2023グッドデザイン賞を受賞したユキワ精工の「ワークハンドリングホルダ」
しばらくメカトロネタが続きます☆
新型コロナウィルスが猛威を振るってからというもの小千谷に位置するユキワ精工の酒巻社長とお会いする機会がめっきり減少していたのですが、MECTでお会いするチャンスに恵まれ、お話しを聞くことができました。
あらっ!

マテリアルハンドリング ワークホルダが「2023年グッドデザイン賞」を受賞しました。
ちなみに今年度のグッドデザイン賞は5,447件が審査対象になっています。
酒巻社長によると、「製造業では労働人口の減少から人手不足も深刻な問題で、解消するために自動化が推進され、大企業では搬送ロボットを設置するなど取り組みが進んでいますが、工作機械とともに設置するわけですから広いスペースが必要。ティーチングやプログラムの作成などシステムを構築するのは中小企業ではハードルが高く、自動化を進めたくても進まないのが現状です。そこで、搬送用途として工具ホルダをデザインしました。」とのこと。
マシン内のワークストッカーから自動でワークの供給、排出を可能にしたこのハンドリングホルダのメリットは、搬送ロボットの導入に比べ安価で簡単に設置することができ、複数個のワークの機械加工を自動化することができること。夜間運転なども可能になるので機械の稼働率を向上することができるのです。搬送ロボットの電力不要となるので省エネ!
色はシルバーとゴールドの2種類。それぞれ違いがあります。

多種多様なワークに対応するため、外径把握用をゴールド、内径把握用をシルバーに色分けしたんですって。
同社では2012年にも、速くキレイに削れるecoなホルダ「グリーンG1チャック」でグッドデザイン・ものづくりデザイン賞を受賞していますから、今回で2度目の受賞となりました。
ワークハンドリングホルダ加工動画(youtubeで見るをクリックしたら再生します)↓
プロフィール
業界新聞社の取締役編集長を経て、インダストリー・ジャパンを設立。製造現場は日本の底力!をスローガンに製造業専門ニュースサイト「製造現場ドットコム」を運営している産業ジャーナリスト兼フリーライターです。霞ヶ関から錦糸町まで守備範囲が広いのが特長。現場取材は数知れず。些細なことや泥臭いことに真実が隠れているのを知り、今では何より本当のことを言うのが大好き。いつも働く女性と頑張るオヤジたちの味方よ。
ブログでは取材のこぼれ話やお知らせのほか、日常のことを綴っています。
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