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ダイジェット工業 高硬度材加工用「EZハードドリル」を新発売

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 ダイジェット工業が好評を博しているEZシリーズから新製品「EZハードドリル」(EZH形)の販売を10月から開始する。

 この製品は、高硬度材の穴あけ加工で長寿命、高精度加工を実現するために開発したコーティング被膜「DH1」(ダイジェット・ハードコート)とその被膜を活用した高硬度材加工用ドリル。高硬度材の穴あけ(70HRCまで対応/有効加工深さ:5×Dc)加工で優れた性能を示す。特長は以下の通り。

 ① 高い硬さと靭性を有する微粒子系超硬母材と耐高温酸化性・耐衝撃性および密着性に優れた高硬度材用新コーティング被膜「DH1」の採用により、耐熱性・ 耐摩耗性に優れ長寿命化を実現。70HRCの高硬度材でも安定した穴あけ加工が可能。

 ② 心厚が一般超硬ドリルの1.6倍以上でドリルの曲げ剛性・ねじれ剛性が高く、曲がりや折損を抑制する。

 ③ 弱ねじれ15と外周肩部にコーナRを設け耐チッピング性を向上、高硬度材に適したシンニング形状により中心部の耐欠損性と切りくず排出性を向上した。

■サイズと価格
 ・レギュラタイプ:φ2~φ16.1(全219形番)
 ・ロングシャンクタイプ:φ2~φ5(全21形番)
 ・0.02mmオーバーサイズタイプ:φ2.02~φ16.02(全18形番)
 標準価格:5,470円~18,900円(税抜価格)

 

タンガロイ 高送りカッタ「AddDoFeed(アド・ドゥー・フィード)」を新発売

210924タンガロイ


 タンガロイが工具径φ8~25mmに対応する小径の高送りカッタ「AddDoFeed(アド・ドゥー・フィード)」を追加し販売を開始した。

 この製品は、高送りカッタとして10年来好評博している「DoFeed(ドゥー・フィード)」シリーズの経済性と加工能率の高さはそのままに小型部品の加工に適したもの。小型部品の加工にはソリッドエンドミルが多く使用されているが、溝加工や掘込み加工といった負荷の高い加工を行う際は、工具剛性が低い小径ソリッドエンドミルでは切込みや送りを上げられず、加工時間が伸びる傾向にある。

 このような加工に対して、高送りカッタ「AddDoFeed」は、内接円径φ4.0mmの小さなインサートの採用と、工具径φ16mmで4枚、φ25mmで7枚となる多刃仕様ボディの組合せで、汎用の小径ソリッドエンドミルよりもはるかに高能率な加工が可能となった。

 非常に小型のインサートを使用しているが、「DoFeed」シリーズの特長である経済的な両面仕様4コーナタイプのインサート、切りくずの噛み込みを防ぐインクリネーション、また大きなすくい角により切削抵抗を下げ安定加工が可能、というコンセプトはそのまま踏襲しており、幅広い被削材で高送り加工が可能だ。

 同社では、今回の新たなシリーズの発売により、「DoFeed」シリーズに設定している大径レンジ06サイズ、中径レンジ03サイズに加え、「AddDoFeed」で小径レンジに対応するなど、あらゆる被削材と加工形態において、超高能率加工を提供するとしている。

■主な形番と標準価格
 ・EXN02R016M16.0-04:36,500円
 ・LNMU0202ZER-MM AH3225:1,210円
 計21アイテム(いずれも税抜価格)

アマダプレスシステム 順送プレス加工自動化システム「ALFAS」販売開始

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 アマダプレスシステムが「iⅢ」制御を搭載したプレスマシンとレベラフィーダの操作画面・制御を一体化した順送プレス加工自動化システム「ALFAS」の販売を開始すると発表した。まず初めに9月から「SDE-1515iⅢ+ ALFAS-03KR」を発売する。

 「ALFAS」は、これまでそれぞれのマシンで個別に操作・制御していたものを、1つの操作盤に集約した。これにより運転、設定、段取りまでまとめて設定ができるようになり、作業性が向上した。加えて、製品ごとのプログラム番号による一連のデータ管理が可能になった。

 近年、プレス加工現場では少子高齢化に加え熟練技能者の引退などの人手不足を背景に、段取りや操作の簡易化・省力化に対するニーズが高まっている。「ALFAS」はこのような課題に対し、煩雑だった操作性の改善と、「iⅢ」制御の搭載による視認性・操作性の向上により、オペレーターによる段取り操作の簡易化や作業負担の削減、生産性の向上をサポートする。

