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コマツが ICTブルドーザー5機種・ICT油圧ショベル1機種を国内市場で販売開始
同社は2015年2月より、建設現場のあらゆる情報をICTで繋ぎ、安全で生産性の高い「未来の現場」を実現するソリューション事業「スマートコンストラクション」をレンタルで提供しているが、新たに販売での導入を開始する。
国土交通省は、労働力不足など建設業の抱える様々な問題を解決し建設現場の生産性向上に取り組む方策として「i-Construction」の推進を発表している。2016年度からは直轄工事の土工ではICT土工の全面的な活用に向け、調査・測量、設計、施工、検査のプロセスにおいて3次元データによる新基準が導入される。またICT土工の活用に必要な経費を計上するための新たな積算基準が導入される。同社のスマートコンストラクションは、国土交通省の「i-Construction」の各工程にも対応するもの。
同社のICTブルドーザーは、整地の仕上げ作業時だけではなく、掘削作業時を含むブレードコントロールを自動化した世界初の自動ブレード制御機能を搭載し、作業効率の大幅な向上を実現している。ICT油圧ショベルは、GNSS(GPS+GLONASS)アンテナと補正情報から得たバケット刃先の位置情報を施工設計データと照合しながら作業機(ブーム、アーム、バケット)操作を制御する、世界初のマシンコントロール技術を搭載し、ICTブルドーザーと共に「インテリジェントマシンコントロール」を実現している。またICT油圧ショベルにはステレオカメラを標準装備している。
スマートコンストラクションサポート契約は、施工現場の全エリアを3次元データで完全掌握することができるクラウド型プラットフォーム「KomConnect」の利用、ICT施工を遠隔サポートするスマートコンストラクションサポートセンタの利用、高精度施工のためのGNSS補正情報配信サービス、通信料、ICT建機本体ソフトウェア保守料をパッケージ化している。このサービスにより、ユーザーは「i-Construction」の新基準の整備とともにそれに対応した施工管理が可能となり、ICT施工で必要な初期設定や手続きが不要となり、遠隔サポートにより安心してICT建機を使うことができる。また要望に応じて、起工・完工時のドローンによる高精度測量、ICT建機での施工に必要な3次元設計データ作成、稼働に必要なローカライゼーションなども別メニューで提供する。
世界初! 三菱マテリアルが高いAl含有比率と硬さを兼備するTiAlN膜を開発
会見で、長田 晃 開発本部長(工学博士)は、「ミーリング加工は工具本体が回転し、複数のインサートにより被削材を切削加工をする。刃先に使われるコーティングインサートは基体として超硬合金を使っている。表面に恒温でも高い対摩耗性を保持する硬質材料、主にはセラミックス材料だが、これをコーティングすることで切削工具の性能、寿命を大幅に向上させる役割を担っている。特にミーリング加工では硬さ、靱性の両立が求められており、それには両特性に優れたTiAlN膜が幅広く用いられている」とコーティングインサートについて触れたあと、今回開発に成功した新開発のコーティングの特長を次のように示した。
(1)従来膜を張るかに凌ぐ高い硬さと新技術により高いAl含有比率と高い膜硬さを両立した。
(2)酸化物膜(Al₂O₃等)に劣らぬ耐酸化性。切削加工中に膜表面に保護膜が形成され酸化を抑制。
(3)硬質材料の常識を覆す耐クラック進展性。ナノレベルの組織制御によりクラックの進展を抑制。
新開発『Al-rich(アルミリッチ)コーティング』のココが凄い!
