ。
ブログでは取材のこぼれ話やお知らせのほか、日常のことを綴っています。
機械振興会館 記者クラブ加盟
最近のブログ投稿
- 【お知らせ】アマダ 「AGIC 」11月特別イベント開催!
- DMG MORI SAILING TEAM「Vendée Globe2024」出航しました!
- 【JIMTOF特別講演】11月8日(金) 空想世界をリアルに検討する前田建設ファンタジー営業部の岩坂役員が登壇!
- 【お知らせ】日工会が、HP上で自動化生産システムを実現するためのサービス(デジタル)自動化を普及・促進するための3Dマトリックスソフトを公開
- 日工会「IMTS2024」速報を発表
- 「JIMTOF2024」に学生のための新エリアが南4ホールに誕生!
- 【お知らせ】建機ファン注目! 8月31日(土)常陸那珂臨港工場で「日立建機フェスティバルinひたちなか」を開催
- お詫びと訂正
- 映画「ラストマイル」のロケ地としてトラスコ中山の物流センターが全面協力!
- 芝浦機械が初TVCM!