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OKKが重切削性能を高めた3機種を開発 「Rシリーズ」に追加!

VM660R
VM660R
大阪機工(社長=井関博文氏)の「VM-Rシリーズ」は伝統の重切削を取り入れると共にユーザーニーズを満足させる仕様・性能を盛り込み、“削りのOKK”を象徴する立形マシニングセンタとして市場投入し、重切削市場におけるOKKブランド力をPRしてきた。

航空機部品を中心としたチタン、インコネル等の難削材は増加しており、難削材加工における高能率かが求められ、また金型や鉄系一般部品の加工においても低速での重切削性能の要求が高まっていることを受け、これらのユーザーニーズに応えた新たに立形マシニングセンタ「VM660R」VM940R」、横形マシニングセンタ「MCH5000R」の3機種を開発し、Rシリーズに追加した。



MCH5000R
MCH5000R
今回の基本コンセプトは、「航空機部品を中心とした難削材、自動車関連の金型および鉄道・建設機か関連の鉄系の加工に対し、角形すべり案内面を有する高剛性な機械で他社の追随を許さない高能率加工を提供する」。クラス最大の主軸トルクを実現するなど、重切削市場におけるOKKのブランド力をさらに向上させている。





マシンの主な特長

●主軸駆動部に3段ギヤを採用することで、主軸の高トルク化を実現し、低速での重切削時に威力を発揮する。

主軸最大トルク1,678N・m(26kWモータ搭載時):VM660R/940
主軸最大トルク1,251N・m(22kWモータ搭載時):MCH5000R

また、主軸軸受けには内径φ100mm(MCH5000R)/φ120mm(VM660R/640R)の組合せアンギュラベアリングを採用しており主軸剛性を高め、主軸トルクを最大限に引き出す。

●角形すべり案内による高剛性な機械本体

各軸の案内面には角形すべり案内を採用氏、本体剛性をアップするとともに振動減衰性能を高め、切削性能および加工面品位、工具寿命を向上している。また、ボールねじサポートには送り剛性の高いダブルアンカ方式を採用し、大径ボールねじと合わせてサーボ剛性を高くしている。

●高精度対応
ボールねじ中空冷却とソフトスケールⅢ(OKK独自補正機能)を標準装備しており、熱変位を抑制し加工精度が向上する。

●環境対応
主軸は3段ギヤ駆動を採用氏、ビルトイン主軸に比べて約40%の電源容量を低減している。また照明灯を標準装備している。

VM660R機械仕様




VM940R機械仕様




MCH5000R

DMG森精機 高精度・高速横形マシニングセンタ「NHX 4000」、「NHX 5000」の第2世代が登場!

NHX4000
NHX4000
DMG森精機は、高精度・高速横形マシニングセンタNHX 4000とNHX 5000の第2世代モデルの販売をこのほど開始した。性能面を向上させるだけでなく、新デザインを採用し、革新的な新オペレーティングシステム「CELOS」を搭載して、新たな「NHX 4000」および「NHX 5000」として進化した。第2世代モデルの「NHX 4000」と「NHX 5000」は、10 月30 日(木)から東京ビッグサイトで開催されるJIMTOF 2014に出展する。

第2世代となる「NHX 4000」と「NHX 5000」は従来機から主軸の信頼性を向上させ、肉厚なベッドを採用することで剛性を高め、機械の基本構造を強化している。これにより横形マシニングセンタに求められる高速性と高精度を高いレベルで実現しており、さらに現在使用されている工作機械を画期的に変えるタッチパネルでの操作を可能とした「CELOS」と、これまでの設備機械というイメージを一新する丸みを取り入れた外観デザインを採用し、提携するドイツ DMG MORI SEIKI AKTIENGESELLSCHAFTとの統一感がひと目でわかる製品となっている。

伊賀事業所だけでなく、北米工場でも生産を予定しており、世界最適地生産によって、納期短縮だけでなく、物流費の削減や為替によるリスク分散も図る。

第2世代の「NHX 4000」と「NHX 5000」の特長

① 高生産性
各機能を従来機より向上させることで、生産性が飛躍的に向上した。最大加速度は全軸1G、早送り速度は全軸96m/min(オプション)と従来機から60%アップしており、いずれもクラス最高となっている。

