取材のこぼれ話とユニークな名刺
先日、アマダさんの70周年記念パーティが開催されました。
アマダさんといえば、1946年、創業者の天田勇氏が32才のときに、焼け旋盤1台から創業したという、逞しくて息の長い企業です。この歴史や記念式典の様子については、また後日、製造現場ドットコムでたっぷりと掲載いたしますので、お楽しみに(●∀●)☆
アマダさんらしい真っ赤なオリジナルカクテルが振る舞われました♡
さて、パーティには各界からトップの皆様が招かれ、お集まりになられました。
その時に、あるお方と名刺を交換いたしました。
名前はプライバシーを配慮してボカしましたが、ファナックさんにはこんな役職があるんですね。
インパクト大!
この時、目の前にいるお方は至って紳士的であり、妖怪とはほど遠い風貌です。
驚いた私は、この役職の由来について聞いてみました。
「数値制御技術の黎明期より、その開発と普及の先頭に立ち、半世紀を経た今もあらゆる場所に変わらぬ志で出没し、それは妖怪そのものであるーーーーーー」ということで、稲葉善治会長が特別に称号を与えたとのことでした。(この方は妖怪以外にも立派な役職があります)
さすがは世界のファナックさん。
遊び心にグッときましたね☆
ところで、この日、産業界が最も気になるインダストリー4.0、IoTの話題がチラリ。
ちょうど、ファナックの稲葉会長と経産省の糟谷製造産業局長がいらっしゃったので、ちょっとだけ尋ねてみましたよ。
1番難しいのは、「強みを活かして繋がっていく」こと。
これは、日本だけでなく、各国の大きな課題となると思います。
町工場から大企業まで繋がっていく中で、そこに生じたトラブルの責任の所在をどうするのか等、なかなか難しいこともありますが、この流れの中で、製造業界がやらなければならないことは盛りだくさんです。グローバル化が当たり前になった今こそ、様々な企業・業界と新しい知恵を結集し、新たな課題解決を模索する時代になってきたんですね。その中で、日本の作戦や企画力も問われてくると思います。
個人的には、なかなか生きづらい世の中ではありますが、見方によっては、チャレンジのしがいがある時代の到来ともいえましょう。
大志を抱くのは少年だけじゃないぜ!
中年よ、大志を抱け! だ!
プロフィール
業界新聞社の取締役編集長を経て、インダストリー・ジャパンを設立。製造現場は日本の底力!をスローガンに製造業専門ニュースサイト「製造現場ドットコム」を運営している産業ジャーナリスト兼フリーライターです。霞ヶ関から錦糸町まで守備範囲が広いのが特長。現場取材は数知れず。些細なことや泥臭いことに真実が隠れているのを知り、今では何より本当のことを言うのが大好き。いつも働く女性と頑張るオヤジたちの味方よ。
ブログでは取材のこぼれ話やお知らせのほか、日常のことを綴っています。
機械振興会館 記者クラブ加盟
最近のブログ投稿
- 【お知らせ】アマダ 「AGIC 」11月特別イベント開催!
- DMG MORI SAILING TEAM「Vendée Globe2024」出航しました!
- 【JIMTOF特別講演】11月8日(金) 空想世界をリアルに検討する前田建設ファンタジー営業部の岩坂役員が登壇!
- 【お知らせ】日工会が、HP上で自動化生産システムを実現するためのサービス(デジタル)自動化を普及・促進するための3Dマトリックスソフトを公開
- 日工会「IMTS2024」速報を発表
- 「JIMTOF2024」に学生のための新エリアが南4ホールに誕生!
- 【お知らせ】建機ファン注目! 8月31日(土)常陸那珂臨港工場で「日立建機フェスティバルinひたちなか」を開催
- お詫びと訂正
- 映画「ラストマイル」のロケ地としてトラスコ中山の物流センターが全面協力!
- 芝浦機械が初TVCM!