「SDE-1515iⅢ+ ALFAS-03KR」の主な特長

(1)高速送りによる生産性の向上 
 従来の標準送り速度に加え、トップスピードの速度を上げた高速モードを新たに搭載した。板幅や板厚、降伏点応力が低い材料の場合、高速モードを選択することでトップスピードが約40%上がり、生産性が向上する。

(2)「送り装置タイミング設定※」による段取り操作の簡易化 (特許出願中) 
 従来、プレスマシンとレベラフィーダを連動させるためには、金型に合わせてプレスマシンのロータリーカムスイッチやポジションスイッチを手動で設定する必要があった。「ALFAS」は、試打ち時にプレスマシンの内蔵ロードモニターから検出された荷重波形により、金型の加工開始・終了位置を自動で検出できるため、パイロットピン高さやワーク高さの入力によりレベラフィーダのリリース、送りスタート、送り干渉のタイミングを自動で設定できる。

(3)品質向上と省力化を実現する「簡易アナログループ制御」搭載 
 従来、コイル材をプレスマシンに送る際、アンコイラの回転時に起動と停止を繰り返すため、コイル材が緩む「バラケ」が発生していた。本機に標準搭載した「簡易アナログループ制御」はアンコイラの巻き出し速度をラインスピードと等しくすることにより、自動運転中にアンコイラが停止することなく一定速で回り続け、安定した挙動となるためバラケを抑制する。これにより、ループ形成時の材料擦りキズを削減するとともに、コイル材の途中交換も容易になり、製品品質向上とオペレーターの負担軽減につながる。また、コイル外径の入力ミスでの巻き出し異常を防止するため、上下限の光電センサーによりシステムを停止する機能を備えている。

「SDE-1515iⅢ+ ALFAS-03KR」 システム仕様
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DMG森精機 ロボットシステム「MATRIS Light(マトリスライト)」を開発

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 DMG森精機は、自動化が必要な時に、必要な設備ですぐに使えるフレキシブルなロボットシステム「MATRIS Light(マトリスライト)」の販売を開始した。

 このシステムは、手押し台車に人協働ロボットを搭載した自由に移動可能なロボットシステム。作業者1名で手押し台車を使用中の工作機械の前に配置するだけで、短時間でワークの搬入出を自動化することができる。使用しない時は移動させて、自動化が必要な時に必要な設備で利用できるため、多品種少量生産の自動化を短時間で実現し、オペレータが不在時の急な機械稼働でも自動化で生産をサポートする。また、多彩な周辺装置を準備しており、さらなる高度な自動化システムにも対応する。

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作業者が手押し台車にて簡単に配置可能

 

主な特長

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MATRIS Lightの設置例

 

●作業者1名でロボット搭載の手押し台車を移動可能
●セットアップ時間わずか5分で自動化を実現
●手押し台車は縦600 × 横900 × 高さ1,700 mmのコンパクトサイズ
 ・オペレータの作業スペースに相当
 ・自動化システム用に個別のスペース確保が不要
●フロア面積1.4 m2の省スペース
●計測装置や洗浄装置などさまざまな周辺装置との接続が可能
●ダイレクトティーチ機能により、ロボット操作の専門知識がなくても容易にティーチング可能
●最大可搬重量5 kg
●人に触れるとすぐに止まる高感度なロボット停止機能により、フェンスの設置不要
●DMG MORIの幅広いラインアップの工作機械に使用可能
 ・使用中の工作機械への後付けも可能
●導入に伴う大規模な設備変更は不要ですぐに使用可能
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オーエスジー ハイスエンドミルの価格を改定

 オーエスジーが高速、高耐久化ニーズの高まりに伴い、近年、エンドミル加工が超硬化にシフトしていることから、10月1日受注分よりハイスエンドミルの価格を改訂する。

 同社では、今後も一層、エンドミル加工の超硬化ニーズが加速すると推察しており、今後の需要減少は避けられないとして生産性向上とコスト削減に取り組んできたが、生産量減少の影響は大きく各種活動では吸収しきれない状況であると判断した。その一方で、1970年にハイスエンドミルの生産・販売開始以来、現在に至るまで顧客からは安定加工や突発的なトラブル削減の根強いニーズを受けており、同社では引き続き、顧客のニーズに対応していくため、品質向上と安定供給のために価格改定を実施する。