高速割り出しが可能なリング形状の工具マガジンは、最大40本の工具を収納できる。収納可能な工具の最大長さはNHX 4000で400 mmから450 mmと約13%アップし、NHX 5000で500 mmから550 mmと10 %アップした。工具最大径は、NHX 4000、NHX 5000ともにφ140 mmからφ170 mmに拡大し、フレキシブルな工具レイアウトが可能である。マガジンの形状はリング式に加えて、ユーザーニーズに合わせてオプションでチェーン式、ラック式の3種類から選ぶことができる。工具交換時間(カット・ツー・カット)はNHX 4000で2.8秒から2.2秒に、NHX 5000は3.1秒から2.7秒となり、サイクルタイムを短縮する。また、パレットの高速・高精度割り出しを実現するDDM(ダイレクト・ドライブ方式モータ)(オプション)をB軸に搭載するなど、横形マシニングセンタに求められる高速性と高精度を高いレベル実現しており、自動車産業などで使用されている専用機の代替が可能である。

② 高剛性
X軸とZ軸のリニアガイド案内面を高い位置に配置した設計をすることで肉厚なベッドを実現しており、安定した加工が可能な剛性の高い機械構造となっている。高剛性なベッドにより、安定性に優れた3点支持構造での据付が可能。3点支持での据付は、機械の水平調整が容易に行え、据付時間が大幅に短縮でき、地盤の形状や経年変化の影響も最小限に抑える。また、主軸端面からパレット中心までの最小距離は、従来機から30 mm短くなっている。工具の突出し量を短くできるため、より剛性の高い安定した加工が可能になる。

③ 超高精密
マグネスケール社製のABS磁気式リニアスケールを搭載し、高精度な位置決めを効果的に実現するダイレクトスケールフィードバックを全軸に標準で装備している。磁気式リニアスケールは、光学式よりも耐振動、耐衝撃性に優れ、工作機械に不可避な結露や油汚れなどの影響も受けにくく、厳しい環境下でも分解能は0.01μmと高い精度を誇る。また、磁気式リニアスケールは、一般的な工作機械の構造体に使用されている鋳鉄と同じ線膨張係数を有し、温度変化のある環境下においても、取付けられた工作機械と同じ挙動を示すため、非常に安定した加工精度を保つ。

高精密なスケールに加え、厳選した鋳物を採用した構造体や洗練された組立技術により、クラス最高真円度と位置決め精度を達成している。

④ 主軸テクノロジー

主軸
主軸
主軸には加工能力を高めた新主軸を搭載している。主軸最高回転速度は、従来機の12,000 min-1から15,000 min-1に高速化し、最大トルクは250 N・mと高速かつパワフルな主軸になった。主軸駆動には、高速加工から重切削まで広範囲にわたってフルパワーを引き出す高効率のDDS(ダイレクト・ドライブ・スピンドル)モータを採用しており、鋼材からアルミニウムなどの非鉄金属の加工まで、その威力を存分に発揮する。また、高圧クーラントの多用を考慮して、ラビリンス構造を強化した。主軸内部へのクーラント浸入を防ぎ、主軸の耐久性を高めている。

主軸を冷却する機構として、主軸モータの固定子コイルの外周にオイルジャケットを配し、冷却液を強制循環させることで、発生する熱が拡散しない設計をしている。さらに皿バネの長寿命化を実現しており、ツールのクランプ力を長期間にわたり維持するため、主軸回転時の振動を抑制でき、高精度加工が可能になる。

⑤ CELOS
斬新なデザインと工作機械業界初となるタッチパネルでの操作を採用したCELOSは、アイデアを製品に仕上げるまでの工程を素早く実現する。CELOSアプリケーションにより、生産指示データや工程、機械データを画面上で確認できるため、効率的な生産が可能となり高い生産性を生み出す。データはネットワークを通じて加工現場と管理部門を直接つなぐことが可能で、ペーパーレスな生産環境を構築する。また、PPS (生産計画システム) やERP (企業資源計画システム)と互換性が高く、CAD/CAM システムとの連携も可能。さらにUSBメモリを内蔵し、ユーザー認証機能を持つSMARTkey®により、制御装置や機械へのアクセス権限を個別に設定可能である。

