【お知らせ】DMG MORIが加工を受託、金属積層造形の活用をサポート 「AM Lab & Fab」開設
DMG森精機が同社の伊賀グローバルソリューションセンタに「アディティブマニュファクチャリング Laboratory & Fabrication(以下、AM Lab & Fab)」を開設し、金属積層造形の活用をサポートする受託加工サービスを先月より本格稼働しました!
積層造形は従来の切削加工では困難な形状を造形することができるため、近年飛躍的に市場が成長していますが、同社によると、「製造現場でも金属積層造形機の需要が増加している一方、人材不足により急な需要増加への対応が出来ない、自社の設備やノウハウでは生産が難しい形状のワークがある、というように既存の人材と設備だけでは対応が難しいという課題があります。また、設備導入の検討前に金属積層造形技術を試してみたいというお考えの方もいます。」とのこと。
こうしたお客様のニーズを受け、開設した「AM Lab & Fab」では恒温室に最先端の金属積層造形機を設置し、金属積層造形の受託加工を行うもので、同社ではDED方式(指向性エネルギー堆積法)とSLM方式(選択的レーザ溶融法)の2種類の金属積層造形機をラインアップし、より多くの材料と形状に対応。また、お客様のワークを造形するだけでなく、当社の豊富な金属積層造形技術のノウハウを最大限に活用した積層造形コンサルティングや、AM Lab & Fabを例として設置環境や周辺機器、プログラミングなど最適な導入環境のご提案も行います。
プログラミングから積層造形、仕上げ加工まで全てを同社で完結できるため、情報セキュリティ面でも安心して利用できることが嬉しいですね。
さらに、2022年中に、東京都の江東区潮見にある同社の東京グローバルヘッドクォータにも開設を予定しているとのこと。
同社では、「今後ますます成長が見込まれる積層造形の分野において、材料・ワーク設計・加工方法など制作の自由度が高いという特性を最大限に活用して、お客様と共同開発を行い、金属積層造形の普及と発展に貢献できればと考えています。」としています。
■AM Lab & Fabの概要
所 在 地:三重県伊賀市御代201
(DMG森精機株式会社 伊賀事業所 伊賀グローバルソリューションセンタ内)
保有設備:LASERTEC 3000 DED hybrid、LASERTEC 12 SLM、LASERTEC 30 SLM 2nd Generation、LASERTEC 30 DUAL SLM
Webサイト↓
https://www.dmgmori.co.jp/sp/labandfab/
(詳細な受託加工の内容やお見積書の依頼は同社のWebサイトよりお問い合わせください)
プロフィール
業界新聞社の取締役編集長を経て、インダストリー・ジャパンを設立。製造現場は日本の底力!をスローガンに製造業専門ニュースサイト「製造現場ドットコム」を運営している産業ジャーナリスト兼フリーライターです。霞ヶ関から錦糸町まで守備範囲が広いのが特長。現場取材は数知れず。些細なことや泥臭いことに真実が隠れているのを知り、今では何より本当のことを言うのが大好き。いつも働く女性と頑張るオヤジたちの味方よ。
ブログでは取材のこぼれ話やお知らせのほか、日常のことを綴っています。
機械振興会館 記者クラブ加盟
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