(1)対象製品と改定率
 ・ハイスエンドミル 標準品:15%
 ・ハイスエンドミル 特殊品:都度見積もり

(2)実施時期
 2021年10月1日 受注分より
 

砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会「研削焼けの見える化 ~インプロセスおよび非破壊計測による研削焼けの検出~」をテーマに研究会を開催

 砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会が、10月22日(金)に「研削焼けの見える化 ~インプロセスおよび非破壊計測による研削焼けの検出~」をテーマにオンラインで研究会を開催する。

 熱処理された量産部品の加工では仕上げ加工として研削加工が多く採用されている。量産部品として研削仕上げ部の表面硬度を保証する必要があるが、一般的な硬度測定法は破壊検査であり、完成品そのものを保証することができない。今回の研究会では製品の全数品質保証を目指して研削焼けによる硬度低下をインプロセスおよび非破壊で検出する方法の取り組みを紹介する。

概要

主 催:公益社団法人砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会
日 時:2021年10月22日(金) 13:00~17:00
会 場:Cisco Webex Meeting を用いてオンライン開催

13:00~13:05  開会挨拶

13:05~13:55  講演1「研削焼けの原因と対策について」
滋賀県立大学 名誉教授 中川平三郎 氏

13:55~14:45  講演2「AE信号による研削焼けの検出」
 日本フィジカルアコースティック 西本重人 氏

14:45~15:05 <休 憩>

15:05~15:55  講演3「3MA (Micromagnetic Multiparameter Microstructure and Stress Analysis)装置 による内部硬度分布測定」
 構造計画研究所 上谷佳祐 氏

15:55~16:45  講演4「渦電流法による研削焼けの検出」
 ケンオートメーション  宮原 拓也 氏

16:45~16:50  閉会挨拶・事務連絡 

【参加費】次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会会員:5 名まで無料、非会員:15,000 円 (1社当り2名まで参加)。Webシステムの契約上、PC接続数は200台までとなっているため当面はPC2台/社に制限する。ただし、場合によっては、接続に余裕がある場合もあるので3台接続を希望する会員は事務局に要相談。

【申込締切日】2021年10月15日(金) 
(注)当日キャンセルの非会員には、すでに準備に費用がかかっているため参加費を請求する。
↓申し込み用紙はこちら↓
http://spe.mech.saitama-u.ac.jp/mysite5/application2021Web-Ver2.pdf

■問合せ/申込先■
砥粒加工学会次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会事務局 田附宙美まで。 
FAX:048-829-7046,E-mail : sf-office@mech.saitama-u.ac.jp

 

2021年8月分工作機械受注総額は1,259.0億円 日工会 

 日本工作機械工業会がこのほどまとめた2021年8月分の受注実績は以下の通り。
 2021年8月分工作機械受注総額は、1,259.0億円(前月比△6.7% 前年同月比+85.2%)となった。受注総額は、3カ月ぶりの1,300億円割れも、6カ月連続の1,200億円超。夏期休暇の影響もあり、内外需ともに前月比減少。1,000億円超は7カ月連続。
    
 内需は445.8億円(前月比△1.8% 前年同月比+93.2%)で、8月は夏期休暇や新型コロナ感染拡大による影響があったものの補助金採択分の受注が下支えし、前月比は一桁の減少にとどまる。

 外需は813.3億円(前月比△9.2% 前年同月比+81.1%)で、夏期休暇や中国の減少等の影響もあり、6カ月ぶりの850億円割れ。主要3極では、回復が顕著な北米のみ前月比増加。

 8月は一時的に落ち着いたものの、全地域的に回復が継続。一方、新型コロナの感染状況、部材不足について引き続き注視。

8月分内需

 445.8億円(前月比△1.8% 前年同月比+93.2%)。

 ・2カ月ぶりの450億円割れも、3カ月連続の440億円超。
 ・前月比3カ月ぶり減少。前年同月比6カ月連続増加。
 ・8月は例年、夏期休暇等の季節要因で前月から減少する傾向にあるが、本年は補助金の採択案件がした支えし、前月比の減少幅は僅少。

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(出所:日本工作機械工業会)

8月分外需

 813.3億円(前月比△9.2% 前年同月比+81.1%)

 ・6カ月ぶりの850億円割れも、6カ月連続の800億円超と高水準持続。
 ・前月比2カ月ぶり減少。前年同月比10カ月連続増加。
 ・主要3極では、北米のみ前月比増加。夏期休暇等の影響で、アジア、欧州は前月比減少。