⑥ 自動化

リング式マガジン
リング式マガジン
顧客の生産課題を解決する多彩な自動化システムの構築が可能。RPP(ラウンドパレットプール)システムは、省スペースと高い段取り性を兼ね備えており、面積あたりのパレット数が最も多いシステムである。CPP(キャリアパレットプール)システムは、シンプルかつパッケージ化された構成で、導入しやすいシステム。システム構築においては、8つのパッケージからユーザーニーズに最適な仕様を選ぶことができる。

LPP(リニアパレットプール)システムは、立体タイプのパレット棚を備えた自動化レベルの高いシステム。システム構築も自在にカスタマイズでき、顧客の生産性と稼働率を最も引き出せるシステムとなっている。

⑦ 省エネルギー
環境への負荷低減とランニングコスト削減のため、消費電力が小さいLED機内照明などの低消費電力部品を採用している。また、機械を効率的に稼動させる設計にも取り組み、効果的な省電力を実現している。Mコードの最適化や、固定サイクルの動作時間短縮機能、ATC(自動工具交換)時間を短縮させる機能などを新たに開発した。さらに加工負荷に応じたクーラント吐出量を調整する機能など、自動運転中の省電力機能を強化している。

CELOS搭載機は、これらの省電力機能に加えて各機構を高速化させる設計により、サイクルタイムが短縮し、消費電力を抑えている。例えば同社の旋盤を15年以上にわたって使用されている買い替え時期の機械に対して、年間約45%(*1)の消費電力量削減となる。省電力の効果は、CELOSで確認することができ、省電力の見える化を実現している。

(*1)同社の1997年製旋盤「SL-250BMC」と最新の旋盤「NLX 2500MC」を比較した場合。機械や切削条件、測定時の環境条件などの違いにより、記載の効果が得られない場合がある。

⑧ 安全性
ISO規格、IEC規格、UL規格、JIS規格など全世界各地域の安全規格に対応している。



機械仕様

●定価(税抜き)「NHX4000」:25,800,000円、「NHX5000」:29,000,000円。
●生産予定台数「NHX4000」:25台/月、「NHX5000」:12台/月。

ダイジェット工業が機構改革ならびに人事異動

ダイジェット工業(社長=生悦住 歩氏)が、10月1日付で機構改革並びに人事異動を行う。機構改革欧州における売上げのさらなる増大のため、営業・物流体制の強化・効率化を図る。営業拠点をイギリスから欧州経済の中心に位置するドイツに移転すると共に、「欧州支店」として格上げし、日本人および現地スタッフの増員、さらには在庫の充実、製品供給の円滑化など、営業体制の整備、拡充を行う。欧州支店の概要・名 称:欧州支店・住 所:ImmermannStr.9,40210 Duesseldorf Germany(ドイツ デュッセルドルフ)・支店長:高柳文雄・開 所:2015年1月5日(予定)人事異動(10月1日付)(新)営業部欧州支店長兼海外室長 (旧)営業部海外室長 高柳文雄(新)営業部欧州支店次長営業担当 (旧)営業部海外室ヨーロッパ支店長 MARK LINCOLN

セコ・ツールズの「Jabro®-Solid2」エンドミルが生産性を向上させる!

セコ・ツールズの最新の Jabro-Solid2 ジャブロソリッドエンドミル製品ラインアップは、従来のエンドミルより適応範囲が広く、鋼からチタン合金まであらゆる被削材に対応する 470 種以上の汎用製品だ。これらのエンドミルは新しい NXT コーティング技術の使用によりコーティングされており、従来の製品より長い工具寿命と高い切削速度を実現するよう最適化された形状、および特殊な刃先処理が施されている。

NXT コーティングの特長はチタン窒化アルミニウム (TiAIN) 組成であり、セコ・ツールズによる NXT コーティング技術は工具開発における大きな進歩を意味している。これは、コーティングの成長を原子レベルでコントロール/最適化する 3 つの段階を経て、単一の層がつくられ、その結果としてエンドミルはこれまでの製品より欠損、熱、磨耗に強く、工具寿命も予想しやすくなった。

Jabro-Solid2 エンドミルは形状、タイプ、サイズを多様に揃えており、510 シリーズスクエアエンドミル (46度のねじれ角、優れた刃先マイクロ形状)、520 シリーズマルチフルートエンドミル (高速、高コストパフォーマンスな一般加工向けの特殊刃先処理)、530 シリーズボールノーズエンドミル (2フルート、3フルート、4フルート) の 3 シリーズからなる。Jabro-Solid2 エンドミルは DIN 全長仕様で、径範囲は 1mm ~ 25mm (3/64インチ~ 1インチ) 。

