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日新ダイヤモンド 「N-Brand」が拡充!


 オーエスジーのグループ会社である日新ダイヤモンドは「N-Brand」を拡充し、8月1日より発売する。

 N-Brandとはニッチ(Niche)な市場へニッチな商品を標準化したもので、同社では、新たな追加ラインナップの開発に取り組んでおり、昨年10月の発表以降、多くの顧客に高い評価を博している。今回は、加工現場から寄せられた多くのニーズに応えて6種類の商品を追加した。

Nブランド 特長

(1)N-Insert (エヌインサート)4種増種

 単結晶ダイヤモンド旋削用インサート。非鉄金属・樹脂等の加工において、切削のみで鏡面が実現する。
 ISO規格に準拠した単結晶ダイヤモンドのインサートチップで、小径加工用インサートを追加ラインナップ。

 ・CCGW09T302-MCD、CCGW09T304-MCD
 ・CCGW060202-MCD、CCGW060204-MCD

(2)N-ChamferMill (エヌチャンファーミル)

 単結晶ダイヤモンド面取りカッター。樹脂、非鉄金属におけるC面取り加工はこの工具で鏡面加工が可能となる。
 C1~C5までの面取り加工が可能。

(3)N-Boring Bite (エヌボーリングバイト)

 単結晶ダイヤモンドボーリングバイト。樹脂、非鉄金属における内径旋削加工で鏡面加工が実現する。
 最小加工径φ3~φ6まで磨き加工困難な内径加工を切削のみで鏡面へ。

(4)N-Radius Mill (エヌラジアスミル)

 単結晶ダイヤモンド1枚刃コーナーR付スクエアエンドミル。φ0.1~φ12までをラインナップした。
 NCルーターやマシニングセンターで使用可能。

(5)N-Drill (エヌドリル)

 

 単結晶ダイヤモンドドリル。この形状の単結晶ドリルを標準化したのは世界初。
 樹脂、硬脆性材における穴あけ加工で高精度かつ鏡面加工が可能になった。
 φ0.3~φ1.5までをラインナップ。

(6)N-Double Square Mill (エヌダブルスクエアミル)

 単結晶ダイヤモンド2枚刃スクエアエンドミル。これも、単結晶ドリル同様に、標準化は世界初。
 φ0.3~φ6までをラインナップ。NCルーターやマシニングセンターで使用することができ、超精密加工において2枚の刃を有した仕様で加工がより効率的に行える。

 同社では、メジャーな市場ではなく、あえてニッチな市場がターゲットのダイヤモンド工具の裾野を広げており、「多くのユーザーにダイヤモンド工具の長寿命、効率化、高精度を知って欲しい」との強い思いから、今後もN-Brandを通じて、世界初の単結晶標準化に挑戦をしていく方針。
 

三菱マテリアル 小物高精度部品旋削加工用PVDコーテッド超硬材種「MS9025」に 「SRFブレーカインサート」41アイテムを追加

 

 三菱マテリアルがこのほど、小物高精度部品旋削加工用PVDコーテッド超硬材種「MS9025」に「SRFブレーカインサート」41アイテムを追加し、発売を開始した。

 小物高精度部品旋削加工用PVDコーテッド超硬材種“MSシリーズ”は、高精度・高生産性・高品質な加工が求められる小物高精度部品旋削加工において優れた性能を発揮し、特に小型自動旋盤を活用しているユーザーから高い評価を博していることを受け、ステンレス鋼の加工において耐摩耗性と耐欠損性のバランスに優れる「MS9025」に、仕上げ加工に優れたリードブレーカである「SRFブレーカ」タイプのインサート41アイテムを追加するに至った。

 小物高精度部品旋削加工用PVDコーテッド超硬材種「MS9025 SRFブレーカインサート」の主な特長は、以下の通り。

 (1)「MS9025」は、高い母材靭性により耐欠損性に優れ、粗粒WCによる高熱伝導率によって刃先の熱を抑制し、刃先強度の低下を軽減できることで、ステンレス鋼など加工硬化しやすい被削材での切り込み境界損傷抑制に効果を発揮。

 (2)「SRFブレーカ」は仕上げ加工用のリードブレーカで、ホーニングの無いシャープな切れ刃により、むしれや溶着を防ぎ、ブレーカ幅を狭くすることにより、切りくずの流出方向をコントロールする。

■価格(税抜き)
 ・ CCET060201MR-SRF  MS9025: 1,770円
 ・ VPET110301MR-SRF  MS9025: 2,170円
       
 

ダイジェット工業 QMQMシリーズに「高精度版QMミル」を新規ラインナップ!