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(出所:日本工作機械工業会)


 

経産省・2021年7月度機械統計 機械工具生産動態調査

 2021年7月度 経産省・機械工具生産動態調査(機械統計)は以下の通り。

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「JIMTOF2022」が過去最大規模で開催

 210905JIMTOF2022日本工作機械工業会(会長=稲葉善治 ファナック会長)と東京ビッグサイト(社長=石原清次氏)は、2022年11月8日(火)~13日(日)の6日間、東京ビッグサイトで「JIMTOF2022 第31回日本国際工作機械見本市」を開催するにあたり、8月19日にオンライン会見を開いた。

 JIMTOFは、工作機械や周辺機器が一堂に会する総合見本市であり、最先端の技術と製品が世界中から集結する世界最大級の工作技術ショー。今回で60周年を迎える。

 「JIMTOF2022」は、会場として東京ビッグサイト東・西展示等に加え、南展示等を新たに利用し、総展示面積118,584㎡と過去最大規模で開催する。

 会見の中で、日本工作機械工業会の柚原専務理事は、「工作機械産業を取り巻く環境は、社会経済が不確実性を内在する状況にあっても製造業のイノベーションが着実に進んでいる。ロボットと周辺装置を組み合わせた自動化技術の進化、5Gを活用した多数機器の周辺接続の普及、デジタルトランスフォーメーション、DXの加速などが起きている。また、地球環境問題への対応のため全世界的にカーボンニュートラルに向けた取り組みが進められており、自動車産業では電動化に拍車がかかっている。変化のうねりを捉え、ユーザーニーズとして適用していくことが工作機械業界の成長にとって必要であることは論を待たないと考えられる。これらの多様化するニーズに対し、ものづくりの総合見本市であるJIMTOFにでは内外の有力メーカーを一同に集め、あらゆる製造現場の要請に即したハイエンドマシンや先端テクノロジーを展示することによりユーザーの価値創造に貢献する最適なものづくりを一同にソリューションすることを目指して進めていきたい。また、日本のものづくりを支える製造業界の社会的認知度をさらに向上させることに資する企画、あるいはイベントを積極的に盛り込んで業界の未来を担う人材の発掘、育成につなげていきたい。」と考えを示した。

 続いて東京ビッグサイトの津国常務が、「JIMTOFは、1962年の初開催から半世紀を経過し、JIMTOF2022の開催で60周年を迎える。JIMTOFの基盤となる製造業の技術は、その間にも日進月歩し、近年ではさらにAIの進化、通信の高速大容量化等によるDXの活用など、生産技術の革新が続いている。JIMTOFはこれまでもその時代、時代における製造業の最先端技術を国内外へ発信し続けてきた。このようなめざましい技術革新が続く時代においてこそJIMTOFは最新の技術や製品の展示、発表する場として、また、最先端の技術を競う質の高い見本市として現状に満足することなく、より一層世界にその存在感を示していくことが重要となる。今回は、これまでの東西全館に加えまして南展示棟も利用した過去最大規模で開催し、これまで以上に多くの最新鋭、最先端の製品、技術を集結し披露する。さらにデジタルツールの拡充、活用により出展者、主催者から世界へ向けた情報発信力を強化することも予定している。これらの取り組みによって技術と技術、人と人、そして技術と人が巡り会い、技術革新につながっていくことを願っている。」と期待を込めた。

 「JIMTOF2022」のキービジュアルは、JIMTOFを未来へ続く扉に見立て、扉の中で最先端の技術と人が出会い、結び付き、そして光とともに世界へと発信されていく様子を表現している。キャッチコピーの「開かれる扉(みらい)、世界を動かす技術の出会い」にはJIMTOFで多くの素晴らしい出会いが生まれ、産業の躍進につながってほしいという思いが込められている。

JIMTOFは扉であり、扉が開かれる―――JIMTOFが開催されることによって、そこから製造業の未来も開かれていくとを示している。

JIMTOF2022の特長

① 最先端技術・製品をいち早く披露 ~国際技術ショーとしての魅力向上~ 
 JITMOFでは、毎回半数を超える出展者が「初披露」の製品を出展。JIMTOFに焦点を合わせ、新製品開発を進めている出展者が多いことから、新製品・技術をいち早く見学できる展示会として高い評価を博している。
 