メカトロテックジャパン2015(MECT2015)が10月1日から出展募集受け付けを開始

ニュースダイジェスト社(社長=樋口八郎氏)は、2014年10月1日から2015年に国内で開催される最大級の工作機械見本市、「メカトロテックジャパン2015(MECT2015)」の出展募集受け付けを開始する。

「MECT2015」は、日本国際工作機械見本市「JIMTOF」に次ぐ国内2番目の規模の工作機械・技術の専門見本市となる。通算14回目となった2013年展では、464社・団体(1,747小間)が出展参加、約9万人が来場した。前回展で話題を呼んだ会場での加工実演コーナー「コンセプトゾーン」(※注1)を今回展でも開催予定のほか、11年展に新設した、中小企業を支援するための低料金のパッケージ小間「中小企業支援ブース」(※注2)も引き続き募集する。また、日本工作機械工業会の主催する「工作機械トップセミナー」(※注3)も開催予定である。

【MECT2015概要】
●会場:ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
●開催期間:2015年10月21日(水)~10月24日(土)の4日間
●会場時間:10:00~17:00※23日(金)は19:00までナイター開催、最終日24日(土)は16:00まで
●主催:株式会社ニュースダイジェスト社
●共催:愛知県機械工具商業協同組合
●開催規模(予定):1,400小間
●出展対象製品:工作機械/鍛圧・板金加工機械/射出成形機/工作機器/精密測定機器、光学測定機器、試験機器/機械工具/切削工具/研削砥石、研磨材/鋸刃物/油圧・空気圧・水圧機器/歯車、歯車装置/環境・安全対応機器装置/CAD、CAM、CAE/産業用ロボット/物流搬送機器/制御装置、関連ソフトウエア/洗浄機械装置/品質管理・安全・試験認証機関/新素材/マイクロマシン、ナノテクノロジー関連――など。

(注1)コンセプトゾーン
工作機械にまつわる最新加工技術を会場で披露することで、来場者に少しでもヒントをつかんでもらい、国内製造業を活性化するのが狙い。前回展では「日本の技術を医療で活かせ」と題し、最新医療部品の加工を会場内で実演した。2015年展では「軽量化」をテーマにしたさまざまな製品・技術を展示する予定。
(注2)中小企業支援ブース
中小企業を支援するために設けた低料金の専用パッケージ小間。(限定30社、従業員30人以下で、過去にMECTに出展経験がない企業に限る)。出展料金は1社1小間限定で88,000円(税込)、小間寸法は間口2m×奥行2m=4㎡。

(注3)工作機械トップセミナー
製造業の中核を担う工作機械の重要性や、工作機械に用いられるさまざまな先端技術、そして工作機械業界で働くことの面白さを、多彩な講師が学生に紹介する。また、工作機械の研究に携わる大学の研究者、第一線で活躍している工作機械メーカ技術者も交えての懇親パーティーも開催。前回は、会員企業の人事担当者の集うPRコーナーも設けた。

●出展申込方法

所定の申し込み用紙(『出展のご案内』添付の申込用紙またはホームページからダウンロードすること。
↓ダウンロード先はこちら↓
mect-japan.com
必要事項を記入し、捺印の上、MECT 事務局まで郵送する。

送付先 MECT 事務局/株式会社ニュースダイジェスト社
〒464-0075 愛知県名古屋市千種区内山3-5-3

●料金について
基本単位 1 小間(3 m×3m) ¥286,000(税込)

●パッケージ小間について
従来の1小間用に加え、ニーズの多かった2小間用を用意。

●申し込み関連のスケジュール
出展申し込み受付開始
2014 年10 月1 日(水)

出展申し込み受け付け締切
2015 年4 月30 日(木)
※ただし満小間になり次第締切、
受付を終了

出展者説明会
2015 年6 月中旬

各種届け出用紙申し込み期限
2015 年7 月下旬

搬入期間
2015 年10 月16 日(金)~20 日
(火)5 日間 ※搬入期間を前回の4日間から5日間に変更

開催期間
2015 年10 月21 日(水)~10 月24 日(土)

搬出期間
2015 年10 月24 日(土)閉幕後~25 日(日)
(注)消費税の税率が、2015 年10 月1 日より8%から10%に変更予定のため、消費税法に基づき、MECT2015開催期間の税率である10%にて金額を表示している。

