【JIMTOF強化月間】マキノは“超硬直彫り加工”を中心に最新加工技術と事例を紹介!

マキノさんといえばブランド力はもちろんのこと、CAD/CAMから切削加工機、形彫放電加工機そしてワイヤ放電加工機まで、幅広い製品ラインナップで有名よね。

マキノさんならではの技術をふんだんに取り入れた安心のマシン群も素晴らしいけれど、もうひとつ注目すべき点は営業マンよ! 今まで取材したけれど、そりゃー営業の動きの素早さといったらない。しかも、売ったら売りっぱなし・・・・ってわけじゃなくて、“独自の加工技術”により、金型加工・部品加工を設計から製造まで親切丁寧にサポートするのが強みなのよ。マキノのマシンを使う方の多くが「安心して使える」って言っていたけれど、それも分かるような気がするわ。

さて、今回のJIMTOFでは、「横形マシニングセンタa51nx/a61nxによるアルミニウム・鋳鉄の高能率加工、微細精密加工機iQ300による超硬の直彫り加工を中心に、最新の加工技術と加工事例をご紹介」ってことらしいけれど、フフフフフ・・それだけじゃないのよ!

今回、マキノさんのブースに行ったらね、ぜひ見ていただきたいマシンがあるの。
さぁ、そこのアナタ!
メモの用意はいい?

今年9月10日~9月15日の間、シカゴで開催された「IMTS(International Manufacturing Technology Show)」で初お披露目した横形マシニングセンタ「N2シリーズ」と、ワイヤ放電加工機「U3」が、今回、日本初登場するのよ。

横形マシニングセンタ「N2シリーズ」は、近々掲載する注目記事、「製造現場ドットコムが選んだJIMTOF各社の一押し商品はコレだ!」で詳しく掲載するとして、今回、特別に放電加工機「U3」がどんな製品なのかチラリと教えてあげるわ☆

日本で初お披露目する放電加工機「U3」

特長はね、①仕上げ加工回数を削減、②厚板を高い真直精度で加工、③段差形状の厚物部品を高速で加工――ということだけど、これを詳しく説明すると、一般プレス金型や部品加工は、形状精度の向上や磨き工程を削減するためRz5µm以下の表面粗さが要求されるわけ。これがクセモノでね、従来、この表面粗さを得るためには4回の加工回数が必要だったんですって。面倒臭いわね。

なので、加工時間の短縮とワイヤ電極の消費量削減が課題とされていたんだけど、その課題を今回克服した「U3」は、なんと表面粗さRz3µmを3回の加工回数で実現できたわけ!加工時間は従来よりも20%短縮、ワイヤ電極消費量は14%も削減することに成功したんだから、これはすごいことよね。

やっかいな厚板加工の問題点は、ワイヤ電極のたわみが大きくなるため、加工物の真直性が悪くなること。ワイヤ電極にたわみを発生させる要因は、厚板の場合、ワイヤ電極を支持する上下加工ヘッド間の距離が長いことや、加工液の水圧と放電の反発力。コイツをマキノ独自の制御で真直性を向上させたわけよ。どんな技術か盛り込まれたのか知りたいけれどそこはやっぱり、レモンのヒ・ミ・ツというか企業秘密ね☆

あとひとつ、ワタシがこのマシンに感心したのは、「ワークの防錆機能」なのよね。
水加工液で問題となる、鋼材の錆の発生や超硬材の電解による腐食を防止する機能を標準装備したんですって。錆の発生の原因となる鉄イオンの溶出を電気的に防止し、長時間加工でもワーク表面を錆や腐食のない良好な状態に保ってくれるわ。
なかなか親切なマシンね!

あらやだ。
チラリと紹介するつもりが結構書いてしまったようね。
製造現場ドットコムファンの皆様に大サービスしちゃった(●ω●)ウフ☆
この続きは、マキノさんのブースで確認するといいわよ。

そうそう、JIMTOFの会期中、11月3日(土)の「テクニカルセッション③」(会場:東京ビッグサイト・会議棟レセプションホールA)では「工作機械と新素材加工における高効率化技術」をテーマに16:50~17:35まで同社の上野裕司加工技術本部カスタマアプリケーショングループマネージャが「難削材の加工能率向上と工具寿命延長を両立する先端技術」を講演してくれるので、最先端の加工トレンド情報を仕入れたい方は、ぜひ、「国際工作機械技術者会議」に申し込んでね☆

■国際工作機械会議の詳細はコチラ↓↓↓
http://seizougenba.com/node/2031

牧野フライス製作所ブースNo.東2009