②デジタルPRツールの拡充・活用 ~リアル開催への期待感を醸成~ 
 JIMTOF2022ではリアル開催を重視しながらも、オンラインを「リアル開催への期待感を醸成するためのツールの一つ」として位置づけ、オンラインカタログ機能や公式Webサイト上での情報発信サービスを拡充する。オンライン上での情報発信を強化することで、リアル開催への期待感を醸成させ、来場誘致・商談の活性化を図りる。
 
③時代のニーズに即した最適な併催企画 ~魅力溢れる併催イベント・企画展示~ 
 JIMTOF2022では出展者の展示だけでなく、主催者として併催企画も多く実施をしている。多彩な講演会や、最新技術トレンドを体感できる企画展示、製造業全体の未来を担う学生を対象とした学生企画など、「国際技術ショー」としてのプレゼンスを発揮する企画を展開していく。今回は新たに加わる南展示棟エリアで、特別企画「Additive Manufacturingエリアin JIMTOF2022」を実施。成長が見込まれる注目トレンドであるAM製品・技術を一堂に会するエリアを設け、発信力を強化していくことで、新しい商談機会を創出する。

■開催概要 
名   称:JIMTOF2022(第31回日本国際工作機械見本市) 
会   期:2022年11月8日(火)~11月13日(日) 
開催時間:9:00~17:00(最終日9:00~16:00) 
会   場:東京ビッグサイト 全館(東・西・南展示棟) 
主  催:一般社団法人日本工作機械工業会 / 株式会社東京ビッグサイト 
出展対象:工作機械 / 鍛圧機械 / 工作機器 / 機械工具(切削工具、耐摩耗工具) / ダイヤモンド・CBN工具 / 研削砥石 / 歯車・歯車装置 / 油圧・空気圧・水圧機器 / 精密測定機器 / 光学測定機器 / 試験機器 / 制御装置および関連ソフトウェア(CAD、CAM等) / その他工作機械に関する環境対応機器装置・機器・資材・製品・技術及び情報

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〈今後のスケジュール〉
 

210905JIMTOF2022 今後のスケジュール

 

タンガロイ「Tung-Tri」に最大切込み3.5mm対応の04サイズを追加

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 タンガロイは、昨今、3Dプリンティングや鍛造/鋳造技術の向上により、取り代が少ない加工に対する要望が増えていることを受け、これらの加工の最適解として、直角肩削りカッタ「Tung-Tri(タング・トライ)」に最大切込み3.5mm の04サイズを追加し、全国で発売を開始した。


 切れ味の良い3コーナ仕様インサートを採用した「Tung-Tri」シリーズは、精度や能率、さらに経済性の高さで好評を得ている直角肩削り用カッタ。06、10、15の3サイズのインサートを揃え、加工部品や除去量の大きさによって、最適な工具を選択できる。

同シリーズのコンセプトはそのまま継承しつつ、それを内接円径φ4.0mmという超小型インサートで実現し、工具径φ16mmで4枚刃、φ25mmで6枚刃など、従来品の1.5~2倍の多刃化を実現し、高能率加工を可能にしている。また、底面側の加工面品位も非常に高く、狭窄部の平面加工用としても十分使用できる。

TungTriの特長

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(1) 幅広いラインアップを誇る経済的な直角肩削りカッタ
 経済的な3コーナ仕様インサートは、ヘリカル切れ刃と大きな軸方向・半径方向すくい角を持ち、高精度加工と低抵抗を両立させている。インサートサイズは15、10、06、04の4種類をラインナップ。チップブレーカには、汎用型、非鉄金属加工型、切りくず分断効果のあるチップスプリッタ付き切れ刃の3種類を設定している。さらに、ボディも小径の柄付きタイプから大径のラフィング用までを揃え、広範囲な部品形態で高精度、高能率な肩加工を実現する。

(2)幅広い領域での加工が可能
 すくい角が大きく切削抵抗の低いインサートは、逃げ面に特殊な多段形状を持たせることで鋭い切れ味と高い刃先強度を両立させている。また、ボディに不等ピッチを採用することで、加工中のびびりを抑制している。これらの組合せによって、「Tung-Tri」シリーズは非常に幅広い加工領域で、びびりの少ない安定した高精度肩加工を実現する。

■主な形番と標準価格(税抜価格)
●ボディ

 ・EPA04R016M16.0-04:35,800円
 ・EPA04R025M25.0-06:50,700円
 *計15アイテム

●インサート
 ・TOMT040204PXER-MM AH3225:930円
 ・TOMT040208PXER-MM AH120 :930円
  *計8アイテム