セコ・ツールズが加工の最適化に向けてSMG 分類システムを拡張、簡素化

セコ・ツールズがこのほど、SMG(セコ被削材グループ)分類システムの最新版を発表した。最新版で は、フライス加工、旋削加工、穴加工などの加工時に発生する切削工具と被削材の複雑な相互作用がさらに理解しやすくなった。SMG v2 改訂版には、新しいデータが盛り込まれたほか、内容を整理して簡素化し、従来よりも多くのユーザーが金属切削加工や生産性向上の基礎として分類システムを活用できるようにしている。最新版は、PCBN、PCD、セラミックスなどの最先端の工具材質に関する最新情報を盛り込み、被削材分類にも、鋼、鋳鉄、非鉄材、超合金、チタン、プラスチック、複合材などの幅広い材質レンジの内容を掘り下げている。分類システム内の色分けされたグループは、材種別の ISO カテゴリを示す一方、包括的な相互参照リストは、その被削材の処理方法(たとえば、通し焼き入れのための焼きなまし、焼き入れ、焼き戻しなど)に応じて異なる SMG グループのどこに分類されるかを示す。さらに、各 SMG カテゴリには、個別の用途に切削データを採用できるか判断するための参照被削材の詳細が含まれる。SMG v2 では、総合的なデータを整理し、関連データをすべて簡潔かつ論理的に提示し、ある特定の被削材に最適の切削工具と切削パラメータをユーザーがすばやく簡単に特定できるようにしている。同社では、相対的な被削性指数レベルではなく、被削材をタイプ、性能および特性により分類している。簡素化された切削条件表形式はセコ・ツールズの全製品のカタログに共通して採用されている。また、新しいデータ表示形式では、すべての工具タイプに適用される表を使用するとともに、推奨の切削工具も記載している。

三菱マテリアルが高送りラジアスカッタ「AJXシリーズ」に難削材加工用「JLブレーカ」を追加

三菱マテリアル 加工事業カンパニ-(カンパニ-プレジデント:増田照彦 住所:東京都千代田区大手町1-3-2 経団連会館11階)は、高送りラジアスカッタ「AJXシリーズ」に難削材加工用ブレーカを追加し、このほど販売を開始した。

高送り加工用ラジアスカッタ「AJXシリーズ」は、高能率加工の一つ低切込み高送り加工において発売開始以降高い評価を得ており、今回、難削材とされるチタン合金・耐熱合金の加工に、有意な切れ刃を持つ「JLブレーカ」を追加発売することとした。

難削材加工用ブレーカ「JLブレーカ」の主な特長は、以下の通り。



① 主切れ刃の角度を切れ味重視の低抵抗設計にし、耐熱合金・チタン合金の加工に最適化。
② 低抵抗設計のために切削熱の上昇を抑え、熱による摩耗を抑制。
③ 従来金型工具としての高送りラジアスカッタであったが、このブレーカの追加により用途が拡大。

8月分工作機械受注総額は1281.9億円 日工会

日本工作機械工業会がまとめた8月分の受注実績は以下の通り。2014年月8月分工作機械受注総額は、1281.9億円(前月比+0.3%・前年同月比+35.5%)となった。受注総額は、6カ月連続の1200億円超。1000億円超は12カ月連続内外需とも前月から高水準の受注が継続。内需は政策効果が顕在化し、3カ月連続の400億円超と髙水準の受注が継続。政策効果もあり、設備投資が中小企業にも波及。外需は6カ月連続の800億円超で、2カ月連続の850億円超。夏期休暇の影響も見られたが、スポット受注などにより前月比増加。今後も内需、外需とも回復基調で推移すると見込まれるが、中国の電気・精密向けスポット受注の動向も注視。

8月分内需

419.4億円(前月比△2.0% 前年同月比+18.5%)。・前月比4カ月ぶり減少、前年同月比14カ月連続増加。・3カ月連続の400億円超。主要産業を中心に堅調な推移。・政策効果が顕在化し、中小企業でも設備投資に前向き。今後も高水準の受注を期待。① 一般機械  175.8億円(前月比△6.7% 前年同月比+29.2%)  うち金型   20.4億円(前月比△20.6% 前年同月比△1.8%)② 自動車   141.9億円(前月比+4.9% 前年同月比+23.7%)  うち部品   108.1億円(前月比+24.4% 前年同月比+42.3%)③ 電気・精密 33.0億円(前月比+24.4% 前年同月比+33.9%)④ 航空機・造船・搬送用機械 9.1億円(前月比△45.0% 前年同月比△70.8%) 

