停電は加工現場の敵

巨大な台風15号は日本全国至る所に痛々しい爪痕を残しました。
昨日は私も速やかに予定を変更し、せっせとコンビニで買い物を済ませて逃げるように帰りました。

え?
普段はトロいくせにこういうときだけ、スピーディだって?
―――まぁ、いいでしょう。聞かなかったことにしてあげる。

さて、私が最も恐れているものは重力(G)ですが、加工現場で働く皆様にとって、恐ろしいのは停電です。特に加工中の停電は最悪です。

某氏が加工中の停電がいかに悲惨かを教えて下さいました。

「加工中の停電はすげーよ! Z軸は下がるし物もだめになって、タップ加工をしていた時は主軸が惰性で回り、XYZ止まっているから、ワークは飛ぶはタップは折れるは・・・」だそうです。

特に、オーダー1個で1個つくっていた場合、超ヘコむとのこと。当然ですよね。
また、今の機械はマシになったとのことですが、それでもやっぱり主軸が下がるとのこと。これまたブルーな気分になりますね。

昨日の停電のあおりを受けた某制御屋さんは、今日の午前中に電気が復旧したそうです。これから頑張ってぶっ飛んだデータを作り直すんですって。
停電がもたらす悪影響は、加工現場にとって脅威としか言いようがありません。

こういうことが続くとイライラしますよね。
イライラすると周囲に八つ当たりをしたり、暴飲暴食に走ったり、胃を痛めたり、あまり良いことがありません。

こんな時に役立つグッドアイテムをご紹介いたしましょう。
感情を司る前頭葉を鎮めるためと、最も足りない集中力を強化するため、私が愛用しているのはシンギングボールです。以前、インド雑貨屋で一目惚れをして購入しました。
木の棒でシンギングボールのフチをグルグル擦りつけるようにして回すと、ぼぁわわわ~んうゎんうゎん~という不思議な音が出ます。非常にシンプルなものですが、じっと聞いていると脳みそが喜ぶのが分かります。
非常に心地よいシロモノです。オススメですよ。