そのため、同社では、従来よりも高いAl含有比率においても異相が生じず優れた切削性能を発揮するTiAlN膜を開発し、この技術を応用した新製品MP9005、MP9015を2013年11月に発売し、多くのユーザーから好評を得ていたが、同社が今回、開発に成功した『Al-richコーティング』では、さらに高いAl含有比率においても前記技術では成し得なかった異相の析出抑制を可能とし、TiAlN膜の飛躍的な特性向上を実現している。
「このコーティング技術は、同社独自設計によるコーティング装置や、従来とは異なるコーティングプロセスや複数の新技術の融合により開発され実用化に至った」(長田開発本部長)
切削工具の性能向上に有効な『Al-richコーティング』の優位性については下記のとおり。
1.従来膜をはるかに凌ぐ高い硬さ
独自技術による新しいコーティングプロセスにより、TiAlN中のAl含有比率を極限まで高めても軟質のAlN相が生成しない『Al-richコーティング』を開発し、高いAl含有比率と膜硬さを維持することに成功。同社はすでに“アルミリッチテクノロジー”を開発しており、すでに2年ほど前から商品を展開しているが、順次、新製品へ展開応用している。今回、この技術をさらに飛躍的に向上させ、より高いアルミ含有比率でも硬さ低下を起こさずにより高い硬さを実現していることが世界初となった。
2.酸化物膜(Al2O3等)に劣らぬ耐酸化性
『Al-richコーティング』は、膜中のAl含有比率が従来製品と比較し大幅に高くなっていることから、刃先が極めて高温になる高速切削や高送り切削等の高能率切削においても、膜表面に耐酸化性に優れるAlの酸化物を形成しやすく、これが保護膜となって超硬合金母材の酸化を抑制するとともに高い硬さを維持する。また、耐酸化性を高める目的で従来使用されているAl2O3等の酸化物膜はチッピングしやすいという欠点を持っていたが、『Al-richコーティング』は窒化物をベースとした酸化物層が形成されるため、膜の強度が高くチッピングを起こしづらい特徴を有する。
3.硬質材料の常識を覆す耐クラック進展性
『Al-richコーティング』は、従来のTiAlN膜と異なりナノレベルの結晶組織構造を制御している。この組織構造により、膜へのクラック生成および生成後のクラック進展を抑え、膜の破壊を伴う工具損傷を抑制することができる。
『Al-richコーティング』を適用した製品の第一弾! ミーリング加工用のコーテッド超硬新材種「MV1020」
長田開発本部長は、「「MV1020」は様々な被削材に対応でき、特に各種鋼や鋳鉄の高速加工および湿式加工において極めて優れた耐摩耗性と耐熱亀裂性を発揮し、従来製品をはるかに凌ぐ切削性能を実現した。例えば合金鋼SCM440(切削速度300m/min)の乾式正面フライス加工やダクタイル鋳鉄FCD700(切削速度300m/min)の湿式正面フライス加工において従来製品の4倍以上の寿命を示し、お客様の加工コストの低減に大きく寄与し、また、従来製品よりも高い切削速度や送りでの高能率加工が可能なため、加工時間の大幅短縮を実現できるようになった」と述べた。
このほど販売を開始した「MV1020」の詳細は以下の通り。
1.汎用正面削りカッタ「ASX445」シリーズ用インサート「JMブレーカ」および「JHブレーカ」
品番: SEMT13T3AGSN-JM,SEMT13T3AGSN-JH
2.汎用肩削りカッタ「ASX400」シリーズ用インサート「JMブレーカ」および「JHブレーカ」
品番: SOMT12T308PEER-JM,SOMT12T308PEER-JH
なお、同社では、順次アイテム数の拡大を実施していく予定。2016年度中に1億円/月の販売を目指す。
ジェイテクトが女性活躍推進法に基づき、行動計画を策定