8月分外需

862.5億円(前月比+1.4% 前年同月比+45.7%)。・前月比は3カ月連続増加、前年同月比は10カ月連続増加。・6カ月連続の800億円超。高水準の受注が継続。・夏期休暇等の影響から欧州は減少するも、アジア、北米は増加。・アジア:487.0億円(前月比+7.6% 前年同月比+107.3%)・東アジア:406.5億円(前月比+21.1% 前年同月比+155.1%)〈中国〉:339.2億円(前月比+21.4% 前年同月比+200.7%)・その他アジア:80.4億円(前月比△31.2% 前年同月比+6.6%)〈タ イ22.1億円(前月比△33.3% 前年同月比+7.1%)〈インド〉:13.9億円(前月比△42.9% 前年同月比+47.0%)① 欧州:140.9億円(前月比△17.2% 前年同月比+31.7%)〈ドイツ〉:50.5億円(前月比△5.3% 前年同月比+55.9%)② 北米:224.1億円(前月比+3.6% 前年同月比△6.0%)〈アメリカ〉:192.5億円(前月比+3.3% 前年同月比△9.1%)

工場に革新を! ヤマザキマザックのコア技術スムーステクノロジーに注目! CNC装置「MAZATROL SmoothX(マザトロール スムースエックス)」を発表

ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏)が、このほど工場に革新をもたらす独自のCNC装置『MAZATROL SmoothX(マザトロール スムースエックス)』を発表した。

1981年に業界初の対話型CNC装置を投入し、業界に旋風を巻き起こした『MAZATROL』。今回発表した『MAZATROL SmoothX(マザトロール スムースエックス)』は30年以上に及ぶ独自技術が搭載され、今回で第7世代となる。

この商品は本年10月30日から東京ビッグサイトで開催される「JIMTOF2014」で販売を開始するが、これに先立ち、先日記者発表会が開かれた。同社では、この製品について、「創造力によるNC装置開発製造の集大成とも呼べる」としており、新たに19インチのタッチパネルを採用するなど操作性の飛躍的な向上や加工時間の大幅な短縮、そして工場経営のサポートまでを“スムース”に行うCNC装置として満を持して市場投入する。
製品の歴史を踏まえながら技術的な優位性についてレポートする。

MAZATROLの歴史と、生産現場を取り巻く状況

説明する北山常務執行役員営業本部長
説明する北山常務執行役員営業本部長
ヤマザキマザックが工作機械をコントロールする同社独自のNC装置を搭載したのは1981年。これ以前のNC装置といえば工作機械をコントロールするプログラム専用の言語とプログラムの作成が必要だった。専門知識を有するオペレータでしかプログラムすることのできなかったEIA/ISOプログラムを人間言語による対話式プログラムにし、切削条件など自動決定機能の採用で経験の浅いオペレータでもCNC装置の誘導に従って簡単に加工プログラムを製作できるようにしたのが始まりである。今から30年以上も前にデビューした『MAZATROL』は、当時、斬新で画期的な対話型NC装置として旋風を巻き起こした。

最近の生産現場を取り巻く状況について北山 稔 常務執行役員 営業本部長は、「先進国の生産人口の減少もみられ、熟練工も不足している。新興国へ生産のシフトもあるが、賃金の高騰や品質問題もあり、一部は先進国に回帰する動きもある。工作機械はスマートフォンのような超量産に適したモノから、航空機やメディカルなどの一品ものまで、両極端な要求に応えていかなければならない環境にある」と説明。そこで同社が目指すものを「高機能、高生産の追究である」とした。

「多様な機能を持つことで工程集約を図る複合加工はもちろん、職人の五感に置き換わってマシン自体が感知して自らアクションを起こすマシンのインテリジェント技術も進化する。また、工場全体の機械を手に取るようにみえるようにするインターフェースや、生産から経営までサポートするトータルソリューションの追究もしていく」(北山営業本部長)

MAZATROL SmoothXの技術的優位性 ①操作性の飛躍的な向上

岡田常務執行役員技術本部長
岡田常務執行役員技術本部長
今回発表した『MAZATROL SmoothX』には、①操作性の飛躍的な向上、②加工時間の大幅な短縮、③工場経営のサポート――の3つの優位性が挙げられた。

