「情熱は千里を越えて ~出稼ぎ地球会社の一兵卒~」 経営者の〝語られにくい局面〟に真っ正面から向き合った記録!

 

 加工現場で活躍している人の多くはすでにご承知のオーエスジーですが、このほど、石川則男 代表取締役会長兼CEOが「情熱は千里を越えて ~出稼ぎ地球会社の一兵卒~」を発刊しました。

同社は35カ国に100を超える拠点を構える切削工具メーカーですが、〝不確実生が高まる今、企業経営に求められるものとは〟という問いに示唆を与えてくれる一冊でした。社員向けを意識した内容だったこともあり、決して美談ばかりではなく、語られにくい局面を赤裸々に綴った内容は、非常に読み応えがありました。「出稼ぎ地球会社」を旗印にしているだけあって、英文も併記している点にオーエスジーらしさが滲み出ており、グッときました。

得意先の開拓に悪戦苦闘しつつ、M&Aを通じて欧州での事業基盤を確立した経緯などのくだりは思わず、引き込まれてしまいました。この書籍の面白さは、経営者にとって避けては通れない、小さな修正、大胆な決断の積み重ねという、〝意志決定〟の本質が具体的な事例とともにリアルに記されている点でした。

現在、日本の製造業は構造転換が迫られていますが、次の一手を模索するヒントにもなる良書で、とっても刺激になりました。

やっぱり、リアリティのあるストーリーは面白い!