 

 ダイジェット工業がQMシリーズに「高精度版QMミル」を新規ラインナップして販売を開始し、早くも注目を集めている。

 この製品は、高精度版QMマックスを活用しているユーザーから、「高精度版QMマックスと同等の精度を出すことができる、より小径の工具が欲しい」との要望を受け、開発したもので、炭素鋼、工具鋼、プリハードン鋼、焼入れ鋼、ねずみ・ダクタイル鋳鉄、ステンレス鋼、チタン合金、耐熱合金の平面加工、ポケット加工、肩削り、溝削り、曲面加工
ヘリカル加工に威力を発揮する。

〈特長〉

 (1)QMミル MPM形の高精度タイプ。従来タイプよりもボディバランスを向上。
 (2)生材から60HRC以上の高硬度材の底面、側面仕上げ加工に対応するミラーインサート YOHW形との組み合わせで、より高精度な加工を実現。
 (3)小型インサート使用で、刃先交換式ながら最小径Φ10からラインナップ。

■サイズと価格
 ・サイズ:Φ10, Φ11, Φ12, Φ13, Φ16( 計5形番 )
 ・標準価格::22,990円~39,930円(税抜き)
 
 

日本工作機械販売協会 「第55回通常総会」開く

あいさつをする髙田会長

  日本工作機械販売協会(会長=髙田研至 井高社長)が去る6月5日、第一ホテル東京(東京都港区新橋)で「第55回通常総会」を開いた。

 総会は、第1号議案「2023年度事業報告並びに決算案承認の件」、第2号議案「2024年度事業計画案並びに予算案承認の件」、第3号議案「副会長の承認」、第4号議案「暫定会費を中止し本来の会費に戻す件」が上程され、それぞれ可決された。

 なお、新副会長に、島津昌孝 三菱商事テクノス社長、岡本 淳 宮脇機械プラント社長が選任された。

 ハロルド・ジョージ・メイ氏を講師に迎え、「今の組織をもう一度見直そう 成果が出る人材育成・組織づくりとは」をテーマに記念講演が行われたあと、懇親会が開かれた。

 髙田会長はあいさつの中で、「商社の立ち位置はユーザーに近く、行程集約・自動化・DX化など、モノづくりの環境改善の一役を担ってまいりたい。教育事業においては、基本教育は日工販教育事業を活用し、各社での独自の教育も併せ、メーカーときちんと打ち合わせができる営業マンを育てていきたい。本年11月のJIMTOFには当協会も出展を行い、当協会の認知度を高めるとともに、各団体の皆様と協力し前回以上の集客・PR活動をしてまいりたい。」とJIMTOFへ向けた意気込みを示した。

 

「JIMTOF2024 第32回日本国際工作機械見本市」出展規模・出展者リストを発表 ~過去最大規模の出展小間数~

日本工作機械工業会(会長=稲葉 善治氏)、東京ビッグサイト(社長=石原清次氏)が115日(火)~10日(日)に東京ビッグサイトで共催する「JIMTOF2024 第32回日本国際工作機械見本市」について、このほど、出展規模、主要製品別会場構成、出展者リストを発表した。

この展示会は、前回の2022年の開催に続き、東京ビッグサイト全館を利用し、展示面積118,540㎡で開催する。出展規模は、1,019社・5,726小間と、過去最大規模の出展小間数となる。

会場構成は、JIMTOF2022同様に、主な出展製品ごとに国内外の出展企業を配置する類別展示となる。また、南展示棟1階にて、特別併催展「Additive Manufacturing Area in JIMTOF2024」を実施する。

三菱ケミカルグループ 半導体フォトレジスト用感光性ポリマー「リソマックス™」の生産能力増強

 三菱ケミカルグループは、このほど、フォトレジスト用感光性ポリマー「リソマックス™」の生産能力を増強するため、三菱ケミカル九州事業所・福岡地区(福岡県北九州市)において、ArF(フッ化アルゴン)フォトレジスト用リソマックス™およびEUV(極端紫外線)フォトレジスト用リソマックス™の各量産設備を新設することを決定した。

 フォトレジスト用感光性ポリマーは、半導体の回路パターンをウエハーに転写するフォトリソグラフィー工程で使用されるフォトレジストの主成分となる樹脂。同社グループのリソマックス™は、金属含有量や不純物が少ないため、半導体の回路の微細化にともなう高度な品質要求に対応できることから、多くのフォトレジストメーカーに採用されている。中でも、一層の微細化に不可欠なArFフォトレジストおよびEUVフォトレジストは日本企業が圧倒的なシェアを持ち、今後も市場成長が見込まれることから、原料であるリソマックス™の需要も着実に拡大することが見込まれる。