岡田 聡 常務執行役員 技術本部長は、ハード的な特長を、「従来操作盤に搭載しているキーボードがなくなった。スマホやタブレットを操作する感覚で機械のオペレーションができるイメージです。キーボードは入力時に自動表示し、3Dモデル操作もスマホ・タブレット感覚で移動や回転、拡大や縮小が自由自在。薄くフラットな操作盤形状は、身長の高い低いに関係なく、オペレータの使いやすさを考慮したエルゴノミクス・デザイン(人間工学に基づいたデザインのこと)であり、自由な角度調整ができるようになっている」と説明した。たしかに身長の低い方が操作する場合、脇が高い位置で操作をするとなると非常に疲れる。一方、身長の高い方も角度を合わせれば楽な姿勢が保てる。いずれにせよ、作業者は脇を閉めた状態にしたほうが疲れにくい。ちなみに、タッチパネルの大きさは19インチだが、このサイズを採用した目的を岡田技術本部長は、「一目みたときに右から左まで一目でわかる。一目でいろんな情報が得られるサイズ」だと応えている。

3Dモデルによる全く新しい対話型プログラム作成について説明があった。
ツールパスをタッチすればEIAプログラムの該当箇所へ瞬時に移動する「QUICK EIA」機能、加工形状や工程を確認しながらプログラムすることでプログラムミスを防止する「QUICK MAZATROL」によりプログラム作成時間の短縮をすることができるとのこと。また、5軸加工の動きを完全に再現する高速リアルシミュレーションにより加工シミュレーションの時間が大幅に削減できるようになった。

従来は図面を見て、そこに書いてある数字、例えば径はいくつか、長さはいくつか、と数値入力していたが、新商品である『MAZATROL SmoothX』にはその煩わしさがなくなった。ユーザーの3Dデータを入れ込み、その3Dデータをそのまま使って即座にプログラム変換する。このような新しいプログラム作成方法の採用で、プログラム作成のキー操作が8割も削減されたという。また、従来はプログラミングをしたあと、どのような形状にプログラミングされたか――という形状を確認する部分が別々の画面で存在していたが、この点についても、「従来、いちいち切り替えながら作業をしていたが、対話とプログラムを組む、加工工程、プログラムに合わせた3D形状、プログラムに合わせた3D形状、プログラムをしたあとのワークの形状が揃って表示され連動される仕組みであり、オペレータがなにをしようとしているのか、入力ミスがあったのかどうなど、一目で確認できるように見える化をしている」と岡田技術本部長。なかなか頼もしいシステムである。

MAZATROL SmoothXの技術的優位性 ②加工時間の大幅短縮

薄型で操作製抜群! 奥山デザインを採用している。
薄型で操作製抜群! 奥山デザインを採用している。
『MAZATROL SmoothX』のプログラムの革新はこれだけではない。
例えば穴加工の場合を例にとると、同じような穴がいくつもあいているような場合は、ひとつの穴をタッチすると、同じ形状の穴が全部拾い上げられる。それをインプットすると、全て同じ形状の穴のプログラムが完了する。従来のように図面をみて、X、Y、Zと座標をチェックしながら同じような形状の穴を何回もプログラムすることは不要になったのだ。

3Dデータからダイレクトにプログラムを作成することで、プログラムミスや入力ミスもなくなる。3D形状がしっかりしていれば間違うこともない。ポカミス防止に非常に簡単かつ有効な機能である。

細かいことだが、サーボ制御のハイゲイン化とCPU能力アップにより、基本制御性能が従来比4倍に跳ね上がっているのも嬉しい。また、5軸加工がスムースになるという新加工機能には、独自の簡単チューニング技術が搭載されていた。

“コーナー滑らか制御”では、コーナー部の不要な減速を排除することで、振動低減、切削面の形状精度向上と加工時間を短縮する仕組みが盛り込まれている。振動する軸の組合せに応じて最速な加速度が選択でき、加工時間を短縮する。また、加工物の形状や加工方法に合わせて、ユーザー自身が画面上で簡単チューニングでき、機械の性能を最大限に引き出す。