ジェイテクト(社長=安形哲夫氏)は、このほど「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(通称:女性活躍推進法)に基づき、行動計画を策定した。 計画期間は2016年4月1日~2020年3月31日。 同社では、基幹職(管理職および管理職相当の専門職)に占める女性比率が低い(2015年1月末時点0.8%)、正社員に占める女性比率が低い(2015年1月末時点7.3%)ことを課題としており、今回の策定にあたり、目標を、①女性基幹職数を2020年3月末までに、登用目標を定めた2015年1月時点の2.5倍とする、②女性の正社員数を2020年3月末までに数値目標を定めた2015年1月時点の1.3倍とする――とした。取り組み内容と実施時期は以下のとおり。 取組1 全社員を対象とした啓発活動、ジェンダーバイアスの払拭〇2015年度・全役員対象ダイバーシティ研修・全管理職対象ダイバーシティ研修・ダイバーシティに関するE-ラーニングの実施〇2016年度・全階層別研修へのダイバーシティ教育の導入・ダイバーシティ講演会の開催・社内広報の強化〇2017年度~・各種研修を体系化し継続実施取組2 女性社員のキャリア形成およびネットワーク形成支援〇2015年度・女性向けキャリア研修〇2016年度・女性向けキャリアフォロー研修・タウンミーティング等によるキャリア意識向上に向けた取り組み・女性一般職・技能職の活躍支援〇2017年度~・女性向け研修の継続実施・職種別ワーキング活動等の実施取組3仕事と家庭を両立しながらキャリア形成ができる環境づくり 全社員の働き方改革〇2015年度・ベビーシッター費用補助制度導入・一部事業場での祝日託児制度導入・育児休業制度および短時間勤務制度の見直し〇2016年度・フレックス短時間勤務制度の導入・両立支援ハンドブックの作成・両立支援セミナー開催・育休からの早期復職者へのさらなる支援策検討・介護に関する実態調査アンケート実施・対策検討・ワーク・ライフバランス意識向上、働き方改革に向けた対策検討〇2017年度~・テレワーク導入トライアル・介護ニーズに対する対策実施(制度見直し・セミナー開催等)・ワーク・ライフバランス実現に向けた取り組み継続取組4 女性の採用強化〇2015年度・一般財団法人トヨタ女性技術者育成基金への参画〇2016年度~・女性技術職採用の専門チームの設置・女性社員による座談会開催 同社では、ダイバーシティ推進をJTEKT GROUP VISION および中期経営計画の中でも重要な経営戦略の1つと位置づけており、女性社員の活躍推進については、全社員の意識改革と女性社員のキャリア形成支援を中心として進めている。
タンガロイが多機能溝入れ加工用工具EasyMultiCut(イージーマルチカット)高圧クーラント用内部給油穴付きブレード『EGP-CHP』&高圧クーラント用内部給油穴付きツールブロック『CTBU-CHP』を発売
タンガロイ(社長=木下聡氏)は、多機能溝入れ加工用工具『EasyMultiCut』(イージーマルチカット)に高圧クーラント用内部給油穴付きブレード『EGP-CHP』と高圧クーラント用内部給油穴付きツールブロック『CTBU-CHP』を拡充し、このほど発売を開始した。
多機能溝入れ加工用工具EasyMultiCut(イージーマルチカット)は、独自のインサートセルフクランプ方式により、インサートのクランプ剛性や工具剛性に優れている。また押え金を持たない構造のため、切りくず排出が難しい端面溝入れ加工で特に威力を発揮し、高能率加工を実現。
溝入れ加工の深さに合わせて突出しを調整(最大突切り径φ120mm)でき、最適の工具剛性を確保しつつ加工が可能。またブレード先端にクーラント給油穴を備えており、常に安定して刃先に切削油の供給が可能で安定した寿命を得ることができる。
主な特長
①EGP-CHPブレードは4,5,6mmに対応
②最大突切り径はφ120mm
標準価格
EGP32-4D-CHP29,400円(税込み31,752円)
CTBU25-32-CHP43,160円(税込み46,613円)
アイテム数:ブレード3形番
ブロック1形番
【注目】「INTERMOLD2016/金型展2016/金属プレス加工技術展2016」併催行事の詳細