 同社グループは現在、関東事業所・鶴見地区(神奈川県横浜市)でリソマックス™を生産してるが、拡大する需要に対応するとともにサプライチェーンの強靭化を図るため、九州事業所・福岡地区に量産設備を新設することで、ArFフォトレジスト用リソマックス™は生産能力が2倍以上になるとともに、EUVフォトレジスト用リソマックス™の初めての量産を開始する。

 同グループは、半導体製造工程においてさまざまな材料およびサービスをラインナップしており、引き続き高品質かつ安定的な供給を行なうことで半導体業界に貢献して行く方針。

■立地
 三菱ケミカル株式会社 九州事業所・福岡地区 
 (福岡県北九州市八幡西区黒崎城石1-1)     
■製品   
 フォトレジスト用感光性ポリマー「リソマックス™」

■稼働時期(予定)
 ・ArFフォトレジスト用リソマックス™:2025年10月 
 ・EUVフォトレジスト用リソマックス™:2025年9月
 

2024年5月分工作機械受注総額は1,245.3億円

 日本工作機械工業会がこのほどまとめた2024年5月分の受注実績は以下の通り。

 2024年5月分工作機械受注総額は、1,245.3億円(前月比+3.0% 前年同月比+4.2%)となった。受注総額は、内外需で3カ月連続の1,200億円超で17カ月ぶりの前年同月比増加。外需中心に堅調な水準で底打ちの気配。

 内需は348.4億円(前月比△4.2% 前年同月比△7.9%)で、GWの営業日減等もあり、3カ月ぶりの350億円割れ。主要業種を中心に慎重姿勢が続くが、本年1、2月よりは高い水準。

 外需は896.9億円(前月比+6.1% 前年同月比+9.8%)で、主要3極は、すべて前月比増加。2カ月ぶりの850億円超で900億円に迫る。年初から欧州、北米は横ばい圏内の動きも、アジアは増加傾向。

 5月の受注は緩やかな増加傾向が見られるものの、本格的な受注の回復期等について、今後の動向を注視。

5月分内需

 363.7億円(前月比△26.2% 前年同月比△12.8%)。

 ・3カ月ぶりの350億円割れ。前月比2カ月連続減少。
 ・前年同月比21カ月連続減少。前年同月比21カ月連続減少。
 ・GWの営業日減等で前月比減少。主要業種を中心に力強さに欠ける状況が継続。


(出所:日本工作機械工業会)

5月分外需

 869.6億円(前月比+6.1% 前年同月比+9.8%)

 ・2カ月ぶりの850億円超。880億円超は5カ月ぶり。
 ・前月比2カ月ぶり増加。前年同月比17カ月ぶり増加。
 ・前月大型キャンセルがあった北米が数字を戻したほか、主要3極すべてで前月比増加。


(出所:日本工作機械工業会)
 

経産省・2024年4月度機械統計 機械工具生産動態調査

 

 経済産業省の20244月度 機械工具生産動態調査(機械統計)は以下のとおり。

*機械工具(機械統計)との差はダイヤモンド工具のダイヤモンドドレッサー、グライディングホイール、カッティングソー、セグメント工具、その他ダイヤモンド工具。

 *耐摩工具の一部はその他超硬工具に含まれる。

(表出所:日本機械工具工業会)

「受注見通しの実現に向けて邁進」日本工作機械工業会 定時総会開く

あいさつする稲葉会長

 日本工作機械工業会(会長=稲葉善治 ファナック会長)が、528日にホテルニューオータニ(東京都千代田区紀尾井町)で、「第14回定時総会」を開催した。

 懇親会であいさつをした稲葉会長は、「2023年度はコロナ前と同様の活動を再開し、業界が直面する課題に取り組み大きな成果を上げることができた。」と感謝の意を表したあと、昨今の世界情勢に触れた。稲葉会長は、「東アジア、中東をはじめとした外交、地政学リスクの顕在化、世界的なインフレ加速など、政治、経済、社会における不安定・不確実な状況が続いている。」と述べ、本年4月までの工作機械受注額は4,817億円で、「年初見通し15,000億円を幾分下回るペースで推移しているが、半導体関連や自動車などの設備投資が本年度後半以降に予測されており、また秋に開催されるIMTSJIMTOFにおいて商談を盛り上げることにより、2024年の受注見通しの実現に向けて邁進していく。」と力強い意思を示した。