MAZATROL SmoothXの技術的優位性 ③工場経営のサポート

工場経営サポート機能のメリットは、オープン化によるデータ一括管理・生産システムの統合だ。データ内容の公開により、ユーザー独自のアプリケーション開発も可能になる。オフィスのパソコンで設備の稼働状況やメンテナンス情報を一括管理・分析してくれるうえ、稼働実績のグラフ表示や計算機能付きという生産性の改善に向けた機能も充実している。スマホやタブレットなどの外部端末から設備の稼働状況を監視できることも嬉しい。なお、異常発生や加工完了時にはメールで通知し、注意を促してくれる親切機能も付いていた。

同社では、「『MAZATROL SmoothX』を単なる対話型プログラミング装置ではない。高能率・高精度加工を実現し、顧客の生産性向上をトータル・サポートする新しいシステム“Smooth Techonology(スムーステクノロジー)”を構成するコア技術のひとつとして位置付けている」としており、このテクノロジーは、以下の3つのコア技術により構成される。

①先進的な機械デザイン。
②進化したMAZATROLとソフトウェア群→MAZATROL SmoothXと工程支援ソフトウェア。
③先進的な技術サポート。

『MAZATROL SmoothX』は、10月30日~東京ビッグサイトで開催のJIMTOF2014で販売を開始し、マルチタスキングマシン(複合加工機)シリーズの『INTEGREX i』シリーズ、『INTEGREX e』シリーズ、5軸加工機『VARIAXIS』シリーズ、『VORTEX i』シリーズに搭載する。

アマダがダイナミックハイパフォーマンスバンドソー 「DYNASAWシリーズ」完成! ~シリーズ化でオプションも充実~

左=DYNASAW-430 右=DAYNASAW-530
左=DYNASAW-430 右=DAYNASAW-530

写真左=DYNASAW-430 右=DAYNASAW-530




アマダ(社長=岡本満夫氏)は、9月5日(金)、6日(土)に神奈川県伊勢原市のアマダ・ソリューションセンターにおいて開催する「DYNASAW(ダイナソー)フェア」でダイナミックハイパフォーマンスバンドソー「DYNASAW-530」を発表した。

DYNASAW は生産性と使いやすさ、作業の安全性や環境への配慮を追求したバンドソー。昨年11月に「DYNASAW-430」を発売し、好評を博したのを受け、このほど「DYNASAW-530」を発売し、「DYNASAW シリーズ」として販売を展開する。今回は、シリーズ化に伴い、豊富なオプションも取り揃え、ユーザーの加工シーンにおいてさらなるパフォーマンスを発揮する。

DYNASAWシリーズ 主な特長

1.切断コアテクノロジーの刷新
・新設計のダブルガイドフレーム(ダイナミックフレーム)による安定した加工。
・多種多様な鋼種、形状に対応したCNC による最適切削条件の自動設定。

2.使いやすさの徹底追求
・材料の搬入・搬出部はオープントップで、ロングストロークバイスを採用。
・製品のワイヤ掛けの負担を軽減する機能(クイックホイスト機能)を搭載。

3.エコロジー・エコノミーの向上
・材料の歩留りを向上(残材35 mm)。
・切粉を一発洗浄する切粉自動洗浄機能(チップフラッシャー)を搭載。

■□■DYNASAWシリーズ オプション例■□■

1.多式バイス
・小径材の束ね切断時、材料が跳ね上がらないように上部からクランプ。
・使わないときは取り外すことなく、本体内に収容可。

2.バイス減圧弁
・バイスのクランプ力を調整することでパイプ材などをクランプしたときの変形を防止。

3.RT コンベヤー
・1 本目の切断が終了すると残材がコンベヤーレーンに戻り、コンベヤーレーンが入れ替わって次の材料を搬入しバンドソーの稼働率向上を図る装置。

また、DYNASAW シリーズ向けとして、アマダ独自の高性能刃材(M71)とレーザ加工技術によって開発された革新的な歯形を特長とした高性能ハイスバイメタルブレード「DYNABAND」も順次発売する。DYNASAWとの組み合わせにより高速、高品質な切断を実現する。

◆発売開始時期 : DYNASAW-430(販売中)/DYNASAW-530(2014 年11 月)
◆年間販売目標台数 : シリーズ合計 180 台/年(グローバル)
◆販売価格(単体機) : DYNASAW-430 1,260 万円/DYNASAW-530 1,440 万円
(どちらも税別価格)