4 月20 日(水)~23 日(土)の4 日間、インテックス大阪(大阪市住之江区南港北1-5-102)で「INTERMOLD2016/金型展2016」(主催:一般社団法人日本金型工業会・テレビ大阪)、「金属プレス加工技術展2016」(主催:一般社団法人日本金属プレス工業協会)を開催するにあたり、併催行事の詳細がリリースされた。 基調講演では、カルソニックカンセイ(株)取締役会長の中村克己氏(日本自動車部品工業会副会長)を講師に迎え『自動車部品産業における技術動向とグローバル競争の現状と課題』と題した講演を行う。また、特別講演では日本自動車部品工業会 技術顧問の今井 英二氏を講師に迎え、素形材産業にとって最重要となる自動車部品業界からの来場動員を一層強化する。 これらに加えて今回は協賛団体である日本工作機械工業会との連携事業として、『工作機械ユーザ向けメンテナンス講習会』を開催。また、総合プラスチック専門展「プラテックス大阪」(主催:日本プラスチック機械工業会/一般社団法人日本合成樹脂技術協会)との同時開催による相乗効果も期待されている。 事務局では2 月より事前来場登録を受付開始するとともに、基調講演の事前登録(受講無料)も併せて受付を始める。↓事前来場登録は下記の公式ホームページから受付↓http://intermold.jp/jizen
1.基調講演 (事前登録制・受講無料)
開催日時:4 月20 日(水) 11:00~12:30(60 分または90 分)会場:インテックス大阪国際会議ホール定員:約300 名 スクール形式 聴講無料・事前登録制講師:カルソニックカンセイ株式会社 取締役会長 中村 克己氏(日本自動車部品工業会 副会長)テーマ:『自動車部品産業における技術動向とグローバル競争の現状と課題』 部工会の総合技術委員会で取り組んでいる環境問題への対応を紹介すると共に、大きく車の価値や自体が変わる可能性を秘めた自動運転や環境に貢献する技術の動向について説明する。また、自動車部品産業が置かれているグローバル競争の現状と、そこで勝ち残っていくための方向性ついて述べ、日本製品の競争力をベースから支える生産技術(金型や成型・加工技術等)への期待にも触れる。
2.特別講演会 (事前登録制・受講無料)
自動車部品製造技術フェア 特別講演会日時:2016 年4 月22 日(金) 10:30~12:00会場:インテックス大阪 国際会議ホール定員:約300 名(聴講無料・事前登録制)講師:日本自動車部品工業会 技術担当顧問 今井 英二氏テーマ:『最新の自動車技術動向 -ADAS と自動運転- 中小企業の研究開発事例の紹介』 現在の自動車の三大技術課題は、環境技術・安全技術・情報化である。今回は、これまでの自動車安全に関する歴史を振り返り、どのような進化が進められてきたか、また今後どのように発展するかを、ADAS や自動運転開発の現状を踏まえて解説する。また、平成27 年度の経産省委託事業の「戦略分野コーディネート事業」において選別ヒアリング調査を行った中小企業35 社の中から、特にユニークな技術を持つ企業の事例紹介を行う。日本の自動車産業のグローバル化や部品共通化が進む中で、それぞれの技術分野であるいはその境界領域での研究事例の紹介は、他の多くのTier2/3 の今後の活動に参考になるとともに、各OEM/Tier1 が具体的な適用開発を進める有意義な情報となれば幸いであるとしている。
3.金属プレス加工技術 特別講演「ものづくり産業フォーラム」『グローバル市場の中のものづくり産業~国内生産か国外生産かそれとも・・ ~』
日時:2016 年4 月22 日(金) 13:00~17:00 【受付:12:30 開始】会場:インテックス大阪 国際会議ホール定員:300 名(聴講無料・事前登録制)【司会・コーディネーター】相澤 龍彦氏 芝浦工業大学 デザイン工学部 デザイン工学科 教授) 拡大するグローバル市場の中、IOT(Internet of Things)の時代を迎えようとしている現時点で、日本固有のものづくりDNA としての価値が、欧米各国から注目されている。本フォーラムは、このDNA から、いかに新しいRNA を創出し、世界をさらにリードするものづくり技術を提案していくのかを議論する。「国内にとどまるのか」「海外に生産拠点をおくのか」という二者択一の黒白議論ではなく、より広いパースペクティブからのものづくり産業論を問う。13:10~14:00 講演1 講師:兼村 智也氏(松本大学 総合経営学部 総合経営学科 教授)「アジアの中の日本―経済の視点からのものづくり産業展開」14:05~14:40 講演2 講師:小松 隆史氏(株式会社小松精機工作所 常務取締役)「諏訪ブランド発信から見える日本ものづくりの立ち位置」14:45~15:20 講演3 講師:南谷 広章氏(株式会社名古屋精密金型 代表取締役社長)「ベトナム・インドネシア・日本を巡る若手経営者の視点」15:25~16:00 講演4 講師:上田 勝弘氏(大垣精工株式会社 代表取締役)「大垣―長崎―沖縄と展開する熟達経営者の視点」16:10~17:00 パネルディスカッション【司会・コーディネーター】相澤 龍彦氏(芝浦工業大学 デザイン工学部 デザイン工学科 教授)【パネラー】 •黒田 浩史氏(黒田精工株式会社 代表取締役社長)•池上 正信氏(池上金型工業株式会社 代表取締役)•渕脇 健二氏(株式会社秦野精密 取締役 経営企画室 室長)•村元 四郎氏(株式会社村元工作所 特別顧問)•経済産業省 (予定)
