「虹を創る男」の文中には!!!!

 

「虹を創る男〈上・下〉」邦光史郎/著 (出版:集英社文庫 1992625日第1刷)に、〝ナチ印のハイスドリル〟、〝タンガロイのチップ〟という言葉が!

この本は、三洋電機の創立者の井植歳男氏が、ゼロから家電事業の活路を拓いた男の壮大なロマンが書かれています。時代は、戦前戦後。敗戦後に闇市に放出された工具を購入するシーンの一節に、「みろよ、ナチ印のハイスのドリルに、タンガロイのチップや。こんなもの、戦争中は、お目にかかりたいいうてもあらへんかったで」とあります。

終戦日を境にして、売掛金が回収できなくなり、生き残るのも大変だったと思いますが、こうした時代を乗り越えて現在もグローバルに活躍している切削工具メーカーが多いことは、非常に誇らしいことです。

ものをつくるためには道具が必要ですが、工作機械も切削工具も周辺機器もこの時代からは格段に進化を遂げて、われわれの生活を見えないところで支えています。