 工作機械業界を取り巻く環境については、「技術的な面ではデジタル技術の活用による稼働監視、要望保全、周辺機器類と融合した工程集約や省人化が大幅に進展した一方で、工作機械や周辺機器を繋いだ生産システム全体の効率化、最適化への本格的な取り組みはこれからの段階と言える。通商面においては地政学的リスクの顕在化や国際社会の分断もあり、輸出管理、経済安全保障について最新の注意が必要になってくる。」とし、「少子高齢化時代に合った優秀な人材を確保し、育成していくことが不可欠。」と述べた。

 今年度については、「2024年度から取り組んでいるデジタル、グリーン、レジリエンスを柱に『工作機械産業ビジョン2030』でシメされた、技術、市場、経営、人材の各分野における活動に取り組んでいる。その一環として、生産システムの自動化に必要な工作機械の仕様や。機能に関する指針の周知・普及を図るほか、日本流産学官連携拠点のあり方、カーボンニュートラル実現に向けた省エネ活動、デジタルツールを活用したEPA利用促進、将来有望なインド市場開拓に資する調査研究などを推進している。また若手の技術者など人材育成事業にも注力していく。」とした。

 また本年11月に工作機械業界最大のイベントである『JIMTOF2024』について触れ、「今回のJIMTOFでは南展示館において、前回好評を博した、Additive Manufacturing Area in JIMTOFを再び開催するほか、出展者と学生をつなぐアカデミックエリアを設置して、企画展示などの恒例のプログラムに加え、業界セミナー、企業紹介、就活コーナーなどを柱とした学生企画を盛り込む計画も進めている。このほか、伝統行事である工作機械トップセミナーを開催する。」と力強く説明した。

経産省 伊吹製造産業局長

 来賓を代表して経済産業省の伊吹英明 製造産業局長が「国内投資促進でしっかり応援していくのが政策の軸となっている。工作機械業界は経済安全保障が非常に重要な分野であり、工作機械を支える部品も非常に重要なので、経済安全保障の中で特定重要物資に指定されており、それに対してしっかり国としても応援をしていこうと位置付けている。今年開催されるJIMTOFではぜひ、日本の工作機械産業は頑張っているというトレンドを発信していただきたい。」とあいさつをし、声援を送った。

 

 

 

 

 

日本ロボット工業会 新会長に川崎重工業の橋本社長

あいさつする橋本会長

 日本ロボット工業会が531日、東京プリンスホテル(東京都港区)で「2024年度通常総会」を開催した。今年は改選期にあたり、第27回会長に橋本康彦 川崎重工業社長が選任された。また、副会長には安川電機 小川昌寛社長、三明機工 久保田和雄社長、スター精機 塩谷陽一社長、ヤマハ発動機 太田裕之上席執行役員が選出された。

 総会終了後の懇親会であいさつに立った橋本会長は、「世界情勢は長引くロシア、ウクライナ情勢や、中東情勢等の地政学的リスクに伴い不安定かが進んでいる。国際経済もこれに加えて中国経済の低迷かにより、減速傾向が終わらない状況である。」と述べたあと、「昨年のわが国のロボット産業は中国市場の低迷や世界経済の緒リスクに伴う投資の先行き等もあり、昨年の実績は受注額で対前年比24.1%減の8,434億円、生産額も12.7%減の8,916億円と下回ることになった。今年のロボット市場は、地政学的なリスクはまだあるが、半年後に向けて需要の回復と、皆様の熱い思い、この業界を盛り上げる力で、投資意欲を前面に出すことによって盛り上げていきたい。」との思いを示した。

 また、今年度の事業について触れ、「今年度が最終年度となる経済産業省の5カ年プロジェクト、革新的ロボット研究開発等基盤事業構築において、昨年度に引き続き当会が補助金執行団体としてこのほど採択いただいた。ロボットフレンドリーな環境の構築にあたり、それに必要な開発に掛かる費用の一部を間接補助事業者に対して補助金交付を行うとともに本事業の業務管理も行うこととする。」と述べた。

経済産業省 伊吹 製造産業局長

 来賓を代表して経済産業省 伊吹英明 製造産業局長があいさつをした。この中で伊吹局長は、「われわれが注目しているのは設備投資である。年の後半、半導体関係やEV関係に投資が出てくるという期待をしたいのと、われわれも国内投資をしっかり応援していかなければと思っている。また、中小製造業にもっと投資をしていただけるサポートををしていかなければならないということで、経産省もカタログ型補助金などを用意している。また、地域ごとにロボット導入先進地域ネットワークをつくる準備をしているところである。」とあいさつをした。

 乾杯の発声は小川副会長が行った。宴もたけなわの頃、散会した。