4. 協賛団体特別セミナー『工作機械ユーザ向けメンテナンス講習会』
工作機械を長期間、精度を保ち、安全に使用するためのコツ、知識、注意点を簡潔に説明する。主催:(一社)日本工作機械工業会講師:小島 輝一(こじま てるかず)氏東京理科大学 理工学部 非常勤講師 (一社)日本工作機械工業会 サービス部会長日時:2016 年4 月22 日(金) 13:30〜15:00(受付13:00 開始)会場:インテックス大阪 6AB 号館2F F 会議室定員:100 名(受講無料・事前登録制)
5.出展者によるプレゼンテーション
出展企業によるプレゼンテーションセミナー「テクニカル・ワークショップ」18 セッション/「オープンセミナー」44 セッション
日工会主催 工作機械ユーザ向けメンテナンス講習会
日本工作機械工業会が、工作機械を上手に使って、すぐに実践できるコツと役立つミニ知識を伝えることを目的に「工作機械ユーザ向けメンテナンス講習会」を今春、大阪、長岡、金沢で開催する。 ・不良品発生や「チョコ停」を減らしたい。 ・精度・速度など、機械の持つ潜在能力を十二分に引き出したい。 ・長く大切に使いたい。 ・安全に操作したい――などについて説明する。 日程は下記のとおり。●4月22日(金)13:30~15:00 インテックス大阪 6(AB)号館 2階F会議室●5月19日(木)16:00~18:00 ホテルニューオータニ長岡 2階白鳥西の間●5月20日(金)16:00~18:00 アパホテル金沢駅前 1階バンケットホール ↓参加希望者は、下記ウェブサイトでオンライン登録をすること↓*大阪→インターモールド展はこちら↓https://www.intermold.jp/seminar/sp/4/*長岡・金沢→日工会はこちら↓http://www.jmtba.or.jp/
重複事業をロボット革命イニシアティブ協議会に移管 ~ロボットビジネス推進協議会が通常総会を開く~
ロボットビジネス推進協議会(会長=石川達也氏)が3月9日、浜松町東京會舘「チェリールーム」で通常総会を開いた。同協議会は平成18年12月に設立し、次世代ロボットの普及に向けた社会環境の整備に向けた活動を行っていたが、昨年5月に政府の肝いりで発足した「ロボット革命イニシアティブ協議会」との活動に重複性が見られることから、その重複事業をロボット革命イニシアティブ協議会に移管することで、同協議会を解散するとした。なお、重複しない事業については日本ロボット工業会の中で活動を引き継ぐことになった。
セコ・ツールズがT4-12 スクエアショルダミル加工、ヘリカル加工カッタに大型チップサイズを追加
セコ・ツールズがこのほど T4-12 スクエアショルダミル加工およびヘリカル加工カッタに大型のチップサイズを加えた。鋼、鋳鉄および他の被削材の粗加工、中仕上げ時の切込み深さを高めて、切り屑排出量が向上する。
T4-12 の信頼性はそのままに、部品当たりの加工コストを削減して円滑な加工作業を可能にする 4 つの波状切れ刃を搭載している。これらのチップはカッタ本体へ接線方向に取り付けるので、安定性が向上し、取り付けねじに簡単アクセスできる。さらにこの取り付け方法では切削力がチップの最も厚い箇所にかかるため、切り屑除去率のさらなる向上が可能になる。
大型 T4-12 スクエアショルダチップのカッタ径は 25 ~ 125mm(1 ~ 5 インチ)、コーナ R は最大 3.1mm(0.125 インチ) 。また、チップには各種材種と形状を用意している。ノーマルピッチ仕様は溝加工とコンタリング加工、クロスピッチ仕様はコンタリング加工に適しており、カッタは内部クーラント供給口を備えているため、チップ性能も向上している。T4-12 スクエアショルダカッタの取り付けシステムは、シャンクタイプとアーバタイプのカッタに幅広く対応する。
大型 T4-12 ヘリカル加工チップのカッタ径は 50 ~ 100mm(2 ~ 4 インチ)、コーナ R は最大 3.1mm(0.125 インチ)。チップには高いポジすくい角をはじめ、各種材種と形状を用意している。ノーマルピッチカッタは溝加工とコンタリング加工に適している。クロスピッチカッタはコンタリング加工のみに対応し、軸方向の切込み深さが最大の場合、径方向の切込み深さが 30 %。ヘリカル加工カッタの取り付けシステムには、アーバ、ウェルドン、セコ・ウェルドンなどがある。
モリテックス 9メガピクセルカメラ対応1インチCCTVレンズ「ML-U MP9」シリーズに
モリテックスはこのほど、9メガピクセルカメラに対応した1インチCCTVレンズ「ML-U MP9」シリーズに焦点距離 6mmの「ML-U0618MP9」、8mmの「ML-U0814MP9」の販売を開始した。
同社では半導体製造装置や液晶製造装置、電子部品実装機、工場のライン監視、製造ラインなどの画像処理関連分野向けに、光源装置や光ファイバライトガイド、マシンマイクロレンズ(MML)、CCTVレンズ、LED照明装置、CCDカメラ等の光学系部品を組み合わせたマシンビジョンシステムを販売し、広く産業界で利用されている。
「ML-U0618MP9「ML-U0814MP9」の2機種は、短焦点でより広い視野を高解像度に
観察することが可能で、基板、自動車部品、食品等の検査装置や製造・組立ラインで
幅広く使用することができる。
2016年2月分工作機械受注総額は1,019.1億円 日工会
日本工作機械工業会がこのほどまとめた2016年2月分の受注実績は以下の通り。2016年2月分工作機械受注総額は、1,019.1億円(前月比+1.6% 前年同月比Δ22.5%)となった。2月は1月から増加するも3カ月連続の1,100億円割れ。1,000億円超は30カ月連続。内需は388.9億円(前月比△1.7% 前年同月比△8.7%)で、2カ月連続の400億円割れ、2カ月ぶりの前年同月比減少。自動車向けを中心に国内需要は堅調持続。外需は630.2億円(前月比+3.9% 前年同月比△29.1%)、4カ月連続の600億円超。1月から大きな変動は見られず前年同月比は9カ月連続減少。内需は引き続き様子見感有り。金融市場の動向が与える影響にも注視。外需は世界経済やEMS特需について今後の動向を注視。
2月分内需
388.9億円(前月比△1.7% 前年同月比△8.7%)。・2カ月連続の400億円割れ。・前月比3カ月連続減少。前年同月比は2カ月ぶり減少。・引き続き補助金等の政策待ちもあって受注は停滞するも堅調持続。① 一般機械 137.8億円(前月比+2.9% 前年同月比△17.6%) うち金型 20.7億円(前月比△23.0% 前年同月比△6.9%)② 自動車 142.1億円(前月比△1.8% 前年同月比△1.8%) うち部品 103.2億円(前月比+16.6% 前年同月比+1.4%)③ 電気・精密 32.0億円(前月比+2.9% 前年同月比△10.2%)④ 航空機・造船・搬送用機械 25.4億円(前月比△41.2% 前年同月比+20.5%)
2月分外需
630.2億円(前月比+3.9% 前年同月比△29.1%)・4カ月連続の600億円超。・前月比は3カ月ぶり増加。前年同月比は9カ月連続減少。・主要三極は北米のみ前月比減少。外需全体では横ばい圏内の動きが継続。①ア ジ ア:255.2億円(前月比+2.1% 前年同月比△50.7%)・東アジア:198.0億円(前月比△0.5% 前年同月比△30.9%)〈中 国〉152.6億円(前月比+5.7% 前年同月比△32.4%)・その他アジア57.2億円(前月比+12.1% 前年同月比△75.2%)〈タ イ〉13.8億円(前月比+54.3% 前年同月比△43.0%)〈ベトナム〉5.5億円(前月比△24.9% 前年同月比△96.8)〈イ ン ド〉25.1億円(前月比+28.3% 前年同月比+40.4%)②欧 州:167.9億円(前月比+18.5% 前年同月比△1.2%)〈ド イ ツ〉38.4億円(前月比△8.4% 前年同月比△17.8%)③北 米:200.1億円(前月比△2.4% 前年同月比+1.9%)〈アメリカ〉175.3億円(前月比+5.9% 前年同月比△1.8%)〈メキシコ〉 14.2億円(前月比△55.4% 前年同月比+115.5%)
